DMC×黒執事
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はてさて、時間が程よく経ったおやつの時間。
シエルの目の前に置かれたのは、オレンジ
が飾られたガトーショコラと、ベリー類がたっぷり乗ったチーズタルトである。
どちらもがプレートに乗っており、その真ん中にはアイスクリームも存在を主張していた。
「ふふん♪まずは一個目。ちょっとオトナな味を目指して、ほろ苦いガトーショコラにオレンジを組み合わせてみたよ!」
チョコレート×オレンジということは。
「オランジュ・ショコラか」
「背伸びしている坊ちゃんにピッタリのケーキですね」
「一言多いぞセバスチャン」
気分が上がってきたところに、下げるような事を言われ、セバスチャンをじとりと睨む。
「そんでもう一つがディーヴァも大好きなチーズタルト。イチゴにブルーベリーにラズベリー、レッドカラントも乗ってるベリースペシャルだぜ」
まるでチーズタルトの宝石箱や~!とどこぞのグルメリポーターなセリフを追加するダンテ。
宝石箱……確かにカラフルでとても美味しそうだ。
シエルがフォークを手に食べ始める……という時だ。
ワゴンに未だ乗っていたらしき、とある物がディーヴァの手によってダンテの目の前に置かれた。
「はい、ダンテにはこっち」
「サンキュー、相変わらず美味そうだ。いつの間に作ったんだ?」
「ダンテの隙をついて作ってました~。もはや得意料理だもん、作るのに慣れてるの」
「さすがオレのディーヴァ」
「えへへー」
ペットでも褒めちぎるかのように、ディーヴァの頭を撫でるダンテ。
その傍らには、上へ曲線を描いて伸びたガラスのパフェグラス。
たくさんの層を作っている鮮やかな白と赤のコントラストは、生クリームとストロベリーか。
グラスの上部にはグルグルと渦を巻いた滑らかそうなアイスクリーム、そしておお振りのイチゴと飾りのミントにイチゴのソース。
なんと豪華なストロベリーパフェ。
「あとで作るって約束だったでしょ?」
「覚えてたんだな……ありがとな、ディーヴァ」
「ふふ、どういたしまして」
美味しそうなパフェを前に、ちょっぴり甘~い空気が2人の間に流れ始めようとしていた。
……のを、邪魔する言葉。
「ちょっと待て、なんなんだそのパフェ」
「何ってストロベリーサンデー。ダンテの大好物だよ。ダンテの分まで材料使わせてもらっちゃって悪いなーって思うけど……」
そんなことよりシエルくんはシエルくんのスイーツ、はやく食べて?
と追加された言葉を考えるに、ダンテにのみ用意されたものとわかるが……。
「僕にはそれはないのか?」
「え。シエルくんも欲しかったの?」
「当たり前だ」
「美味しいけど……でもどっちかっていうと庶民的スイーツだよ?絶対シエルくんにはケーキの方が美味しいと思うよ??」
ディーヴァが言う横ではすでにダンテがストロベリーサンデーを食べ始めている。
てんこ盛りのアイスクリームが溶けてしまうからだろう。
とても美味しそうに頬張っている。
シエルもそれにならい、とりあえずはプレートの上に乗ったアイスクリームを食べる。
それはサンデーに乗っているのと同じものなのか、濃厚で美味しかった。
なのにその傍らでは……。
「オレはストロベリーサンデーのが好き。ジャンクフードに近いけど、これがまた美味いんだよな~。はー……うまっ!」
味を噛みしめるように感想を述べるダンテに、シエルの中にわいてくる『ずるい』『羨ましい』の気持ち。
せっかくのアイスクリームの味が薄れる。
「美味い料理に庶民も貴族もない。僕にも作れ」
「ご主人様のご命令とあらば~。ちょっと待ってて、すぐに用意できるから!」
我慢できなかったらしい。
今はメイドの時間であるディーヴァに、主人らしく命令すれば、ディーヴァはにっこりと笑ってキッチンへ急ぎ足。
シエルの分のストロベリーサンデーを作って持ってきてくれるであろう。
「欲張りな坊ちゃん」
「…………」
「そんなに食べては夕食が入らなくなりますよ?」
「ウルサイ」
セバスチャンの咎めるような視線が刺さるが一刀両断。
一言多いだけでなく小言まで多い執事め。
「子供はゲームだけに貪欲なわけではない。スイーツにも貪欲でうるさいんだ。わかるだろう、セバスチャン?」
「そうですね……特に坊ちゃんの場合は貪欲を通り越して強欲でいらっしゃいますからね」
