DMC×黒執事
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「いらっしゃぁ~~~い」
棺桶の中から黒く長い爪の指先をするりと滑らせて、幽霊のような人が出て来た。
振り乱した長髪からは目は見えず、口元に笑みをたたえたそのナリに、ディーヴァは叫んでダンテの後ろに隠れる。
「ひっ!で、出たーーーー!!!!」
「ディーヴァ、驚きすぎだろ……」
「で、ででででも、この人顔に繋ぎ目入ってるよ!爪長いよ!?フランケンシュタインさんだよ!!?」
「フランケンシュタインなんてひどいなァー。ただの傷跡だよ、ただのね」
人を見かけだけで判断しちゃいけません。
しかしながらシチュエーションとその姿を見たら、誰でもモンスターに見えてしまうだろう。
「フランケンシュタインじゃないし悪魔じゃない。人間……だと思うぜ。変な空気は纏ってるけどな」
相手が纏う妙な気を感じ取りながらダンテが言う。
人間に限りなく近いのに、人間とは違うようでいて、でも悪魔や天使とは違うその気配。
「変というか……変態な空気は持っているのは否定しない。それがアンダーテイカーだ」
「伯爵を小生特製の棺桶に入れたがったりするところかなァ?棺桶、入ってくれる気になった?」
「い・や・だ!」
「ヒッヒッヒッ!つれないねェ~」
なんだその変な趣味というか性癖は。
ちょっと、いやかなりひくし、セバスチャンすらひいている。
そんな中でもひくこともなく、ワナワナと唇を震わせているディーヴァが1名。
「ほん……とに……?ご、ご、ごめんなさい…………!!あたしったらなんて失礼なこと……っ」
「い~~よ~~。気にしてな~~い」
大慌てで謝ったが、なんと心の広い…!
本当にただの変態……いや、変人なだけなのだが、ディーヴァはそれにまだ気がついていなかった。
「ところで伯爵。変わったオンナノコとオトコを連れて来て、小生に何か用事かい?」
「ああ、異世界のことについて知っていることを教えてもらいに来た。何かわかるか?」
「………………」
ピタッと動きを止め、ゆっくりと首をかしげる仕草。
そしてなんなのだその無言は。
「な、何かわかる……のか?」
「あらやだーーー。この2人、そっちから来たんだぁ!」
と、思ったらパアッと明るく笑って嬉しそうにディーヴァの手を取ってぐるぐるぶんぶん。
「え、あ、そうなんです……」
「なになに?オルフェウスとエウリュディケーみたいなもの??」
「ちょ、ちとお前パーソナルスペースに入りすぎだ!近ェよ!」
「ぁいたっ☆」
ディーヴァが怖がるだろうが!と知り合ったばかりの人にも関わらず拳を振るうダンテ。
いい音したけど大丈夫かな、ダンテったら馬鹿力だし。
しかしオルフェウスとエウリュディケーとは、なんと不吉な例えか。
最終的には冥府で一緒になれたという話だが、それにしたってそこに至るまでがやたらとホラーで不吉でおぞましい神話を例えに出して来たものだ。
その話の通りでいくと、とりあえずディーヴァは死人決定になる……いやだわ~。
「死人じゃないのはどう見てもわかるだろうが……」
「彼らは冥界ではなく、時間軸の異なる異世界から来たのですよ」
「そう……未来からな」
未来から。
その言葉でキョトンとした顔になってから、アンダーテイカーは頭の上のたんこぶをさすりながら未来の自分に思いを馳せた。
「へぇ~未来かぁ。小生はまだ生きてるかな~??未来の小生に会ってお茶がしたいねェ~~」
あまりにも斜め上な考えに、ダンテもディーヴァも苦笑しか出なかった。
「生きてるわけないだろが。バケモンかっつの」
