色々な短編的なお話
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「えー、それでは。あたしはさっきのでおわりだわん。三人とも頑張って逝くんだわん!」
ネ「いくの字違うけどな」
最後にもう一回分のぷっちょがダンテ、バージル、ネロのもとに残されている。
はたして、どの様な内容なのか?
ダンテ:暴露話ヲスルベシ
バージル:右隣ノ人ヲ本気デ口説クベシ
ネロ:学生・免許証ノ顔写真ヲ見セヨ
ダ「暴露。……暴露ねぇ……」
ネ「何か思うところでもあるのか?」
バ「知られてはならぬ秘密くらい、この愚弟にはごまんとあるだろう。さあ話せ返答次第では斬る!なんもなくてもKILL」
ダ「どっちにしろ斬るんじゃねぇか」
「で、ダンテの秘密ってどんなだったわん?」
ダ「今更な感じするが、うーむ。ディーヴァの下着ドロボーしたり、バージルのコートでこぼした牛乳拭いちまったり、4分の1が悪魔なネロのメシに聖水混ぜるとどれくらい効果あるか調べたり…くらいか?」
「「「………………(^ω^#)」」」
ダ「あり?今更、だよな??」
ゴゴゴゴゴ……!
どこからか怒りの地響きが聞こえる。
「へぇ?あたしの下着ないなぁって思ったら、ダンテのところに出張してたんだぁ……?」
バ「ほう?俺のコートがやたら臭い時があったが、アレはお前の仕業だったのか……?」
ネ「ふぅん?オレが口の中口内炎の胃痛胸焼け下痢で体ブッ壊した時がそうだったってわけか……?」
ダ「え、いや、その……。ディーヴァ、わんが抜けてる。バージル、悪気はなかったんだ多分!ネロに至っては興味本位っていうか……」
「「「覚悟しろ!天誅!!」」」
\ダァーイ/
タコ殴り、いや袋叩きだ。
ダンテはいつも通り、ディーヴァにハリセンでぶったたかれーの、幻影剣グッサーの、悪魔の右手で潰されーの、散々な目にあった。
そして、そのダンテが死の淵……というか魔界の淵から生還してしばらく。
ようやく次の罰ゲームに移行した。
バージルの行う罰ゲームは、右隣の人を本気で口説くこと。
バージルの右隣、すなわちダンテであるからして、彼の顔はこれ以上ないってくらい眉間にシワを寄せていた。
バ「すまん。俺にはとてもじゃないが愚弟を口説くなんて真似、嘘でもできない……」
ダ「オレだって嫌だよ!なんでよりによってバージルなんだ!ディーヴァが良かった!!」
ネ「はぁ……バージルとダンテのことだから、そう言うと思ったぜ」
「でも、これ罰ゲームだからね?」
ネ「そ、罰ゲーム。口説く方法はよーーーく考えとけ。絶対罰ゲームさせるからな!んじゃ先にオレやるな?」
この世の終わりみたいな顔をして、ダンテとバージルが落ち込んだのは、言うまでもない。
ネロの罰ゲームは、学生時代や免許証の顔写真を見せるというもの。
先ほどホスト写真のような出来栄えの素晴らしい写真のあとだ、そんな写真とてカッコいいはずだし簡単なことであろう。
しかし、ネロの表情は凍りついた。
「ネロ?どうしたわん?」
ダ「もったいぶってんだろ。オレ達を心ん中で嘲笑って、さ」
バ「……とりあえず、顔写真の載った物を見せてみろ」
ネ「いや、そんなの持ってねぇしぃ!?」
否定するネロの声は裏返っている。
……怪しい。
バ「ほう……?」
ダ「本当に持ってないのかよ」
「うっそだー。教団に入ってた時の所属証明書とかないわん?」
ネ「な、ない!!教団時代の小型証明カードとか、入りたての頃の変な写真載ったカードとかそんなのない!!」
「「誰もそこまで言ってないだろ」」
「ふーん、あるのねー。えいっ!」
ネ「な、どこ触って……!ぁ、そこは……!!」
ペタペタ、するり。
ディーヴァの手が、ネロの服の中へと滑り込む。
衣服をまさぐり、腹部、胸部と、素肌をゆっくりと触れていく。
ダ「こらこら、触られたくらいで盛るな」
バ「気持ちはわかるがな」
「んふ、みぃつけた」
息を切らしたネロをそのままに、ディーヴァがネロの胸の内ポケットから取り出した小型証明カード。
教団のマークが表紙の、二つ折りになったそれをぱかりと開けると出てきたのは。
「「「ぶふぅ!」」」
ダ「おいおい!悪人ヅラしてんなー!」
バ「悪人ヅラに見えるのは光と影の関係だろうが、それよりこれは……クククッ!」
「ひぃ~~~白目っ!証明写真なのに、白目剥いてるわんっ!」
そう、光の当たり方が悪かったようで、顔の影が色濃く、極悪人のような見た目に成り果てているのだ。
実物と比べると、あれ?別人じゃね?ってなる。
極め付けに、白目を剥いていたのだ!
