DMC×黒執事
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と、余裕綽々に構えていた矢先。
キキキィ!!!
バサバサと何か羽ばたく音と一緒に、大量の甲高い鳴き声が折り重なって聞こえた。
「なっ、なんだアレは!?」
鳴き声に気がつきシエルが見上げた『アレ』。
今までやってきていた蜘蛛とは違う。
亀裂の向こうから新たに召喚されたのは、赤い体躯を持つ無数の蝙蝠。
「援軍ですか」
「あれはブラッドゴイル……!?しかもあんなに……」
「はー……めんどくせーな」
元は魔界産のガーゴイル像に悪魔の穢れた血が染み込んで生まれたなど逸話のある、魔帝が生み出した量産型の悪魔。
それがブラッドゴイルだ。
これぞ蜘蛛以上に数の暴力の真骨頂というもの。
毒々しいまでの赤が目に痛い。
脅威になる強さではないが、奴らの困るところは蜘蛛どころじゃない数を伴ってやってくるところだ。
今回、蜘蛛が見たことないほど多すぎるが、蜘蛛は本来そこまでの数は群れない。
しかもブラッドゴイルは統率など取れておらず、好き勝手に羽ばたき、自分のタイミングで攻撃をしてくるのだ。
群れていない以上、その法則性が掴めない。
しいて言えば、攻撃方法が旋回したのち直線的に突っ込んでくるだけ……という雑魚中の雑魚なのが救い。
血によって液状化した体を持つくせ、内部は石のように硬い。
だからか、ぶつかると地味~に痛いのだが。
とりあえず蜘蛛悪魔の親玉・クイーン討伐まで行くには非常に邪魔なブラッドゴイル。
それを鬱陶しそうにねめつけると、セバスチャンは飛び上がって隣接しナイフを振りかざした。
そう、剣や槍と同じ近距離武器扱いに入るであろう、ナイフを。
「あっ!セバスチャンさん、ちょっと待っ……!」
バッ!!
斬りつけた手応えはじゅうぶんで、確実に仕留めた。
だが、それは斬り裂かれて生を終えるのではなく、裂いたそこから大きく腫れ上がり、膨張し分裂した。
気がつけば一体だけだったはずのそこには、二体の蝙蝠。
しかも何事もなかったかのようにピンピンしている。
「な!ナイフが効いていない……?」
「しかも増えたぞ!?」
ストンとダンテの隣に着地し、増えた悪魔を見上げるシエルとセバスチャン。
「奴ら、昔の武器やナイフとかの近距離武器で斬ると、分裂するんだ」
「増えるワカメみたいにね」
ほんとそれな。
「早く言え」
「言おうとしたら斬っちゃったんだからしょうがないでしょ!」
「ならどうやって倒すのです?」
「あいつらは新しい武器には対応できない。つまり銃弾が効く!銃弾で石化したところを近距離武器でたたきのめせ!」
ダンテが銃弾をブラッドゴイルの翼めがけ撃ち込むと、当たった箇所が石化する。
重みでふらふらと歪な飛び方になったところへ続けて連射、完全に石化すれば、ぼとりと近くに落ちたそれに、とどめの蹴りを入れ、破壊してみせた。
「……なるほど。では、ダンテさん、石化までは任せます」
「ああ」
ダンテが撃って石化させ、セバスチャンが近距離で倒す。
二人はその作業を始めた。
しかし。
「あ゛ー!動ける範囲狭っ!!」
悪魔が多すぎる。
ディーヴァには当たらないようにしているが、攻撃が当たれば地味に痛いし、多くて邪魔だしでとっととなんとかしなくては、分裂しなくとも亀裂からやってくるので増えるワカメのように増えてあふれ返る。
因みに蜘蛛もまだちょこちょこ増えている。
あふれては、後はこぼれ落ちるのみ。
この部屋の場合、こぼれ落ちる場所とは部屋の外。
もしもこの悪魔達が一匹でも外に出たら、街も国も大パニックに陥る。
もう少し本気を出さねばどうしようもない。
……そう、本気を。
「セバスチャン、ここから一匹たりとも奴らを出すなよ」
「ええ、わかっております」
「僕らを守らなくていい。その代わり、最速の結果を出せるか?」
「誰に言っているのです?ファントムハイヴ家の執事たる者、これくらいの事が出来なくてどうします?」
にやりと笑うセバスチャンに、シエルも同じような笑みを浮かべる。
そして、セバスチャンから降り、シエルは顔をしっかりと上げ前を見据え、右目を今一度外気に晒した。
「セバスチャン、命令だ……奴らを駆逐しろ!」
「イエス、マイロード」
「オレ達の世界の悪魔だ。オレも殺らなくてどうするってね。セバスチャンに負けねぇくらいぶっ飛ばしてやっからな!
