バレンタインSS
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2014年
『ウチの薄桜記。』
沖田総司と永久の場合。
こちらの世界にやってきてしばらくたった沖田は、テレビ操作もなれたものでいつも見ている番組をボーッと見ていた。
そして時期的に何度も出てくる言葉を不思議そうに聞いてきた。
本日は2月の14日。
そう。
沖田が気になったのは『バレンタインデー』だ。
永久はバレンタインデーというものがどんなものか説明しつつも、頭の中ではめくるめくチョコレートプレイを妄想していた。
チョコレートを千鶴ちゃんの胸に垂らして屯所組のやつらでペロペ(ryするといい。
ついでにそのまま揉めば千鶴ちゃんの胸は、チョコレート効果でおっきくなる!?
っていうかあたしも総司にチョコレートつけて揉まれれば胸がAからDくらいにきっとなるッ!!
……ってのはないか、ちぇっ!
相変わらず妄想の激しい残念な子である。
説明のため●ィキペディアまで持ち出したおかげか、沖田はバレンタインデーについてしっかり理解したようだ。
「で。永久ちゃんは大好きな僕に何もしてくれないの?」
訳=そのチョコレートという献上品を至急奉納されよ。
つまり、『よこせ』とそう言いたいのだろう、にっこり笑っている。
永久はため息を吐き出し沖田に向き直った。
「……総司はたしか、甘いの好きだよね」
「うん、大好きだよ?」
「チョコレートって、そっちの時代にないものだけどいいの?気に入ったとしても、あっちに戻った時食べれないからね?」
念を押すように言い確認をするも、沖田は「知ってるよ」と笑い飛ばす。
「それとも君は僕に、そんなに帰ってほしいの?」
そして目を潤ませてこちらを見つめてきた。
「そ、そんなことは……」
「なんてね」
「うそ泣きかいっ!」
永久は小金持ちとは言えど、一人暮らし。
節約大事、これ絶対!
既製品のチョコレートは買うと高いとのことで手作りでお願いをした。
もちろん沖田は、二つ返事でそれを了承する。
「テレビで見てたけどかなり高いみたいだもんね。『ごでば』とかいうやつだっけ?アレは高いね」
『ごでば』。
パソコンやテレビに慣れた沖田ではあるが、まだまだ横文字には弱い。
ごでばとは多分かの有名なチョコレート専門店のことだろう、最近はそういったチョコレート専門店が多い。
「『ごでば』じゃなくて『ゴディバ』ね。やっぱまだディ、とか横文字発音は難しいみたいだね、ぷぷぷ」
「……バカにしないでくれる?」
途端、どす黒い空気を背負ってにこぉ……と笑う沖田。
こわいこわいこわい!刀持ってないのにまるで刀持ってるみたいだよ!
「す、すみません……」
盛大にジャンピング土下座をかます永久だった。
『ウチの薄桜記。』
沖田総司と永久の場合。
こちらの世界にやってきてしばらくたった沖田は、テレビ操作もなれたものでいつも見ている番組をボーッと見ていた。
そして時期的に何度も出てくる言葉を不思議そうに聞いてきた。
本日は2月の14日。
そう。
沖田が気になったのは『バレンタインデー』だ。
永久はバレンタインデーというものがどんなものか説明しつつも、頭の中ではめくるめくチョコレートプレイを妄想していた。
チョコレートを千鶴ちゃんの胸に垂らして屯所組のやつらでペロペ(ryするといい。
ついでにそのまま揉めば千鶴ちゃんの胸は、チョコレート効果でおっきくなる!?
っていうかあたしも総司にチョコレートつけて揉まれれば胸がAからDくらいにきっとなるッ!!
……ってのはないか、ちぇっ!
相変わらず妄想の激しい残念な子である。
説明のため●ィキペディアまで持ち出したおかげか、沖田はバレンタインデーについてしっかり理解したようだ。
「で。永久ちゃんは大好きな僕に何もしてくれないの?」
訳=そのチョコレートという献上品を至急奉納されよ。
つまり、『よこせ』とそう言いたいのだろう、にっこり笑っている。
永久はため息を吐き出し沖田に向き直った。
「……総司はたしか、甘いの好きだよね」
「うん、大好きだよ?」
「チョコレートって、そっちの時代にないものだけどいいの?気に入ったとしても、あっちに戻った時食べれないからね?」
念を押すように言い確認をするも、沖田は「知ってるよ」と笑い飛ばす。
「それとも君は僕に、そんなに帰ってほしいの?」
そして目を潤ませてこちらを見つめてきた。
「そ、そんなことは……」
「なんてね」
「うそ泣きかいっ!」
永久は小金持ちとは言えど、一人暮らし。
節約大事、これ絶対!
既製品のチョコレートは買うと高いとのことで手作りでお願いをした。
もちろん沖田は、二つ返事でそれを了承する。
「テレビで見てたけどかなり高いみたいだもんね。『ごでば』とかいうやつだっけ?アレは高いね」
『ごでば』。
パソコンやテレビに慣れた沖田ではあるが、まだまだ横文字には弱い。
ごでばとは多分かの有名なチョコレート専門店のことだろう、最近はそういったチョコレート専門店が多い。
「『ごでば』じゃなくて『ゴディバ』ね。やっぱまだディ、とか横文字発音は難しいみたいだね、ぷぷぷ」
「……バカにしないでくれる?」
途端、どす黒い空気を背負ってにこぉ……と笑う沖田。
こわいこわいこわい!刀持ってないのにまるで刀持ってるみたいだよ!
「す、すみません……」
盛大にジャンピング土下座をかます永久だった。