DMC×黒執事
名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
そこにあったのは紅。
ああ、あの目だ。
最初会った時に見た悪魔の目。
紅茶色の瞳の中、瞳孔が猫のように細くなり、紅く染まって妖しく輝く。
恐怖でか、それとも悪魔の魅力に取り憑かれたか、ゾクリと肌が粟立つ。
熱っぽい眼差しを向けてセバスチャンは続けた。
「ダンテさんの大事なヒトなのは知ってますが収まりが効かないのです。ダンテさんもダンテさんです。そんなに大事なら契約でもかわせばよかったのですよ」
さすれば私のような飢えた悪魔に食べられてしまうなんてこともなかったものを。
ニィ…と笑みを浮かべてそう続いた言葉に、ディーヴァは目を見開く。
「た、食べ……っ!?」
「ああ、頭からガブリ、なんてはしたない食べ方はいたしませんよ?ただ少しだけ、そう……少しだけいただくのです。もちろん、魂とまではいきません」
冗談とかではなく、食べる気満々のようだ。
その証拠に、ディーヴァの頬に添えられたセバスチャンの指に力が入っている。
肩にいつの間にか置かれていた右手にも、グッと力が入り、動けないよう押さえつけられていた。
首を振っても暴れてもちょっとやそっとでは逃げられぬほどのそれ。
ダンテとは違った魅力のある、セバスチャンの端整な顔が近づいてきた。
その唇が薄く開き、鋭く尖った牙が見え隠れしている。
ぐい…頬に添えられていた手が滑るように顎の下に移動し、ディーヴァの顔を上向かせる。
「やめ……っ!!」
恐怖が最高潮に達したその時、ディーヴァの中に普段は眠っている天使の力へのスイッチが入った。
暗い周りを眩く照らす、あたたかな光。
それが溢れると同時、セバスチャンは強制的に離れざるを得なくなった。
肌を焼くほどの強い拒絶反応で、ディーヴァに触れていれなくなったのだ。
離れたところから見るディーヴァの姿はまさに天使。
大天使ミカエルの再来かと思われる神々しい翼を、その背に生やしていた。
「なるほど。天使としての力を使えないわけではないのですね」
考え込むように指を顎の下にやってしばしディーヴァを観察する。
そして鼻をすん、と鳴らしてディーヴァの周りに漂う天使の香り、更には怪我をした指から未だ香る血の芳香を嗅いだ。
「やはり血は甘く芳醇な香り……。して、その生気は…?」
薄く纏っている天使の力による産物、乳白色に輝く結界が、ディーヴァの周りには張り巡らされている。
それをセバスチャンはなぞるように指を動かすと、いとも簡単に破壊した。
ミカエルの再来と感じたとしても相手は天使の血を継いだだけの女子、長き時を生き力を持つ悪魔・セバスチャンには呼吸するのと同じくらい簡単だった。
離れたことで開いたはずの距離は、再び縮められた。
黒い悪魔が、魔の手を伸ばして近づく。
「……いゃっ……!!」
拒絶の言葉を無視して、セバスチャンはディーヴァの体を隠すように抱きしめた。
誰も来ない檻に閉じ込められたような、真っ黒い闇に包まれる感覚。
やだやだ、やだよ、ダンテ!!
