DMC×黒執事
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「今のがシェフのバルド……バルドロイですよ。いつもキッチンを爆発させます」
「い、いつもなんですか?」
「はい、いつもです。ちなみに料理はできません」
「シェフなのに!?」
「…………」
「アッハイそれ以上聞かないでおきます」
無言のセバスチャンに何か悟ったディーヴァは今は聞かないことにした。
「でもこの状態でお夕飯……間に合うんですか?まさかこの時代、デリバリーなんてないでしょうし……」
あったら逆にびっくりする。
そもそもデリバリーピザなんてダンテじゃあるまいし、貴族の口に合わないか。
「デリバリーがなんなのかはわかりませんが、なんとか間に合わせるしかないでしょう?主人の夕食が遅れるなんて、あってはならないことです」
広いキッチンの中央へと立ったセバスチャンとディーヴァ、セバスチャンが手袋を脱ぎ始める。
何するんだろうか、とその手元を見ていたディーヴァの視線が気になるようだ。
「ちょっと目を閉じていてもらえますか?」
「えっ、あ……ハイ」
言われた通りに目をつぶる。
ぎゅっとつぶったと思ったら、響くのはパチンと指を鳴らす音。
「ふう、綺麗になりました。もう目を開けて結構ですよ」
「はい……ってぇぇええええ!?」
目を開けてびっくり。
たった数秒だったにもかかわらず、爆発なんてなかったかのよう。
瓦礫は見当らないどころか、シンクまで磨いたかのようにピカピカ、もちろん煤と埃で汚れた革靴まで輝いている。
魔法でも使ったとしか考えられない。
「綺麗に、なってますけど!?」
「ちょっとだけズルをいたしました」
「え、ズル?」
「私は悪魔で執事ですよ?」
「あっ……」
ニンマリと口を三日月型に歪める悪魔に察した。
「ふふふ、坊ちゃんからは人間らしく振る舞えと言われているので滅多にこんなこといたしません。しかし、間に合わないよりマシですからね。ないしょですよ?」
しぃ、指を唇に当てて悪戯っぽく笑ったみセバスチャンだが、突然その顔が悪魔らしい笑みに変わる。
「ああ……他の使用人には私が悪魔であることは明かしておりませんので、くれぐれも。くれぐれも、バラしたりしませんように」
くれぐれもって二度言ったぞこの人。
ディーヴァは悪魔の微笑みが恐ろしくて、ただコクコクと頷くしかできなかった。
「……さて、と。ではそろそろ夕食の支度をいたしましょうか」
「何作るんですか?」
「そうですね……使用人とはいえせっかく人が増えたんですし、本日くらいはメニューを増やしましょう」
と、いうわけでメニューはこちら、主食扱いにコーニッシュパスティ、メインにローストチキンのグレイビーソース添え、バター煮のグリンピースとマッシュポテト。
それにマッシュルームとニンジン、花野菜のホットサラダ……という物になった。
「お、多くないですか?」
「少し多いです。だからこそお手伝い、頼みますよ?」
「っはい!」
腕まくりしたその腕に走る筋肉の筋。
アラ、意外と男らしくて素敵……いやいやダンテが一番だから!
浮気じゃないから!
