バレンタインSS
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2015年
『太陽と月』
「ハッピーバレンタイン、ディーヴァ」
バレンタイン当日、朝食後にすぐ出掛けていたダンテが、その言葉とともに帰ってきた。
どこに出掛けるかまでは聞いていなかったが、こんなに早く帰ってくるとは思っていなかった。
勝手に、もっと遅く帰ると思い込んでいた。
ディーヴァ自身、その間にバレンタインの準備をしていたのだ。
チョコレートを溶かしていたのだろう、甘い香りが部屋に漂っている。
「んー……甘くていい匂いだ」
この香りはディーヴァの匂いかな?
などと宣いながら、ギュッと腕にディーヴァを閉じ込め、香りと温もりを味わう。
「お帰り、ダンテ。帰ってくるの早いね」
「ディーヴァの顔が、早く見たかったもんでな。サッサと用事を済ませたんだ」
「もうちょっとゆっくりでよかったのにな」
そうすれば、その間にお菓子を作ることが出来たのに。
呟けば、ダンテが眉尻を下げて、聞いてきた。
「ん?お前はオレがいない方が良かったのか?」
「そうじゃないけど……」
ディーヴァの鼻先をむぎゅ、と摘まんでダンテはディーヴァに教えた。
バレンタインは、お互いの愛を確かめあう日だ、と。
「だから何もしなくても、キスだけでもいいんだぜ」
ダンテは、いつものように、噛みつくようなキスをする。
すべてを奪うようなキスの連続に、頭がクラクラ、息が激しく切れる。
「ん……、はぁっ……!」
満足したダンテが、唇を解放すると、ディーヴァはダンテにすがり付いて息を整えていた。
酸欠で顔を高揚させるディーヴァの目の前に、ダンテは花束をつきつける。
「受けとってくれるか?」
色とりどりの薔薇の花束。
その合間に刺さる、メッセージカードには、ダンテ自身の筆跡で『I LOVE YOU』とオーソドックスながらも嬉しい一言が。
「ありがとう……」
華やかな花束に顔を埋め、ディーヴァは嬉しそうに笑う。
ダンテは、その笑顔の前にもうひとつ、小振りな箱を持ってきた。
箱の大きさに対してずいぶん大きなリボンがかかった、豪華な箱だ。
「これは……?」
「花だけじゃねぇってこった。リボンをほどいてみろ」
言われるまま、箱にくくられたリボンをシュルシュルと解いていく。
リボンを取り去り、蓋を開けた中に並んでいたのはぷっくり膨らんだまぁるいボンボンチョコ。
「チョコレートのプレゼントつき、な」
「キスだけでいいとかいって、自分はあたしに、こんなにたくさんプレゼントくれるんだ?」
「オレが贈りたいからいいんだ」
摘まんだ一粒を、ディーヴァの唇に押し付けてそれ以上の言葉を言わせないダンテ。
ディーヴァも素直に口を開けて、それを受け入れた。
口の中の温かさで、柔らかくまろやかに溶けていくチョコレート。
中からはじわりと、しびれるような甘さの液体が染み出して、ディーヴァの舌を刺激した。
「んん……お、酒?」
「ブランデーだ」
ボンボンチョコレートには、これでもかと、強いブランデーが入っているようだった。
「美味しい……けど、酔いそう」
言いながらももう一粒口に含む。
「強い酒入ってるからな。甘いからってそんなに食べて大丈夫か?」
「大丈夫だよ、だってチョコレートだよ?……ああ、おいし……」
だが、ディーヴァは酒にめっぽう弱い。
たかがボンボンチョコレートと言えど、強いブランデーが使われている以上、ダンテが心配するのは当然のことだ。
『太陽と月』
「ハッピーバレンタイン、ディーヴァ」
バレンタイン当日、朝食後にすぐ出掛けていたダンテが、その言葉とともに帰ってきた。
どこに出掛けるかまでは聞いていなかったが、こんなに早く帰ってくるとは思っていなかった。
勝手に、もっと遅く帰ると思い込んでいた。
ディーヴァ自身、その間にバレンタインの準備をしていたのだ。
チョコレートを溶かしていたのだろう、甘い香りが部屋に漂っている。
「んー……甘くていい匂いだ」
この香りはディーヴァの匂いかな?
などと宣いながら、ギュッと腕にディーヴァを閉じ込め、香りと温もりを味わう。
「お帰り、ダンテ。帰ってくるの早いね」
「ディーヴァの顔が、早く見たかったもんでな。サッサと用事を済ませたんだ」
「もうちょっとゆっくりでよかったのにな」
そうすれば、その間にお菓子を作ることが出来たのに。
呟けば、ダンテが眉尻を下げて、聞いてきた。
「ん?お前はオレがいない方が良かったのか?」
「そうじゃないけど……」
ディーヴァの鼻先をむぎゅ、と摘まんでダンテはディーヴァに教えた。
バレンタインは、お互いの愛を確かめあう日だ、と。
「だから何もしなくても、キスだけでもいいんだぜ」
ダンテは、いつものように、噛みつくようなキスをする。
すべてを奪うようなキスの連続に、頭がクラクラ、息が激しく切れる。
「ん……、はぁっ……!」
満足したダンテが、唇を解放すると、ディーヴァはダンテにすがり付いて息を整えていた。
酸欠で顔を高揚させるディーヴァの目の前に、ダンテは花束をつきつける。
「受けとってくれるか?」
色とりどりの薔薇の花束。
その合間に刺さる、メッセージカードには、ダンテ自身の筆跡で『I LOVE YOU』とオーソドックスながらも嬉しい一言が。
「ありがとう……」
華やかな花束に顔を埋め、ディーヴァは嬉しそうに笑う。
ダンテは、その笑顔の前にもうひとつ、小振りな箱を持ってきた。
箱の大きさに対してずいぶん大きなリボンがかかった、豪華な箱だ。
「これは……?」
「花だけじゃねぇってこった。リボンをほどいてみろ」
言われるまま、箱にくくられたリボンをシュルシュルと解いていく。
リボンを取り去り、蓋を開けた中に並んでいたのはぷっくり膨らんだまぁるいボンボンチョコ。
「チョコレートのプレゼントつき、な」
「キスだけでいいとかいって、自分はあたしに、こんなにたくさんプレゼントくれるんだ?」
「オレが贈りたいからいいんだ」
摘まんだ一粒を、ディーヴァの唇に押し付けてそれ以上の言葉を言わせないダンテ。
ディーヴァも素直に口を開けて、それを受け入れた。
口の中の温かさで、柔らかくまろやかに溶けていくチョコレート。
中からはじわりと、しびれるような甘さの液体が染み出して、ディーヴァの舌を刺激した。
「んん……お、酒?」
「ブランデーだ」
ボンボンチョコレートには、これでもかと、強いブランデーが入っているようだった。
「美味しい……けど、酔いそう」
言いながらももう一粒口に含む。
「強い酒入ってるからな。甘いからってそんなに食べて大丈夫か?」
「大丈夫だよ、だってチョコレートだよ?……ああ、おいし……」
だが、ディーヴァは酒にめっぽう弱い。
たかがボンボンチョコレートと言えど、強いブランデーが使われている以上、ダンテが心配するのは当然のことだ。
