ホワイトデーSS
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ディーヴァが体中のベタベタした白いもの(笑)をシャワーで洗い流し終えあと、二人はソファに身を寄せ合っていた。
「あ、そうだった」
さもたった今思い出したかのような口ぶりでダンテは2人で座るソファの裏側から、ある物を取りだす。
そして、紙袋ごとディーヴァにそっと渡し、開けるよう促した。
「いつもありがとな、ディーヴァ。バレンタインのお返しってやつだ」
中から出て来たのは、透明なキューブにちょこんと入ったプリザーブドローズ。
ほのかな淡いグリーンが目に優しい。
「あたしの髪の色と同じだ……」
「色々他にも色があったんだけど、このグリーンアイってのがディーヴァの髪の色と同じでな。迷わずこれにした」
「ありがとう……うれしい贈り物だよ」
目の前のプリザーブドローズと同じような優しい笑みを浮かべるディーヴァ。
笑顔が見れるならこれを選んで本当によかったと思う。
パチン!
どうやったのかは定かではないが、ダンテが指を鳴らすと共に、部屋の明かりが消え、光源と言えば暖炉の炎のみになった。
「ひゃ、何?何で明かり消すの!?」
ディーヴァは暗闇が嫌いであるためか、すぐさまダンテに飛びついた。
それをいい気分に感じながらも、ダンテはディーヴァを自分の方に注目させる。
「これな、明るいところだと、ディーヴァの髪色の薔薇だけど、暗闇で光るんだよ」
いつの間にやらダンテの手の中に移動していたキューブ。
ゆっくりダンテが手の平を開けると……?
「わぁ…」
繊細なグリーンカラーの薔薇が幻想的に変身した。
暗闇の中、ほんわりと光を放ち、それはまるでディーヴァが背に生やす翼の光そっくり。
「優しい光……蛍みたい……」
ちゅ。
ダンテが小さくディーヴァの頬に口づけを落とす。
「『Love me do』、ディーヴァ」
「ダンテ……もちろんだよ」
ディーヴァからも、ダンテの頬に小さく口づけを落とすのだった。
部屋の明かりをつけ、暖炉を確認するとマシュマロはすっかり焦げてしまっていた。
「あ、焦げちゃった……」
「ま。いいじゃねーか、ちょっとくらい」
ボロッ……。
焦げたというか、すでに炭になっている。
食べ物を粗末にしてしまい申し訳ない気がしたが、今は目の前の薔薇に気分が上昇している。
幸せそうにうっとりと、薔薇をみつめるディーヴァと、それを愛しそうに目に映すダンテだった。
●あとがき
ホワイトデーですね。
マシュマロを焼いて食べるのが大好きな管理人ですやっふぅ!そしていつも懲りずに舌を火傷します。
「あ、そうだった」
さもたった今思い出したかのような口ぶりでダンテは2人で座るソファの裏側から、ある物を取りだす。
そして、紙袋ごとディーヴァにそっと渡し、開けるよう促した。
「いつもありがとな、ディーヴァ。バレンタインのお返しってやつだ」
中から出て来たのは、透明なキューブにちょこんと入ったプリザーブドローズ。
ほのかな淡いグリーンが目に優しい。
「あたしの髪の色と同じだ……」
「色々他にも色があったんだけど、このグリーンアイってのがディーヴァの髪の色と同じでな。迷わずこれにした」
「ありがとう……うれしい贈り物だよ」
目の前のプリザーブドローズと同じような優しい笑みを浮かべるディーヴァ。
笑顔が見れるならこれを選んで本当によかったと思う。
パチン!
どうやったのかは定かではないが、ダンテが指を鳴らすと共に、部屋の明かりが消え、光源と言えば暖炉の炎のみになった。
「ひゃ、何?何で明かり消すの!?」
ディーヴァは暗闇が嫌いであるためか、すぐさまダンテに飛びついた。
それをいい気分に感じながらも、ダンテはディーヴァを自分の方に注目させる。
「これな、明るいところだと、ディーヴァの髪色の薔薇だけど、暗闇で光るんだよ」
いつの間にやらダンテの手の中に移動していたキューブ。
ゆっくりダンテが手の平を開けると……?
「わぁ…」
繊細なグリーンカラーの薔薇が幻想的に変身した。
暗闇の中、ほんわりと光を放ち、それはまるでディーヴァが背に生やす翼の光そっくり。
「優しい光……蛍みたい……」
ちゅ。
ダンテが小さくディーヴァの頬に口づけを落とす。
「『Love me do』、ディーヴァ」
「ダンテ……もちろんだよ」
ディーヴァからも、ダンテの頬に小さく口づけを落とすのだった。
部屋の明かりをつけ、暖炉を確認するとマシュマロはすっかり焦げてしまっていた。
「あ、焦げちゃった……」
「ま。いいじゃねーか、ちょっとくらい」
ボロッ……。
焦げたというか、すでに炭になっている。
食べ物を粗末にしてしまい申し訳ない気がしたが、今は目の前の薔薇に気分が上昇している。
幸せそうにうっとりと、薔薇をみつめるディーヴァと、それを愛しそうに目に映すダンテだった。
●あとがき
ホワイトデーですね。
マシュマロを焼いて食べるのが大好きな管理人ですやっふぅ!そしていつも懲りずに舌を火傷します。