狼とうさぎの1週間
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そんなカップル達を目の端において、ネロは落ちてきた埃を片付けた。
オレも早くキリエともっといちゃいちゃしたい…そう思うが、一体それはいつになることやら。
キリエはある意味、天然さがリアラやディーヴァ以上なため、当分は先になりそうだ。
それにしても…。
ボーッと彼女達の獣耳を観察する。
「リアラはもともと魔狼だからわかるけど、なんでディーヴァはうさぎなんだろな」
「そんなの似合うからに決まってんだろ?」
ディーヴァのしっぽを握りつぶしながら若は答える。
握る度に鳴き声を出すので、よほど気に入ったようだ。
「うさぎか…そう言えばうさぎって性欲強いよな…」
ネロはぼそっとつぶやいた。
それを聞いて若がニタリと笑った。
見ていたディーヴァが青い顔をする。
あ、やべ…オレまずいこと言ったかも。
若のそこからの行動は早かった。
ディーヴァを抱えたまま、二階へ…つまり、部屋に行こうとする。
「ちょ、ちょっと待って!どこ行くの?」
「行くというか、イクだな。ベッドの上で遊ぼうぜ!」
「バッカじゃないの!やぁだぁー!!」
ジタバタと手足を動かすが、若にはまったく効いていなかった。
一部始終を見ていたリアラと髭は目線で追うだけしかできなかった。
なぜなら、リアラはまだ上に髭を乗っけたままだったからだ。
今はディーヴァを心配できるような状況じゃないのだ。
「さあて、制限時間は30分だ。俺達も若い2人にあやかって寝室に行くか?」
「えっ、ダンテさんごめんなさい。私、それはちょっと…」
「…添い寝に決まってるだろ?」
そう言ってはいるが、目が本気だった。
リアラは少々恐怖を感じずにはいられなかった。
結局リアラとディーヴァに泣かれた若と髭は、両者ともネロに制裁を受けた。
ドロップキックからの、ネロのレッドクイーンと閻魔刀のダブル連撃、そしてとどめのデビルバスターだ。
生きているのが不思議なくらいである。
髭は薄れる意識の中で、閻魔刀をくれてやったことを後悔した。
今はキッチンに備え付けられた勝手口から外に放り出されて野良猫につっつかれていることだろう。
「ディーヴァ、オレがまずいこと言ったからだな、ごめん」
べそをかくディーヴァの目線に合わせて屈み込み、ネロは優しく頭をなでた。
「リアラ、相手はオッサンだ。こういうときは遠慮せずぶっとばせ。いつもは無意識にやってるだろ?」
同じく、困惑気味に目に涙を溜めたリアラにも優しく問いかけた。
ネロは念のために今日も泊まり、明日帰ることにした。
獣よりも獣なダンテ達に、女性陣がおびえきってしまったからである。
オレも早くキリエともっといちゃいちゃしたい…そう思うが、一体それはいつになることやら。
キリエはある意味、天然さがリアラやディーヴァ以上なため、当分は先になりそうだ。
それにしても…。
ボーッと彼女達の獣耳を観察する。
「リアラはもともと魔狼だからわかるけど、なんでディーヴァはうさぎなんだろな」
「そんなの似合うからに決まってんだろ?」
ディーヴァのしっぽを握りつぶしながら若は答える。
握る度に鳴き声を出すので、よほど気に入ったようだ。
「うさぎか…そう言えばうさぎって性欲強いよな…」
ネロはぼそっとつぶやいた。
それを聞いて若がニタリと笑った。
見ていたディーヴァが青い顔をする。
あ、やべ…オレまずいこと言ったかも。
若のそこからの行動は早かった。
ディーヴァを抱えたまま、二階へ…つまり、部屋に行こうとする。
「ちょ、ちょっと待って!どこ行くの?」
「行くというか、イクだな。ベッドの上で遊ぼうぜ!」
「バッカじゃないの!やぁだぁー!!」
ジタバタと手足を動かすが、若にはまったく効いていなかった。
一部始終を見ていたリアラと髭は目線で追うだけしかできなかった。
なぜなら、リアラはまだ上に髭を乗っけたままだったからだ。
今はディーヴァを心配できるような状況じゃないのだ。
「さあて、制限時間は30分だ。俺達も若い2人にあやかって寝室に行くか?」
「えっ、ダンテさんごめんなさい。私、それはちょっと…」
「…添い寝に決まってるだろ?」
そう言ってはいるが、目が本気だった。
リアラは少々恐怖を感じずにはいられなかった。
結局リアラとディーヴァに泣かれた若と髭は、両者ともネロに制裁を受けた。
ドロップキックからの、ネロのレッドクイーンと閻魔刀のダブル連撃、そしてとどめのデビルバスターだ。
生きているのが不思議なくらいである。
髭は薄れる意識の中で、閻魔刀をくれてやったことを後悔した。
今はキッチンに備え付けられた勝手口から外に放り出されて野良猫につっつかれていることだろう。
「ディーヴァ、オレがまずいこと言ったからだな、ごめん」
べそをかくディーヴァの目線に合わせて屈み込み、ネロは優しく頭をなでた。
「リアラ、相手はオッサンだ。こういうときは遠慮せずぶっとばせ。いつもは無意識にやってるだろ?」
同じく、困惑気味に目に涙を溜めたリアラにも優しく問いかけた。
ネロは念のために今日も泊まり、明日帰ることにした。
獣よりも獣なダンテ達に、女性陣がおびえきってしまったからである。