DMC×黒執事
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「指、輪……?」
ディーヴァが拾ったそれは大粒のサファイア嵌る、大きな指輪。
シエルの持っている指輪と、よく似ていた。
いや、瓜二つ。
「……シエルの指輪って、今どこにあるんだ?」
「今日ももちろん、指に嵌ってるが……」
そう言って親指に嵌る指輪をダンテとディーヴァによく見えるようにかざす。
あまりピンクのフリフリドレスには似つかわしくないが、これがファントムハイヴ家当主の証でもあるのだと、外さないでおいたのだろう。
「じゃあこれ、何?」
「かしてみろ」
レプリカとは思えぬ重さ。
そもそも、ディーヴァの翼から落ちてくるところが変だ。
ディーヴァはシエルに拾った指輪をそっと手渡した。
「ふむ。確かに瓜二つだ。……セバスチャン」
「ええ」
今度はセバスチャンが受け取って詳しく見ている。
「この指輪は前に一度修復不可能レベルにまで壊れたんだ。それをセバスチャンが直したからな。指輪に刻まれた傷なら僕よりも詳しかろうて」
「とても古くなっていらっしゃいますが、同じものです」
古くなっている。
そして刻まれた傷。
それについてダンテとディーヴァは思い出すことがある。
「そういえば……落ちてたその指輪をディーヴァが嵌めたら、その瞬間にこっちの世界に来たんだっけか」
「うん、そうだった。……じゃあ、指輪を嵌めたら帰れる…ってことかな?」
子爵が変な悪魔召喚の儀式をやったこともそもそもの発端だが、指輪が導いたことも確かだ。
ならばその可能性は高い。
「…………少々お待ちを」
思うところがあったか、セバスチャンが指輪を手に、魔法陣の中央へ立つ。
そして陣の上に落ちたままの輝くレッドオーブ、一つ残らずダンテが回収する事になっているそれに指輪を近づけた。
ポウ……。
呼応している。
指輪全体が何かを導くように輝き、そして魔法陣全体も輝きを帯びる。
その真上に、唐突にぽっかりと浮かぶ謎の穴が展開される。
時空が歪んだような、穴とこちらとの境界線。
穴の中に映るのは。
「僕の屋敷の中……?」
「でも、ちょっと内装が違うような……」
「あっ。元の世界じゃねぇか?」
絨毯、調度品、そして見間違えなければガラスケースに入った展示物も見える。
「……そう、みたいだね」
元の世界が、こんなにも近くに。
すぐそこに。
「帰り道たる穴が開いたようですね。しかし、指輪が悪魔の血の結晶から遠ざかると穴が小さくなってしまうみたいです」
「ということは……」
今すぐ帰らねばならない、ということ。
何度か試してみて、考えた結果、やはり今すぐ帰ることにしたダンテとディーヴァ。
今はいわゆるちょっとした挨拶をそれぞれしているところである。
「セバスチャン、最後にオレのもう一つの呼び名を教えてやろっか。オレは『デビルメイクライ』だ」
「ならば私からも。私は『黒執事』などと呼ばれております」
呼び名。
又の名を通り名。
メタ発言だと、それぞれのタイトルとも言う。
「黒執事ね、確かにいろんな意味でセバスチャン、アンタは黒、だ」
悪魔という意味でも、執事の服の色でも、仕える主人のことでも。
「しかし、悪魔が執事の真似事なんて、よくやる気になったよ。そんなにイイのか?見返り」
「イイですね」
「見返りって、だってシエルの魂だろ?しかも一人分」
「ええ。前だけを見据え突き進む真っ直ぐな坊っちゃんの魂が、絶望に彩られ最期を迎えた時、さぞや美味な魂になるでしょう。それが私には楽しみでならないのです」
「変わってる……というか、サディスティックな執事様だな。いや、腹黒いというか……うーむ」
やっぱり黒執事、合ってる、とダンテは頷いている。
