喧嘩したって、君が好き!
名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「若いなぁ…」
「紫乃のとこはどうなんだよ」
にやにやしながら尋ねるダンテに紫乃はしどろもどろになった。
「えっ!その…ね、年中求められてます…」
「盛りのついた獣は目の前のこいつより、あやつの方だと我は思うぞ。この間なんかは昼間から…」
「マハ!?」
突然のマハの介入に紫乃は赤くなった顔を手で覆う。
ダンテはさらにニヤついた顔をし「昼間からかよ、ずりぃな」と紫乃を冷やかした。
「わ、私のことはいいのよ、そんなにディーヴァちゃんを好きなら他の人としたいとかはないんでしょう?」
「はぁ?ディーヴァ以外となんて考えられねぇよ!」
「じゃあ、どんなにつらくてもしばらくは我慢するしかないんじゃないかしら?」
紫乃の言うことは正論である。
「待ってあげて。…ディーヴァちゃんは恐いんだと思う。もう16だから興味がないわけじゃないだろうけど、行為に対してはまだ早いと思うの。心も、体の方も。ゆっくり感大な気持ちで構えてたほうがいいんじゃない?」
「うー…わかった。ディーヴァの心の準備ができるのをじっくり待つとするか」
「がんばって」
なんだか若いダンテにこんな助言をするのも不思議な話だ。
若いダンテとディーヴァちゃんの行く末が幸せでありますようにと願った。
「ディーヴァちゃんがお酒を飲める年齢になるころにはきっと心の準備ができてるわ」
「酒か…最近飲んでねぇな」
本当を言うとここアメリカでは、18以上成人で飲酒は21からである。
そのためダンテは本当をいうならば飲酒は禁止だ。
だが、ここはスラム街、ディーヴァも目をつぶっているようだし紫乃も目をつぶることにした。
ちなみにディーヴァは今16歳、それだとダンテはあと5年は待たなくてはいけないことになる。
(あ、皆様は未成年でしたら飲酒はどうかお控えくださいませ)
「飲みてぇな…飲む機会はあったんだが、ディーヴァと飲むって約束してから一滴も飲んでねぇんだ」
「偉いわね。じゃあ代わりにあれならどう?ストロベリー…」
「サンデー!!腹も減ってきたし、そういうのならありだぜ」
「じゃあパパッと作りましょうか」
キッチンを拝借して冷蔵庫の中身をチェックする。
中には沢山の食材とお手製のソース類が揃い、ディーヴァが普段からダンテに食事を作っているのがうかがえる。
そして思った通り、サンデーの材料が一番目につくところに揃っていた。
紫乃はサンデーを手早に作った。
「うお、ディーヴァのに負けず劣らず美味い」
「よかった」
「…けどなんか違う」
ダンテは何が違うのか良く分からなかった。
だが何だか無性にディーヴァの味が恋しくなった自分に気がついた。
紫乃はそれをわかっていたようだ。
「味が違うのは当たり前よ、ディーヴァちゃんのは愛情がたっぷり入ってるんだもの。ディーヴァちゃんが戻ってきたらまた作ってもらえばいいじゃない」
「うん」
素直にダンテは頷いた。
空のパフェグラスを脇に、会話の内容はダンテがどれだけディーヴァがかわいいかという物に変わった。
マハは聞きあきたのか既に要のひざの上で就寝中だ。
ディーヴァのことを話すうちに会いたくなったダンテは突如として叫んだ。
「うおー!ディーヴァー!大好きだーッッ!!」
「きゃあ!びっくりしたぁ!」
「人が気持よく眠っている時に叫ぶな!」
紫乃は心臓が飛び出そうなほどびっくりしたし、マハは飛び起きて怒った。
「ってことはもう怒ってないのかしら」
「ああ。怒ってても、ヒドイこと言われてもディーヴァを許さないままなわけないだろ?」
ヒドイこととは初耳である。
『バカ』と言われたらしい。
バカかあ…