「すごく……変わった人、なんですね…」
「ああ、ものすごく変わった奴なんだ。ひかせて悪いな。セバスチャンがまともに見えるくらいだろう」
「坊ちゃん、私はいつでもまともですよ?」
「ほぅ?どの口が言う?『つい』で主人を食べようと狙ってくるやつに言われたくないな」
またまたひき気味なダンテとディーヴァと、何やら不穏な言い合いのシエルとセバスチャン。
そして。
「ふーむ。少しなら教えてあげてもいいよ~」
「なに?本当か!?」
「教えてください!お願いします!!」
帰る方法がわかるならぜひ教えてるもらいたいところ。
アンダーテイカーに詰め寄るディーヴァとともに、ダンテはそのタッパの高い肩をぐわんぐわんと揺さぶる。
揺さぶられても嬉しそうなのは変人だからか。
「うへへ、揺れるゥ~!教えてもいいけど、例のアレを小生におくれよォー?」
「……わかっている」
え、何。
例のアレって何だろう。
詰め寄るのはダンテにお任せして、ディーヴァは考え込む。
「僕……は無理だな。セバスチャン、頼んだ」
「イエス、マイロード」
「んーん。、残念ながら伯爵と執事君はもうダメだよ?」
「……な、」
「さあ、君達、例のアレをおくれよ……!」
ヨダレを垂らして欲しがるアンダーテイカーは、矛先をダンテとディーヴァに向けてはぁはぁ言っている。
こわい。
「結局、例のアレってなんなんだよ」
ほんとにそれである。
「笑いだ」
「え?」
「例のアレとは極上の笑いのことです」
クレクレ手を伸ばすアンダーテイカーは、変人というより、まるで獲物を欲しがるゾンビである。
しかし、それを自分に求められても……はてさて困った。
「笑い……?う、うーん…」
「どっちの子から来る?2人いっぺんに笑かせに来てくれてもいいんだよ~?」
漫才なんかに自信はまっっっったくない。
ボキャブラリーなんかない。
管理人見てればわかるでしょ?笑いのツボ特にないし話も大して面白くないし(ディーヴァ、いきなり管理人ディスるの巻)
「というわけで…………ダンテGO!」
「は?オレかよ!」
棺桶の中から黒く長い爪の指先をするりと滑らせて、幽霊のような人が出て来た。
振り乱した長髪からは目は見えず、口元に笑みをたたえたそのナリに、ディーヴァは叫んでダンテの後ろに隠れる。
「ひっ!で、出たーーーー!!!!」
「ディーヴァ、驚きすぎだろ……」
「で、ででででも、この人顔に繋ぎ目入ってるよ!爪長いよ!?フランケンシュタインさんだよ!!?」
「フランケンシュタインなんてひどいなァー。ただの傷跡だよ、ただのね」
人を見かけだけで判断しちゃいけません。
しかしながらシチュエーションとその姿を見たら、誰でもモンスターに見えてしまうだろう。
「フランケンシュタインじゃないし悪魔じゃない。人間……だと思うぜ。変な空気は纏ってるけどな」
相手が纏う妙な気を感じ取りながらダンテが言う。
人間に限りなく近いのに、人間とは違うようでいて、でも悪魔や天使とは違うその気配。
「変というか……変態な空気は持っているのは否定しない。それがアンダーテイカーだ」
「伯爵を小生特製の棺桶に入れたがったりするところかなァ?棺桶、入ってくれる気になった?」
「い・や・だ!」
「ヒッヒッヒッ!つれないねェ~」
なんだその変な趣味というか性癖は。
ちょっと、いやかなりひくし、セバスチャンすらひいている。
そんな中でもひくこともなく、ワナワナと唇を震わせているディーヴァが1名。
「ほん……とに……?ご、ご、ごめんなさい…………!!あたしったらなんて失礼なこと……っ」
「い~~よ~~。気にしてな~~い」
大慌てで謝ったが、なんと心の広い…!
