DMC×黒執事
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「はあー……疲れた」
何度も言うが料理自体は楽しかったのだが、バルドのところが一番疲れた気がする。
主に性格的な意味合いで。
いや、三人もの使用人の手伝いで蓄積した疲れが今、ドッとやってきたのだろう、三人ともそれぞれ違った性格ながら同じような問題児だったから。
今のディーヴァは何歳か老けて見えた。
さて、仕事らしき仕事は終わったし次は……と、凝った腕を回しながら歩いていれば。
「あれ?ダンテ……」
「おー、ディーヴァお疲れー」
「うん、ちょっと疲れたぁ」
前方から少し草臥れた様子のダンテがやって来た。
「って、ダンテ?ダンテこそお疲れさまなの??」
よくよく見ると草臥れた、どころじゃなかった。
懐が素寒貧になったようなショボくれ具合で、ふらふらとした足取りでやって来たダンテ。
他に誰もいないしと優しく受け止めたが、ダンテはそのまま抱きついてきた。
「セバスチャンのヤローがシエルとのポーカーを見てやがったおかげでボロクソに負けた……あいつら容赦ねぇ……」
「あらら」
それは御愁傷様、でもイカサマなんてしようとするからそうなるのだ。
「なので今のオレはディーヴァほきゅうちゅうだー」
「はいはい、じゃあ今から休憩しにいこ?」
「休憩?ご休憩とご宿泊とショートタイムってよく言うベッドの上でのか?」
なんだそれは、とディーヴァは首をかしげるが、大人の皆様にはわかる表現するのはいダメ禁止ー。
ディーヴァは、シェフであるバルドの手伝いを終わらせた以上あとの仕事はセバスチャンが呼ぶまでタナカとお茶をして待つことだ、と説明した。
あからさまにガッカリするダンテ。
それを証拠にテラスの方にとスタスタ歩くディーヴァとは反対に、ダンテの足取りはちょっぴり重かった。
はたして、ハウススチュワートであるタナカはテラスの中に分厚い座布団を敷いて、いつものように番茶を飲んでいた。
そのフォルムはいつも見るデフォルメタナカである。
かわいいおじいちゃんといった彼に癒されながら、ダンテとディーヴァは湯呑みを片手にしている。
ディーヴァと二人きりが叶わずに不服そうだったダンテも、今や落ち着いて胡座をかきかき茶をしばいている体たらくだ。
「はー……お茶が美味しい……」
「うん、確かに美味いよなー。あったかくて気持ちいいし体に染みるぜ」
「ホッホッホ、仕事を頑張ったからですよ。お疲れ様でございます」
日光が良い具合に入り込む仕組みの内テラスは、とても気持ちよく、昼寝にも良さそうだ。
そんな平和なこの場所だが、唯一物騒なものがある。
タナカの脇に添えられた日本刀だ。
「ところでタナカさん、その物騒なものは……」
「私めの私物でございます。ここで手入れをしていたのですよ」
「日本刀、ねぇ……」
見れば打ち粉に懐紙と刀の手入れをするための道具一式も置いてあるのが目に入る。
女王の番犬などしているファントムハイヴ家は、こんな戦闘とは無縁そうな御老体でも戦えるのか。
しかも日本刀……魔界に落ちた兄を嫌でも思い出すダンテ。
鐔の部分に見事な鳳凰の彫られた刀をスラリと引き抜いてみせるタナカは、その刀を手にした瞬間、デフォルメタナカではなくリアルタナカに変身した。
さすがに小さい身の丈だと扱えないのだろう。
ダンテの兄であるバージルの持つ閻魔刀も綺麗だったが、こちらの刀身も美しく、そして斬れ味もよさそうだ。
スッと立ち上がったタナカは執事靴を履くと、中庭に出てこちらに距離をとり抜き身の刀を構えた。
視線を寄越すは、ダンテ。
「撃ってごらんなさい。ダンテさん、貴方持ってますよね、二丁」
二丁、その言葉がさすのはダンテが服の中に忍ばせた、カスタムを繰り返されダンテのみが使うことを許された重くゴツい銃、エボニーとアイボリー。
「は……なんでわかった……?」
「ダンテったら執事服の中にもエボニーとアイボリー携帯してたのね」
ディーヴァですら気がつかなかったのに、執事服の膨らみ方が少し違うだけでタナカに気がつかれた。
セバスチャンのような悪魔ならまだしも、人間のましてや高齢のタナカがわかるということは、観察眼が相当優れているのか。
だが、それを防げるかどうかは別物。
「おいおい、撃つのはいいが怪我するぜ?」
「そうです、危ないですよ!」
「ホッホッ……この老いぼれを狙う気で撃って構いませんよ」
どうしてこうなった。
あんなに和やかで平和な空気が流れていた場所だったのに、少し物騒な空間になってしまっている。
いや、物騒なのはダンテとタナカの武器だけで物言いすら平和なままか。
「はぁ……まあ、当てないように撃つからな」
「え、ダンテ撃つの!?」
「三発くらいだ。絶対当てねぇって」
刀を構えたまま動かないところを見るに言っても聞かなさそうだし、ダンテはタナカの体スレスレに銃を数発撃ち込むことにした。
「タナカの爺さん、ヘタに動くな、よっ!」
ドドドッ!!
