ストーカー、その正体は……。
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「ふむ、よく撮れている」
終業後で他には誰もいないオフィスで、バージルに相談を持ちかけたディーヴァ。
バージルは、ディーヴァから見せられた盗撮写真を見て開口一番にそう漏らした。
「盗撮写真なんかほめないで」
「ああ、すまない。無言電話に、盗撮写真、住居侵入と物の移動……典型的なストーカー被害だな」
「昨日なんかベッドシーツがぐっちゃぐちゃにされてたんだよ。行動がどんどん激しくなってる気がするし……今夜帰るのがこわいよ」
眉を八の字に垂れさせ、ディーヴァは困った顔をした。
それを見たバージルは、無言で立ち上がると帰り支度を始めてしまった。
「行くぞ」
「え?」
「何をしている。電気街に行くぞ」
「電気……街?」
「小型のビデオカメラを買う。部屋にビデオカメラを設置し、それでいない間の様子を撮影しておくんだ」
「え、あの……」
「大丈夫だ。買った後そのまま設置しに行ってやる。……俺が目をかけて育てあげた大事な社員が悩んでいるんだ。なんとかするのが上司というものだろう?さあ、行くぞ」
上着を羽織りニヒルに笑うバージルがディーヴァの手をとる。
ディーヴァはあわてたようにその歩調に合わせた。
終業後で他には誰もいないオフィスで、バージルに相談を持ちかけたディーヴァ。
バージルは、ディーヴァから見せられた盗撮写真を見て開口一番にそう漏らした。
「盗撮写真なんかほめないで」
「ああ、すまない。無言電話に、盗撮写真、住居侵入と物の移動……典型的なストーカー被害だな」
「昨日なんかベッドシーツがぐっちゃぐちゃにされてたんだよ。行動がどんどん激しくなってる気がするし……今夜帰るのがこわいよ」
眉を八の字に垂れさせ、ディーヴァは困った顔をした。
それを見たバージルは、無言で立ち上がると帰り支度を始めてしまった。
「行くぞ」
「え?」
「何をしている。電気街に行くぞ」
「電気……街?」
「小型のビデオカメラを買う。部屋にビデオカメラを設置し、それでいない間の様子を撮影しておくんだ」
「え、あの……」
「大丈夫だ。買った後そのまま設置しに行ってやる。……俺が目をかけて育てあげた大事な社員が悩んでいるんだ。なんとかするのが上司というものだろう?さあ、行くぞ」
上着を羽織りニヒルに笑うバージルがディーヴァの手をとる。
ディーヴァはあわてたようにその歩調に合わせた。