色々な短編的なお話
名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
『ぷっちょでハロウィン』
※セリフ表記
ダンテ=「ダ」 ネロ=「ネ」 バージル=「バ」
しぶ~い顔をしたバージルが何やら袋を片手に、ダンテ、ネロ、ディーヴァの場所へと帰ってきた。
そして皆の目の前に、叩きつけるように持っていた菓子の袋を置く。
バ「管理人からこれをやるようにとのお達しだ」
ネ「なんだこれ、菓子?」
ダ「えーと、ぷっちょロシアンルーレット闇の四味……名前なげぇ。ぷっちょ、つまりはチューイングキャンディか」
「ふむふむふんふん、一個ずつ取って食べて、辛いやつに当たったら、小包装裏の罰ゲームをやるんだね。面白そう!」
ダ「ディーヴァがやるならオレもやる」
ネ「オレもやるぞ。男だけならむさいけど、ディーヴァも一緒なら楽しめそうだ」
やる気満々になったディーヴァにつられ、ダンテもネロも腰をあげて参加表明。
しかし、そこでバージルが追加の一言。
バ「盛り上がっているところ悪いが、全部の罰ゲームを施行しろとのことだ」
ダ「それロシアンルーレットの意味あるのか?」
ネ「ないな」
バ「一つや二つ程度の罰ゲームしても(管理人が)つまらないんだと」
「「「さよけ」」」
とりあえずはロシアンルーレットおやつタイムをしてみることにし、それぞれ愛用の座布団しいてぷっちょを囲む会発足。
座り位置は左から、バージル、ダンテ、ディーヴァ、ネロそしてまたバージルに戻る円形だ。
辛いもの以外はオレンジ、グレープ、レモンにアップルと、フルーツの味が濃縮されてとても美味しかった。
日本の菓子業界すげぇ。
ネ「じゃあ、オレはこれ」
ダ「オレはこっち」
「あたしはこれー」
バ「……俺も取った」
悪魔の数字13個入りだったためディーヴァだけ二つだったが、各自三つずつ取り、ぱくりと口に含む。
ネ「ん、グレープ味だ」
ダ「オレディーヴァの好きなアップルー」
バ「多分、オレンジだろう」
「……うう、辛ーい!」
あらら、初っ端からディーヴァに激辛味が当たったようだ。
口の中がヒリヒリすると涙目で訴え、用意していたアイスティーで焼け付く喉を鎮めている。
ネ「……オレがキスして治してやろうか?」
「それはだめーっ」
バ「もっと強烈な刺激を下の方に与えてやろうか?」
「他の刺激いらないから!」
ダ「ギャハハハ!狙いすましたかのようにディーヴァにハズレ当たってるしー!!あ、オレもちゅーして治してやるぜ?」
「ダンテはあとで覚悟しといてね」
ニヤニヤと笑っていたダンテにはあとでデスソースのお仕置きでいいか。
そんな可愛いディーヴァを見て思うことはそれぞれだったが、気を取り直して。
カサリ、中身を食べたあとの小包装裏には、こう書いてあった。
ダンテ:自分ヲ褒メ讃エヨ
バージル:最近ノ恥ヲ語ルベシ
ネロ:一発芸ヲ披露セヨ
ディーヴァ:モノマネヲ披露セヨ
ダ「自分を褒め称える?そんなの簡単じゃねぇか」
「うーん、ダンテにとってはいつもどおりだよね」
ダ「オレって褒められるところや自慢できるところしかないもんなー」
バ&ネ「「(^ω^#)イラッ」」
ダ「まず朝起きてディーヴァにキスして鏡見るだろ?オレ超カッコいいし、笑顔が素晴らしいだろ?そしてこの肉体美!むしろ存在自体がネ申!なにやっててもカッコいい。ディーヴァが惚れるのも当たり前だよな~。悪魔を退治する時も、強いし強いしカッコいい!風呂の時も食事の時もトイレの時も、もちろん、ディーヴァとセック」
「「「もういいダンテ!超イライラする!!」」」
あまりの自画自賛っぷりに、聞いていたみんながイライラする結果となった。
ダンテにとっては罰ゲームにならなかったかな?
して、バージルはというと……?