ちなみにこれは管理人の心の声である。
しっかり決めた分担通りにテキパキと調理していく二人。
何これ楽しい。
ディーヴァはかつてない料理の楽しさを見出していた。
もちろん、1からひとりでこなし、ダンテに愛情を込めて作るのも好きだし楽しい、そして幸せだ。
今まではひとりで作っていた料理が、プロ級の相手との調理によって、流れ作業もびっくりのスピードで進んでいく。
しかも見た目も綺麗で華やかで……完璧な味付けへと。
それはこれまた別の楽しさがある。
そして自分の手の及ばぬところでは、セバスチャンが人外のスピードと技術を見せる。
どうやったら同時進行で二品作れるんだろうと、気になって聞いてみれば。
「何をおっしゃいます。ファントムハイヴ家の執事たる者、この程度のことが出来なくてどうします?」
あ、はいそうですか。
……と、いうわけで素晴らしい夕食が完成した。
あと30分もすれば食事の時間だ。
「……間に合いましたね」
「すごい……このスピード、技術、味付け……セバスチャンさん、勉強になりました!」
相手は自分の恐れるべき悪魔。
だけれども執事としてなんでも完璧にこなす技量や調理など、盗んで損になることはなく、そこは積極的に勉強させてもらったほうがいいとわかる。
セバスチャンの方もそう言われて満更でもないようで「教え甲斐のある生徒は嫌いじゃありませんよ」などと返すくらいだった。
食事の時間だと坊ちゃんの執務室へ呼びに行くと、坊ちゃんとダンテはやけに物騒なマスの目立つ双六で遊んでいた。
双六を見ると感慨深い思いが溢れてしまうが、まあそれは置いといて。
最初に坊ちゃんがアフタヌーンティーをしていた広間で食事に舌鼓をうつ。
ディーヴァが手伝ったとはいえ、大事な味付けやら仕上げはセバスチャン。
特別に一口サイズに作られたコーニッシュパスティは、小さくともジューシーで、シエルのような貴族向けにちょっぴり豪華な食材が使われている、しかも焼きたて熱々で美味しい。
メインのローストチキンはまるで北京ダックのようにパリパリ、ソースはあれ?なんか自分の作るものより遥かにコクがある。
もしかするとファントム社のビターチョコ少し入れた?……美味しい。
マッシュルームやニンジン、そして花野菜つまりはブロッコリーとカリフラワーのあったかいサラダも華やかで、そして何よりセバスチャンが作ったドレッシングがやたら美味で、パンにつけて食べてしまいたいほど美味しい。
くっ……負けた。
別に競ってないし、勉強になるって言ったからいいんだけどね!
いやしかし、期間限定とはいえ使用人扱いなので、シエルが食事を摂ったのち、他の使用人と食べるのかと思っていた。
が、なんとシエルとダンテ、そして自分の三人で食べることになってしまった。
なんで!??あたし私服のままのダンテと違ってメイド服のままなんですけど!!
いっそのことセバスチャンも含めて使用人全員で食べちゃえばいいよ。
このままでもじゅうぶん美味しいけど、みんなで食べたらもっと美味しいと思うの。
ダンテなんか使用人もびっくりのテキトーなナイフとフォークの運び方だし、何よりもダンテと話しながら食べてるシエルくん楽しそうだし。
「い、いつもなんですか?」
「はい、いつもです。ちなみに料理はできません」
「シェフなのに!?」
「…………」
「アッハイそれ以上聞かないでおきます」
無言のセバスチャンに何か悟ったディーヴァは今は聞かないことにした。
「でもこの状態でお夕飯……間に合うんですか?まさかこの時代、デリバリーなんてないでしょうし……」
あったら逆にびっくりする。
そもそもデリバリーピザなんてダンテじゃあるまいし、貴族の口に合わないか。
「デリバリーがなんなのかはわかりませんが、なんとか間に合わせるしかないでしょう?主人の夕食が遅れるなんて、あってはならないことです」
広いキッチンの中央へと立ったセバスチャンとディーヴァ、セバスチャンが手袋を脱ぎ始める。
何するんだろうか、とその手元を見ていたディーヴァの視線が気になるようだ。
「ちょっと目を閉じていてもらえますか?」
「えっ、あ……ハイ」
言われた通りに目をつぶる。
ぎゅっとつぶったと思ったら、響くのはパチンと指を鳴らす音。
「ふう、綺麗になりました。もう目を開けて結構ですよ」
「はい……ってぇぇええええ!?」
目を開けてびっくり。
たった数秒だったにもかかわらず、爆発なんてなかったかのよう。
瓦礫は見当らないどころか、シンクまで磨いたかのようにピカピカ、もちろん煤と埃で汚れた革靴まで輝いている。
魔法でも使ったとしか考えられない。
「綺麗に、なってますけど!?」
「ちょっとだけズルをいたしました」
「え、ズル?」
「私は悪魔で執事ですよ?」
「あっ……」
ニンマリと口を三日月型に歪める悪魔に察した。
「ふふふ、坊ちゃんからは人間らしく振る舞えと言われているので滅多にこんなこといたしません。しかし、間に合わないよりマシですからね。ないしょですよ?」
しぃ、指を唇に当てて悪戯っぽく笑ったみセバスチャンだが、突然その顔が悪魔らしい笑みに変わる。
「ああ……他の使用人には私が悪魔であることは明かしておりませんので、くれぐれも。くれぐれも、バラしたりしませんように」
くれぐれもって二度言ったぞこの人。
ディーヴァは悪魔の微笑みが恐ろしくて、ただコクコクと頷くしかできなかった。
「……さて、と。ではそろそろ夕食の支度をいたしましょうか」
「何作るんですか?」
「そうですね……使用人とはいえせっかく人が増えたんですし、本日くらいはメニューを増やしましょう」
と、いうわけでメニューはこちら、主食扱いにコーニッシュパスティ、メインにローストチキンのグレイビーソース添え、バター煮のグリンピースとマッシュポテト。
それにマッシュルームとニンジン、花野菜のホットサラダ……という物になった。
「お、多くないですか?」
「少し多いです。だからこそお手伝い、頼みますよ?」
「っはい!」
腕まくりしたその腕に走る筋肉の筋。
アラ、意外と男らしくて素敵……いやいやダンテが一番だから!
