DMC×黒執事
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普段運動不足の御貴族様であるシエルは、もう動き疲れたご様子。
それもそうだ。
前述した通りドレス状態、つまり、シエルが美しい女性に変貌するためにはコルセットを締める。
あのきっっっついコルセットを。
その状態でここまでいるのだから、心中お察しする、というか、同情する。
あんなの締めてると慣れない人は具合も悪くなるものね。
因みにディーヴァは慣れ……るわけないでしょ!はやく脱ぎたいコルセットだけ!
ドレスは許すよ。
そしてとうとうシエルは涙目で叫んだ。
「セバスチャン、いつまでほっこりして遊んでいるっ!!!!」
「あ。忘れてました」
契約者の命令あったのに、セバスチャンともあろう者が忘れた?
そんなセバスチャンは時折、坊ちゃん<<<彼女(猫)になるようだ。
かわいそうに、セバスチャン貴方きっと疲れてるのよ。
そんなセバスチャンは未だ蜘蛛の糸を外す作業に取り掛からず、逆にぐるぐる巻きの簀巻き巻き状態を楽しんでいた。
え、楽しんで、いる……だと?
なんという上級者。
「ふんもっふ!」
バリバリダー!
糸布団という上級者向け天の岩戸から出てくるセバスチャン。
中の人ネタくさいセバスチャンの掛け声と、どこかで聞いた効果音と共に、体を繭のように覆っていた糸の塊が引きちぎられ、空気中に霧散するように消え失せる。
後に残るのは何事もなく、汚れもなく、もちろん怪我もなくピンピンしているセバスチャン。
ついでにダンテの糸までもその余波を受けて吹き飛ぶ。
「おま……オレと対戦する時、本当に本気出してたのか?」
「フフッ、疑われるなんて心外ですねぇ。そこから逃れたいのなら魔人化したらいいでしょうに」
呆れたように言ったセバスチャンは、そのままシエルとディーヴァの元へ。
蜘蛛を蹴散らすように攻撃を加え、二人を助けていた。
……忘れてた発言のことでシエルにはめちゃくちゃ怒られていたが。
して、魔人化。
それはダンテも考えたそうだ。
魔人化すればその衝撃で蜘蛛糸なぞ簡単に引きちぎることができたろう。
でも、これだけ悪魔が蔓延っていて今更なのだが、魔人化したくない理由がある。
「……いや、だってなぁ……」
ダンテがチラリと気にした視線の先には部屋の奥、その隅っこに蜘蛛から逃れるようにしてカーテンの陰に立つ一人の貴婦人。
相変わらず悪魔には襲われてないのが気になる。
よほど影がうすいかステルススキルがカンストしているのか……。
にしても一般人だから見せないようにしてたのなら、納得。
しかし同じ一般人でも、子爵とのこの差!
ダンテは基本的に女子供に優しいフェミニストだから仕方ないが、子爵の気持ち的に解せぬってなってそうだ。
少々不本意なところがあるが大事なディーヴァはセバスチャンに任せて、ダンテは単身一般人の元へと突っ込む。
その間にいた悪魔をなぎ倒しながら。
ディーヴァならあたしのことより他の人の安全優先してあげて、なんて言うだろうし、何かあっても韋駄天並みの逃げ足を持っているから大丈夫だ……と信じたい。
何よりセバスチャンもついている。
「こい!アンタも子爵同様早いとこここから出て……」
「っ!ダンテさん、避けなさい!」
ぐい、やけに冷たいその人の手を掴み、入り口へ誘導するダンテ。
セバスチャンが珍しく声を荒げたのは、ダンテが彼女に背中を向けた瞬間だった。
ザシュッ!!!
蜘蛛爪がダンテを斬りつける。
爪の軌道が光となって、空間を走り抜けるのを一瞬だが、ディーヴァからも確認できた。
「っぶねー……なんだよ一体」
瞬間にして、転がって飛び退くダンテ。
その頬には薄く線が入り、血が滲む。
半魔の回復速度の速さで、こんな傷はすぐに塞がろう。
だが一歩遅ければ首チョンパ。
首が飛んだらダンテとてさすがに回復できるとは思えない。
「余所見はいけないと言ったでしょう?」
「いや、それは聞いてねーけど」
「心の中で忠告しました」
それじゃさすがのダンテも聞けるわけない。
読心術を身につけろと?