バ「最近の……恥……か、」
ネ「あー、オレが先に一発芸やろうか」
バ「頼む」
難しい顔で悩むバージルを気遣って、ネロが先にやると申し出た。
ネ「って言っても、何がいいか……」
こちらも悩む青少年。
ふと、飾ってある一輪挿しの花が目に留まって、何かを思いだした。
ネ「あ。オッサンの真似事で嫌なんだけど……これ、ディーヴァに」
「わ!何もないところから薔薇が!すごーい!ありがとうネロ!!」
手のひらに何もないことを示し、そしてぎゅっと握ってパッ!
ディーヴァに差し出されたネロの手の中には、一輪の赤い薔薇があった。
バ「ふむ。確かにそっちのダンテの真似になる。ルシフェル、という魔具だったか?」
ダ「魔具使わないでどうやったんだ?」
ネ「え、オレの悪魔的パワーを薔薇型に凝縮させただけだぜ、ドヤ!」
「さすがネロだね!」
ダ「へーへー、手先が器用なことで」
バ「魔力を使っているなら一発芸といえるのか謎だがな」
ネ「それを言うなって。本当はディーヴァ連れてベッド行って、『安心してください履いてますよ』の履いてないバージョンやってみようかと思ったんだぜ」
「「「やらなくてよろしい」」」
それは裏でお願いしますよ、ネロ。
ただし、ダンテとバージルという関門を乗り越えてからな。
ネ「で、最近の恥は思い出したかよ?」
バ「まぁ、一応……」
恥ということでやはり恥ずかしいのだろう、非常に言いづらそうなバージル。
バ「先に言っておくがそんな大した事じゃないし、面白くもなんともないからな」
ネ「いいから教えろって」
「うんうん。バージルはあまり失敗しない人なんだし、ダンテと違ってちっちゃいことでしょ?深く考えなくてもだいじょうぶだよ」
ダ「どういう意味だディーヴァ」
「べっつにぃ~?」
ネ「笑えるか笑えないかは、聞いてから決める」
バ「わかった……この間、腹を壊していたんだ。そんな時に悪魔退治しに行った」
ダ「それが恥か?」
バ「いや、急いでいたから持って行ったのが違う物だと気がつかなかった。持って行ったのは、閻魔刀でなく、ごぼうだったんだ……!」
「うーん、恥ずかしいというよりかは、ごぼうで退治しに行って怪我がなかったか心配、かな」
ダ「そそ。にんじんよりいいんじゃね?オレなんか、素手どころかパンイチの時あったぞ」
ネ「パンイチはひくわー」
バ「お前ら……」
そんな風に温かく返されるとは思わなかったか、じーんと感動するバージル。
だが、追加のバージルの言葉で三人は、やっぱり恥だと思ったらしい。
バ「ああ、そうだった。そのあと急いでトイレ行ったのだが、コートがズボン、否、下着の中に挟まっていてな、そのまま颯爽と帰ってきた」
「「「やっぱ恥ずかしいわ」」」
スカートが下着に挟まったまま歩いたことありますか?
あれはとても恥ずかしいものです……。
ネ「さて、あとはディーヴァのモノマネだな」
バ「誰の……いや、何のモノマネをするんだ?」
「モノマネかぁ……うーん、うーん??」
ダ「迷ったらオレのマネでもしとけ」
「あ、そうだね!」
というわけでダンテのモノマネをすることにしたディーヴァ。
ちぃちゃい銃を太ももに簡易的取り付けたホルスターからスルッと取り出し、ウインクばちこーん☆しながら、目の前に構えた。
そして、ダンテの決めゼリフ。
「じゃ、じゃっくぽっ……うぇー、なんか全然格好つかなーい!」
なんとなくほっこり微笑ましい決めゼリフとなった。
……が、それだけではなかった。
バン!!
