DMC×黒執事
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最初に向かうは玄関前に広がる花々の素敵な庭である。
庭師についてセバスチャンは『ただの馬鹿ですよ』と毒舌を吐きまくっていたがディーヴァだってたまに馬鹿はやらかす。
そんなに酷くないだろうと高を括っていたが。
「えええ!?」
まずはお庭!と出たまではよかった。
「どうしたディーヴァ……って、ひどくこざっぱりしてるーーーー!!」
美しく咲き乱れる花々そして整えられていた植木と芝生は何処へやら、見渡す限り乾燥した土だけで何も、ない。
あるといえば枯れてしまった木の太い幹だけ。
ヒュオオオ……。
どこの西部劇じゃい!と思わせる土埃が立ち、ダンテとディーヴァの前に虚しく風が吹いた。
そしてその庭にある唯一の水源といえば、この屋敷の庭師たるフィニの目から流れる洪水のような涙のみという…。
「うわぁぁぁん!またやっちゃったよぉぉぉ!!」
「えっと、フィニ……さん?」
除草剤散布の機械を背負って泣き喚くフィニにおずおずと近寄り声をかけてみる。
「えっ!う、う、」
「う?」
「うわぁぁぁぁぁぁんディーヴァさぁぁぁん!!!」
「ひぇっ!?」
ディーヴァの姿を確認したフィニが目に涙をいっぱい溜めて、こっちに突撃して来た。
嫌な予感がしたダンテがすぐさまディーヴァを守るよう、前に立ち塞がる。
「っディーヴァ!……ぐぇっ!?」
みしっ……やばい肋骨折れそう。
なんだこいつ力強いぞ、人間の皮被った悪魔かよ。
どちらかというとディーヴァが不用意に他の男性に抱きしめられるのを防ぐ目的だったが、ある意味正解だった。
こんな力強くハグされたらディーヴァ死ぬぞ。
「えーと、フィニさん、何があったんです?」
フィニに抱きつかれたまま色々と青ざめているダンテの顔色には気が付かず、ディーヴァは脇からひょこっと顔を出して問う。
「うう、また除草剤撒き方間違えちゃったんです~」
「撒き方…そ、そうなんだ……」
またということはこれを以前もやったことがあるのか。
というかどれだけ豪快に撒けば全滅するんだろうと、そっちの方が気になるのだが。
「庭師なのに庭を枯らしてどーする。つーか痛ぇからいい加減離れろって!」
「わぁっごめんなさい」
「おー、いてて。オレじゃなかったら今頃オダブツだぜ、気ィつけろ」
ダンテがフィニと話している中、ディーヴァは足元に散っている茶色に変色した花をそっと拾い上げた。
赤やピンク、白と悲しく色を残している見るも無残なそれを無言で見つめる。
まあ、枯れて何もないならもう一度植えればいいだけのことで、一から育てる楽しみが増えると思えばいいじゃない。
「……よし!もう一回植えましょう!一緒にね!!」
「えぇっ!い、いいんですか!?」
「もちろん」
「うわーい!やったー!!頑張りましょうねー!!」
今泣いた鳥がもう笑うとはよく言うが、泣いていたのが嘘のように笑っている。
まるでおさなごのような純朴さだ。
「まじかよ……めんどくさ」
「ダンテ?やらないならセバスチャンさんのとこで他の仕事の手伝いしてらっしゃい」
「やーだね。ってかディーヴァがやるならオレもディーヴァを手伝うに決まってるだろ」
やれやれ素直じゃない……ダンテもこの純朴さを少しは見習って欲しいものである。
とりあえず先ずは、枯れ木やら枯れた草花をなんとかしなくちゃいけない、そしたら耕して新しく植えもの……骨が折れそうだが3人でやれば早いだろう。
「フィニさんは除草剤の機械を置いてきてかわりに他の道具持ってきてね」
「はーい」