そんなのレッドオーブ一万と引き換えででも無理そうだ。
転がった先では蜘蛛の悪魔がゾロゾロリ。
ダンテを囲むように円で配置され、貴婦人とダンテが向かい合う形になっている。
「貴様、ここで会ったが百年目……!裏切り者の息子!!」
「は?悪いがオレあんたみたいなオバサンに見覚えねえよ」
キンキン声を上げる貴婦人。
だが残念かな、ダンテにはなんの心当たりもなし。
まあ、裏切り者の息子、なんて言われる心当たりはあると言えばあるけれども。
それとディーヴァと比べれば、どんな綺麗な貴婦人もオバサンで終わってしまうようで……解せぬ。
ダンテはフェミニストの称号を剥奪されても文句は言えまい。
「オ、オバサ……!?キシャーーーーーッ!!」
もともと脱ぐつもりだったのか、それともダンテの発言に憤慨したか。
貴婦人は透き通るように白い顔を真っ赤に染め上げ、ヒトの皮をバリバリと脱ぎ捨てる。
破裂するように、皮を剥ぐように、人間としての皮膚が血を撒き散らしながら、千切れ飛ぶ。
ぼと、ぼとり、ヒトとしての表面が落下、貴婦人としての髪の毛の束もばさりと頭皮ごと床に落ちた。
むごたらしい、スプラッタすぎる。
……気持ち悪い。
そして、どこにその容量が入っていたのかすごく疑問などデカイ蜘蛛の体が、そこからは展開された。
そう、彼女は人間の皮を上手くかぶった悪魔だったのだ。
「ク、クイーンアルケニー!?」
周りを囲むアルケニーの大きさとはケタ違いの巨大な蜘蛛型悪魔。
アルケニーの女王、統率者とも呼ばれるクイーンアルケニー。
「なにかおかしいと思ったらやっぱりあの人悪魔だったんだ……」
最初に会った時、彼女は獲物を見定めるような視線でこちらを見てきた。
それだけでもヒヤリとするのに、その中にはゾッとする何か嫌な気配を感じたのだ。
今思えばアレは悪魔に対する天使の防衛本能といえる。
クイーンは統率者の貫禄を見せつけるように、長い脚をのしのし言わせて歩き、ダンテの前に構えていた。
「クイーンと名前がつく割には品のない悪魔だ」
「ええ、同感です。女性だというにあのように足を開いて歩くとは……上品さに欠けますね」
「お前、気になるところはそこか?」
セバスチャン、目の付け所がおかしい。
そもそも蜘蛛なのだから、脚が閉じれないのは体の構造上、しかたないのに。
攻撃は唐突に開始された。
それもそうだ。
前述した通りドレス状態、つまり、シエルが美しい女性に変貌するためにはコルセットを締める。
あのきっっっついコルセットを。
その状態でここまでいるのだから、心中お察しする、というか、同情する。
あんなの締めてると慣れない人は具合も悪くなるものね。
因みにディーヴァは慣れ……るわけないでしょ!はやく脱ぎたいコルセットだけ!
ドレスは許すよ。
そしてとうとうシエルは涙目で叫んだ。
「セバスチャン、いつまでほっこりして遊んでいるっ!!!!」
「あ。忘れてました」
契約者の命令あったのに、セバスチャンともあろう者が忘れた?
そんなセバスチャンは時折、坊ちゃん<<<彼女(猫)になるようだ。
かわいそうに、セバスチャン貴方きっと疲れてるのよ。
そんなセバスチャンは未だ蜘蛛の糸を外す作業に取り掛からず、逆にぐるぐる巻きの簀巻き巻き状態を楽しんでいた。
え、楽しんで、いる……だと?
なんという上級者。
「ふんもっふ!」
バリバリダー!
糸布団という上級者向け天の岩戸から出てくるセバスチャン。
中の人ネタくさいセバスチャンの掛け声と、どこかで聞いた効果音と共に、体を繭のように覆っていた糸の塊が引きちぎられ、空気中に霧散するように消え失せる。
後に残るのは何事もなく、汚れもなく、もちろん怪我もなくピンピンしているセバスチャン。
ついでにダンテの糸までもその余波を受けて吹き飛ぶ。
「おま……オレと対戦する時、本当に本気出してたのか?」
「フフッ、疑われるなんて心外ですねぇ。そこから逃れたいのなら魔人化したらいいでしょうに」
呆れたように言ったセバスチャンは、そのままシエルとディーヴァの元へ。
蜘蛛を蹴散らすように攻撃を加え、二人を助けていた。
……忘れてた発言のことでシエルにはめちゃくちゃ怒られていたが。
して、魔人化。
それはダンテも考えたそうだ。
魔人化すればその衝撃で蜘蛛糸なぞ簡単に引きちぎることができたろう。
でも、これだけ悪魔が蔓延っていて今更なのだが、魔人化したくない理由がある。
「……いや、だってなぁ……」
ダンテがチラリと気にした視線の先には部屋の奥、その隅っこに蜘蛛から逃れるようにしてカーテンの陰に立つ一人の貴婦人。
相変わらず悪魔には襲われてないのが気になる。
よほど影がうすいかステルススキルがカンストしているのか……。
にしても一般人だから見せないようにしてたのなら、納得。
しかし同じ一般人でも、子爵とのこの差!
