バレンタインSS
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それから2人はお徳用の割チョコレートをたくさん買い込んできた。
「よし!このチョコでチョコレートフォンデュをしよっかな!」
「ふぉん……何?」
「チョコレートを溶かしたやつに色んな食材を浸して食べるやつだよ。……ひたすら甘いけど」
「へー、団子も浸せる?」
「浸せるけど…総司ってほんとに団子好きだねぇ」
いっそ晴れ晴れするくらいなほどの団子好きさ加減だ。
永久はチョコレートに浸すための団子も一緒に作ることにした。
「あ、そうだ」
リズムよくチョコレートを刻んでゆきながら、思い付いたようにひとかけら黒い塊を差し出す。
「はい、味見。チョコってこんなやつだよ」
「……甘いね」
ぱくり、口に含んで素直な感想を言う沖田。
永久は心配そうに聞いた。
「甘すぎて無理そうかな?やめるなら今のうちだよ」
「とっても美味しい。元気になれそうだ」
「甘いものは疲れをとるっていうからねー」
そのまま労咳にならなくなるくらい食べたまえ。
いや、食べ過ぎたら今度は生活習慣病になるね……だめじゃん!
様々な食材をチョコレートに浸して食べた二人。
最初から最後までひたすら甘かった。
今なら醤油すら飲めそうである。
あー、炊きたての白いご飯にピリ辛タレの焼肉乗せてかっこみたい。
片付けをしようと鍋を持ち、永久は立ち上がる。
使った皿を重ねて総司も続いた。
「永久ちゃん」
「うん?」
「……ありがと」
少しかがんで耳たぶに口づけを送り、吐息と共に囁く。
その吐息がくすぐったいが、それよりもその声でふにゃふにゃ腰砕けになりそうだ。
というか、接吻の格言で言えば、耳たぶへの口づけは『愛玩』の意味を持つ。
ちょっと待てーい。
愛玩!?愛玩ってどっちの意味だ!?どっちがどっちに愛玩?
それともお互い愛玩の気持ちありすぎて堕落するエンドですか!?
むしろヤンデレみたいなもん!!?
変なところまで考えが及び過ぎてキャパシティーオーバー。
頭から湯気の出そうな永久は、そのままチョコレートフォンデュに使った鍋をひっくり返してしまった。
「うわあぁぁぁ……」
声にはエコーがかかり、スローモーションのようにゆっくりと鍋が永久目掛けて向かってくる。
べしゃぁ。
食べ終わったあとなのでそんなになかったが、永久に残りのチョコレートが全てかかった。
「…………グスン」
「ほとんど食べ終わっててよかったね?冷めてて熱くないから火傷しないし」
「でもベタベタ。急いで服を洗濯してお風呂入らないと……」
服もすごいことになっているが、それよりも髪、顔、体全体がチョコレートまみれ。
非常に気持ち悪いことになっている。
「なら、僕が舐めとってあげる」
「な……舐めるぅ!?」
ついつい声が裏返ってしまった。
「ちょうどほどよく、ほっぺや鎖骨、貧乳の胸元、太ももにもかかってるし」
「貧乳は余計だよ!ってか舐めなくていいから!」
そんなことされたら変な声出ちゃうよ!
んんーっ絶頂!(ジャンル違)とかね!
「この甘さにはちょっと飽きたけど、永久ちゃんにかかったチョコレートは違う甘さかもよ」
「飽きたならそんなことしなくていいよ。チョコ食べ過ぎ、ダメ、絶対!鼻血出ちゃうよ?」
「鼻血?」
「チョコレートには興奮する成分が入ってるの」
「僕、すでに永久ちゃんに興奮してるよ?」
そう言って舌なめずりして返答する沖田に、永久は青ざめて悲鳴をあげた。
「ひぃぃぃぃい!」
実際は本気ではなかったのだが、永久のあまりのビビりっぷりにクツクツと笑う。
「うそだよ。こっちは任せて永久ちゃんはお風呂行ってきなよ」
「へ……う、うそ?」
なんだうそかー。
いや別にいいけどね!
そんなピーとかピーとかピーは、あたしにはまだ早い。
携帯電話会社の白い犬が「お前にはまだ早い!」とか言うよね!
