ホワイトデーSS
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「なぁ、ディーヴァ…機嫌直してくれよ~」
「やだ」
ぷりぷり怒りながらも、火傷が治ってきたのか、ダンテに背を向けて焼いたマシュマロを食べるディーヴァ。
そんなディーヴァを、ダンテはどうやってご機嫌とりをしようか考える。
「あー、おいしい!!」
「次は火傷すんなよー?」
「もう火傷しませんっ!いーっだ!!」
あっかんべー!
もうすっかり元通りな舌をみせつけてから、ディーヴァは再びダンテに背をむけてマシュマロを独り占め。
ディーヴァがこっちを向いてくれないのは自分のせいとは言えども、このままだとダンテ的に落ち込みが激しくなる一方だ。
ぼたっ……。
「「あ」」
食べようとしたマシュマロが口を逸れてディーヴァの鎖骨付近に落ちた。
そしてそれを、ダンテも逃さずみてしまった。
火傷するほどの熱さはないが、とろっととけた場所だったか、首をとろーりとゆっくり落ちていくそれはベタベタで指で拭い去ろうとしても指までベタベタになるばかりだった。
「うぁー……べったべた……」
「大丈夫か?」
急いでウェットティシュやら拭く物をもってこようとするも、そばにそんなものはなかった。
「ちょっとキッチン行ってとってく……ッ!」
そこで初めてじっくりとディーヴァの首元を目にしたダンテ。
落ちたのはプレーン味……つまりまっ白のマシュマロだったようだ。
白くてベタベタ。
イコール……?
うわ、うわ、うわ……やば!!
ダンテは顔を押さえてうつむいた。
押さえられた隙間から覗くダンテの顔色はさきほどのディーヴァに負けず劣らず真っ赤っ赤。
「どうしたのダンテ?早く取りに行ってくれると助かるんだけど……。下手に身動きとると汚れちゃう」
汚れ、イコール、オレがディーヴァをよごすというか、けがす?
連想ゲーム方式で、めくるめく広がるダンテの妄想ワールド。
お前頭大丈夫か?
「ディーヴァ、オレ……もうダメかも」
「えええ?どういうこと?何が!?」
さすがのディーヴァも怒りやらベタベタで汚れているのを忘れ、ダンテを心配する。
ちょ、今のダンテに近づいたららめーっ!!
「大丈夫?ダンテ……」
「うーん、ディーヴァが隣に来てくれたら大丈夫かもしれない……」
「そうなの?」
この暖かい陽気の中、マシュマロのために暖炉に火をくべているため部屋内が熱気でむんむんと満たされている。
ただでさえわいているダンテの頭が、さらにぼーっとして変な気分になっていく。
ダンテは近づいてきたディーヴァの手をひいて、暖炉前のカーペットへと転がった。
ディーヴァが下に、ダンテが上に馬乗りになり押し倒した格好だ。
「ダンテ」
「なんだディーヴァ」
「えっと……ますます体がベタベタ汚れちゃうんだけど……」
「オレが綺麗に舐めとればいいんだろ?」
パチパチ爆ぜる炎の音をBGMに、見つめ合う。
炎がお互いの頬や瞳を照らし、輝いていた。
「待って」
口を首元に近づけてくるダンテを手でさえぎるディーヴァ。
「だーめ」
「なんでだよ」
ダンテは不服そうに口を尖らすと、さえぎってくるディーヴァの手に自らの指を絡ませ、そのまま床に縫いとめた。
「胸元までベタベタになっちゃったからシャワーでいいよ。ダンテに舐めさせたらそのまま、あれよあれよという感じに食べられちゃいそうだもん」
「そうなったらそうなったで万々歳!……だろ?」
「だめだってば。それにマシュマロ焦げちゃうよ、ダンテ……」
ちらっと暖炉側を向けば、火の近くに置いてある次のマシュマロが、いい感じに焦げはじめている。
口を再度近づけるダンテをディーヴァも負けじともう片方の手で押し返した。
しばらくその攻防が続く。
「また焼けばいいだろーが!」
「でもだめー!!」
「くっ……!ちょっとくらい先に進んだってイイだろ!?」
「……嫌いになるよ?」
「うぐっ!」
『嫌いになる』。
そう言われてしまえばダンテは手を出せない。
しかたなしに、ダンテはディーヴァの手をとりその場に立ちあがらせた。
「ディーヴァのけち」
「ごめんねダンテ。でも、ダンテの『ちょっと』って信用出来ないと思うの。そうでしょ、悪魔さん?」
「はぁ……悪魔の本性をよくおわかりで、天使さん」
「やだ」
ぷりぷり怒りながらも、火傷が治ってきたのか、ダンテに背を向けて焼いたマシュマロを食べるディーヴァ。
そんなディーヴァを、ダンテはどうやってご機嫌とりをしようか考える。
「あー、おいしい!!」
「次は火傷すんなよー?」
「もう火傷しませんっ!いーっだ!!」
あっかんべー!