「変わっているといえば、貴方の呼び名もですね。デビルメイクライ……、悪魔も泣き出す、という意味でしょう?」
「ああ、おかしいか?」
「おかしいですね、悪魔には泣くための感情はないと思いましたが?……ああ、雑魚にはないですが、高位の悪魔にはそういった感情、ございましたね。貴方も高位悪魔だからなんでございましょう?」
「オレは半分人間の半分悪魔だろうが」
皮肉交じりに言うのはセバスチャンの常だ。
とか言いつつ、ダンテの親はやたらと高位の悪魔だろうけども。
だって魔帝とタイマン張れるくらいの強さの、スパーダさんだもの。
「ふふ、そうでしたね。半分悪魔でありながら悪魔狩人である貴方にぴったりの、ブラックジョークにもとれますね」
「……アンタはその人を小馬鹿にした皮肉がまた“黒”だな。黒執事のセバスチャン・ミカエリス」
「褒め言葉として受け取っておきますよ?デビルメイクライ、悪魔も泣き出すほどの強さのデビルハンターのダンテ」
二人は固い……いや、お互い手を握りつぶしそうなくらい強い力で熱い握手を交わした。
ディーヴァはそれを横目に、この世界での主人たるシエルへと礼を述べる。
「シエルくん、おせわになりました」
「ああ、こちらこそこの数日暇しなくてすんだ。ファントム社の新商品開発にもいい案が浮かんだからな、感謝する」
ダンテとセバスチャンを見れば、二人ともまだ握手している。
拳から血が出そうだからもうやめてほしい。
なんだかんだ楽しそう?なので、あえて止めには行かないが。
それをどこか楽しそうに見つめ、シエルは続けた。
「それに……あいつが膝をつく貴重なところが見れたのはよかった。ふ、アレは傑作だ」
ダンテと大バトルを繰り広げてきた時のことか。
あのスプラッタ劇場、ディーヴァとしては失神物だった。
「傑作?こわいだけだったじゃない」
「確かにナリは怖かったが、あれは貴重だぞ」
さいですか。
ディーヴァが拾ったそれは大粒のサファイア嵌る、大きな指輪。
シエルの持っている指輪と、よく似ていた。
いや、瓜二つ。
「……シエルの指輪って、今どこにあるんだ?」
「今日ももちろん、指に嵌ってるが……」
そう言って親指に嵌る指輪をダンテとディーヴァによく見えるようにかざす。
あまりピンクのフリフリドレスには似つかわしくないが、これがファントムハイヴ家当主の証でもあるのだと、外さないでおいたのだろう。
「じゃあこれ、何?」
「かしてみろ」
レプリカとは思えぬ重さ。
そもそも、ディーヴァの翼から落ちてくるところが変だ。
ディーヴァはシエルに拾った指輪をそっと手渡した。
「ふむ。確かに瓜二つだ。……セバスチャン」
「ええ」
今度はセバスチャンが受け取って詳しく見ている。
「この指輪は前に一度修復不可能レベルにまで壊れたんだ。それをセバスチャンが直したからな。指輪に刻まれた傷なら僕よりも詳しかろうて」
「とても古くなっていらっしゃいますが、同じものです」
古くなっている。
そして刻まれた傷。
それについてダンテとディーヴァは思い出すことがある。
「そういえば……落ちてたその指輪をディーヴァが嵌めたら、その瞬間にこっちの世界に来たんだっけか」
「うん、そうだった。……じゃあ、指輪を嵌めたら帰れる…ってことかな?」
子爵が変な悪魔召喚の儀式をやったこともそもそもの発端だが、指輪が導いたことも確かだ。
ならばその可能性は高い。
「…………少々お待ちを」
思うところがあったか、セバスチャンが指輪を手に、魔法陣の中央へ立つ。
そして陣の上に落ちたままの輝くレッドオーブ、一つ残らずダンテが回収する事になっているそれに指輪を近づけた。
ポウ……。
呼応している。
