狼とうさぎの1週間
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依頼主から多額の報酬を現金で受け取り、4人は事務所に戻った。
そして戻ってすぐにエアコンの取り付け工事を頼んだ。
かくして、夕方にはエアコンが導入されたのであった。
「涼しい…」
「生き返るね!」
「これで快適だ~」
「いやぁ、つらかったぜ…」
上からリアラ、ディーヴァ、若、髭のセリフである。
皆、エアコンの風の吹き出し口周辺に集まって涼んでいる。
「あの暑さ、死ぬかと思った!うおお、オレは生きてる、生きてるぞぉぉぉお!!」
「うるさいなあ…ダンテよりはリアラお姉ちゃんの方がつらかったはずなんだから少しは静かにしてよ」
よく冷えた冷気を浴び、大の字に寝転がりながら若が叫ぶ。
ディーヴァはすかさずつっこんだ。
「リアラ、もしまだつらいようならもっと冷やすが、大丈夫か?」
「もう大丈夫だから気にしないで」
髭が心配そうにリアラの顔を覗きこむ。
エアコンがない時のリアラはそれはもうつらそうで見ていられなかったのだ。
「そうか…ならいいが。リアラ、疲れただろうから先に風呂入れ」
「でも…ダンテさんだって疲れてるのに、先になんて…」
「リアラは風呂が好きだろ。ディーヴァ、もう風呂は入れるんだよな?」
「うん、お湯はってあるよ!今日のお風呂は…じゃじゃーん、『しゅわしゅわバブルバスソーダの湯』です!」
「え、ホント!?あのお湯、私好きなんだよね…じゃぁお言葉に甘えて」
「お風呂上がりの飲み物用意して待ってるね、いってらっしゃーい♪」
「うん、ありがとう。いってくるね」
リアラはるんるん気分でバスルームへと消えた。
ディーヴァもアイスティーでも作っておこうと立ち上がる。
そして何故か髭もるんるん気分で立ち上がった。
その直後、髭が発した言葉に絶句する。
「さてと、俺も入るとするか」
「え゛…ちょ、ちょっと待ってダンテさん!絶対ダメ!!」
「俺とリアラの仲だぜ?風呂くらい…」
ディーヴァがバスルームへのドア前に立ちふさがる。
両手を広げ絶対に通さない、とでもいうその姿はまるで門番のようだ。
ディーヴァをからかうのも面白そうだと思い、髭は悪乗りした。
「それとこれとは別です!変態変態超変態!!」
「ふはは~ディーヴァに変態と言われようが痛くも痒くもないな、大人しくそこをどけぇ~」
「絶対通しません!リアラお姉ちゃんが卒倒しちゃう」
「卒倒したら俺が手取り足取り介抱してやるよ」
「くっ…なんて変態なの」
「んー、ディーヴァ、変態ってオレのこと?」
足元から声がする。
やけに静かだと思ってはいたが、どうやら若は寝落ちしていたようである。
「よっこいせ」
ディーヴァと髭の激しい攻防に睡眠を妨害され、若はむくりと起き上がった。
若よ、なぜ変態と言われて自分のことだと思った?
そして若はそのままディーヴァに背後から抱きついた。
「ディーヴァ♪」
「ひゃあ!!」
ディーヴァは驚いて飛び上がり、叫んだ。
ぴこん。
その耳にまたもやうさぎの耳が生える。
「おお!?」
「なっ!」
ダンテ達は言葉を失い、ぽかーんと口を開けてディーヴァを見た。
「え、何?何かあったの?」
固まった2人を目にしたディーヴァはビクビクして周りを見回した。
悪魔でも近づいたのかとすごく不安になる。
「ディーヴァ、また耳が生えてるぞ」
震える指先で若がディーヴァの頭上をさす。
ディーヴァはカラカラと笑いながら鏡の前に立った。
「からかうのはやめてよね、嘘で…」
鏡の中の表情がひきつる。
若の言う通りだ、またうさぎの耳が生えている。
「またうさ耳ぃぃぃい!?」
「ふ~む、もしかして驚くとそうなるのか」
「ははっそりゃいい!面白いな!」
髭はディーヴァの耳を見て、冷静に分析している。
若はこれ幸いと、真っ白に放心するディーヴァの耳をふにふにと触った。
しばらく放心していたディーヴァはもうすぐ風呂からあがるであろうリアラを思い出した。
「ハッ!アイスティー作らなきゃ」
風呂あがりには水分が必要だ。
ディーヴァは急いでキッチンへと向かう。
そのぴこぴこ揺れるうさ耳のあとを、若は面白そうについてまわった。
