色々な短編的なお話
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『バージルからの贈り物』
買い物から帰ったら魔界にいるであろうバージルからお荷物が届いていました。
「あれっバージルから?」
魔界からどうやって届いたんだろう。
そんな疑問はさておき、届いた荷物を拝見!
これがダンテからの突発的プレゼントだとしたらアヤシイと思うかもしれないが、送ってきた相手はバージルのよう。
そこまで怪しまなくても平気かもしれない。
小ぶりなその箱をそっと開けていくと、中から出てきたのは……。
「小瓶……のセット?」
透明な液体で満たされた小瓶がずらりと敷き詰められていた。
その数、一ダース。
『料理が美味しくなる調味料』
と、そう手書きで小瓶の側面に書かれている。
何故バージルが調味料なんかを??
疑問に思うことが増えた。
不思議に思って小瓶を手に持ち確認していると、ハラッと紙が一枚落ちて来た。
バージルからの手紙のようだ。
『いい調味料が手に入った。天使たるお前の毒になることは全くないので安心して使え。無味無臭の物だが、料理がグッと美味くなることだけは確かだ』
無味無臭の調味料。
そう書かれているが、本当のことだろうか。
「え~……ホントに?」
訝し気な表情でちゃぷん、振ってみる。
試しに開けて匂いを嗅ぐが、確かになんの匂いもしない。
そして今度は花瓶にささった一輪の花に垂らしてみた。
もし枯れたらかわいそうだが、そうも言ってられない。
動物に使う方がもっとかわいそうだ。
「大丈夫、みたい……」
バージルを信用していないわけではないが、やはり魔界からの品だと思うとどうしても不安が残る。
ディーヴァは今度は最終手段におっかなびっくり手に垂らし舐めてみた。
「あれ、なんの味もしない……水みたいだけどこれホントに調味料?」
なんともない。
しかしやっぱり無味無臭、というよりかは水とかわりないように感じる。
違う世界で手に入ったいつぞやのデスソースとも違う。
しかしバージルに限ってディーヴァに害を為すような物を送って来るはずがない。
「まあいっか。せっかくだし今夜のピザにでも使ってみよう!」
この時ディーヴァは忘れていた。
ディーヴァには害を為さないが、バージルはダンテに対し非常に冷酷……というか意地悪だということを。
買い物から帰ったら魔界にいるであろうバージルからお荷物が届いていました。
「あれっバージルから?」
魔界からどうやって届いたんだろう。
そんな疑問はさておき、届いた荷物を拝見!
これがダンテからの突発的プレゼントだとしたらアヤシイと思うかもしれないが、送ってきた相手はバージルのよう。
そこまで怪しまなくても平気かもしれない。
小ぶりなその箱をそっと開けていくと、中から出てきたのは……。
「小瓶……のセット?」
透明な液体で満たされた小瓶がずらりと敷き詰められていた。
その数、一ダース。
『料理が美味しくなる調味料』
と、そう手書きで小瓶の側面に書かれている。
何故バージルが調味料なんかを??
疑問に思うことが増えた。
不思議に思って小瓶を手に持ち確認していると、ハラッと紙が一枚落ちて来た。
バージルからの手紙のようだ。
『いい調味料が手に入った。天使たるお前の毒になることは全くないので安心して使え。無味無臭の物だが、料理がグッと美味くなることだけは確かだ』
無味無臭の調味料。
そう書かれているが、本当のことだろうか。
「え~……ホントに?」
訝し気な表情でちゃぷん、振ってみる。
試しに開けて匂いを嗅ぐが、確かになんの匂いもしない。
そして今度は花瓶にささった一輪の花に垂らしてみた。
もし枯れたらかわいそうだが、そうも言ってられない。
動物に使う方がもっとかわいそうだ。
「大丈夫、みたい……」
バージルを信用していないわけではないが、やはり魔界からの品だと思うとどうしても不安が残る。
ディーヴァは今度は最終手段におっかなびっくり手に垂らし舐めてみた。
「あれ、なんの味もしない……水みたいだけどこれホントに調味料?」
なんともない。
しかしやっぱり無味無臭、というよりかは水とかわりないように感じる。
違う世界で手に入ったいつぞやのデスソースとも違う。
しかしバージルに限ってディーヴァに害を為すような物を送って来るはずがない。
「まあいっか。せっかくだし今夜のピザにでも使ってみよう!」
この時ディーヴァは忘れていた。
ディーヴァには害を為さないが、バージルはダンテに対し非常に冷酷……というか意地悪だということを。