ネ「だから嫌だったんだ!それにこれ、キリエにも見せたことないのにーー!!」
顔を両手で覆い、わっと泣き出したネロ。
なんだかとてもかわいそうなので、笑うのはこの辺にしておこう。
それに、このあと最後にはもっと酷い罰ゲームが待っている……。
ネ「もういい。いいから早く、ダンテを口説けばいいだろ」
「あーらら、ネロったらいじけちゃったわん。でもまぁ、バージルの罰ゲーム、最後の楽しみにとっといたもんね。がーーーんばっ!」
「「やっぱやるんだな」」
往生際悪く嫌がる2人だが、腹をくくったか、バージルがダンテに向き直る。
……熱っぽい視線を向けて。
ダ「うわ、バージルまさか本気で来る気かよ……」
バ「何事もやるのなら本気でやらねば、俺の矜持が許さぬ。……逝くぞ」
♪~~♪~~~。
ダ「なんだこのやたらムーディーな音楽……」
「ふふ、ネロと結託してバージルの素敵口説きタイムを応援しようと思ってね!」
ネ「バージルが口説きやすいよう、音楽を流してみたぜ」
ダ「うへぇ……。おわっ!バ、ババババージルゥ!?」
吐き戻してしまいそうなダンテの肩に、バージルの両手が勢いよく置かれた。
至近距離すぎてキスもできそうだ。
バ「ダンテ。俺たちは双子。同じ魂を分け合った者同士」
ダ「あ、ああ……そうだな……。それよりもうちょい離れてくれ」
バ「なのに、最近わからない。お前の気持ちがわからなくなるなんてこと、今までなかった」
ダ「……離れてはくれないんだな」
バ「お前じゃなきゃダメなんだ……ダンテ。お前なしじゃいられない!」
ダ「ぎゃあ!ち、近い近い近い!」
バージル、お前はイタリア人か。
よくもまぁ、愚弟と罵るダンテに対してあそこまで口説けたものだ。
バ「もう……離れられない!もう、この関係には耐えられない。俺を一人の男として見てくれ。…………好きだ!」
「あらら、口説くどころか告白しちゃったよ」
ネ「実はマジに告白してたりしてな。だったら面白……こほん、大変だなぁ!」
ダ「ちょ、ちょっと待て!もういい、もういいよ!なぁ、ネロとディーヴァもそう思うだろ!?」
ネ「ノーコメントで」
「バージルが満足するまでやらせてあげなよ。迫真の演技だわん♪」
ダ「嘘だろおいいい!?止めろよ!バージルを止めろ!!」
あまりにもなバージルの口説き文句に、冷や汗タラタラ焦るダンテ。
そしてバージルの告は……こほん、スーパー口説きタイムは最終段階まで入った。
バ「お前を独り占めしたい……抱きたい」
ダ「え、は、はぁぁあっ!?」
バージルが抱きしめてきた。
振りほどこうにも振りほどけなく、バージルのなんと力の強いことか。
そして、ダンテとは裏腹にそれを目にしてとっても楽しそうなのは、無関係のネロとディーヴァである。
「バジダンだ……」
ネ「アッー!な展開もあるのか?」
ダ「ねぇよ!」
バ「いや、今夜お前の寝所に忍び込む。体を綺麗にして待っているがいい」
ダ「やめてオニーチャン!」
バ「やめてなんて言われると、ムラムラしてしかたない……」
ゾッとすることを言われた気がする。
だが、腐女子と化しつつあるネロとディーヴァには、湧き立つ理由にしかならない。
「きゃー!聞きましたネロさん!」
ネ「ああ、この耳でよく聞きましたよディーヴァさん!」
「禁断の扉開いちゃった?ねぇねぇ開いちゃったの?」
ダ「うるせーディーヴァ!!」
しばしダンテとディーヴァの喧嘩ターン。
それを横目に、バージルにこっそりと聞いてみるネロ。
ネ「で、アンタはわざとここまで口説いたんだろ?」
バ「さぁ?どう思う?」
ニヤリ、含み笑いで返したバージル。
ここにバジダンというBLジャンルがこのサイトに確立した……かどうかは神しかしらない。
ネ「いくの字違うけどな」
最後にもう一回分のぷっちょがダンテ、バージル、ネロのもとに残されている。
はたして、どの様な内容なのか?