言葉通りダンテの撃った三発ほどの弾丸は、まっすぐにタナカの元へ。
彼の体スレスレを通過していくー……かと思われたが、直前でタナカが動いた。
「ちょ、あぶねぇって!!」
自らあたりに行くスタイル!?と思われた次の瞬間、白刃が閃いた。
……ぽとり。
地面に弾丸が落ちる。
その弾丸を確認すれば3発とも、真ん中から綺麗に真っ二つに割れていた。
あれ、この図どっかで見たことある……あ、塔の上で見た。
「バージルかよ!」
「すご……」
この爺さん、できる……!
口をあんぐり開けて呆けるダンテとディーヴァを横目にホッホッ、とまた笑みを浮かべつつ刀を鞘に戻す。
それに合わせ、リアルタナカからデフォルメタナカに姿も戻った。
「爺さん……ほんとに人間かよ。姿も縮んだり伸びたり…実はサイボーグですとか言われてもオレ驚かねえぞ……」
「タナカさんは人間ですよ」
「そりゃもちろん理解して……うおっ!?」
「ぴゃいっ!」
いつの間に来たのだろう、セバスチャンが後ろに立っていた。
何度も言うが料理自体は楽しかったのだが、バルドのところが一番疲れた気がする。
主に性格的な意味合いで。
いや、三人もの使用人の手伝いで蓄積した疲れが今、ドッとやってきたのだろう、三人ともそれぞれ違った性格ながら同じような問題児だったから。
今のディーヴァは何歳か老けて見えた。
さて、仕事らしき仕事は終わったし次は……と、凝った腕を回しながら歩いていれば。
「あれ?ダンテ……」
「おー、ディーヴァお疲れー」
「うん、ちょっと疲れたぁ」
前方から少し草臥れた様子のダンテがやって来た。
「って、ダンテ?ダンテこそお疲れさまなの??」
よくよく見ると草臥れた、どころじゃなかった。
懐が素寒貧になったようなショボくれ具合で、ふらふらとした足取りでやって来たダンテ。
他に誰もいないしと優しく受け止めたが、ダンテはそのまま抱きついてきた。
「セバスチャンのヤローがシエルとのポーカーを見てやがったおかげでボロクソに負けた……あいつら容赦ねぇ……」
「あらら」
それは御愁傷様、でもイカサマなんてしようとするからそうなるのだ。
「なので今のオレはディーヴァほきゅうちゅうだー」
「はいはい、じゃあ今から休憩しにいこ?」
「休憩?ご休憩とご宿泊とショートタイムってよく言うベッドの上でのか?」
なんだそれは、とディーヴァは首をかしげるが、大人の皆様にはわかる表現するのはいダメ禁止ー。
ディーヴァは、シェフであるバルドの手伝いを終わらせた以上あとの仕事はセバスチャンが呼ぶまでタナカとお茶をして待つことだ、と説明した。
あからさまにガッカリするダンテ。
それを証拠にテラスの方にとスタスタ歩くディーヴァとは反対に、ダンテの足取りはちょっぴり重かった。
はたして、ハウススチュワートであるタナカはテラスの中に分厚い座布団を敷いて、いつものように番茶を飲んでいた。
そのフォルムはいつも見るデフォルメタナカである。
かわいいおじいちゃんといった彼に癒されながら、ダンテとディーヴァは湯呑みを片手にしている。
ディーヴァと二人きりが叶わずに不服そうだったダンテも、今や落ち着いて胡座をかきかき茶をしばいている体たらくだ。
「はー……お茶が美味しい……」
「うん、確かに美味いよなー。あったかくて気持ちいいし体に染みるぜ」
「ホッホッホ、仕事を頑張ったからですよ。お疲れ様でございます」
日光が良い具合に入り込む仕組みの内テラスは、とても気持ちよく、昼寝にも良さそうだ。