もうすっかり元通りな舌をみせつけてから、ディーヴァは再びダンテに背をむけてマシュマロを独り占め。
ディーヴァがこっちを向いてくれないのは自分のせいとは言えども、このままだとダンテ的に落ち込みが激しくなる一方だ。
ぼたっ……。
「「あ」」
食べようとしたマシュマロが口を逸れてディーヴァの鎖骨付近に落ちた。
そしてそれを、ダンテも逃さずみてしまった。
火傷するほどの熱さはないが、とろっととけた場所だったか、首をとろーりとゆっくり落ちていくそれはベタベタで指で拭い去ろうとしても指までベタベタになるばかりだった。
「うぁー……べったべた……」
「大丈夫か?」
急いでウェットティシュやら拭く物をもってこようとするも、そばにそんなものはなかった。
「ちょっとキッチン行ってとってく……ッ!」
そこで初めてじっくりとディーヴァの首元を目にしたダンテ。
落ちたのはプレーン味……つまりまっ白のマシュマロだったようだ。
白くてベタベタ。
イコール……?
うわ、うわ、うわ……やば!!
ダンテは顔を押さえてうつむいた。
押さえられた隙間から覗くダンテの顔色はさきほどのディーヴァに負けず劣らず真っ赤っ赤。
「どうしたのダンテ?早く取りに行ってくれると助かるんだけど……。下手に身動きとると汚れちゃう」
汚れ、イコール、オレがディーヴァをよごすというか、けがす?
連想ゲーム方式で、めくるめく広がるダンテの妄想ワールド。
お前頭大丈夫か?
「ディーヴァ、オレ……もうダメかも」
「えええ?どういうこと?何が!?」
さすがのディーヴァも怒りやらベタベタで汚れているのを忘れ、ダンテを心配する。
ちょ、今のダンテに近づいたららめーっ!!
「大丈夫?ダンテ……」
「うーん、ディーヴァが隣に来てくれたら大丈夫かもしれない……」
「そうなの?」
この暖かい陽気の中、マシュマロのために暖炉に火をくべているため部屋内が熱気でむんむんと満たされている。
ただでさえわいているダンテの頭が、さらにぼーっとして変な気分になっていく。
ダンテは近づいてきたディーヴァの手をひいて、暖炉前のカーペットへと転がった。
ディーヴァが下に、ダンテが上に馬乗りになり押し倒した格好だ。
「ダンテ」
「なんだディーヴァ」
「えっと……ますます体がベタベタ汚れちゃうんだけど……」
「オレが綺麗に舐めとればいいんだろ?」
パチパチ爆ぜる炎の音をBGMに、見つめ合う。
炎がお互いの頬や瞳を照らし、輝いていた。
「待って」
口を首元に近づけてくるダンテを手でさえぎるディーヴァ。
「だーめ」
「なんでだよ」
ダンテは不服そうに口を尖らすと、さえぎってくるディーヴァの手に自らの指を絡ませ、そのまま床に縫いとめた。
「胸元までベタベタになっちゃったからシャワーでいいよ。ダンテに舐めさせたらそのまま、あれよあれよという感じに食べられちゃいそうだもん」
「そうなったらそうなったで万々歳!……だろ?」
「だめだってば。それにマシュマロ焦げちゃうよ、ダンテ……」
ちらっと暖炉側を向けば、火の近くに置いてある次のマシュマロが、いい感じに焦げはじめている。
口を再度近づけるダンテをディーヴァも負けじともう片方の手で押し返した。
しばらくその攻防が続く。
「また焼けばいいだろーが!」
「でもだめー!!」
「くっ……!ちょっとくらい先に進んだってイイだろ!?」
「……嫌いになるよ?」
「うぐっ!」
『嫌いになる』。
そう言われてしまえばダンテは手を出せない。
しかたなしに、ダンテはディーヴァの手をとりその場に立ちあがらせた。
「ディーヴァのけち」
「ごめんねダンテ。でも、ダンテの『ちょっと』って信用出来ないと思うの。そうでしょ、悪魔さん?」
「はぁ……悪魔の本性をよくおわかりで、天使さん」