おっと、本気のダンテとセバスチャンが見られるようだ。
そうと決まれば、ディーヴァもダンテから離れた方がいいだろう。
背中にディーヴァがくっついたままでは枷になるし、それにとばっちりはごめんだ。
トッ、足取り軽くダンテの背中から飛び降りるディーヴァ。
ディーヴァはシエル以上に戦えない、いつも見守り、無事を祈って待つだけ。
だからその背に触れて後押しする。
「ダンテ、リベリオンないんだから無茶な事はしないでね」
「ああ!わかってるよ!それにあの蝙蝠野郎だけには近距離は効かないからな……」
悪魔に向かって走り出すとともに、ダンテがデビルトリガーを弾いた。
「時間制限はあるが、邪魔な雑魚を減らすのに魔人化させてもらったぜ」
爬虫類を思わせるような体躯の、悪魔としての姿のダンテ。
その周りにはデビルトリガーを弾く際に発生するトリガーバーストが。
やっぱり離れておいてよかったと思う。
ディーヴァの翼の時はもっとすごい衝撃波が発生するが、それに負けないくらいの衝撃波がダンテの周りに発生、隣接していた悪魔を薙ぎ払っている。
ダメージは小さくないだろう。
セバスチャンはそれをちらりと一瞥し、自分の方も攻撃を開始した。
ダンテは、魔人化により破壊力も連射率もさらに増した双子銃。
セバスチャンは、切れ味が全く衰えない銀のナイフ。
それぞれの得物を手に、悪魔の軍勢へ立ち向かう。
キキキィ!!!
バサバサと何か羽ばたく音と一緒に、大量の甲高い鳴き声が折り重なって聞こえた。
「なっ、なんだアレは!?」
鳴き声に気がつきシエルが見上げた『アレ』。
今までやってきていた蜘蛛とは違う。
亀裂の向こうから新たに召喚されたのは、赤い体躯を持つ無数の蝙蝠。
「援軍ですか」
「あれはブラッドゴイル……!?しかもあんなに……」
「はー……めんどくせーな」
元は魔界産のガーゴイル像に悪魔の穢れた血が染み込んで生まれたなど逸話のある、魔帝が生み出した量産型の悪魔。
それがブラッドゴイルだ。
これぞ蜘蛛以上に数の暴力の真骨頂というもの。
毒々しいまでの赤が目に痛い。
脅威になる強さではないが、奴らの困るところは蜘蛛どころじゃない数を伴ってやってくるところだ。
今回、蜘蛛が見たことないほど多すぎるが、蜘蛛は本来そこまでの数は群れない。
しかもブラッドゴイルは統率など取れておらず、好き勝手に羽ばたき、自分のタイミングで攻撃をしてくるのだ。
群れていない以上、その法則性が掴めない。
しいて言えば、攻撃方法が旋回したのち直線的に突っ込んでくるだけ……という雑魚中の雑魚なのが救い。
血によって液状化した体を持つくせ、内部は石のように硬い。
だからか、ぶつかると地味~に痛いのだが。
とりあえず蜘蛛悪魔の親玉・クイーン討伐まで行くには非常に邪魔なブラッドゴイル。
それを鬱陶しそうにねめつけると、セバスチャンは飛び上がって隣接しナイフを振りかざした。
そう、剣や槍と同じ近距離武器扱いに入るであろう、ナイフを。
「あっ!セバスチャンさん、ちょっと待っ……!」
バッ!!