「よし、俺も」
ニヤリと何か企んだような笑みを浮かべて、髭は行動に移った。
そして戻ってすぐにエアコンの取り付け工事を頼んだ。
かくして、夕方にはエアコンが導入されたのであった。
「涼しい…」
「生き返るね!」
「これで快適だ~」
「いやぁ、つらかったぜ…」
上からリアラ、ディーヴァ、若、髭のセリフである。
皆、エアコンの風の吹き出し口周辺に集まって涼んでいる。
「あの暑さ、死ぬかと思った!うおお、オレは生きてる、生きてるぞぉぉぉお!!」
「うるさいなあ…ダンテよりはリアラお姉ちゃんの方がつらかったはずなんだから少しは静かにしてよ」
よく冷えた冷気を浴び、大の字に寝転がりながら若が叫ぶ。
ディーヴァはすかさずつっこんだ。
「リアラ、もしまだつらいようならもっと冷やすが、大丈夫か?」
「もう大丈夫だから気にしないで」
髭が心配そうにリアラの顔を覗きこむ。
エアコンがない時のリアラはそれはもうつらそうで見ていられなかったのだ。
「そうか…ならいいが。リアラ、疲れただろうから先に風呂入れ」
「でも…ダンテさんだって疲れてるのに、先になんて…」
「リアラは風呂が好きだろ。ディーヴァ、もう風呂は入れるんだよな?」
「うん、お湯はってあるよ!今日のお風呂は…じゃじゃーん、『しゅわしゅわバブルバスソーダの湯』です!」
「え、ホント!?あのお湯、私好きなんだよね…じゃぁお言葉に甘えて」
「お風呂上がりの飲み物用意して待ってるね、いってらっしゃーい♪」
「うん、ありがとう。いってくるね」
リアラはるんるん気分でバスルームへと消えた。
ディーヴァもアイスティーでも作っておこうと立ち上がる。
そして何故か髭もるんるん気分で立ち上がった。
その直後、髭が発した言葉に絶句する。
「さてと、俺も入るとするか」
「え゛…ちょ、ちょっと待ってダンテさん!絶対ダメ!!」
「俺とリアラの仲だぜ?風呂くらい…」
ディーヴァがバスルームへのドア前に立ちふさがる。
両手を広げ絶対に通さない、とでもいうその姿はまるで門番のようだ。
ディーヴァをからかうのも面白そうだと思い、髭は悪乗りした。
「それとこれとは別です!変態変態超変態!!」
「ふはは~ディーヴァに変態と言われようが痛くも痒くもないな、大人しくそこをどけぇ~」
「絶対通しません!リアラお姉ちゃんが卒倒しちゃう」
「卒倒したら俺が手取り足取り介抱してやるよ」
「くっ…なんて変態なの」
「んー、ディーヴァ、変態ってオレのこと?」
足元から声がする。
やけに静かだと思ってはいたが、どうやら若は寝落ちしていたようである。
「よっこいせ」
ディーヴァと髭の激しい攻防に睡眠を妨害され、若はむくりと起き上がった。
若よ、なぜ変態と言われて自分のことだと思った?
そして若はそのままディーヴァに背後から抱きついた。
「ディーヴァ♪」
「ひゃあ!!」
ディーヴァは驚いて飛び上がり、叫んだ。
ぴこん。
その耳にまたもやうさぎの耳が生える。
「おお!?」
「なっ!」
ダンテ達は言葉を失い、ぽかーんと口を開けてディーヴァを見た。
「え、何?何かあったの?」
固まった2人を目にしたディーヴァはビクビクして周りを見回した。
悪魔でも近づいたのかとすごく不安になる。
「ディーヴァ、また耳が生えてるぞ」
震える指先で若がディーヴァの頭上をさす。
ディーヴァはカラカラと笑いながら鏡の前に立った。
「からかうのはやめてよね、嘘で…」
鏡の中の表情がひきつる。
若の言う通りだ、またうさぎの耳が生えている。
「またうさ耳ぃぃぃい!?」
「ふ~む、もしかして驚くとそうなるのか」
「ははっそりゃいい!面白いな!」
髭はディーヴァの耳を見て、冷静に分析している。
若はこれ幸いと、真っ白に放心するディーヴァの耳をふにふにと触った。
しばらく放心していたディーヴァはもうすぐ風呂からあがるであろうリアラを思い出した。
「ハッ!アイスティー作らなきゃ」
風呂あがりには水分が必要だ。
ディーヴァは急いでキッチンへと向かう。
そのぴこぴこ揺れるうさ耳のあとを、若は面白そうについてまわった。
「よし、俺も」
ニヤリと何か企んだような笑みを浮かべて、髭は行動に移った。