DMC×黒執事
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セバスチャンに抱きかかえられたまま、シエルが口を尖らせて不服そうに言う。
「遅いぞセバスチャン」
「え、これで遅いの!?」
確かにこれ以上遅れれば、悪魔のディナーと化していたかもしれないが、命令の言葉を紡いでからまだ一分ほどである。
死にかけた事実があるとはいえ、彼らが来たのは結構早い方。
まあ、助かったからこそ、主人ぶった減らず口が言えるとも取れなくもない。
「執事なら命令した瞬間に来て当然だ」
「シエルって人使い荒いな。違う、悪魔だから悪魔使いか」
ダンテうまい、座布団一枚。
「それは申し訳ありません。檻に入れられ悪魔を恐れる滑稽な姿、あれをあと少し楽しみたかったのですが……」
そしてセバスチャン、やっぱり鬼だ悪魔だ!のんびり見てる時間あるならすぐに助けてください。
気持ち悪い悪魔の姿を脳裏に焼き付けてしまうその前に。
あと、それに付き合うダンテも同罪。
ジャッジメントですの!
セバスチャンのとんでもない鬼畜な発言を他所に、子爵と貴婦人が出てきてふらふらと近づく。
「もしかして、喚べた……?君達も喚べた悪魔の内なのかい?」
なにやらものすごい悪魔を喚んでしまったのか、と思い込んでいる様子。
ダンテとセバスチャンのことを、蜘蛛の悪魔を殴り飛ばすほどの腕力と纏う空気、なのに人語を話し、自らもヒト型をしていることで、蜘蛛共々喚ばれた悪魔だと勘違い……といったところか。
シエルとディーヴァを助け出してる時点で、悪魔勢ではないと気づけ。
まあ悪魔だと思ったことについては誉めてつかわす。
本当のことだし。
「残念ながら私は貴方がたの喚んだ悪魔ではありません」
「オレも違うぜ」
ワクテカしている子爵の背後から、セバスチャンが囁くようにして言う。
さらにダンテも追加。
「だが、こいつらはアンタらの喚んだ奴。相変わらず気持ち悪いな。まだまだ大量に喚んでやがるじゃねぇか」
こいつら、それは空間に亀裂が入った、その奥。
隙間から向こう地平の彼方まで見えている悪魔の軍勢のことである。
ヒィ、数の暴力!
……ちなみにその軍勢を倒しても多分元の世界には微妙に繋がっていないぽい。
どう見ても魔界……なんで?
「本来は大勢を喚ぶ予定はなかったのでしょう。しかしそこにはディーヴァさんというイレギュラーな誤算がありました。彼女はただの女性ではなく天使、それも元々ダンテさんの世界の天使。陣の中にいなくとも、部屋の中にいるだけで確実に悪魔を召喚できますし、大量に喚びだすことも可能ですからね」
「悪魔増援装置乙」
イラァ……。
なんと失礼な称号。
ダンテは一週間ストロベリーサンデー禁止の刑に処す、と心の中で決定していると、ダンテ達の背後、亜空間の亀裂が大きな音を立てた。
ピシリ、ピシッ、卵の殻を徐々に破る音に近いそれ。
その全てが割れた時、悪魔はこちらの世界に完全に産声をあげるのだ。
「来るぜ」
「これ以上他の人間に悪魔を見せるのは得策ではありませんよダンテさん」
「違いねぇな」
背後に向き直り、えらく淡々とした口調で迫る悪魔の軍勢を見据えるダンテとセバスチャン。
「ってことで悪いがここから先はR指定なもんでね、パンピーは寝て……ろっ!」
「え、R指……ブベラッ!?」
唐突にダンテの拳炸裂。
子爵の顔に吸い込まれるように、ダンテの拳がめり込む一部始終をディーヴァは見てしまった。
そして、子爵は後方へと錐揉み回転しながら吹っ飛ぶ。
ディーヴァを抱えたままだったおかげで威力が弱まったのが救いか。
大丈夫かな……生きてるかな?
不安に思い、ダンテの顔そして吹っ飛んだ子爵をオロオロと交互に見るディーヴァのすぐ前、空中にぽっかりと浮かぶ亀裂の最後が来た。
目の前に雷が落ちる音。
そう言い表すしか出来ない大音が轟き、怒涛になだれ込む悪魔の軍勢。
キェアァーーーーッ!