ダンテは基本的に女子供に優しいフェミニストだから仕方ないが、子爵の気持ち的に解せぬってなってそうだ。
少々不本意なところがあるが大事なディーヴァはセバスチャンに任せて、ダンテは単身一般人の元へと突っ込む。
その間にいた悪魔をなぎ倒しながら。
ディーヴァならあたしのことより他の人の安全優先してあげて、なんて言うだろうし、何かあっても韋駄天並みの逃げ足を持っているから大丈夫だ……と信じたい。
何よりセバスチャンもついている。
「こい!アンタも子爵同様早いとこここから出て……」
「っ!ダンテさん、避けなさい!」
ぐい、やけに冷たいその人の手を掴み、入り口へ誘導するダンテ。
セバスチャンが珍しく声を荒げたのは、ダンテが彼女に背中を向けた瞬間だった。
ザシュッ!!!
蜘蛛爪がダンテを斬りつける。
爪の軌道が光となって、空間を走り抜けるのを一瞬だが、ディーヴァからも確認できた。
「っぶねー……なんだよ一体」
瞬間にして、転がって飛び退くダンテ。
その頬には薄く線が入り、血が滲む。
半魔の回復速度の速さで、こんな傷はすぐに塞がろう。
だが一歩遅ければ首チョンパ。
首が飛んだらダンテとてさすがに回復できるとは思えない。
「余所見はいけないと言ったでしょう?」
「いや、それは聞いてねーけど」
「心の中で忠告しました」
それじゃさすがのダンテも聞けるわけない。
読心術を身につけろと?
そんなのレッドオーブ一万と引き換えででも無理そうだ。
転がった先では蜘蛛の悪魔がゾロゾロリ。
ダンテを囲むように円で配置され、貴婦人とダンテが向かい合う形になっている。
「貴様、ここで会ったが百年目……!裏切り者の息子!!」
「は?悪いがオレあんたみたいなオバサンに見覚えねえよ」
キンキン声を上げる貴婦人。
だが残念かな、ダンテにはなんの心当たりもなし。
まあ、裏切り者の息子、なんて言われる心当たりはあると言えばあるけれども。
それとディーヴァと比べれば、どんな綺麗な貴婦人もオバサンで終わってしまうようで……解せぬ。
ダンテはフェミニストの称号を剥奪されても文句は言えまい。
「オ、オバサ……!?キシャーーーーーッ!!」
もともと脱ぐつもりだったのか、それともダンテの発言に憤慨したか。
貴婦人は透き通るように白い顔を真っ赤に染め上げ、ヒトの皮をバリバリと脱ぎ捨てる。
破裂するように、皮を剥ぐように、人間としての皮膚が血を撒き散らしながら、千切れ飛ぶ。
ぼと、ぼとり、ヒトとしての表面が落下、貴婦人としての髪の毛の束もばさりと頭皮ごと床に落ちた。
むごたらしい、スプラッタすぎる。
……気持ち悪い。
そして、どこにその容量が入っていたのかすごく疑問などデカイ蜘蛛の体が、そこからは展開された。
そう、彼女は人間の皮を上手くかぶった悪魔だったのだ。
「ク、クイーンアルケニー!?」
周りを囲むアルケニーの大きさとはケタ違いの巨大な蜘蛛型悪魔。
アルケニーの女王、統率者とも呼ばれるクイーンアルケニー。
「なにかおかしいと思ったらやっぱりあの人悪魔だったんだ……」
最初に会った時、彼女は獲物を見定めるような視線でこちらを見てきた。
それだけでもヒヤリとするのに、その中にはゾッとする何か嫌な気配を感じたのだ。
今思えばアレは悪魔に対する天使の防衛本能といえる。
クイーンは統率者の貫禄を見せつけるように、長い脚をのしのし言わせて歩き、ダンテの前に構えていた。
「クイーンと名前がつく割には品のない悪魔だ」
「ええ、同感です。女性だというにあのように足を開いて歩くとは……上品さに欠けますね」
「お前、気になるところはそこか?」
セバスチャン、目の付け所がおかしい。
そもそも蜘蛛なのだから、脚が閉じれないのは体の構造上、しかたないのに。
攻撃は唐突に開始された。