そんな平和なこの場所だが、唯一物騒なものがある。
タナカの脇に添えられた日本刀だ。
「ところでタナカさん、その物騒なものは……」
「私めの私物でございます。ここで手入れをしていたのですよ」
「日本刀、ねぇ……」
見れば打ち粉に懐紙と刀の手入れをするための道具一式も置いてあるのが目に入る。
女王の番犬などしているファントムハイヴ家は、こんな戦闘とは無縁そうな御老体でも戦えるのか。
しかも日本刀……魔界に落ちた兄を嫌でも思い出すダンテ。
鐔の部分に見事な鳳凰の彫られた刀をスラリと引き抜いてみせるタナカは、その刀を手にした瞬間、デフォルメタナカではなくリアルタナカに変身した。
さすがに小さい身の丈だと扱えないのだろう。
ダンテの兄であるバージルの持つ閻魔刀も綺麗だったが、こちらの刀身も美しく、そして斬れ味もよさそうだ。
スッと立ち上がったタナカは執事靴を履くと、中庭に出てこちらに距離をとり抜き身の刀を構えた。
視線を寄越すは、ダンテ。
「撃ってごらんなさい。ダンテさん、貴方持ってますよね、二丁」
二丁、その言葉がさすのはダンテが服の中に忍ばせた、カスタムを繰り返されダンテのみが使うことを許された重くゴツい銃、エボニーとアイボリー。
「は……なんでわかった……?」
「ダンテったら執事服の中にもエボニーとアイボリー携帯してたのね」
ディーヴァですら気がつかなかったのに、執事服の膨らみ方が少し違うだけでタナカに気がつかれた。
セバスチャンのような悪魔ならまだしも、人間のましてや高齢のタナカがわかるということは、観察眼が相当優れているのか。
だが、それを防げるかどうかは別物。
「おいおい、撃つのはいいが怪我するぜ?」
「そうです、危ないですよ!」
「ホッホッ……この老いぼれを狙う気で撃って構いませんよ」
どうしてこうなった。
あんなに和やかで平和な空気が流れていた場所だったのに、少し物騒な空間になってしまっている。
いや、物騒なのはダンテとタナカの武器だけで物言いすら平和なままか。
「はぁ……まあ、当てないように撃つからな」
「え、ダンテ撃つの!?」
「三発くらいだ。絶対当てねぇって」
刀を構えたまま動かないところを見るに言っても聞かなさそうだし、ダンテはタナカの体スレスレに銃を数発撃ち込むことにした。
「タナカの爺さん、ヘタに動くな、よっ!」
ドドドッ!!
言葉通りダンテの撃った三発ほどの弾丸は、まっすぐにタナカの元へ。
彼の体スレスレを通過していくー……かと思われたが、直前でタナカが動いた。
「ちょ、あぶねぇって!!」
自らあたりに行くスタイル!?と思われた次の瞬間、白刃が閃いた。
……ぽとり。
地面に弾丸が落ちる。
その弾丸を確認すれば3発とも、真ん中から綺麗に真っ二つに割れていた。
あれ、この図どっかで見たことある……あ、塔の上で見た。
「バージルかよ!」
「すご……」
この爺さん、できる……!
口をあんぐり開けて呆けるダンテとディーヴァを横目にホッホッ、とまた笑みを浮かべつつ刀を鞘に戻す。
それに合わせ、リアルタナカからデフォルメタナカに姿も戻った。
「爺さん……ほんとに人間かよ。姿も縮んだり伸びたり…実はサイボーグですとか言われてもオレ驚かねえぞ……」
「タナカさんは人間ですよ」
「そりゃもちろん理解して……うおっ!?」
「ぴゃいっ!」
いつの間に来たのだろう、セバスチャンが後ろに立っていた。
