DMC×黒執事
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とりあえず渋々だが煙草を消してくれた……兵器からは手を離してないけど。
「だが肉はやっぱりこいつで一発だな。嬢ちゃんが使えないんじゃ俺が焼くしかねェ!料理は爆発!芸術だ!!」
「だから!お肉はそんなもので焼いちゃだめー!」
やっぱりまだ兵器で焼くの諦めてなかったよ!
このあとディーヴァは、兵器から手を離させるのに苦労した。
「芸術も大事ですけど、料理には愛情も大事ですよ。よいしょっと、……はい、準備できた」
塊肉の表面に塩胡椒にんにくをたっぷり擦りこむところをバルドに見てもらいながら、一緒に料理する。
って、なんだかんだディーヴァがやってしまっているぞ。
「これをフライパンの強火で手早に焼きます」
「手早なら兵器のが早いぞ」
「それは火力が強すぎですぅー!フライパンの火くらいがちょうどいいの」
まだ文句がありそうなバルドを急かし、フライパンをもたせて表面を焼き付ける。
フライパンだからか大火力でも炭になることはなく、いい感じの焦げ目がつか。
「あとはオーブンで焼きまーす」
「え、今度はオーブン!?二度手間じゃねぇか。やっぱり兵器のが……」
「バルドさん?」
「………………」
強く名を呼べばそれ以上言わなくなった。
よし。
「はい、焼いてる間にソース作りましょ。ラズベリージャムってありますー?」
「あるぜ。ほら、」
さっすがファントムハイヴのお屋敷!ジャムはかなりの種類あるみたいだし、しかも高級そうというかオーガニックぽい。
もちろん生のラズベリーもあるみたいだが、それはまた今度にして今日は簡単に作れる方にしよう。
「ありがとうございます。じゃあジャムを鍋に投入!それに白ワインにバルサミコ酢、シュガー、隠し味にソイソースっと」
「おいおい!肉のソースなんだろ、なんでジャムなんか」
「お肉のソースにはフルーツソースも美味しいですよ。グレービーソースばっかりじゃつまらなぁいー♪」
ぐるぐるしていたヘラをバルドに持たせてタッチ交代。
極々弱火にする。
「さ、ゆっくり煮詰まるまで煮てくださいねー」
「ここに来てオレかぁ」
「じっくりコトコト、愛情たっぷり、美味しくなーれ美味しくなーれの呪文ですよー」
「お、美味しくなーれ美味しくなーれ……って、はずかしいわボケ!」
赤い顔したバルドは無視して、ディーヴァはディーヴァで自分の作業。
しかたない我慢我慢……と彼もディーヴァが教えた呪文を唱えながらぐるぐるしていけば、ソースがイイ感じにとろりとしてきた。
「お、それっぽくなってきたぜ!」
「ふふ、良かったですね~」
「ああ……」
鍋の中身をかき混ぜる静かな音をBGMに、ぼそりとバルドがつぶやき始める。
「俺は兵士だったからなァ……料理なんかしたこともなかったもんで、なんかこう……新兵器とかで手っ取り早く作りたくなっちまうんだよな」
「そんなの今からゆっくり学んでいけばいいことでしょ?それに、『美味しい』って言って食べてくれる人を思い浮かべて作れば自ずと美味しい料理ができるようになりますよ!」
「嬢ちゃんのコレ……ダンテみたいにか?」
親指を立ててディーヴァの大切な人を表現するバルド。
だったら、そのバルドにとってだと……。
「そ!バルドさんならシエル坊ちゃんですね」
「坊ちゃんはいちいち美味しいなんて言ってくれないけどな」
「わかる、素直じゃないみたいだし!」
美味しいとか嬉しいとか、ついでに笑顔とか……素直に感情を外に出せないのは嘆かわしいことだが、シエルの歩んできた人生を考えるとしかたないと思う。
が、たまには感情をありのままに出してもバチは当たらない……だってまだ子どもだもん。
「へくちっ!……んん?」
「いかがなさいました、坊ちゃん?」
「風邪かぁ?」
「いや……なんでもない」
その瞬間、遠くの部屋の中でシエルは風邪でもないのにくしゃみしたそうな。
「ふー……終わったァ!」