斬りつけた手応えはじゅうぶんで、確実に仕留めた。
だが、それは斬り裂かれて生を終えるのではなく、裂いたそこから大きく腫れ上がり、膨張し分裂した。
気がつけば一体だけだったはずのそこには、二体の蝙蝠。
しかも何事もなかったかのようにピンピンしている。
「な!ナイフが効いていない……?」
「しかも増えたぞ!?」
ストンとダンテの隣に着地し、増えた悪魔を見上げるシエルとセバスチャン。
「奴ら、昔の武器やナイフとかの近距離武器で斬ると、分裂するんだ」
「増えるワカメみたいにね」
ほんとそれな。
「早く言え」
「言おうとしたら斬っちゃったんだからしょうがないでしょ!」
「ならどうやって倒すのです?」
「あいつらは新しい武器には対応できない。つまり銃弾が効く!銃弾で石化したところを近距離武器でたたきのめせ!」
ダンテが銃弾をブラッドゴイルの翼めがけ撃ち込むと、当たった箇所が石化する。
重みでふらふらと歪な飛び方になったところへ続けて連射、完全に石化すれば、ぼとりと近くに落ちたそれに、とどめの蹴りを入れ、破壊してみせた。
「……なるほど。では、ダンテさん、石化までは任せます」
「ああ」
ダンテが撃って石化させ、セバスチャンが近距離で倒す。
二人はその作業を始めた。
しかし。
「あ゛ー!動ける範囲狭っ!!」
悪魔が多すぎる。
ディーヴァには当たらないようにしているが、攻撃が当たれば地味に痛いし、多くて邪魔だしでとっととなんとかしなくては、分裂しなくとも亀裂からやってくるので増えるワカメのように増えてあふれ返る。
因みに蜘蛛もまだちょこちょこ増えている。
あふれては、後はこぼれ落ちるのみ。
この部屋の場合、こぼれ落ちる場所とは部屋の外。
もしもこの悪魔達が一匹でも外に出たら、街も国も大パニックに陥る。
もう少し本気を出さねばどうしようもない。
……そう、本気を。
「セバスチャン、ここから一匹たりとも奴らを出すなよ」
「ええ、わかっております」
「僕らを守らなくていい。その代わり、最速の結果を出せるか?」
「誰に言っているのです?ファントムハイヴ家の執事たる者、これくらいの事が出来なくてどうします?」
にやりと笑うセバスチャンに、シエルも同じような笑みを浮かべる。
そして、セバスチャンから降り、シエルは顔をしっかりと上げ前を見据え、右目を今一度外気に晒した。
「セバスチャン、命令だ……奴らを駆逐しろ!」
「イエス、マイロード」
「オレ達の世界の悪魔だ。オレも殺らなくてどうするってね。セバスチャンに負けねぇくらいぶっ飛ばしてやっからな!
おっと、本気のダンテとセバスチャンが見られるようだ。
そうと決まれば、ディーヴァもダンテから離れた方がいいだろう。
背中にディーヴァがくっついたままでは枷になるし、それにとばっちりはごめんだ。
トッ、足取り軽くダンテの背中から飛び降りるディーヴァ。
ディーヴァはシエル以上に戦えない、いつも見守り、無事を祈って待つだけ。
だからその背に触れて後押しする。
「ダンテ、リベリオンないんだから無茶な事はしないでね」
「ああ!わかってるよ!それにあの蝙蝠野郎だけには近距離は効かないからな……」
悪魔に向かって走り出すとともに、ダンテがデビルトリガーを弾いた。
「時間制限はあるが、邪魔な雑魚を減らすのに魔人化させてもらったぜ」
爬虫類を思わせるような体躯の、悪魔としての姿のダンテ。
その周りにはデビルトリガーを弾く際に発生するトリガーバーストが。
やっぱり離れておいてよかったと思う。
ディーヴァの翼の時はもっとすごい衝撃波が発生するが、それに負けないくらいの衝撃波がダンテの周りに発生、隣接していた悪魔を薙ぎ払っている。
ダメージは小さくないだろう。
セバスチャンはそれをちらりと一瞥し、自分の方も攻撃を開始した。
ダンテは、魔人化により破壊力も連射率もさらに増した双子銃。
セバスチャンは、切れ味が全く衰えない銀のナイフ。
それぞれの得物を手に、悪魔の軍勢へ立ち向かう。