「ダンテは枯れ木抜いて」
「おー、わかった!」
ここはダンテの悪魔パワーに任せて引っこ抜いてもらっちゃおうと頼み、ダンテも結構ノリノリで木の幹に手をかける。
「わわわ!そういうのはボクがやりますよ!せっかくの執事服が汚れちゃいますしねっ!」
「え?」
が、フィニに止められ、あろうことか彼は幹に手をやり花でも抜くようにブチっと木を根ごと引っこ抜いた。
「えええええ!?」
「嘘だろ……さっきのハグでも思ったがやっぱりこいつめちゃくちゃ怪力持ちじゃねぇかよ」
「フィニさん……すごく、力持ちなんです、ね……」
「すごくってレベルか」
ありがとう、とフィニは屈託ない咲顔で言い、でもすぐにまた沈んだ表情を地に晒してしまった。
「でもこうだからなんでもすぐ傷つけちゃって、壊しちゃって。破壊しかできなかったボクに坊ちゃんは生かすことを、花や木を育むことを教えてくれた。だからココが大好きです」
地面に落ちている枯れた花をポタ、ポタリ……涙が濡らす。
「ぐすっ……なのに、なのに……なのに~~~っ!!」
「うわぁ危ねぇっ!」
泣いた本人は引っこ抜いた木をぶんと振り、その辺にぶっ飛ばし、けどまだ泣いている。
しかも自分が暴れているのにも、ディーヴァのいた場所に投げた木が直撃したのにも気がつかないときた。
ダンテが咄嗟にディーヴァを抱いて後ろに飛ばなかったらと思うと恐ろしい。
悪魔は殺気を放ってくるから攻撃が読めるが、彼は殺気は皆無でどう動くか予測不可能で、ある意味悪魔より危険人物。
「なっ、なら何にでもゆっくり優しく触れていけば良いよっ!ねっダンテ!」
「オレ!?……オレに投げんなよディーヴァ」
文句を言いつつもこの場で金色の暴馬をいなすことができるのはダンテだけだろう……セバスチャンはいないし。
仕方なしにフィニを止めるべく、彼が次に無意識で破壊しようとしていた木の前に立ち塞がり、その拳を受け止めると、案外くんなり大人しくなった。
「フィニ、オレだってディーヴァに初めて会った時はオレなんかがディーヴァに触れたら壊れるんじゃないか、傷つけるんじゃないかってすごく怖かったんだぜ」
オレも結構な怪力だからな、というダンテが後ろの木を軽く引っこ抜いて片付ける。
「ダンテ、も……?」
「ああ、でも今は大丈夫だ。愛しい、大切にしたいと思う心で優しく接すれば、こうして好きにディーヴァに触れられる」
パンパンと埃を払ってから(執事服はちょっと汚れた)ディーヴァをその腕に招き、そして愛おしむようにぎゅーと抱きしめる。
ディーヴァもそうされて幸せそう、まるで番いの鳥のようだとフィニは感じた。
「うん、ボクやってみる!」
そのあとは木を引っこ抜き、枯れた草花を肥やしがわりに土を上下混ぜ込むように軽く耕して、温室ハウスにあった芝生苗や花の苗、種を植える作業に勤しんだ。
思ったよりも物凄く早く終わり、なんとか綺麗な?庭へと戻ったわけだが。
「にしてもこの芝、まだそこまで青くないからさみしいね」
水を撒いたからその内青くなるだろう、垣根も時間はかかるが育つだろうし、花は小さくともしっかり根付いて咲いていることだし、及第点をあげたいところ。
「あっ、それは大丈夫!セバスチャンさんに頼むといつもすぐ青くしてくれるんですよ!前なんか球根植えたはずなのに夕方には花が咲いてたことあったし!」
「えー。何それ」
「魔法かよ」
だから心配しなくても今日中に元の庭みたいになるよ、と言われびっくりすると共にあたし達ここまで頑張らなくても良かった?と軽く落ち込んだ。
いやしかし、悪魔の力を使ったとわかるのだが、色々やりすぎではなかろうか。
