バレンタインSS
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町中はどこを歩いてもチョコレートの香りであふれていた。
それは常人よりは遥かに優れる半魔の嗅覚を敏感に刺激してくる 。
夢はデートの道すがら、日本のバレンタインデーについてを詳しく説明した。
アメリカではどうなのかは知らないが、日本では基本的に女性が好きな男性チョコレートをにあげる、というのがバレンタインデーだ。
最近では本命や義理の他に、友チョコ逆チョコ、お世話になってますチョコなど、多岐にわたる。
そのどれもが、始まりは製菓会社の販売戦略であるが……。
それならばこのチョコレートづくしの匂いにも合点がいく。
「お前はオレという恋人にチョコレートないのか?」
「さあどーでしょー!(・ε・)」
事も無げにさらりとかわしながら先を急ぐ夢。
ダンテは期待していいか期待しないべきか考えあぐねていた。
電車を乗り継ぎけっこう遠くまで来たようなそんな気がする。
こちらの通貨を持っていないダンテは、微妙そうな面持ちで夢がすべてダンテの分まで負担するのを見ていた。
いくら常時金欠のレッテルを貼られているとはいえ、女に支払わせてばかりというのはなんとなく嫌な気分である。
どこまで行くのかを聞くと、自分がネコの姿だった時に散々行った夢がアルバイトをしていたピザの美味しい店だった。
ネコの姿で家出をはかったのもあの店だ、懐かしい。
名前を言われ一瞬、どこだよそれは!\(`А´#)と言いそうになったのを許せ。
「つーかあの店、まだあんのか」
「ファッ!щ(゚Д゚#)あたりまえじゃん。まだ一年だよ、あたしの元バイト先勝手に潰さないでwww」
「オレからしたら軽く10年以上前だ」
「あ、そっか」
ダンテがネコの姿でこちらに来たのはDMC3のエンディングを迎えたあたり。
今はDMC4のダンテ……つまりは、確実に10年の月日が流れていることになるのだ。
二人で大量のピザを食べたあと、ダンテがデザートを食べたがった。
「なんか食べようぜ、バレンタインにあやかってイチゴ系じゃなく、チョコレート系でいいから甘~いやつを、な?」
「だめ(=∀=)」
だがそこは却下。
地団駄を踏みはじめたダンテに、いい大人が……と、少し恥ずかしく感じるも、ダンテだから許す!
「ギャップ萌え!(*゚Д゚*)=333」
その場をあとにした2人は、ゲームセンターのプリクラの機械へと入った。
物珍しげにキョロキョロしまくるダンテをなんとかいさめて連れ込む。
「こりゃなんだ??」
「写真を撮ると、それがシールになって出てくる機械だよ。落書きも出来るの」
「科学の力ってすげー」
「もっとくっついて。撮るよー」
ぐいっ。
おおおわ!?
完全にとはいかないが個室状態、そこにきての密着である。
変なことしててもばれないんじゃなかろうかと、シャッター音が響く中考えてしまうダンテだった。
「あと一枚ね?」
「お、おう……」
パシャ、そのシャッターが切られる瞬間、頬にやわらかな感触が。
「なっ……夢!?」
「ふふふー、チュープリってやつだよ。そのびっくりした表情、ゴチになりやした!(≧∀≦*)」
驚きに表情を固まらすダンテがそこには写っていた。
またひとつ、思い出ができたことが嬉しいながらも恥ずかしくなって赤くなるダンテだった。
「って!最後の一枚はともかく、他のやつの落書き、なんで巻きグソばっかり描いてあるんだよwww」
「迷うといつもこれ描いちゃうんだよねー(´・ω・`)」
それは常人よりは遥かに優れる半魔の嗅覚を敏感に刺激してくる 。
夢はデートの道すがら、日本のバレンタインデーについてを詳しく説明した。
アメリカではどうなのかは知らないが、日本では基本的に女性が好きな男性チョコレートをにあげる、というのがバレンタインデーだ。
最近では本命や義理の他に、友チョコ逆チョコ、お世話になってますチョコなど、多岐にわたる。
そのどれもが、始まりは製菓会社の販売戦略であるが……。
それならばこのチョコレートづくしの匂いにも合点がいく。
「お前はオレという恋人にチョコレートないのか?」
「さあどーでしょー!(・ε・)」
事も無げにさらりとかわしながら先を急ぐ夢。
ダンテは期待していいか期待しないべきか考えあぐねていた。
電車を乗り継ぎけっこう遠くまで来たようなそんな気がする。
こちらの通貨を持っていないダンテは、微妙そうな面持ちで夢がすべてダンテの分まで負担するのを見ていた。
いくら常時金欠のレッテルを貼られているとはいえ、女に支払わせてばかりというのはなんとなく嫌な気分である。
どこまで行くのかを聞くと、自分がネコの姿だった時に散々行った夢がアルバイトをしていたピザの美味しい店だった。
ネコの姿で家出をはかったのもあの店だ、懐かしい。
名前を言われ一瞬、どこだよそれは!\(`А´#)と言いそうになったのを許せ。
「つーかあの店、まだあんのか」
「ファッ!щ(゚Д゚#)あたりまえじゃん。まだ一年だよ、あたしの元バイト先勝手に潰さないでwww」
「オレからしたら軽く10年以上前だ」
「あ、そっか」
ダンテがネコの姿でこちらに来たのはDMC3のエンディングを迎えたあたり。
今はDMC4のダンテ……つまりは、確実に10年の月日が流れていることになるのだ。
二人で大量のピザを食べたあと、ダンテがデザートを食べたがった。
「なんか食べようぜ、バレンタインにあやかってイチゴ系じゃなく、チョコレート系でいいから甘~いやつを、な?」
「だめ(=∀=)」
だがそこは却下。
地団駄を踏みはじめたダンテに、いい大人が……と、少し恥ずかしく感じるも、ダンテだから許す!
「ギャップ萌え!(*゚Д゚*)=333」
その場をあとにした2人は、ゲームセンターのプリクラの機械へと入った。
物珍しげにキョロキョロしまくるダンテをなんとかいさめて連れ込む。
「こりゃなんだ??」
「写真を撮ると、それがシールになって出てくる機械だよ。落書きも出来るの」
「科学の力ってすげー」
「もっとくっついて。撮るよー」
ぐいっ。
おおおわ!?
完全にとはいかないが個室状態、そこにきての密着である。
変なことしててもばれないんじゃなかろうかと、シャッター音が響く中考えてしまうダンテだった。
「あと一枚ね?」
「お、おう……」
パシャ、そのシャッターが切られる瞬間、頬にやわらかな感触が。
「なっ……夢!?」
「ふふふー、チュープリってやつだよ。そのびっくりした表情、ゴチになりやした!(≧∀≦*)」
驚きに表情を固まらすダンテがそこには写っていた。
またひとつ、思い出ができたことが嬉しいながらも恥ずかしくなって赤くなるダンテだった。
「って!最後の一枚はともかく、他のやつの落書き、なんで巻きグソばっかり描いてあるんだよwww」
「迷うといつもこれ描いちゃうんだよねー(´・ω・`)」