指輪全体が何かを導くように輝き、そして魔法陣全体も輝きを帯びる。
その真上に、唐突にぽっかりと浮かぶ謎の穴が展開される。
時空が歪んだような、穴とこちらとの境界線。
穴の中に映るのは。
「僕の屋敷の中……?」
「でも、ちょっと内装が違うような……」
「あっ。元の世界じゃねぇか?」
絨毯、調度品、そして見間違えなければガラスケースに入った展示物も見える。
「……そう、みたいだね」
元の世界が、こんなにも近くに。
すぐそこに。
「帰り道たる穴が開いたようですね。しかし、指輪が悪魔の血の結晶から遠ざかると穴が小さくなってしまうみたいです」
「ということは……」
今すぐ帰らねばならない、ということ。
何度か試してみて、考えた結果、やはり今すぐ帰ることにしたダンテとディーヴァ。
今はいわゆるちょっとした挨拶をそれぞれしているところである。
「セバスチャン、最後にオレのもう一つの呼び名を教えてやろっか。オレは『デビルメイクライ』だ」
「ならば私からも。私は『黒執事』などと呼ばれております」
呼び名。
又の名を通り名。
メタ発言だと、それぞれのタイトルとも言う。
「黒執事ね、確かにいろんな意味でセバスチャン、アンタは黒、だ」
悪魔という意味でも、執事の服の色でも、仕える主人のことでも。
「しかし、悪魔が執事の真似事なんて、よくやる気になったよ。そんなにイイのか?見返り」
「イイですね」
「見返りって、だってシエルの魂だろ?しかも一人分」
「ええ。前だけを見据え突き進む真っ直ぐな坊っちゃんの魂が、絶望に彩られ最期を迎えた時、さぞや美味な魂になるでしょう。それが私には楽しみでならないのです」
「変わってる……というか、サディスティックな執事様だな。いや、腹黒いというか……うーむ」
やっぱり黒執事、合ってる、とダンテは頷いている。
「変わっているといえば、貴方の呼び名もですね。デビルメイクライ……、悪魔も泣き出す、という意味でしょう?」
「ああ、おかしいか?」
「おかしいですね、悪魔には泣くための感情はないと思いましたが?……ああ、雑魚にはないですが、高位の悪魔にはそういった感情、ございましたね。貴方も高位悪魔だからなんでございましょう?」
「オレは半分人間の半分悪魔だろうが」
皮肉交じりに言うのはセバスチャンの常だ。
とか言いつつ、ダンテの親はやたらと高位の悪魔だろうけども。
だって魔帝とタイマン張れるくらいの強さの、スパーダさんだもの。
「ふふ、そうでしたね。半分悪魔でありながら悪魔狩人である貴方にぴったりの、ブラックジョークにもとれますね」
「……アンタはその人を小馬鹿にした皮肉がまた“黒”だな。黒執事のセバスチャン・ミカエリス」
「褒め言葉として受け取っておきますよ?デビルメイクライ、悪魔も泣き出すほどの強さのデビルハンターのダンテ」
二人は固い……いや、お互い手を握りつぶしそうなくらい強い力で熱い握手を交わした。
ディーヴァはそれを横目に、この世界での主人たるシエルへと礼を述べる。
「シエルくん、おせわになりました」
「ああ、こちらこそこの数日暇しなくてすんだ。ファントム社の新商品開発にもいい案が浮かんだからな、感謝する」
ダンテとセバスチャンを見れば、二人ともまだ握手している。
拳から血が出そうだからもうやめてほしい。
なんだかんだ楽しそう?なので、あえて止めには行かないが。
それをどこか楽しそうに見つめ、シエルは続けた。
「それに……あいつが膝をつく貴重なところが見れたのはよかった。ふ、アレは傑作だ」
ダンテと大バトルを繰り広げてきた時のことか。
あのスプラッタ劇場、ディーヴァとしては失神物だった。
「傑作?こわいだけだったじゃない」
「確かにナリは怖かったが、あれは貴重だぞ」
さいですか。
