少しオトナな休日デート
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「さぁて、夜はこれからだ」
ダンテのその言葉と共にアイススケート場をあとにした2人は、煌びやかなネオンに彩られたタイムズスクエアを観光しつ、ブロードウェイを南下していった。
少しだけ居心地が悪そうな顔をし、リアラはダンテの隣を歩く。
「なんだか賑やかなところですね」
「落ち着かないが、これがニューヨークの夜の姿だな。…ああ、ここだ。着いたぜ」
「ここは…?」
着いた場所は服が所狭しと並んだ衣料店。
見た感じなんだか0の数が多そうな、高級ブランド臭が漂っていて入りづらく感じる。
「何してんだ、入るぞ」
「えっ、ちょ…!」
一向に店内に足を踏み入れようしないリアラの背を押し、ダンテとリアラは中へ。
方や楽しそうに、方や困った顔で入店したのであった。
十数分後、姿見の前に映るのは先ほどまでの動きやすさを重視した服装とは変わり、滑らかで肌触りのよい天鵞絨素材のホルターネックワンピース。
ワンピースとは名ばかりで、どちらかといえばドレスといってしまっても構わないであろうそれ。
「ン~…たまには黒もいいな」
うんうんと1人頷くダンテに、赤くなりながらおずおずと聞いてみる。
「あの…なんで洋服屋に?」
このようなドレスを着たのは、以前解決した依頼の時以来。
まさかこれから、またあのような依頼に行くのではないだろうか…考えると思わず体がこわばってしまう。
「もしかしてこの後、ドレスコードが必要な場所に行くんですか?いつかの依頼で踊った時みたいに…」
そっと聞いてみる。
だが、ダンテはただカラカラと笑ってそれを否定した。
「ハハハ!ただプレゼントしたかっただけだ。それより…」
笑い飛ばしたと思いきや、いきなり目に宿るのは鋭くも色気を秘めた妖しい光。
「俺がいる前で他の男が登場する話はするなよ」
「他のって…そんなつもりじゃ…」
あの依頼の時に悪魔にリアラがされたことを言っているようだ。
この男、案外嫉妬深い。
色をこめた瞳でリアラを射抜きながら、その指はリアラの背中へ。
開いた背中の下から上へと指をツツツー…ゆっくり走らせる。
「ひぁ…!」
背に走る感覚にビクン、跳ねるそのカラダと、漏れる声。
次いで熟れたリンゴのように赤く染まる頬を堪能して、ダンテは元の悪戯っ子の笑みを浮かべた。
「ダンテさん!!」
「フッ、このへんで勘弁してやるよ」
咎める視線から逃れるように、ダンテはリアラの背後に回る。
そして、その開いた背にシャンパンゴールドに輝くショールをかけてやった。
「ほら、ショールと靴も新調しような」
ワンピースとお揃いの漆黒の夜空に似た天鵞絨のヒールを、まるで執事がするように跪いて履かせ、ダンテはニヤリと笑った。
「どうだ?」
「とっても…綺麗。ダンテさん、ありがとうございます」
鏡に映る自分の姿。
素直に自分を褒めたくなるくらい、可愛くて綺麗に見えた。
「…似合ってる」
「ふみゃ!?」
…と、いきなりボソッと耳元で言われびっくりした。
ダンテにしてみれば本心だろうが、またからかわれたのかと、真っ赤になって怒るリアラ。
「耳元で言うの禁止!」
「ハーッハッハ!じゃあ、衣装をチェンジしたところで、次へ行くか!」
「…もうっ!」
衣料店を後にし、再び並んで歩いてマンハッタン島を南下しだす2人。
「あ」
ダンテが立ち止まってこっちを見た。
「ダンテさん?」
「その靴、転びそうなら俺が抱っこして歩いてやろうか?」
「けっこうです!!」
ダンテのその言葉と共にアイススケート場をあとにした2人は、煌びやかなネオンに彩られたタイムズスクエアを観光しつ、ブロードウェイを南下していった。
少しだけ居心地が悪そうな顔をし、リアラはダンテの隣を歩く。
「なんだか賑やかなところですね」
「落ち着かないが、これがニューヨークの夜の姿だな。…ああ、ここだ。着いたぜ」
「ここは…?」
着いた場所は服が所狭しと並んだ衣料店。
見た感じなんだか0の数が多そうな、高級ブランド臭が漂っていて入りづらく感じる。
「何してんだ、入るぞ」
「えっ、ちょ…!」
一向に店内に足を踏み入れようしないリアラの背を押し、ダンテとリアラは中へ。
方や楽しそうに、方や困った顔で入店したのであった。
十数分後、姿見の前に映るのは先ほどまでの動きやすさを重視した服装とは変わり、滑らかで肌触りのよい天鵞絨素材のホルターネックワンピース。
ワンピースとは名ばかりで、どちらかといえばドレスといってしまっても構わないであろうそれ。
「ン~…たまには黒もいいな」
うんうんと1人頷くダンテに、赤くなりながらおずおずと聞いてみる。
「あの…なんで洋服屋に?」
このようなドレスを着たのは、以前解決した依頼の時以来。
まさかこれから、またあのような依頼に行くのではないだろうか…考えると思わず体がこわばってしまう。
「もしかしてこの後、ドレスコードが必要な場所に行くんですか?いつかの依頼で踊った時みたいに…」
そっと聞いてみる。
だが、ダンテはただカラカラと笑ってそれを否定した。
「ハハハ!ただプレゼントしたかっただけだ。それより…」
笑い飛ばしたと思いきや、いきなり目に宿るのは鋭くも色気を秘めた妖しい光。
「俺がいる前で他の男が登場する話はするなよ」
「他のって…そんなつもりじゃ…」
あの依頼の時に悪魔にリアラがされたことを言っているようだ。
この男、案外嫉妬深い。
色をこめた瞳でリアラを射抜きながら、その指はリアラの背中へ。
開いた背中の下から上へと指をツツツー…ゆっくり走らせる。
「ひぁ…!」
背に走る感覚にビクン、跳ねるそのカラダと、漏れる声。
次いで熟れたリンゴのように赤く染まる頬を堪能して、ダンテは元の悪戯っ子の笑みを浮かべた。
「ダンテさん!!」
「フッ、このへんで勘弁してやるよ」
咎める視線から逃れるように、ダンテはリアラの背後に回る。
そして、その開いた背にシャンパンゴールドに輝くショールをかけてやった。
「ほら、ショールと靴も新調しような」
ワンピースとお揃いの漆黒の夜空に似た天鵞絨のヒールを、まるで執事がするように跪いて履かせ、ダンテはニヤリと笑った。
「どうだ?」
「とっても…綺麗。ダンテさん、ありがとうございます」
鏡に映る自分の姿。
素直に自分を褒めたくなるくらい、可愛くて綺麗に見えた。
「…似合ってる」
「ふみゃ!?」
…と、いきなりボソッと耳元で言われびっくりした。
ダンテにしてみれば本心だろうが、またからかわれたのかと、真っ赤になって怒るリアラ。
「耳元で言うの禁止!」
「ハーッハッハ!じゃあ、衣装をチェンジしたところで、次へ行くか!」
「…もうっ!」
衣料店を後にし、再び並んで歩いてマンハッタン島を南下しだす2人。
「あ」
ダンテが立ち止まってこっちを見た。
「ダンテさん?」
「その靴、転びそうなら俺が抱っこして歩いてやろうか?」
「けっこうです!!」