「まだですよ。お肉が焼けて少し冷めたら、うすーーーーくスライスしてください。それまでは一緒にパン作りましょ!」
ソース作りが終わったというのに、今度はパンとは。
嫌そうに眉を歪めているが、問答無用。
「はー……まだやることあんのかよ、休みてぇ……って、嬢ちゃん!?いつの間に他の料理作ったんでィ!!」
「バルドさんがおしゃべりしながらソース煮てる間に~」
と言っても作っていたのは、カリカリベーコンやシュレッドチーズなどが乗ったシーザーサラダ、そして大きめのハンバーグのようなものを丸めるところまでだけだ。
まだこのハンバーグ擬きは焼いていない。
ディーヴァは手を洗うと、ボウルの中でぷっくりパンパンに膨らんだパン生地を、バルドと共に覗いた。
「このパン生地、一次発酵終わってるぽいんで、あたしたちが昼食の支度に使っていいんですよね?」
「わからねぇが置きっ放しになってるなら多分いいんじゃねぇか」
じゃあいいか、と指先でツンツンと突けば、結構バターが利いているようで手に油が付着した。
これはクロワッサンかデニッシュの生地だ。
「んー……デニッシュ生地、かな。あ、クリームチーズ入れて焼いちゃお」
出たよチーズ星人の本領発揮。
ちょっと火で柔らかくしたクリームチーズを生地に混ぜ込むと半分に割り、バルドに渡して粉を振った台の上で共に伸ばさせた。
伸ばしてくるくる、くるくる。
食べたい形にして二次発酵。膨らんだらあとは焼くだけの簡単行程。
工作の時間のようで、この作業はクッキーしかり、ケーキしかり、とても楽しい。
バルドがローストビーフをスライスしている間にハンバーグのようなまぁるいミートボールを焼いていくディーヴァ。
これはスコットランド原産の料理、中にゆで卵が入ったスコッチエッグで、上にはトマトベースのソース、そしてディーヴァの好きなチーズをかける予定である。
たくさんの仕事をこなしたが早い時間からだったせいか、昼までまだ時間を残してようやく料理が終わった。
ちょっと……いや、かなり料理番組のようになってしまったが、とても有意義な時間を過ごせた気がする。
但しバルドの相手は除く。
「だが肉はやっぱりこいつで一発だな。嬢ちゃんが使えないんじゃ俺が焼くしかねェ!料理は爆発!芸術だ!!」
「だから!お肉はそんなもので焼いちゃだめー!」
やっぱりまだ兵器で焼くの諦めてなかったよ!
このあとディーヴァは、兵器から手を離させるのに苦労した。
「芸術も大事ですけど、料理には愛情も大事ですよ。よいしょっと、……はい、準備できた」
塊肉の表面に塩胡椒にんにくをたっぷり擦りこむところをバルドに見てもらいながら、一緒に料理する。
って、なんだかんだディーヴァがやってしまっているぞ。
「これをフライパンの強火で手早に焼きます」
「手早なら兵器のが早いぞ」
「それは火力が強すぎですぅー!フライパンの火くらいがちょうどいいの」
まだ文句がありそうなバルドを急かし、フライパンをもたせて表面を焼き付ける。
フライパンだからか大火力でも炭になることはなく、いい感じの焦げ目がつか。
「あとはオーブンで焼きまーす」
「え、今度はオーブン!?二度手間じゃねぇか。やっぱり兵器のが……」
「バルドさん?」
「………………」
強く名を呼べばそれ以上言わなくなった。
よし。
「はい、焼いてる間にソース作りましょ。ラズベリージャムってありますー?」
「あるぜ。ほら、」
さっすがファントムハイヴのお屋敷!ジャムはかなりの種類あるみたいだし、しかも高級そうというかオーガニックぽい。
もちろん生のラズベリーもあるみたいだが、それはまた今度にして今日は簡単に作れる方にしよう。
「ありがとうございます。じゃあジャムを鍋に投入!それに白ワインにバルサミコ酢、シュガー、隠し味にソイソースっと」
「おいおい!肉のソースなんだろ、なんでジャムなんか」
「お肉のソースにはフルーツソースも美味しいですよ。グレービーソースばっかりじゃつまらなぁいー♪」
ぐるぐるしていたヘラをバルドに持たせてタッチ交代。
