甘えんぼうな彼をぎゅ~っ!
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一週間。
長い長い、依頼だった。
ダンテは、一週間という長い間ディーヴァの元を離れていた。
しかたない、2人が住む州からはとても遠い場所の依頼だったのだから。
帰ってきたダンテはとてもくたびれた様子。
「あー…疲れた…、もうダメだ…」
「あ、やっと帰ってきた!お帰りダンテ!」
「おーう、なんか久しぶりな感じする」
久しく帰った我が家は、懐かしさすら感じる。
ディーヴァの苺とフローラルが交ざったようないい匂いがする気がした。
ダンテは一番最初にディーヴァに少しだけハグをすると、一目散にソファへと倒れこむようにして座った。
「あ゛ー…」
「ダンテ、オジサンっぽいよ」
「まだ20代だ、オジサンじゃない」
「ゴメン、そうだね。ダンテはカッコいいお兄さんだよね」
ソファに身を深く沈みこませるダンテに吹き出すディーヴァ。
すぐに反論したダンテは、ディーヴァに言い直させると自分のお隣をポンポン叩いた。
「隣に座ってくれるか?」
「いいけど、おなか空いてるでしょ。ご飯は?」
「あとでいい」
ディーヴァはダンテの隣に座って首をかしげる。
…ぽふん。
ダンテはその頭をそっと抱き寄せて自分の胸あたりに乗せた。
「ん、落ち着く…」
「あらら…どうしたのダンテ?寂しくなっちゃった?」
キョトリと目線を上に持ち上げてダンテの顔を確認する。
「…長くお前と離れてたからな」
「毎日お電話でお話してたでしょ?」
「そんなんでオレが足りると思うのか?」
「…思わないけど」
ぎゅー。
その瞬間会えなかった時間を埋めるかのように強く抱きしめられる。
自分の兄と同じくらいの身長に、包容力にあふれるおっきな背中に自分とは違うゴツゴツした男性の手…。
いつもは兄のようにも感じる年上のダンテだが、今日ばかりは違った。
なんだか弟でもできたみたいだ。
いや、この場合はどちらかといえば子どもかもしれない。
「ねえ、怪我も病気もしてないよね?無事に帰ってきてくれて嬉しい。お帰り、ダンテ」
「お前こそ何もなかったみたいで何より。…ディーヴァ、ただいま」
ちゅっ
どちらからでもなく、2人は視線を絡ませ合い小さくキスをする。
そして鼻をぶつけ合うと、お互い笑いあった。
しばし笑い合うと、今度はディーヴァがダンテに向き直り、太ももをぽんぽん叩く。
言わずとも理解したダンテはその頭をディーヴァのやわらかな太ももに乗せた。
体だけでなく、心がが癒されていく。
ダンテは深く息を吐いた。
「お疲れ様」
なでなで。
ディーヴァはダンテの頭に乗せた手をゆっくりと上下させ、慈しむように撫で続けた。
ぐ~。
しばらく撫でていると、ダンテの胃のあたりから空腹を知らせる音楽が。
お互い目を丸くして驚く。
ディーヴァはクスクスと笑みをこぼし、ダンテは顔を赤くして恥ずかしそうに目をそらした。
「ふふ。夕飯にはピザ、デザートにはストロベリーサンデーを用意してあるからそろそろ食べる?」
「ああ…。でも、もう少しだけこのままで」
ぐるんと態勢を変えると、ダンテはディーヴァの腰に両手を回し、甘えるようにすり寄った。
「了解。今日はいくらでも甘えて、ね?」
●あとがき
『かに玉。』のたまごねこ様への相互SSです!
初代の時間軸ダンテ相手で甘々リクエストだったのですが、初代ダンテっぽくなったでしょうか?
甘々になったでしょうか?
たまごねこ様、これからもどうぞよろしくお願いいたします。
長い長い、依頼だった。
ダンテは、一週間という長い間ディーヴァの元を離れていた。
しかたない、2人が住む州からはとても遠い場所の依頼だったのだから。
帰ってきたダンテはとてもくたびれた様子。
「あー…疲れた…、もうダメだ…」
「あ、やっと帰ってきた!お帰りダンテ!」
「おーう、なんか久しぶりな感じする」
久しく帰った我が家は、懐かしさすら感じる。
ディーヴァの苺とフローラルが交ざったようないい匂いがする気がした。
ダンテは一番最初にディーヴァに少しだけハグをすると、一目散にソファへと倒れこむようにして座った。
「あ゛ー…」
「ダンテ、オジサンっぽいよ」
「まだ20代だ、オジサンじゃない」
「ゴメン、そうだね。ダンテはカッコいいお兄さんだよね」
ソファに身を深く沈みこませるダンテに吹き出すディーヴァ。
すぐに反論したダンテは、ディーヴァに言い直させると自分のお隣をポンポン叩いた。
「隣に座ってくれるか?」
「いいけど、おなか空いてるでしょ。ご飯は?」
「あとでいい」
ディーヴァはダンテの隣に座って首をかしげる。
…ぽふん。
ダンテはその頭をそっと抱き寄せて自分の胸あたりに乗せた。
「ん、落ち着く…」
「あらら…どうしたのダンテ?寂しくなっちゃった?」
キョトリと目線を上に持ち上げてダンテの顔を確認する。
「…長くお前と離れてたからな」
「毎日お電話でお話してたでしょ?」
「そんなんでオレが足りると思うのか?」
「…思わないけど」
ぎゅー。
その瞬間会えなかった時間を埋めるかのように強く抱きしめられる。
自分の兄と同じくらいの身長に、包容力にあふれるおっきな背中に自分とは違うゴツゴツした男性の手…。
いつもは兄のようにも感じる年上のダンテだが、今日ばかりは違った。
なんだか弟でもできたみたいだ。
いや、この場合はどちらかといえば子どもかもしれない。
「ねえ、怪我も病気もしてないよね?無事に帰ってきてくれて嬉しい。お帰り、ダンテ」
「お前こそ何もなかったみたいで何より。…ディーヴァ、ただいま」
ちゅっ
どちらからでもなく、2人は視線を絡ませ合い小さくキスをする。
そして鼻をぶつけ合うと、お互い笑いあった。
しばし笑い合うと、今度はディーヴァがダンテに向き直り、太ももをぽんぽん叩く。
言わずとも理解したダンテはその頭をディーヴァのやわらかな太ももに乗せた。
体だけでなく、心がが癒されていく。
ダンテは深く息を吐いた。
「お疲れ様」
なでなで。
ディーヴァはダンテの頭に乗せた手をゆっくりと上下させ、慈しむように撫で続けた。
ぐ~。
しばらく撫でていると、ダンテの胃のあたりから空腹を知らせる音楽が。
お互い目を丸くして驚く。
ディーヴァはクスクスと笑みをこぼし、ダンテは顔を赤くして恥ずかしそうに目をそらした。
「ふふ。夕飯にはピザ、デザートにはストロベリーサンデーを用意してあるからそろそろ食べる?」
「ああ…。でも、もう少しだけこのままで」
ぐるんと態勢を変えると、ダンテはディーヴァの腰に両手を回し、甘えるようにすり寄った。
「了解。今日はいくらでも甘えて、ね?」
●あとがき
『かに玉。』のたまごねこ様への相互SSです!
初代の時間軸ダンテ相手で甘々リクエストだったのですが、初代ダンテっぽくなったでしょうか?
甘々になったでしょうか?
たまごねこ様、これからもどうぞよろしくお願いいたします。