浮気じゃないから!
ちなみにこれは管理人の心の声である。
しっかり決めた分担通りにテキパキと調理していく二人。
何これ楽しい。
ディーヴァはかつてない料理の楽しさを見出していた。
もちろん、1からひとりでこなし、ダンテに愛情を込めて作るのも好きだし楽しい、そして幸せだ。
今まではひとりで作っていた料理が、プロ級の相手との調理によって、流れ作業もびっくりのスピードで進んでいく。
しかも見た目も綺麗で華やかで……完璧な味付けへと。
それはこれまた別の楽しさがある。
そして自分の手の及ばぬところでは、セバスチャンが人外のスピードと技術を見せる。
どうやったら同時進行で二品作れるんだろうと、気になって聞いてみれば。
「何をおっしゃいます。ファントムハイヴ家の執事たる者、この程度のことが出来なくてどうします?」
あ、はいそうですか。
……と、いうわけで素晴らしい夕食が完成した。
あと30分もすれば食事の時間だ。
「……間に合いましたね」
「すごい……このスピード、技術、味付け……セバスチャンさん、勉強になりました!」
相手は自分の恐れるべき悪魔。
だけれども執事としてなんでも完璧にこなす技量や調理など、盗んで損になることはなく、そこは積極的に勉強させてもらったほうがいいとわかる。
セバスチャンの方もそう言われて満更でもないようで「教え甲斐のある生徒は嫌いじゃありませんよ」などと返すくらいだった。
食事の時間だと坊ちゃんの執務室へ呼びに行くと、坊ちゃんとダンテはやけに物騒なマスの目立つ双六で遊んでいた。
双六を見ると感慨深い思いが溢れてしまうが、まあそれは置いといて。
最初に坊ちゃんがアフタヌーンティーをしていた広間で食事に舌鼓をうつ。
ディーヴァが手伝ったとはいえ、大事な味付けやら仕上げはセバスチャン。
特別に一口サイズに作られたコーニッシュパスティは、小さくともジューシーで、シエルのような貴族向けにちょっぴり豪華な食材が使われている、しかも焼きたて熱々で美味しい。
メインのローストチキンはまるで北京ダックのようにパリパリ、ソースはあれ?なんか自分の作るものより遥かにコクがある。
もしかするとファントム社のビターチョコ少し入れた?……美味しい。
マッシュルームやニンジン、そして花野菜つまりはブロッコリーとカリフラワーのあったかいサラダも華やかで、そして何よりセバスチャンが作ったドレッシングがやたら美味で、パンにつけて食べてしまいたいほど美味しい。
くっ……負けた。
別に競ってないし、勉強になるって言ったからいいんだけどね!
いやしかし、期間限定とはいえ使用人扱いなので、シエルが食事を摂ったのち、他の使用人と食べるのかと思っていた。
が、なんとシエルとダンテ、そして自分の三人で食べることになってしまった。
なんで!??あたし私服のままのダンテと違ってメイド服のままなんですけど!!
いっそのことセバスチャンも含めて使用人全員で食べちゃえばいいよ。
このままでもじゅうぶん美味しいけど、みんなで食べたらもっと美味しいと思うの。
ダンテなんか使用人もびっくりのテキトーなナイフとフォークの運び方だし、何よりもダンテと話しながら食べてるシエルくん楽しそうだし。