そしてそれをあまり深く考えなかったフィニもフィニだ、と思ったダンテとディーヴァなのであった。
庭師についてセバスチャンは『ただの馬鹿ですよ』と毒舌を吐きまくっていたがディーヴァだってたまに馬鹿はやらかす。
そんなに酷くないだろうと高を括っていたが。
「えええ!?」
まずはお庭!と出たまではよかった。
「どうしたディーヴァ……って、ひどくこざっぱりしてるーーーー!!」
美しく咲き乱れる花々そして整えられていた植木と芝生は何処へやら、見渡す限り乾燥した土だけで何も、ない。
あるといえば枯れてしまった木の太い幹だけ。
ヒュオオオ……。
どこの西部劇じゃい!と思わせる土埃が立ち、ダンテとディーヴァの前に虚しく風が吹いた。
そしてその庭にある唯一の水源といえば、この屋敷の庭師たるフィニの目から流れる洪水のような涙のみという…。
「うわぁぁぁん!またやっちゃったよぉぉぉ!!」
「えっと、フィニ……さん?」
除草剤散布の機械を背負って泣き喚くフィニにおずおずと近寄り声をかけてみる。
「えっ!う、う、」
「う?」
「うわぁぁぁぁぁぁんディーヴァさぁぁぁん!!!」
「ひぇっ!?」
ディーヴァの姿を確認したフィニが目に涙をいっぱい溜めて、こっちに突撃して来た。
嫌な予感がしたダンテがすぐさまディーヴァを守るよう、前に立ち塞がる。
「っディーヴァ!……ぐぇっ!?」
みしっ……やばい肋骨折れそう。
なんだこいつ力強いぞ、人間の皮被った悪魔かよ。
どちらかというとディーヴァが不用意に他の男性に抱きしめられるのを防ぐ目的だったが、ある意味正解だった。
こんな力強くハグされたらディーヴァ死ぬぞ。
「えーと、フィニさん、何があったんです?」
フィニに抱きつかれたまま色々と青ざめているダンテの顔色には気が付かず、ディーヴァは脇からひょこっと顔を出して問う。
「うう、また除草剤撒き方間違えちゃったんです~」
「撒き方…そ、そうなんだ……」
またということはこれを以前もやったことがあるのか。
というかどれだけ豪快に撒けば全滅するんだろうと、そっちの方が気になるのだが。
「庭師なのに庭を枯らしてどーする。つーか痛ぇからいい加減離れろって!」
「わぁっごめんなさい」
「おー、いてて。オレじゃなかったら今頃オダブツだぜ、気ィつけろ」
ダンテがフィニと話している中、ディーヴァは足元に散っている茶色に変色した花をそっと拾い上げた。
赤やピンク、白と悲しく色を残している見るも無残なそれを無言で見つめる。
まあ、枯れて何もないならもう一度植えればいいだけのことで、一から育てる楽しみが増えると思えばいいじゃない。
「……よし!もう一回植えましょう!一緒にね!!」
「えぇっ!い、いいんですか!?」
「もちろん」
「うわーい!やったー!!頑張りましょうねー!!」
今泣いた鳥がもう笑うとはよく言うが、泣いていたのが嘘のように笑っている。
まるでおさなごのような純朴さだ。
「まじかよ……めんどくさ」
「ダンテ?やらないならセバスチャンさんのとこで他の仕事の手伝いしてらっしゃい」
「やーだね。ってかディーヴァがやるならオレもディーヴァを手伝うに決まってるだろ」
やれやれ素直じゃない……ダンテもこの純朴さを少しは見習って欲しいものである。
とりあえず先ずは、枯れ木やら枯れた草花をなんとかしなくちゃいけない、そしたら耕して新しく植えもの……骨が折れそうだが3人でやれば早いだろう。
「フィニさんは除草剤の機械を置いてきてかわりに他の道具持ってきてね」
「はーい」
「ダンテは枯れ木抜いて」
「おー、わかった!」