ダンテに助けを乞う言葉も、セバスチャンの黒い執事服の中に吸い込まれるだけ。
逃げられない。
赤い瞳がディーヴァのエメラルドを覗き込み、唇が唇へと近づいてくる。
黒の檻に閉じ込められる次は……。
「はい、ごちそうさまでした」
目をつぶりその時が来るのを耐えていると、頭の上にその言葉が降ってきた。
「え」
「おや、何をぼけているのですか?」
目を瞬いてセバスチャンの瞳を見つめる。
その瞳は赤いソレから、いつもの紅茶色へと変わっていた。
先ほどまでのひやりとした恐ろしさも全く感じなくなっており、周りの暗さも電気にほの明るく照らされるものへと戻っている。
やがてセバスチャンはディーヴァからそっと離れていった。
離れても尚ディーヴァが固まったままなことに、セバスチャンはクスリと笑って続けた。
「もしやキスでもされると思いましたか?そちらがお望みでしたら最初からそうおっしゃってくださればよいものを」
そう言ってまたも近づいてくる。
セバスチャンが一歩近づくだけで、恥ずかしさのドキドキと共に、悪魔への恐怖ゆえの心拍数増加、果てはダンテへの罪の意識なぞ、様々な感情が沸き起こってディーヴァの頭はパニックに陥りそうだった。
ディーヴァは千切れそうなほど首を振っては、今一度拒否した。
「え゛。い、いいいいいいえっ!?ご遠慮します!!」
「そうですね。貴方は不貞を働くようには見えません。少々無防備なようですが……」
ディーヴァの着ているメイド服の丈は中世では足を出すのははしたない……などという風習のためか、長い。
しかしその長いスカートをたくし上げてしまえはそこにあるのはセクシーなガーターベルトに輝かんばかりの生足。
「ひゃっ……!」
無防備。
そう述べた後、セバスチャンはディーヴァの足に指を這わせ、スカートの中の太ももをスルリと撫で上げた。
ひんやりとした指が滑ってきて、ディーヴァは変な声を上げて、赤くなった。
「かっからかわないでくださいっ!」
「ばれてしまいましたか」
ダンテならばこの先にキスのひとつでもしてくるかもしれない。
が、セバスチャンはくつくつと笑うだけだったので、揶揄っていただけとすぐわかる。
本当、性格がいい。
「あの……ごちそうさまって言いましたが、いつ生気を食べたんですか?」
「私は微量ですが、素肌からもその呼気からも生気を吸い取れるのですよ」
「だ、抱きしめただけで取れたってことですか……?」
「はい」
語尾にハートでもついていそうないい返事。
こちとらキスやら血やらでの譲渡しか方法がないのに、それはセバスチャンチートだ、凄すぎる。
そしてディーヴァの生気についての味の感想はというと……?
「この世界の天使の不味い生気とは違い、貴女の生気はとても美味にございました。ですが、ダンテさんに許可もとらず申し訳ありません。何分空腹にございまして……」
「……」
ほう……と息を吐き出しうっとりしている様子。
何故空腹なのかはよくわかっている、シエルと契約をしているからだ。
シエルの魂がより美味を極め、その美味なる魂を食べるため、それまで空腹を我慢し、我慢を重ね、そしてまた我慢するのだ。
空腹とは最高のスパイス。
しかしそのため、いつでも空腹なセバスチャン。
そこに現れたディーヴァという魂は普通でも、天使という食欲増進ハーブで味付けを成されたご馳走。
味見くらいしたくなったとしても仕方がない。
自分だったら空腹にそれは我慢できない。
頭からガブリと行って、むしゃむしゃしちゃう。
食いしん坊万歳!なディーヴァには何も言えなかった。
ああ、あの目だ。
最初会った時に見た悪魔の目。
紅茶色の瞳の中、瞳孔が猫のように細くなり、紅く染まって妖しく輝く。
恐怖でか、それとも悪魔の魅力に取り憑かれたか、ゾクリと肌が粟立つ。
熱っぽい眼差しを向けてセバスチャンは続けた。
「ダンテさんの大事なヒトなのは知ってますが収まりが効かないのです。ダンテさんもダンテさんです。そんなに大事なら契約でもかわせばよかったのですよ」
さすれば私のような飢えた悪魔に食べられてしまうなんてこともなかったものを。
ニィ…と笑みを浮かべてそう続いた言葉に、ディーヴァは目を見開く。
「た、食べ……っ!?」
「ああ、頭からガブリ、なんてはしたない食べ方はいたしませんよ?ただ少しだけ、そう……少しだけいただくのです。もちろん、魂とまではいきません」
冗談とかではなく、食べる気満々のようだ。
その証拠に、ディーヴァの頬に添えられたセバスチャンの指に力が入っている。
肩にいつの間にか置かれていた右手にも、グッと力が入り、動けないよう押さえつけられていた。
首を振っても暴れてもちょっとやそっとでは逃げられぬほどのそれ。
ダンテとは違った魅力のある、セバスチャンの端整な顔が近づいてきた。
その唇が薄く開き、鋭く尖った牙が見え隠れしている。
ぐい…頬に添えられていた手が滑るように顎の下に移動し、ディーヴァの顔を上向かせる。
「やめ……っ!!」
恐怖が最高潮に達したその時、ディーヴァの中に普段は眠っている天使の力へのスイッチが入った。
暗い周りを眩く照らす、あたたかな光。
それが溢れると同時、セバスチャンは強制的に離れざるを得なくなった。
肌を焼くほどの強い拒絶反応で、ディーヴァに触れていれなくなったのだ。
離れたところから見るディーヴァの姿はまさに天使。
大天使ミカエルの再来かと思われる神々しい翼を、その背に生やしていた。
「なるほど。天使としての力を使えないわけではないのですね」
考え込むように指を顎の下にやってしばしディーヴァを観察する。
そして鼻をすん、と鳴らしてディーヴァの周りに漂う天使の香り、更には怪我をした指から未だ香る血の芳香を嗅いだ。
「やはり血は甘く芳醇な香り……。して、その生気は…?」
薄く纏っている天使の力による産物、乳白色に輝く結界が、ディーヴァの周りには張り巡らされている。
それをセバスチャンはなぞるように指を動かすと、いとも簡単に破壊した。
ミカエルの再来と感じたとしても相手は天使の血を継いだだけの女子、長き時を生き力を持つ悪魔・セバスチャンには呼吸するのと同じくらい簡単だった。
離れたことで開いたはずの距離は、再び縮められた。
黒い悪魔が、魔の手を伸ばして近づく。
「……いゃっ……!!」
拒絶の言葉を無視して、セバスチャンはディーヴァの体を隠すように抱きしめた。
誰も来ない檻に閉じ込められたような、真っ黒い闇に包まれる感覚。
やだやだ、やだよ、ダンテ!!