ダンテ:暴露話ヲスルベシ
バージル:右隣ノ人ヲ本気デ口説クベシ
ネロ:学生・免許証ノ顔写真ヲ見セヨ
ダ「暴露。……暴露ねぇ……」
ネ「何か思うところでもあるのか?」
バ「知られてはならぬ秘密くらい、この愚弟にはごまんとあるだろう。さあ話せ返答次第では斬る!なんもなくてもKILL」
ダ「どっちにしろ斬るんじゃねぇか」
「で、ダンテの秘密ってどんなだったわん?」
ダ「今更な感じするが、うーむ。ディーヴァの下着ドロボーしたり、バージルのコートでこぼした牛乳拭いちまったり、4分の1が悪魔なネロのメシに聖水混ぜるとどれくらい効果あるか調べたり…くらいか?」
「「「………………(^ω^#)」」」
ダ「あり?今更、だよな??」
ゴゴゴゴゴ……!
どこからか怒りの地響きが聞こえる。
「へぇ?あたしの下着ないなぁって思ったら、ダンテのところに出張してたんだぁ……?」
バ「ほう?俺のコートがやたら臭い時があったが、アレはお前の仕業だったのか……?」
ネ「ふぅん?オレが口の中口内炎の胃痛胸焼け下痢で体ブッ壊した時がそうだったってわけか……?」
ダ「え、いや、その……。ディーヴァ、わんが抜けてる。バージル、悪気はなかったんだ多分!ネロに至っては興味本位っていうか……」
「「「覚悟しろ!天誅!!」」」
\ダァーイ/
タコ殴り、いや袋叩きだ。
ダンテはいつも通り、ディーヴァにハリセンでぶったたかれーの、幻影剣グッサーの、悪魔の右手で潰されーの、散々な目にあった。
そして、そのダンテが死の淵……というか魔界の淵から生還してしばらく。
ようやく次の罰ゲームに移行した。
バージルの行う罰ゲームは、右隣の人を本気で口説くこと。
バージルの右隣、すなわちダンテであるからして、彼の顔はこれ以上ないってくらい眉間にシワを寄せていた。
バ「すまん。俺にはとてもじゃないが愚弟を口説くなんて真似、嘘でもできない……」
ダ「オレだって嫌だよ!なんでよりによってバージルなんだ!ディーヴァが良かった!!」
ネ「はぁ……バージルとダンテのことだから、そう言うと思ったぜ」
「でも、これ罰ゲームだからね?」
ネ「そ、罰ゲーム。口説く方法はよーーーく考えとけ。絶対罰ゲームさせるからな!んじゃ先にオレやるな?」
この世の終わりみたいな顔をして、ダンテとバージルが落ち込んだのは、言うまでもない。
ネロの罰ゲームは、学生時代や免許証の顔写真を見せるというもの。
先ほどホスト写真のような出来栄えの素晴らしい写真のあとだ、そんな写真とてカッコいいはずだし簡単なことであろう。
しかし、ネロの表情は凍りついた。
「ネロ?どうしたわん?」
ダ「もったいぶってんだろ。オレ達を心ん中で嘲笑って、さ」
バ「……とりあえず、顔写真の載った物を見せてみろ」
ネ「いや、そんなの持ってねぇしぃ!?」
否定するネロの声は裏返っている。
……怪しい。
バ「ほう……?」
ダ「本当に持ってないのかよ」
「うっそだー。教団に入ってた時の所属証明書とかないわん?」
ネ「な、ない!!教団時代の小型証明カードとか、入りたての頃の変な写真載ったカードとかそんなのない!!」
「「誰もそこまで言ってないだろ」」
「ふーん、あるのねー。えいっ!」
ネ「な、どこ触って……!ぁ、そこは……!!」
ペタペタ、するり。
ディーヴァの手が、ネロの服の中へと滑り込む。
衣服をまさぐり、腹部、胸部と、素肌をゆっくりと触れていく。
ダ「こらこら、触られたくらいで盛るな」
バ「気持ちはわかるがな」
「んふ、みぃつけた」
息を切らしたネロをそのままに、ディーヴァがネロの胸の内ポケットから取り出した小型証明カード。
教団のマークが表紙の、二つ折りになったそれをぱかりと開けると出てきたのは。
「「「ぶふぅ!」」」
ダ「おいおい!悪人ヅラしてんなー!」
バ「悪人ヅラに見えるのは光と影の関係だろうが、それよりこれは……クククッ!」
「ひぃ~~~白目っ!証明写真なのに、白目剥いてるわんっ!」
そう、光の当たり方が悪かったようで、顔の影が色濃く、極悪人のような見た目に成り果てているのだ。
実物と比べると、あれ?別人じゃね?ってなる。
極め付けに、白目を剥いていたのだ!