特に何かを弄ったわけではないが、暴発した弾丸が、ダンテの額に穴を開けた。
「ひょえっ!」
ネ「うわ、危なっ!!」
バ「ふう、間一髪避けられた」
ダ「こらー!ディーヴァ!ばかやろー!セーフティくらいかけとけ!当たっただろ!?」
「ごめーん」
額から血を流してダンテがディーヴァを叱りつけた。
バージルには怒られたくないし、ネロは悪魔成分4分の1だからかわいそう。
当たったのがすぐ治るしバージルほど怒らない、半魔のダンテで良かった。
というか、自分に当たらなくて本当に良かったと思う。
※セリフ表記
ダンテ=「ダ」 ネロ=「ネ」 バージル=「バ」
しぶ~い顔をしたバージルが何やら袋を片手に、ダンテ、ネロ、ディーヴァの場所へと帰ってきた。
そして皆の目の前に、叩きつけるように持っていた菓子の袋を置く。
バ「管理人からこれをやるようにとのお達しだ」
ネ「なんだこれ、菓子?」
ダ「えーと、ぷっちょロシアンルーレット闇の四味……名前なげぇ。ぷっちょ、つまりはチューイングキャンディか」
「ふむふむふんふん、一個ずつ取って食べて、辛いやつに当たったら、小包装裏の罰ゲームをやるんだね。面白そう!」
ダ「ディーヴァがやるならオレもやる」
ネ「オレもやるぞ。男だけならむさいけど、ディーヴァも一緒なら楽しめそうだ」
やる気満々になったディーヴァにつられ、ダンテもネロも腰をあげて参加表明。
しかし、そこでバージルが追加の一言。
バ「盛り上がっているところ悪いが、全部の罰ゲームを施行しろとのことだ」
ダ「それロシアンルーレットの意味あるのか?」
ネ「ないな」
バ「一つや二つ程度の罰ゲームしても(管理人が)つまらないんだと」
「「「さよけ」」」
とりあえずはロシアンルーレットおやつタイムをしてみることにし、それぞれ愛用の座布団しいてぷっちょを囲む会発足。
座り位置は左から、バージル、ダンテ、ディーヴァ、ネロそしてまたバージルに戻る円形だ。
辛いもの以外はオレンジ、グレープ、レモンにアップルと、フルーツの味が濃縮されてとても美味しかった。
日本の菓子業界すげぇ。
ネ「じゃあ、オレはこれ」
ダ「オレはこっち」
「あたしはこれー」
バ「……俺も取った」
悪魔の数字13個入りだったためディーヴァだけ二つだったが、各自三つずつ取り、ぱくりと口に含む。
ネ「ん、グレープ味だ」
ダ「オレディーヴァの好きなアップルー」
バ「多分、オレンジだろう」
「……うう、辛ーい!」
あらら、初っ端からディーヴァに激辛味が当たったようだ。
口の中がヒリヒリすると涙目で訴え、用意していたアイスティーで焼け付く喉を鎮めている。
ネ「……オレがキスして治してやろうか?」
「それはだめーっ」
バ「もっと強烈な刺激を下の方に与えてやろうか?」
「他の刺激いらないから!」
ダ「ギャハハハ!狙いすましたかのようにディーヴァにハズレ当たってるしー!!あ、オレもちゅーして治してやるぜ?」
「ダンテはあとで覚悟しといてね」
ニヤニヤと笑っていたダンテにはあとでデスソースのお仕置きでいいか。
そんな可愛いディーヴァを見て思うことはそれぞれだったが、気を取り直して。
カサリ、中身を食べたあとの小包装裏には、こう書いてあった。
ダンテ:自分ヲ褒メ讃エヨ
バージル:最近ノ恥ヲ語ルベシ
ネロ:一発芸ヲ披露セヨ
ディーヴァ:モノマネヲ披露セヨ
ダ「自分を褒め称える?そんなの簡単じゃねぇか」
「うーん、ダンテにとってはいつもどおりだよね」
ダ「オレって褒められるところや自慢できるところしかないもんなー」
バ&ネ「「(^ω^#)イラッ」」
ダ「まず朝起きてディーヴァにキスして鏡見るだろ?オレ超カッコいいし、笑顔が素晴らしいだろ?そしてこの肉体美!むしろ存在自体がネ申!なにやっててもカッコいい。ディーヴァが惚れるのも当たり前だよな~。悪魔を退治する時も、強いし強いしカッコいい!風呂の時も食事の時もトイレの時も、もちろん、ディーヴァとセック」
「「「もういいダンテ!超イライラする!!」」」
あまりの自画自賛っぷりに、聞いていたみんながイライラする結果となった。
ダンテにとっては罰ゲームにならなかったかな?
して、バージルはというと……?