ギギギギギィーーッ!
阿鼻叫喚の地獄絵図さながらの雄叫びが響き渡る。
結構な広さの部屋なはずなのに、悪魔でみっちりとスペースがなくなっている。
ここは合戦場か何かか……それもほとんど気持ち悪い蜘蛛悪魔の。
バシュッ!
向かってきた悪魔をダンテが蹴り飛ばした。
ザッ!
セバスチャンも同じようにその長い足から繰り出される蹴りを悪魔にぶつける。
「おらっ!セイッ!もういっちょ!」
そのまま蜘蛛達の全ての個体がこちらへ向かってきたので、掛け声をあげてダンテは悪魔を殴り、蹴ってぶっ飛ばす。
攻撃しづらいだろうに、二人はお互いシエルとディーヴァを抱えたままだ。
「あ?……よく見たらさっきのパツキン伸びてやがる」
悪魔をはっ倒す中、子爵が壁際で倒れているのを目にしたらしい。
おそ!今頃気がついたよダンテ。
「こいつどうすればいい?一発殴っただけで伸びちまった。転がしとくと悪魔の餌食だぜ」
「あのさダンテ。ダンテの腕力だと、殴っただけってのは通用しないんじゃないかな?」
殴るというか殴り殺す勢いだったのを、ディーヴァは目撃した。
ダンテに首根っこ掴まれて宙ぶらりんなサマは、まるでボロ雑巾。
結構な美丈夫だったのに、鼻血でてるよ子爵さま。
拳めり込んだ形がそのまま残って、潰れたあんぱんみたいだよ子爵さま。
「ディーヴァにあんだけ言い寄ったんだから仕方ない」
「うわ、見てたのね」
「本当はディーヴァとダンスした男ども全員にお灸を据えてやりたかったんだが」
「うん。ダンテなら本当にやりそうだからそれ以上言わなくていいよ」
ダンテは本当に嫉妬深い。
でもそれすら愛しく思えるのだから、お互いこれは共依存しているといえる。
もう元には戻れない。
「遅いぞセバスチャン」
「え、これで遅いの!?」
確かにこれ以上遅れれば、悪魔のディナーと化していたかもしれないが、命令の言葉を紡いでからまだ一分ほどである。
死にかけた事実があるとはいえ、彼らが来たのは結構早い方。
まあ、助かったからこそ、主人ぶった減らず口が言えるとも取れなくもない。
「執事なら命令した瞬間に来て当然だ」
「シエルって人使い荒いな。違う、悪魔だから悪魔使いか」
ダンテうまい、座布団一枚。
「それは申し訳ありません。檻に入れられ悪魔を恐れる滑稽な姿、あれをあと少し楽しみたかったのですが……」
そしてセバスチャン、やっぱり鬼だ悪魔だ!のんびり見てる時間あるならすぐに助けてください。
気持ち悪い悪魔の姿を脳裏に焼き付けてしまうその前に。
あと、それに付き合うダンテも同罪。
ジャッジメントですの!
セバスチャンのとんでもない鬼畜な発言を他所に、子爵と貴婦人が出てきてふらふらと近づく。
「もしかして、喚べた……?君達も喚べた悪魔の内なのかい?」
なにやらものすごい悪魔を喚んでしまったのか、と思い込んでいる様子。
ダンテとセバスチャンのことを、蜘蛛の悪魔を殴り飛ばすほどの腕力と纏う空気、なのに人語を話し、自らもヒト型をしていることで、蜘蛛共々喚ばれた悪魔だと勘違い……といったところか。
シエルとディーヴァを助け出してる時点で、悪魔勢ではないと気づけ。
まあ悪魔だと思ったことについては誉めてつかわす。
本当のことだし。
「残念ながら私は貴方がたの喚んだ悪魔ではありません」
「オレも違うぜ」
ワクテカしている子爵の背後から、セバスチャンが囁くようにして言う。
さらにダンテも追加。
「だが、こいつらはアンタらの喚んだ奴。相変わらず気持ち悪いな。まだまだ大量に喚んでやがるじゃねぇか」
こいつら、それは空間に亀裂が入った、その奥。
隙間から向こう地平の彼方まで見えている悪魔の軍勢のことである。
ヒィ、数の暴力!
