DMC×黒執事
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猫足のかわいい浴槽にゆっくりと浸かり、薬湯だろうハーブの香りを楽しんでから出る。
するといつの間に用意したのか、たっぷりレースとフリルがあしらわれたネグリジェまで置いてあった。
メイドということになっているのに特別待遇すぎる……。
まあ、あの使用人達ならそういったものへのやっかみもなさそうだし、多分いいかな?
因みに男女別と言っているにもかかわらず、ダンテが一緒に入りたがったのはいうまでもない。
湯浴みが済んだら執務室の隣、娯楽部屋へいらっしゃい。
その言葉通りに、ふんわりと湯気を上げたディーヴァは絹やサテンで出来ているであろう着心地最高のネグリジェを揺らし、言われた場所へ向かう。
ノックとともに入室すればそこにはすでに先に出たらしいダンテもいて、紅茶片手にテレビを見てくつろいでいた。
隣にはこの屋敷の主人たるシエルがいるが、踏ん反り返って座っているダンテを見るとどちらが主人がわからない。
「お風呂先にいただきました、ありがとうございます」
「おかえりディーヴァ!ここ座れよ!」
「ディーヴァ、おかえり。湯冷めはしていないか?貴嬢にも紅茶を用意しよう」
ここにセバスチャンは不在なので、室内にある執事を呼び寄せるベルを鳴らす。
あの執事のことだ、進行中の作業を一瞬で終わらせすぐにやってくることだろう。
優雅な足取りを崩さず、でも迅速に。
「シエルく……坊ちゃん、ありがとう」
「仕事で誰かのいる場所以外はシエルくんでいい」
「……ありがとうシエルくん。で、ダンテはなんでそこはかとな~く偉そうなの?」
「ポーカー。ロイヤルストレートフラッシュで勝ったからな。ドヤッ!」
「ドヤとか言わんでよろしい」
しかし確かシエルはゲームの天才ではなかっただろうか?え、ダンテに負けた……?ビギナーズラック??
「イカサマされたが、その証拠たる決定的瞬間が見切れなかった以上、ぼくの負けだ」
「はぁ?イカサマ!?」
「だって『僕が勝ったらディーヴァに添い寝してもらおうかな』なんて言うんだぜ。冗談だったみたいだが火ィついちまった」
「あ、そう……」
それにしたってダンテ、イカサマしてまで勝つとか年上なのにおとなげない。
その時ノック音と共にセバスチャンが入ってきた。
お茶を頼む話はこれからするはずだったというに、すでにディーヴァの分のティーワゴンをカラカラと押してきている。
察しがいいというか、デキる執事だ。
夜寝る前だからだろう、ティーポットの中身はほんのりハニーブッシュ香るハーブティーのようで体だけでなく心まで落ち着く。
というかメイドなのにセバスチャンにお茶を淹れさせてしまった、なんたる不覚。
「あっ!ごめんなさい!メイドの仕事あんまりやってない!」
「ああ、いいのですよ」
「いいわけないです。セバスチャンさんより先にお風呂まで頂いちゃって……」
「フフ、お気遣いありがとうございます。ですが、貴女の仕事はメイド服を着ている間だけですよ?」
「えっ」
セバスチャンはディーヴァに淹れたてのハーブティーを渡しながら軽やかに笑う。
……つまりお風呂入って着替えちゃうと仕事終わり、ってことのよう。
悶々しながらも、セバスチャンの言葉に素直に甘受しておこう。
美味しいハーブティーでホッと一息入れていると、シエルがトランプを片しチェス盤を用意し始めた。
「ディーヴァ、チェスはわかるか?」
「わかるけど……でも弱いよ?」
「弱くてもいい、知ってるだけマシだろう。ダンテは知らんようだし、つまらなくてな……」
この屋敷の小さな御主人様はチェスがお好み。
ダンテがルールをよく知らないのを、至極残念そうに述べた。
「失敬な!オレだって魔界のチェスならしたことあるんだぜ!」
「あー……アレね。『塔』に登った時のおっきなチェスコマ悪魔のことだね~」
「なんですかそれは?」
DMC3をプレイしたことのある人ならおなじみ、嫌な戦法を集団で仕掛けてくるダムド系のチェス型悪魔である。
が、セバスチャンは多分、きっと、おそらく!違う世界の悪魔と推察する。
ダンテの世界の悪魔のことについて知りたくなるのは仕方ない……?