極々弱火にする。
「さ、ゆっくり煮詰まるまで煮てくださいねー」
「ここに来てオレかぁ」
「じっくりコトコト、愛情たっぷり、美味しくなーれ美味しくなーれの呪文ですよー」
「お、美味しくなーれ美味しくなーれ……って、はずかしいわボケ!」
赤い顔したバルドは無視して、ディーヴァはディーヴァで自分の作業。
しかたない我慢我慢……と彼もディーヴァが教えた呪文を唱えながらぐるぐるしていけば、ソースがイイ感じにとろりとしてきた。
「お、それっぽくなってきたぜ!」
「ふふ、良かったですね~」
「ああ……」
鍋の中身をかき混ぜる静かな音をBGMに、ぼそりとバルドがつぶやき始める。
「俺は兵士だったからなァ……料理なんかしたこともなかったもんで、なんかこう……新兵器とかで手っ取り早く作りたくなっちまうんだよな」
「そんなの今からゆっくり学んでいけばいいことでしょ?それに、『美味しい』って言って食べてくれる人を思い浮かべて作れば自ずと美味しい料理ができるようになりますよ!」
「嬢ちゃんのコレ……ダンテみたいにか?」
親指を立ててディーヴァの大切な人を表現するバルド。
だったら、そのバルドにとってだと……。
「そ!バルドさんならシエル坊ちゃんですね」
「坊ちゃんはいちいち美味しいなんて言ってくれないけどな」
「わかる、素直じゃないみたいだし!」
美味しいとか嬉しいとか、ついでに笑顔とか……素直に感情を外に出せないのは嘆かわしいことだが、シエルの歩んできた人生を考えるとしかたないと思う。
が、たまには感情をありのままに出してもバチは当たらない……だってまだ子どもだもん。
「へくちっ!……んん?」
「いかがなさいました、坊ちゃん?」
「風邪かぁ?」
「いや……なんでもない」
その瞬間、遠くの部屋の中でシエルは風邪でもないのにくしゃみしたそうな。
「ふー……終わったァ!」
「まだですよ。お肉が焼けて少し冷めたら、うすーーーーくスライスしてください。それまでは一緒にパン作りましょ!」
ソース作りが終わったというのに、今度はパンとは。
嫌そうに眉を歪めているが、問答無用。
「はー……まだやることあんのかよ、休みてぇ……って、嬢ちゃん!?いつの間に他の料理作ったんでィ!!」
「バルドさんがおしゃべりしながらソース煮てる間に~」
と言っても作っていたのは、カリカリベーコンやシュレッドチーズなどが乗ったシーザーサラダ、そして大きめのハンバーグのようなものを丸めるところまでだけだ。
まだこのハンバーグ擬きは焼いていない。
ディーヴァは手を洗うと、ボウルの中でぷっくりパンパンに膨らんだパン生地を、バルドと共に覗いた。
「このパン生地、一次発酵終わってるぽいんで、あたしたちが昼食の支度に使っていいんですよね?」
「わからねぇが置きっ放しになってるなら多分いいんじゃねぇか」
じゃあいいか、と指先でツンツンと突けば、結構バターが利いているようで手に油が付着した。
これはクロワッサンかデニッシュの生地だ。
「んー……デニッシュ生地、かな。あ、クリームチーズ入れて焼いちゃお」
出たよチーズ星人の本領発揮。
ちょっと火で柔らかくしたクリームチーズを生地に混ぜ込むと半分に割り、バルドに渡して粉を振った台の上で共に伸ばさせた。
伸ばしてくるくる、くるくる。
食べたい形にして二次発酵。膨らんだらあとは焼くだけの簡単行程。
工作の時間のようで、この作業はクッキーしかり、ケーキしかり、とても楽しい。
バルドがローストビーフをスライスしている間にハンバーグのようなまぁるいミートボールを焼いていくディーヴァ。
これはスコットランド原産の料理、中にゆで卵が入ったスコッチエッグで、上にはトマトベースのソース、そしてディーヴァの好きなチーズをかける予定である。
たくさんの仕事をこなしたが早い時間からだったせいか、昼までまだ時間を残してようやく料理が終わった。
ちょっと……いや、かなり料理番組のようになってしまったが、とても有意義な時間を過ごせた気がする。
但しバルドの相手は除く。