「褒め言葉として受けておく」
隣の花は赤い。
人が食べているものも欲しくなる。
それが我慢できぬくらいには、まだシエルは子どもだった。
「はーい!お待たせ」
「早いな」
パフェグラスにてんこもりの生クリームやらイチゴやらを乗せて、ディーヴァが笑顔をキラキラやって来た。
その笑顔、プライスレス。
しかし、これプラスケーキプレートとは、ちょっと食べる量が多すぎな気がしないでもないが。
「ご主人様のご命令だもの、迅速丁寧に対応するよ?それに作ったアイスクリームも生クリームもイチゴのソースも残ってるもの。もちろんイチゴは在庫がまだたくさんあるし~?」
「なるほどな。余ったらどうする予定だったんだ」
「使用人のみなさんにか、ダンテのおかわりに……ってトコかな」
「オレのおかわりに決まってるだろJK」
ストロベリーサンデーをむぐむぐとかっこみながら、ダンテが当然の権利とばかりに主張する。
「はいダメ欲張りダメ。ダンテのおかわりナシ」
「んなっ!?」
「……なんてね。かわりにダンテにも、シエルくんと同じケーキあげるから、ね?」
そう言ってストロベリーサンデーを運んで来たワゴンの影、隠すようにあったケーキプレートをダンテの前にも置く。
「ダンテにもあげないと、絶対あとでうるさいからねー」
シエルが食べてオレが食べないのおかしい、なーんて言いそうでこわい。
今はメイド業に準ずる仕事の時間であり、本当ならダンテではなくシエルを優先しなくてはならぬ場面なのだけども。
「僕は仮にも二人のご主人様なんだがな?」
「オレはディーヴァのご主人様だぜ?」
ここからわかる事は、ダンテもシエルも二人揃って、結構なわがまま具合ぶりだということ。
しかし、そうやって調子にのるからこそ、ダンテはディーヴァには呆れられ、セバスチャンには叱られるのである。
「そういうのいいよダンテ」
「ダンテさん?」
「げ!スミマセンデシタ……」
セバスチャンの黒い笑顔、こわい。
シエルの目の前に置かれたのは、オレンジ
が飾られたガトーショコラと、ベリー類がたっぷり乗ったチーズタルトである。
どちらもがプレートに乗っており、その真ん中にはアイスクリームも存在を主張していた。
「ふふん♪まずは一個目。ちょっとオトナな味を目指して、ほろ苦いガトーショコラにオレンジを組み合わせてみたよ!」
チョコレート×オレンジということは。
「オランジュ・ショコラか」
「背伸びしている坊ちゃんにピッタリのケーキですね」
「一言多いぞセバスチャン」
気分が上がってきたところに、下げるような事を言われ、セバスチャンをじとりと睨む。
「そんでもう一つがディーヴァも大好きなチーズタルト。イチゴにブルーベリーにラズベリー、レッドカラントも乗ってるベリースペシャルだぜ」
まるでチーズタルトの宝石箱や~!とどこぞのグルメリポーターなセリフを追加するダンテ。
宝石箱……確かにカラフルでとても美味しそうだ。
シエルがフォークを手に食べ始める……という時だ。
ワゴンに未だ乗っていたらしき、とある物がディーヴァの手によってダンテの目の前に置かれた。
「はい、ダンテにはこっち」
「サンキュー、相変わらず美味そうだ。いつの間に作ったんだ?」
「ダンテの隙をついて作ってました~。もはや得意料理だもん、作るのに慣れてるの」
「さすがオレのディーヴァ」
「えへへー」
ペットでも褒めちぎるかのように、ディーヴァの頭を撫でるダンテ。
その傍らには、上へ曲線を描いて伸びたガラスのパフェグラス。
たくさんの層を作っている鮮やかな白と赤のコントラストは、生クリームとストロベリーか。
グラスの上部にはグルグルと渦を巻いた滑らかそうなアイスクリーム、そしておお振りのイチゴと飾りのミントにイチゴのソース。
なんと豪華なストロベリーパフェ。
「あとで作るって約束だったでしょ?」
「覚えてたんだな……ありがとな、ディーヴァ」
「ふふ、どういたしまして」
美味しそうなパフェを前に、ちょっぴり甘~い空気が2人の間に流れ始めようとしていた。
……のを、邪魔する言葉。
「ちょっと待て、なんなんだそのパフェ」
「何ってストロベリーサンデー。ダンテの大好物だよ。ダンテの分まで材料使わせてもらっちゃって悪いなーって思うけど……」
そんなことよりシエルくんはシエルくんのスイーツ、はやく食べて?