ネ「だから嫌だったんだ!それにこれ、キリエにも見せたことないのにーー!!」
顔を両手で覆い、わっと泣き出したネロ。
なんだかとてもかわいそうなので、笑うのはこの辺にしておこう。
それに、このあと最後にはもっと酷い罰ゲームが待っている……。
ネ「もういい。いいから早く、ダンテを口説けばいいだろ」
「あーらら、ネロったらいじけちゃったわん。でもまぁ、バージルの罰ゲーム、最後の楽しみにとっといたもんね。がーーーんばっ!」
「「やっぱやるんだな」」
往生際悪く嫌がる2人だが、腹をくくったか、バージルがダンテに向き直る。
……熱っぽい視線を向けて。
ダ「うわ、バージルまさか本気で来る気かよ……」
バ「何事もやるのなら本気でやらねば、俺の矜持が許さぬ。……逝くぞ」
♪~~♪~~~。
ダ「なんだこのやたらムーディーな音楽……」
「ふふ、ネロと結託してバージルの素敵口説きタイムを応援しようと思ってね!」
ネ「バージルが口説きやすいよう、音楽を流してみたぜ」
ダ「うへぇ……。おわっ!バ、ババババージルゥ!?」
吐き戻してしまいそうなダンテの肩に、バージルの両手が勢いよく置かれた。
至近距離すぎてキスもできそうだ。
バ「ダンテ。俺たちは双子。同じ魂を分け合った者同士」
ダ「あ、ああ……そうだな……。それよりもうちょい離れてくれ」
バ「なのに、最近わからない。お前の気持ちがわからなくなるなんてこと、今までなかった」
ダ「……離れてはくれないんだな」
バ「お前じゃなきゃダメなんだ……ダンテ。お前なしじゃいられない!」
ダ「ぎゃあ!ち、近い近い近い!」
バージル、お前はイタリア人か。
よくもまぁ、愚弟と罵るダンテに対してあそこまで口説けたものだ。
バ「もう……離れられない!もう、この関係には耐えられない。俺を一人の男として見てくれ。…………好きだ!」
「あらら、口説くどころか告白しちゃったよ」
ネ「実はマジに告白してたりしてな。だったら面白……こほん、大変だなぁ!」
ダ「ちょ、ちょっと待て!もういい、もういいよ!なぁ、ネロとディーヴァもそう思うだろ!?」
ネ「ノーコメントで」
「バージルが満足するまでやらせてあげなよ。迫真の演技だわん♪」
ダ「嘘だろおいいい!?止めろよ!バージルを止めろ!!」
あまりにもなバージルの口説き文句に、冷や汗タラタラ焦るダンテ。
そしてバージルの告は……こほん、スーパー口説きタイムは最終段階まで入った。
バ「お前を独り占めしたい……抱きたい」
ダ「え、は、はぁぁあっ!?」
バージルが抱きしめてきた。
振りほどこうにも振りほどけなく、バージルのなんと力の強いことか。
そして、ダンテとは裏腹にそれを目にしてとっても楽しそうなのは、無関係のネロとディーヴァである。
「バジダンだ……」
ネ「アッー!な展開もあるのか?」
ダ「ねぇよ!」
バ「いや、今夜お前の寝所に忍び込む。体を綺麗にして待っているがいい」
ダ「やめてオニーチャン!」
バ「やめてなんて言われると、ムラムラしてしかたない……」
ゾッとすることを言われた気がする。
だが、腐女子と化しつつあるネロとディーヴァには、湧き立つ理由にしかならない。
「きゃー!聞きましたネロさん!」
ネ「ああ、この耳でよく聞きましたよディーヴァさん!」
「禁断の扉開いちゃった?ねぇねぇ開いちゃったの?」
ダ「うるせーディーヴァ!!」
しばしダンテとディーヴァの喧嘩ターン。
それを横目に、バージルにこっそりと聞いてみるネロ。
ネ「で、アンタはわざとここまで口説いたんだろ?」
バ「さぁ?どう思う?」
ニヤリ、含み笑いで返したバージル。
ここにバジダンというBLジャンルがこのサイトに確立した……かどうかは神しかしらない。