バ「最近の……恥……か、」
ネ「あー、オレが先に一発芸やろうか」
バ「頼む」
難しい顔で悩むバージルを気遣って、ネロが先にやると申し出た。
ネ「って言っても、何がいいか……」
こちらも悩む青少年。
ふと、飾ってある一輪挿しの花が目に留まって、何かを思いだした。
ネ「あ。オッサンの真似事で嫌なんだけど……これ、ディーヴァに」
「わ!何もないところから薔薇が!すごーい!ありがとうネロ!!」
手のひらに何もないことを示し、そしてぎゅっと握ってパッ!
ディーヴァに差し出されたネロの手の中には、一輪の赤い薔薇があった。
バ「ふむ。確かにそっちのダンテの真似になる。ルシフェル、という魔具だったか?」
ダ「魔具使わないでどうやったんだ?」
ネ「え、オレの悪魔的パワーを薔薇型に凝縮させただけだぜ、ドヤ!」
「さすがネロだね!」
ダ「へーへー、手先が器用なことで」
バ「魔力を使っているなら一発芸といえるのか謎だがな」
ネ「それを言うなって。本当はディーヴァ連れてベッド行って、『安心してください履いてますよ』の履いてないバージョンやってみようかと思ったんだぜ」
「「「やらなくてよろしい」」」
それは裏でお願いしますよ、ネロ。
ただし、ダンテとバージルという関門を乗り越えてからな。
ネ「で、最近の恥は思い出したかよ?」
バ「まぁ、一応……」
恥ということでやはり恥ずかしいのだろう、非常に言いづらそうなバージル。
バ「先に言っておくがそんな大した事じゃないし、面白くもなんともないからな」
ネ「いいから教えろって」
「うんうん。バージルはあまり失敗しない人なんだし、ダンテと違ってちっちゃいことでしょ?深く考えなくてもだいじょうぶだよ」
ダ「どういう意味だディーヴァ」
「べっつにぃ~?」
ネ「笑えるか笑えないかは、聞いてから決める」
バ「わかった……この間、腹を壊していたんだ。そんな時に悪魔退治しに行った」
ダ「それが恥か?」
バ「いや、急いでいたから持って行ったのが違う物だと気がつかなかった。持って行ったのは、閻魔刀でなく、ごぼうだったんだ……!」
「うーん、恥ずかしいというよりかは、ごぼうで退治しに行って怪我がなかったか心配、かな」
ダ「そそ。にんじんよりいいんじゃね?オレなんか、素手どころかパンイチの時あったぞ」
ネ「パンイチはひくわー」
バ「お前ら……」
そんな風に温かく返されるとは思わなかったか、じーんと感動するバージル。
だが、追加のバージルの言葉で三人は、やっぱり恥だと思ったらしい。
バ「ああ、そうだった。そのあと急いでトイレ行ったのだが、コートがズボン、否、下着の中に挟まっていてな、そのまま颯爽と帰ってきた」
「「「やっぱ恥ずかしいわ」」」
スカートが下着に挟まったまま歩いたことありますか?
あれはとても恥ずかしいものです……。
ネ「さて、あとはディーヴァのモノマネだな」
バ「誰の……いや、何のモノマネをするんだ?」
「モノマネかぁ……うーん、うーん??」
ダ「迷ったらオレのマネでもしとけ」
「あ、そうだね!」
というわけでダンテのモノマネをすることにしたディーヴァ。
ちぃちゃい銃を太ももに簡易的取り付けたホルスターからスルッと取り出し、ウインクばちこーん☆しながら、目の前に構えた。
そして、ダンテの決めゼリフ。
「じゃ、じゃっくぽっ……うぇー、なんか全然格好つかなーい!」
なんとなくほっこり微笑ましい決めゼリフとなった。
……が、それだけではなかった。
バン!!
特に何かを弄ったわけではないが、暴発した弾丸が、ダンテの額に穴を開けた。
「ひょえっ!」
ネ「うわ、危なっ!!」
バ「ふう、間一髪避けられた」
ダ「こらー!ディーヴァ!ばかやろー!セーフティくらいかけとけ!当たっただろ!?」
「ごめーん」
額から血を流してダンテがディーヴァを叱りつけた。
バージルには怒られたくないし、ネロは悪魔成分4分の1だからかわいそう。
当たったのがすぐ治るしバージルほど怒らない、半魔のダンテで良かった。
というか、自分に当たらなくて本当に良かったと思う。