と追加された言葉を考えるに、ダンテにのみ用意されたものとわかるが……。
「僕にはそれはないのか?」
「え。シエルくんも欲しかったの?」
「当たり前だ」
「美味しいけど……でもどっちかっていうと庶民的スイーツだよ?絶対シエルくんにはケーキの方が美味しいと思うよ??」
ディーヴァが言う横ではすでにダンテがストロベリーサンデーを食べ始めている。
てんこ盛りのアイスクリームが溶けてしまうからだろう。
とても美味しそうに頬張っている。
シエルもそれにならい、とりあえずはプレートの上に乗ったアイスクリームを食べる。
それはサンデーに乗っているのと同じものなのか、濃厚で美味しかった。
なのにその傍らでは……。
「オレはストロベリーサンデーのが好き。ジャンクフードに近いけど、これがまた美味いんだよな~。はー……うまっ!」
味を噛みしめるように感想を述べるダンテに、シエルの中にわいてくる『ずるい』『羨ましい』の気持ち。
せっかくのアイスクリームの味が薄れる。
「美味い料理に庶民も貴族もない。僕にも作れ」
「ご主人様のご命令とあらば~。ちょっと待ってて、すぐに用意できるから!」
我慢できなかったらしい。
今はメイドの時間であるディーヴァに、主人らしく命令すれば、ディーヴァはにっこりと笑ってキッチンへ急ぎ足。
シエルの分のストロベリーサンデーを作って持ってきてくれるであろう。
「欲張りな坊ちゃん」
「…………」
「そんなに食べては夕食が入らなくなりますよ?」
「ウルサイ」
セバスチャンの咎めるような視線が刺さるが一刀両断。
一言多いだけでなく小言まで多い執事め。
「子供はゲームだけに貪欲なわけではない。スイーツにも貪欲でうるさいんだ。わかるだろう、セバスチャン?」
「そうですね……特に坊ちゃんの場合は貪欲を通り越して強欲でいらっしゃいますからね」
「褒め言葉として受けておく」
隣の花は赤い。
人が食べているものも欲しくなる。
それが我慢できぬくらいには、まだシエルは子どもだった。
「はーい!お待たせ」
「早いな」
パフェグラスにてんこもりの生クリームやらイチゴやらを乗せて、ディーヴァが笑顔をキラキラやって来た。
その笑顔、プライスレス。
しかし、これプラスケーキプレートとは、ちょっと食べる量が多すぎな気がしないでもないが。
「ご主人様のご命令だもの、迅速丁寧に対応するよ?それに作ったアイスクリームも生クリームもイチゴのソースも残ってるもの。もちろんイチゴは在庫がまだたくさんあるし~?」
「なるほどな。余ったらどうする予定だったんだ」
「使用人のみなさんにか、ダンテのおかわりに……ってトコかな」
「オレのおかわりに決まってるだろJK」
ストロベリーサンデーをむぐむぐとかっこみながら、ダンテが当然の権利とばかりに主張する。
「はいダメ欲張りダメ。ダンテのおかわりナシ」
「んなっ!?」
「……なんてね。かわりにダンテにも、シエルくんと同じケーキあげるから、ね?」
そう言ってストロベリーサンデーを運んで来たワゴンの影、隠すようにあったケーキプレートをダンテの前にも置く。
「ダンテにもあげないと、絶対あとでうるさいからねー」
シエルが食べてオレが食べないのおかしい、なーんて言いそうでこわい。
今はメイド業に準ずる仕事の時間であり、本当ならダンテではなくシエルを優先しなくてはならぬ場面なのだけども。
「僕は仮にも二人のご主人様なんだがな?」
「オレはディーヴァのご主人様だぜ?」
ここからわかる事は、ダンテもシエルも二人揃って、結構なわがまま具合ぶりだということ。
しかし、そうやって調子にのるからこそ、ダンテはディーヴァには呆れられ、セバスチャンには叱られるのである。
「そういうのいいよダンテ」
「ダンテさん?」
「げ!スミマセンデシタ……」
セバスチャンの黒い笑顔、こわい。