ダンテに助けを乞う言葉も、セバスチャンの黒い執事服の中に吸い込まれるだけ。
逃げられない。
赤い瞳がディーヴァのエメラルドを覗き込み、唇が唇へと近づいてくる。
黒の檻に閉じ込められる次は……。
「はい、ごちそうさまでした」
目をつぶりその時が来るのを耐えていると、頭の上にその言葉が降ってきた。
「え」
「おや、何をぼけているのですか?」
目を瞬いてセバスチャンの瞳を見つめる。
その瞳は赤いソレから、いつもの紅茶色へと変わっていた。
先ほどまでのひやりとした恐ろしさも全く感じなくなっており、周りの暗さも電気にほの明るく照らされるものへと戻っている。
やがてセバスチャンはディーヴァからそっと離れていった。
離れても尚ディーヴァが固まったままなことに、セバスチャンはクスリと笑って続けた。
「もしやキスでもされると思いましたか?そちらがお望みでしたら最初からそうおっしゃってくださればよいものを」
そう言ってまたも近づいてくる。
セバスチャンが一歩近づくだけで、恥ずかしさのドキドキと共に、悪魔への恐怖ゆえの心拍数増加、果てはダンテへの罪の意識なぞ、様々な感情が沸き起こってディーヴァの頭はパニックに陥りそうだった。
ディーヴァは千切れそうなほど首を振っては、今一度拒否した。
「え゛。い、いいいいいいえっ!?ご遠慮します!!」
「そうですね。貴方は不貞を働くようには見えません。少々無防備なようですが……」
ディーヴァの着ているメイド服の丈は中世では足を出すのははしたない……などという風習のためか、長い。
しかしその長いスカートをたくし上げてしまえはそこにあるのはセクシーなガーターベルトに輝かんばかりの生足。
「ひゃっ……!」
無防備。
そう述べた後、セバスチャンはディーヴァの足に指を這わせ、スカートの中の太ももをスルリと撫で上げた。
ひんやりとした指が滑ってきて、ディーヴァは変な声を上げて、赤くなった。
「かっからかわないでくださいっ!」
「ばれてしまいましたか」
ダンテならばこの先にキスのひとつでもしてくるかもしれない。
が、セバスチャンはくつくつと笑うだけだったので、揶揄っていただけとすぐわかる。
本当、性格がいい。
「あの……ごちそうさまって言いましたが、いつ生気を食べたんですか?」
「私は微量ですが、素肌からもその呼気からも生気を吸い取れるのですよ」
「だ、抱きしめただけで取れたってことですか……?」
「はい」
語尾にハートでもついていそうないい返事。
こちとらキスやら血やらでの譲渡しか方法がないのに、それはセバスチャンチートだ、凄すぎる。
そしてディーヴァの生気についての味の感想はというと……?
「この世界の天使の不味い生気とは違い、貴女の生気はとても美味にございました。ですが、ダンテさんに許可もとらず申し訳ありません。何分空腹にございまして……」
「……」
ほう……と息を吐き出しうっとりしている様子。
何故空腹なのかはよくわかっている、シエルと契約をしているからだ。
シエルの魂がより美味を極め、その美味なる魂を食べるため、それまで空腹を我慢し、我慢を重ね、そしてまた我慢するのだ。
空腹とは最高のスパイス。
しかしそのため、いつでも空腹なセバスチャン。
そこに現れたディーヴァという魂は普通でも、天使という食欲増進ハーブで味付けを成されたご馳走。
味見くらいしたくなったとしても仕方がない。
自分だったら空腹にそれは我慢できない。
頭からガブリと行って、むしゃむしゃしちゃう。
食いしん坊万歳!なディーヴァには何も言えなかった。
