狼とうさぎの1週間
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半獣化の呪いをかけられて4日目だ。
いつ呪いが解けるのかも、どうしたら解けるのかも全くわからない。
2人は少し不安に感じた。
「いや、もしかしたらもう解けてるかもしれないぞ」
「そうそう、もう半獣化は昨日で終わったかもしんねーって!」
そのダンテ達の言葉にリアラとディーヴァはしぶしぶ従った。
いじられる合図とも知らずに…
***
「ダンテさんっこれは一体なんですか!?」
「ダンテ、こんな格好させてどういうつもりなの?」
深い紺色のミニチャイナドレスを着たリアラと、バニーガール姿のディーヴァが恥ずかしそうに真っ赤な顔をして立っている。
リアラは毛を逆立てて怒っているし、ディーヴァなんかもうすでに泣きそうな状態だった。
「まったくもってけしからん生き物だな」
「ああ、超いい眺めだぜ」
2人が何故こんな格好をしているかというと、きっかけは半獣化である。
ダンテ達の監督のもと、心臓が飛び上がりそうなほど、驚かせられたリアラとディーヴァは例によって半獣化してしまったのだ。
つまりまだ呪いは解けていないのである。
やはりネロがよい情報を持ってくるのを待つしかないようだ。
だが、呪いが解けていないのを確認してそこで終わりではなかったのだ。
どこから持ってきたのか、髭と若がある服を持ってきた。
そしてリアラからはレイザードとホワイトウルフを、ディーヴァからは今一番大切にしているネックレスを取り上げたのだった。
「返して欲しければこれを着ろ」
ニヤニヤしながら渡してきた物がこのチャイナドレスとバニーガールの衣装だったというわけだ。
リアラは大事なレイザードとホワイトウルフの手入れ中だったのですごく怒っているが、相手が髭である手前、仕返しもできない。
そもそも、勝負をしたとしても髭の勝ちが目に見えているだろう。
そしてディーヴァは若からネックレスを取り返すどころではない。
攻撃手段など皆無なのだ。
しかたなしに着替えたものの、恥ずかしさが最高潮なようで目に涙をためている始末だった。
若はそんなディーヴァの泣き顔すらかわいく思えたのか、いじり倒してやろうと手をのばした。
それを目の端に確認したリアラがディーヴァを助けようとするが、そこに髭が立ちふさがった。
こちらも若と同じような表情をしていて、今の髭はただのスケベな人に見えた。
「思った通りディーヴァはバニーガールを素でいけるなあ。こう、むちっとした感じとか、半獣化したその耳とか最高だ!」
若は手をワキワキさせてディーヴァに詰め寄る。
それを見てディーヴァはさらに涙ぐんでいる。
まさに狙われた『うさぎ』という獲物だった。
そして髭が、威嚇してくるリアラの体を舐めるように見回してうんうんと頷く。
「ふーむ…やはりリアラにはチャイナが似合う。足がすらっとしてて綺麗だもんな」
足が綺麗。
そう言われてしっぽを揺らしそうになったが、そのあとの髭の行動でさらに毛を逆立てる。
ミニチャイナドレスから伸びた生足に髭が手を触れて来たのだ。
ぞわり。
沸点に到達したリアラはついに髭に対して攻撃した。
だが、髭は表面のみを凍らせ「かゆいかゆい」と苦笑しただけだった。
これでは大人と子供だ。
リアラの力はまだまだ髭には及ばないようだった。
「い…いつものダンテさんじゃないよー!!」
「ダンテの変態、変態、変態ぃぃいー!!」
本物の『狼』の前で2人は震えあがって身を寄せ合った。
いつ呪いが解けるのかも、どうしたら解けるのかも全くわからない。
2人は少し不安に感じた。
「いや、もしかしたらもう解けてるかもしれないぞ」
「そうそう、もう半獣化は昨日で終わったかもしんねーって!」
そのダンテ達の言葉にリアラとディーヴァはしぶしぶ従った。
いじられる合図とも知らずに…
***
「ダンテさんっこれは一体なんですか!?」
「ダンテ、こんな格好させてどういうつもりなの?」
深い紺色のミニチャイナドレスを着たリアラと、バニーガール姿のディーヴァが恥ずかしそうに真っ赤な顔をして立っている。
リアラは毛を逆立てて怒っているし、ディーヴァなんかもうすでに泣きそうな状態だった。
「まったくもってけしからん生き物だな」
「ああ、超いい眺めだぜ」
2人が何故こんな格好をしているかというと、きっかけは半獣化である。
ダンテ達の監督のもと、心臓が飛び上がりそうなほど、驚かせられたリアラとディーヴァは例によって半獣化してしまったのだ。
つまりまだ呪いは解けていないのである。
やはりネロがよい情報を持ってくるのを待つしかないようだ。
だが、呪いが解けていないのを確認してそこで終わりではなかったのだ。
どこから持ってきたのか、髭と若がある服を持ってきた。
そしてリアラからはレイザードとホワイトウルフを、ディーヴァからは今一番大切にしているネックレスを取り上げたのだった。
「返して欲しければこれを着ろ」
ニヤニヤしながら渡してきた物がこのチャイナドレスとバニーガールの衣装だったというわけだ。
リアラは大事なレイザードとホワイトウルフの手入れ中だったのですごく怒っているが、相手が髭である手前、仕返しもできない。
そもそも、勝負をしたとしても髭の勝ちが目に見えているだろう。
そしてディーヴァは若からネックレスを取り返すどころではない。
攻撃手段など皆無なのだ。
しかたなしに着替えたものの、恥ずかしさが最高潮なようで目に涙をためている始末だった。
若はそんなディーヴァの泣き顔すらかわいく思えたのか、いじり倒してやろうと手をのばした。
それを目の端に確認したリアラがディーヴァを助けようとするが、そこに髭が立ちふさがった。
こちらも若と同じような表情をしていて、今の髭はただのスケベな人に見えた。
「思った通りディーヴァはバニーガールを素でいけるなあ。こう、むちっとした感じとか、半獣化したその耳とか最高だ!」
若は手をワキワキさせてディーヴァに詰め寄る。
それを見てディーヴァはさらに涙ぐんでいる。
まさに狙われた『うさぎ』という獲物だった。
そして髭が、威嚇してくるリアラの体を舐めるように見回してうんうんと頷く。
「ふーむ…やはりリアラにはチャイナが似合う。足がすらっとしてて綺麗だもんな」
足が綺麗。
そう言われてしっぽを揺らしそうになったが、そのあとの髭の行動でさらに毛を逆立てる。
ミニチャイナドレスから伸びた生足に髭が手を触れて来たのだ。
ぞわり。
沸点に到達したリアラはついに髭に対して攻撃した。
だが、髭は表面のみを凍らせ「かゆいかゆい」と苦笑しただけだった。
これでは大人と子供だ。
リアラの力はまだまだ髭には及ばないようだった。
「い…いつものダンテさんじゃないよー!!」
「ダンテの変態、変態、変態ぃぃいー!!」
本物の『狼』の前で2人は震えあがって身を寄せ合った。