「おいシエル、ディーヴァとチェスするのはいいが勝っても変なお願いとかするなよ?」
「ダンテこそ失礼。あたしが勝つかもしれないでしょ!」
ダンテはセバスチャンにテメンニグルや悪魔のことを話してやることにし、シエルに向かって捨て台詞よろしく言い放った。
……言い方が悪く、ディーヴァにプンスコと怒られてしまったが。
「チェック」
が、ディーヴァが勝つ、そんなことは万の一つにもなさそうだ。
初めはよかったディーヴァの手だが、ゲームが進むごとに勝利という天秤はシエルの方へと傾いていて、チェックまでコールされてしまった。
もしかしたら最初に勝っていたことさえ、シエルの手の上で踊っていたにすぎないのかもと思うほど。
セバスチャンと悪魔談議(?)を終えたダンテも、早々とディーヴァの元へ向かい、愛しい者のゲームメイクを見守る。
そしてセバスチャンも同じくシエルの手元を見守……いや、こちらは見守るというよりただ眺めているだけか。
とりあえずディーヴァが思うことは、悪魔2人に横から観戦される事すら天使である自分には分が悪くなるように感じ、負けそうな気がするのは仕方ないのでしょうか?
「リザインするか?」
「ううぅ、……しないっ!」
「がんばれがんばれディーヴァ!負けるな負けるなディーヴァ!オゥイェー!」
ダンテがディーヴァを抱き寄せて応援歌を熱唱。
ちょ、邪魔、今一番大事な時よダンテ。
「もうっ!ダンテうるさいから黙っててよー」
「はーいすんません」
降参なんて自分からしない、絶対に……絶対にだ!
目を皿のようにして自分の駒(数個しかない)を見つめるディーヴァ。
なんでもいい、必ず道は開けるはず!……と、思っていたディーヴァに非情なシエルの一言が投下された。
「残念だが、ディーヴァに出せる有効な手はひとつもない。時間切れだな。『チェックメイト』」
「あっ!……あーあ」
容赦ない一手でディーヴァのキング、逃げ場なし!
結局負けるディーヴァなのでした……。
「あーもう!ダンテが邪魔するから負けちゃったじゃない!」
「えー、オレのせい?そりゃ悪かったな」
「失礼ながら貴嬢は邪魔されずとも僕に負、もがっ」
ディーヴァはシエルの口を軽く手のひらで塞いだ。
これ以上話すな、そういうこと。
「んー?シエルくん、何か言ったかな~?」
「……言ってない」
本当に貴女は天使ですか?と、疑いたくなるようなセバスチャンもびっくりな黒い笑顔に、さすがのシエルも何も言い返せなかった。
するといつの間に用意したのか、たっぷりレースとフリルがあしらわれたネグリジェまで置いてあった。
メイドということになっているのに特別待遇すぎる……。
まあ、あの使用人達ならそういったものへのやっかみもなさそうだし、多分いいかな?
因みに男女別と言っているにもかかわらず、ダンテが一緒に入りたがったのはいうまでもない。
湯浴みが済んだら執務室の隣、娯楽部屋へいらっしゃい。
その言葉通りに、ふんわりと湯気を上げたディーヴァは絹やサテンで出来ているであろう着心地最高のネグリジェを揺らし、言われた場所へ向かう。
ノックとともに入室すればそこにはすでに先に出たらしいダンテもいて、紅茶片手にテレビを見てくつろいでいた。
隣にはこの屋敷の主人たるシエルがいるが、踏ん反り返って座っているダンテを見るとどちらが主人がわからない。
「お風呂先にいただきました、ありがとうございます」
「おかえりディーヴァ!ここ座れよ!」
「ディーヴァ、おかえり。湯冷めはしていないか?貴嬢にも紅茶を用意しよう」
ここにセバスチャンは不在なので、室内にある執事を呼び寄せるベルを鳴らす。
あの執事のことだ、進行中の作業を一瞬で終わらせすぐにやってくることだろう。
優雅な足取りを崩さず、でも迅速に。
「シエルく……坊ちゃん、ありがとう」
「仕事で誰かのいる場所以外はシエルくんでいい」
「……ありがとうシエルくん。で、ダンテはなんでそこはかとな~く偉そうなの?」
「ポーカー。ロイヤルストレートフラッシュで勝ったからな。ドヤッ!」
「ドヤとか言わんでよろしい」
しかし確かシエルはゲームの天才ではなかっただろうか?え、ダンテに負けた……?ビギナーズラック??