……ちなみにその軍勢を倒しても多分元の世界には微妙に繋がっていないぽい。
どう見ても魔界……なんで?
「本来は大勢を喚ぶ予定はなかったのでしょう。しかしそこにはディーヴァさんというイレギュラーな誤算がありました。彼女はただの女性ではなく天使、それも元々ダンテさんの世界の天使。陣の中にいなくとも、部屋の中にいるだけで確実に悪魔を召喚できますし、大量に喚びだすことも可能ですからね」
「悪魔増援装置乙」
イラァ……。
なんと失礼な称号。
ダンテは一週間ストロベリーサンデー禁止の刑に処す、と心の中で決定していると、ダンテ達の背後、亜空間の亀裂が大きな音を立てた。
ピシリ、ピシッ、卵の殻を徐々に破る音に近いそれ。
その全てが割れた時、悪魔はこちらの世界に完全に産声をあげるのだ。
「来るぜ」
「これ以上他の人間に悪魔を見せるのは得策ではありませんよダンテさん」
「違いねぇな」
背後に向き直り、えらく淡々とした口調で迫る悪魔の軍勢を見据えるダンテとセバスチャン。
「ってことで悪いがここから先はR指定なもんでね、パンピーは寝て……ろっ!」
「え、R指……ブベラッ!?」
唐突にダンテの拳炸裂。
子爵の顔に吸い込まれるように、ダンテの拳がめり込む一部始終をディーヴァは見てしまった。
そして、子爵は後方へと錐揉み回転しながら吹っ飛ぶ。
ディーヴァを抱えたままだったおかげで威力が弱まったのが救いか。
大丈夫かな……生きてるかな?
不安に思い、ダンテの顔そして吹っ飛んだ子爵をオロオロと交互に見るディーヴァのすぐ前、空中にぽっかりと浮かぶ亀裂の最後が来た。
目の前に雷が落ちる音。
そう言い表すしか出来ない大音が轟き、怒涛になだれ込む悪魔の軍勢。
キェアァーーーーッ!
ギギギギギィーーッ!
阿鼻叫喚の地獄絵図さながらの雄叫びが響き渡る。
結構な広さの部屋なはずなのに、悪魔でみっちりとスペースがなくなっている。
ここは合戦場か何かか……それもほとんど気持ち悪い蜘蛛悪魔の。
バシュッ!
向かってきた悪魔をダンテが蹴り飛ばした。
ザッ!
セバスチャンも同じようにその長い足から繰り出される蹴りを悪魔にぶつける。
「おらっ!セイッ!もういっちょ!」
そのまま蜘蛛達の全ての個体がこちらへ向かってきたので、掛け声をあげてダンテは悪魔を殴り、蹴ってぶっ飛ばす。
攻撃しづらいだろうに、二人はお互いシエルとディーヴァを抱えたままだ。
「あ?……よく見たらさっきのパツキン伸びてやがる」
悪魔をはっ倒す中、子爵が壁際で倒れているのを目にしたらしい。
おそ!今頃気がついたよダンテ。
「こいつどうすればいい?一発殴っただけで伸びちまった。転がしとくと悪魔の餌食だぜ」
「あのさダンテ。ダンテの腕力だと、殴っただけってのは通用しないんじゃないかな?」
殴るというか殴り殺す勢いだったのを、ディーヴァは目撃した。
ダンテに首根っこ掴まれて宙ぶらりんなサマは、まるでボロ雑巾。
結構な美丈夫だったのに、鼻血でてるよ子爵さま。
拳めり込んだ形がそのまま残って、潰れたあんぱんみたいだよ子爵さま。
「ディーヴァにあんだけ言い寄ったんだから仕方ない」
「うわ、見てたのね」
「本当はディーヴァとダンスした男ども全員にお灸を据えてやりたかったんだが」
「うん。ダンテなら本当にやりそうだからそれ以上言わなくていいよ」
ダンテは本当に嫉妬深い。
でもそれすら愛しく思えるのだから、お互いこれは共依存しているといえる。
もう元には戻れない。