図星だったから余計怒ったのかもしれない、そう思ったが紫乃は口にしなかった。
「喧嘩の理由聞いてもいい?」
「紫乃のとこはどうなんだよ」
にやにやしながら尋ねるダンテに紫乃はしどろもどろになった。
「えっ!その…ね、年中求められてます…」
「盛りのついた獣は目の前のこいつより、あやつの方だと我は思うぞ。この間なんかは昼間から…」
「マハ!?」
突然のマハの介入に紫乃は赤くなった顔を手で覆う。
ダンテはさらにニヤついた顔をし「昼間からかよ、ずりぃな」と紫乃を冷やかした。
「わ、私のことはいいのよ、そんなにディーヴァちゃんを好きなら他の人としたいとかはないんでしょう?」
「はぁ?ディーヴァ以外となんて考えられねぇよ!」
「じゃあ、どんなにつらくてもしばらくは我慢するしかないんじゃないかしら?」
紫乃の言うことは正論である。
「待ってあげて。…ディーヴァちゃんは恐いんだと思う。もう16だから興味がないわけじゃないだろうけど、行為に対してはまだ早いと思うの。心も、体の方も。ゆっくり感大な気持ちで構えてたほうがいいんじゃない?」
「うー…わかった。ディーヴァの心の準備ができるのをじっくり待つとするか」
「がんばって」
なんだか若いダンテにこんな助言をするのも不思議な話だ。
若いダンテとディーヴァちゃんの行く末が幸せでありますようにと願った。
「ディーヴァちゃんがお酒を飲める年齢になるころにはきっと心の準備ができてるわ」
「酒か…最近飲んでねぇな」
本当を言うとここアメリカでは、18以上成人で飲酒は21からである。
そのためダンテは本当をいうならば飲酒は禁止だ。
だが、ここはスラム街、ディーヴァも目をつぶっているようだし紫乃も目をつぶることにした。
ちなみにディーヴァは今16歳、それだとダンテはあと5年は待たなくてはいけないことになる。
(あ、皆様は未成年でしたら飲酒はどうかお控えくださいませ)
「飲みてぇな…飲む機会はあったんだが、ディーヴァと飲むって約束してから一滴も飲んでねぇんだ」
「偉いわね。じゃあ代わりにあれならどう?ストロベリー…」
「サンデー!!腹も減ってきたし、そういうのならありだぜ」
「じゃあパパッと作りましょうか」
キッチンを拝借して冷蔵庫の中身をチェックする。
中には沢山の食材とお手製のソース類が揃い、ディーヴァが普段からダンテに食事を作っているのがうかがえる。
そして思った通り、サンデーの材料が一番目につくところに揃っていた。
紫乃はサンデーを手早に作った。
「うお、ディーヴァのに負けず劣らず美味い」
「よかった」
「…けどなんか違う」
ダンテは何が違うのか良く分からなかった。
だが何だか無性にディーヴァの味が恋しくなった自分に気がついた。
紫乃はそれをわかっていたようだ。
「味が違うのは当たり前よ、ディーヴァちゃんのは愛情がたっぷり入ってるんだもの。ディーヴァちゃんが戻ってきたらまた作ってもらえばいいじゃない」
「うん」
素直にダンテは頷いた。
空のパフェグラスを脇に、会話の内容はダンテがどれだけディーヴァがかわいいかという物に変わった。
マハは聞きあきたのか既に要のひざの上で就寝中だ。
ディーヴァのことを話すうちに会いたくなったダンテは突如として叫んだ。
「うおー!ディーヴァー!大好きだーッッ!!」
「きゃあ!びっくりしたぁ!」
「人が気持よく眠っている時に叫ぶな!」
紫乃は心臓が飛び出そうなほどびっくりしたし、マハは飛び起きて怒った。
「ってことはもう怒ってないのかしら」
「ああ。怒ってても、ヒドイこと言われてもディーヴァを許さないままなわけないだろ?」
ヒドイこととは初耳である。
『バカ』と言われたらしい。
バカかあ…
図星だったから余計怒ったのかもしれない、そう思ったが紫乃は口にしなかった。
「喧嘩の理由聞いてもいい?」