「イカサマされたが、その証拠たる決定的瞬間が見切れなかった以上、ぼくの負けだ」
「はぁ?イカサマ!?」
「だって『僕が勝ったらディーヴァに添い寝してもらおうかな』なんて言うんだぜ。冗談だったみたいだが火ィついちまった」
「あ、そう……」
それにしたってダンテ、イカサマしてまで勝つとか年上なのにおとなげない。
その時ノック音と共にセバスチャンが入ってきた。
お茶を頼む話はこれからするはずだったというに、すでにディーヴァの分のティーワゴンをカラカラと押してきている。
察しがいいというか、デキる執事だ。
夜寝る前だからだろう、ティーポットの中身はほんのりハニーブッシュ香るハーブティーのようで体だけでなく心まで落ち着く。
というかメイドなのにセバスチャンにお茶を淹れさせてしまった、なんたる不覚。
「あっ!ごめんなさい!メイドの仕事あんまりやってない!」
「ああ、いいのですよ」
「いいわけないです。セバスチャンさんより先にお風呂まで頂いちゃって……」
「フフ、お気遣いありがとうございます。ですが、貴女の仕事はメイド服を着ている間だけですよ?」
「えっ」
セバスチャンはディーヴァに淹れたてのハーブティーを渡しながら軽やかに笑う。
……つまりお風呂入って着替えちゃうと仕事終わり、ってことのよう。
悶々しながらも、セバスチャンの言葉に素直に甘受しておこう。
美味しいハーブティーでホッと一息入れていると、シエルがトランプを片しチェス盤を用意し始めた。
「ディーヴァ、チェスはわかるか?」
「わかるけど……でも弱いよ?」
「弱くてもいい、知ってるだけマシだろう。ダンテは知らんようだし、つまらなくてな……」
この屋敷の小さな御主人様はチェスがお好み。
ダンテがルールをよく知らないのを、至極残念そうに述べた。
「失敬な!オレだって魔界のチェスならしたことあるんだぜ!」
「あー……アレね。『塔』に登った時のおっきなチェスコマ悪魔のことだね~」
「なんですかそれは?」
DMC3をプレイしたことのある人ならおなじみ、嫌な戦法を集団で仕掛けてくるダムド系のチェス型悪魔である。
が、セバスチャンは多分、きっと、おそらく!違う世界の悪魔と推察する。
ダンテの世界の悪魔のことについて知りたくなるのは仕方ない……?
「おいシエル、ディーヴァとチェスするのはいいが勝っても変なお願いとかするなよ?」
「ダンテこそ失礼。あたしが勝つかもしれないでしょ!」
ダンテはセバスチャンにテメンニグルや悪魔のことを話してやることにし、シエルに向かって捨て台詞よろしく言い放った。
……言い方が悪く、ディーヴァにプンスコと怒られてしまったが。
「チェック」
が、ディーヴァが勝つ、そんなことは万の一つにもなさそうだ。
初めはよかったディーヴァの手だが、ゲームが進むごとに勝利という天秤はシエルの方へと傾いていて、チェックまでコールされてしまった。
もしかしたら最初に勝っていたことさえ、シエルの手の上で踊っていたにすぎないのかもと思うほど。
セバスチャンと悪魔談議(?)を終えたダンテも、早々とディーヴァの元へ向かい、愛しい者のゲームメイクを見守る。
そしてセバスチャンも同じくシエルの手元を見守……いや、こちらは見守るというよりただ眺めているだけか。
とりあえずディーヴァが思うことは、悪魔2人に横から観戦される事すら天使である自分には分が悪くなるように感じ、負けそうな気がするのは仕方ないのでしょうか?
「リザインするか?」
「ううぅ、……しないっ!」
「がんばれがんばれディーヴァ!負けるな負けるなディーヴァ!オゥイェー!」
ダンテがディーヴァを抱き寄せて応援歌を熱唱。
ちょ、邪魔、今一番大事な時よダンテ。
「もうっ!ダンテうるさいから黙っててよー」
「はーいすんません」
降参なんて自分からしない、絶対に……絶対にだ!
目を皿のようにして自分の駒(数個しかない)を見つめるディーヴァ。
なんでもいい、必ず道は開けるはず!……と、思っていたディーヴァに非情なシエルの一言が投下された。
「残念だが、ディーヴァに出せる有効な手はひとつもない。時間切れだな。『チェックメイト』」
「あっ!……あーあ」
容赦ない一手でディーヴァのキング、逃げ場なし!
結局負けるディーヴァなのでした……。
「あーもう!ダンテが邪魔するから負けちゃったじゃない!」
「えー、オレのせい?そりゃ悪かったな」
「失礼ながら貴嬢は邪魔されずとも僕に負、もがっ」
ディーヴァはシエルの口を軽く手のひらで塞いだ。
これ以上話すな、そういうこと。
「んー?シエルくん、何か言ったかな~?」
「……言ってない」
本当に貴女は天使ですか?と、疑いたくなるようなセバスチャンもびっくりな黒い笑顔に、さすがのシエルも何も言い返せなかった。