「あ。それともお風呂一緒に入って隅々まで洗ってあげようか?」
「い、いいですっ!!」
顔を赤くしてわたわたと焦り、永久はバスルームへと走って行ってしまった。
「ざぁんねーん」
沖田はカラカラと笑った。
「よし!このチョコでチョコレートフォンデュをしよっかな!」
「ふぉん……何?」
「チョコレートを溶かしたやつに色んな食材を浸して食べるやつだよ。……ひたすら甘いけど」
「へー、団子も浸せる?」
「浸せるけど…総司ってほんとに団子好きだねぇ」
いっそ晴れ晴れするくらいなほどの団子好きさ加減だ。
永久はチョコレートに浸すための団子も一緒に作ることにした。
「あ、そうだ」
リズムよくチョコレートを刻んでゆきながら、思い付いたようにひとかけら黒い塊を差し出す。
「はい、味見。チョコってこんなやつだよ」
「……甘いね」
ぱくり、口に含んで素直な感想を言う沖田。
永久は心配そうに聞いた。
「甘すぎて無理そうかな?やめるなら今のうちだよ」
「とっても美味しい。元気になれそうだ」
「甘いものは疲れをとるっていうからねー」
そのまま労咳にならなくなるくらい食べたまえ。
いや、食べ過ぎたら今度は生活習慣病になるね……だめじゃん!
様々な食材をチョコレートに浸して食べた二人。
最初から最後までひたすら甘かった。
今なら醤油すら飲めそうである。
あー、炊きたての白いご飯にピリ辛タレの焼肉乗せてかっこみたい。
片付けをしようと鍋を持ち、永久は立ち上がる。
使った皿を重ねて総司も続いた。
「永久ちゃん」
「うん?」
「……ありがと」
少しかがんで耳たぶに口づけを送り、吐息と共に囁く。
その吐息がくすぐったいが、それよりもその声でふにゃふにゃ腰砕けになりそうだ。
というか、接吻の格言で言えば、耳たぶへの口づけは『愛玩』の意味を持つ。
ちょっと待てーい。
愛玩!?愛玩ってどっちの意味だ!?どっちがどっちに愛玩?
それともお互い愛玩の気持ちありすぎて堕落するエンドですか!?
むしろヤンデレみたいなもん!!?
変なところまで考えが及び過ぎてキャパシティーオーバー。
頭から湯気の出そうな永久は、そのままチョコレートフォンデュに使った鍋をひっくり返してしまった。
「うわあぁぁぁ……」
声にはエコーがかかり、スローモーションのようにゆっくりと鍋が永久目掛けて向かってくる。
べしゃぁ。
食べ終わったあとなのでそんなになかったが、永久に残りのチョコレートが全てかかった。
「…………グスン」
「ほとんど食べ終わっててよかったね?冷めてて熱くないから火傷しないし」
「でもベタベタ。急いで服を洗濯してお風呂入らないと……」
服もすごいことになっているが、それよりも髪、顔、体全体がチョコレートまみれ。
非常に気持ち悪いことになっている。
「なら、僕が舐めとってあげる」
「な……舐めるぅ!?」
ついつい声が裏返ってしまった。
「ちょうどほどよく、ほっぺや鎖骨、貧乳の胸元、太ももにもかかってるし」
「貧乳は余計だよ!ってか舐めなくていいから!」
そんなことされたら変な声出ちゃうよ!
んんーっ絶頂!(ジャンル違)とかね!
「この甘さにはちょっと飽きたけど、永久ちゃんにかかったチョコレートは違う甘さかもよ」
「飽きたならそんなことしなくていいよ。チョコ食べ過ぎ、ダメ、絶対!鼻血出ちゃうよ?」
「鼻血?」
「チョコレートには興奮する成分が入ってるの」
「僕、すでに永久ちゃんに興奮してるよ?」
そう言って舌なめずりして返答する沖田に、永久は青ざめて悲鳴をあげた。
「ひぃぃぃぃい!」
実際は本気ではなかったのだが、永久のあまりのビビりっぷりにクツクツと笑う。
「うそだよ。こっちは任せて永久ちゃんはお風呂行ってきなよ」
「へ……う、うそ?」
なんだうそかー。
いや別にいいけどね!
そんなピーとかピーとかピーは、あたしにはまだ早い。
携帯電話会社の白い犬が「お前にはまだ早い!」とか言うよね!
「あ。それともお風呂一緒に入って隅々まで洗ってあげようか?」
「い、いいですっ!!」
顔を赤くしてわたわたと焦り、永久はバスルームへと走って行ってしまった。
「ざぁんねーん」
沖田はカラカラと笑った。