ここはダンテの悪魔パワーに任せて引っこ抜いてもらっちゃおうと頼み、ダンテも結構ノリノリで木の幹に手をかける。
「わわわ!そういうのはボクがやりますよ!せっかくの執事服が汚れちゃいますしねっ!」
「え?」
が、フィニに止められ、あろうことか彼は幹に手をやり花でも抜くようにブチっと木を根ごと引っこ抜いた。
「えええええ!?」
「嘘だろ……さっきのハグでも思ったがやっぱりこいつめちゃくちゃ怪力持ちじゃねぇかよ」
「フィニさん……すごく、力持ちなんです、ね……」
「すごくってレベルか」
ありがとう、とフィニは屈託ない咲顔で言い、でもすぐにまた沈んだ表情を地に晒してしまった。
「でもこうだからなんでもすぐ傷つけちゃって、壊しちゃって。破壊しかできなかったボクに坊ちゃんは生かすことを、花や木を育むことを教えてくれた。だからココが大好きです」
地面に落ちている枯れた花をポタ、ポタリ……涙が濡らす。
「ぐすっ……なのに、なのに……なのに~~~っ!!」
「うわぁ危ねぇっ!」
泣いた本人は引っこ抜いた木をぶんと振り、その辺にぶっ飛ばし、けどまだ泣いている。
しかも自分が暴れているのにも、ディーヴァのいた場所に投げた木が直撃したのにも気がつかないときた。
ダンテが咄嗟にディーヴァを抱いて後ろに飛ばなかったらと思うと恐ろしい。
悪魔は殺気を放ってくるから攻撃が読めるが、彼は殺気は皆無でどう動くか予測不可能で、ある意味悪魔より危険人物。
「なっ、なら何にでもゆっくり優しく触れていけば良いよっ!ねっダンテ!」
「オレ!?……オレに投げんなよディーヴァ」
文句を言いつつもこの場で金色の暴馬をいなすことができるのはダンテだけだろう……セバスチャンはいないし。
仕方なしにフィニを止めるべく、彼が次に無意識で破壊しようとしていた木の前に立ち塞がり、その拳を受け止めると、案外くんなり大人しくなった。
「フィニ、オレだってディーヴァに初めて会った時はオレなんかがディーヴァに触れたら壊れるんじゃないか、傷つけるんじゃないかってすごく怖かったんだぜ」
オレも結構な怪力だからな、というダンテが後ろの木を軽く引っこ抜いて片付ける。
「ダンテ、も……?」
「ああ、でも今は大丈夫だ。愛しい、大切にしたいと思う心で優しく接すれば、こうして好きにディーヴァに触れられる」
パンパンと埃を払ってから(執事服はちょっと汚れた)ディーヴァをその腕に招き、そして愛おしむようにぎゅーと抱きしめる。
ディーヴァもそうされて幸せそう、まるで番いの鳥のようだとフィニは感じた。
「うん、ボクやってみる!」
そのあとは木を引っこ抜き、枯れた草花を肥やしがわりに土を上下混ぜ込むように軽く耕して、温室ハウスにあった芝生苗や花の苗、種を植える作業に勤しんだ。
思ったよりも物凄く早く終わり、なんとか綺麗な?庭へと戻ったわけだが。
「にしてもこの芝、まだそこまで青くないからさみしいね」
水を撒いたからその内青くなるだろう、垣根も時間はかかるが育つだろうし、花は小さくともしっかり根付いて咲いていることだし、及第点をあげたいところ。
「あっ、それは大丈夫!セバスチャンさんに頼むといつもすぐ青くしてくれるんですよ!前なんか球根植えたはずなのに夕方には花が咲いてたことあったし!」
「えー。何それ」
「魔法かよ」
だから心配しなくても今日中に元の庭みたいになるよ、と言われびっくりすると共にあたし達ここまで頑張らなくても良かった?と軽く落ち込んだ。
いやしかし、悪魔の力を使ったとわかるのだが、色々やりすぎではなかろうか。
そしてそれをあまり深く考えなかったフィニもフィニだ、と思ったダンテとディーヴァなのであった。