本当にただの変態……いや、変人なだけなのだが、ディーヴァはそれにまだ気がついていなかった。
「ところで伯爵。変わったオンナノコとオトコを連れて来て、小生に何か用事かい?」
「ああ、異世界のことについて知っていることを教えてもらいに来た。何かわかるか?」
「………………」
ピタッと動きを止め、ゆっくりと首をかしげる仕草。
そしてなんなのだその無言は。
「な、何かわかる……のか?」
「あらやだーーー。この2人、そっちから来たんだぁ!」
と、思ったらパアッと明るく笑って嬉しそうにディーヴァの手を取ってぐるぐるぶんぶん。
「え、あ、そうなんです……」
「なになに?オルフェウスとエウリュディケーみたいなもの??」
「ちょ、ちとお前パーソナルスペースに入りすぎだ!近ェよ!」
「ぁいたっ☆」
ディーヴァが怖がるだろうが!と知り合ったばかりの人にも関わらず拳を振るうダンテ。
いい音したけど大丈夫かな、ダンテったら馬鹿力だし。
しかしオルフェウスとエウリュディケーとは、なんと不吉な例えか。
最終的には冥府で一緒になれたという話だが、それにしたってそこに至るまでがやたらとホラーで不吉でおぞましい神話を例えに出して来たものだ。
その話の通りでいくと、とりあえずディーヴァは死人決定になる……いやだわ~。
「死人じゃないのはどう見てもわかるだろうが……」
「彼らは冥界ではなく、時間軸の異なる異世界から来たのですよ」
「そう……未来からな」
未来から。
その言葉でキョトンとした顔になってから、アンダーテイカーは頭の上のたんこぶをさすりながら未来の自分に思いを馳せた。
「へぇ~未来かぁ。小生はまだ生きてるかな~??未来の小生に会ってお茶がしたいねェ~~」
あまりにも斜め上な考えに、ダンテもディーヴァも苦笑しか出なかった。
「生きてるわけないだろが。バケモンかっつの」
「すごく……変わった人、なんですね…」
「ああ、ものすごく変わった奴なんだ。ひかせて悪いな。セバスチャンがまともに見えるくらいだろう」
「坊ちゃん、私はいつでもまともですよ?」
「ほぅ?どの口が言う?『つい』で主人を食べようと狙ってくるやつに言われたくないな」
またまたひき気味なダンテとディーヴァと、何やら不穏な言い合いのシエルとセバスチャン。
そして。
「ふーむ。少しなら教えてあげてもいいよ~」
「なに?本当か!?」
「教えてください!お願いします!!」
帰る方法がわかるならぜひ教えてるもらいたいところ。
アンダーテイカーに詰め寄るディーヴァとともに、ダンテはそのタッパの高い肩をぐわんぐわんと揺さぶる。
揺さぶられても嬉しそうなのは変人だからか。
「うへへ、揺れるゥ~!教えてもいいけど、例のアレを小生におくれよォー?」
「……わかっている」
え、何。
例のアレって何だろう。
詰め寄るのはダンテにお任せして、ディーヴァは考え込む。
「僕……は無理だな。セバスチャン、頼んだ」
「イエス、マイロード」
「んーん。、残念ながら伯爵と執事君はもうダメだよ?」
「……な、」
「さあ、君達、例のアレをおくれよ……!」
ヨダレを垂らして欲しがるアンダーテイカーは、矛先をダンテとディーヴァに向けてはぁはぁ言っている。
こわい。
「結局、例のアレってなんなんだよ」
ほんとにそれである。
「笑いだ」
「え?」
「例のアレとは極上の笑いのことです」
クレクレ手を伸ばすアンダーテイカーは、変人というより、まるで獲物を欲しがるゾンビである。
しかし、それを自分に求められても……はてさて困った。
「笑い……?う、うーん…」
「どっちの子から来る?2人いっぺんに笑かせに来てくれてもいいんだよ~?」
漫才なんかに自信はまっっっったくない。
ボキャブラリーなんかない。
管理人見てればわかるでしょ?笑いのツボ特にないし話も大して面白くないし(ディーヴァ、いきなり管理人ディスるの巻)
「というわけで…………ダンテGO!」
「は?オレかよ!」