喧嘩したって、君が好き!
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「紫乃さんとはどうやって知り合ったの?半魔コミュニティでもあるの?」
ディーヴァは紫乃との出会いを聞いた。
実は紫乃本人から聞こうとは思っていたのだが、詳しく聞いていなかったのだ。
いい機会なのでこうなったらダンテさんから聞いちゃおう。
「そんなコミュニティあったら嬉しいけど、ないぞ。最初、紫乃は日本からマンモンって悪魔を探してアメリカにきたんだ、あの便利な力でな」
「うん、ほんと便利だよね。あたしなんかスラム街通らないで学校行けたらいいのにっていつも思うもん」
「そこで俺達は出会った。初めて紫乃を見た時は俺ってロリコンなのかと思った」
「うわぁホントだ、ロリコン!」
ディーヴァが顔を引きつらせながら言った。
ダンテとの距離を空けるのも忘れない。
「まぁ聞けよ。でも23歳と聞いて自分が正常だったから安心した」
じゅうぶんロリコンの気はあると思ったがこれ以上言ってはかわいそうだと思い、ディーヴァは心の中にしまっておくことにした。
「風呂上がりのあいつを見た時なんかはネグリジェ姿が色っぽいのなんのって、思わず勃ちそうになっちまった。恥ずかしがる紫乃、かわいかったなぁ。あ、今もすんげぇかわいいぞ」
「それは知ってる。ダンテさんの話する時の紫乃さん、すっごくかわいいもん。ね、さっきからたまに出てくる『勃つ』ってなぁに?」
「………知りたいのか」
ディーヴァの言葉に話どころか体すらぴたりと静止した。
「え、なになに?知りたい」
「帰ったら若い俺に聞いてみるといい。きっと喜んで教えてくれるぞ」
真顔だったが、その直後ニヤニヤした表情になる。
その顔はダンテがいつも良からぬことを考えている時にするものと同じだった。
「…そのニヤニヤフェイスでなんとなくわかったからいいや」
「ちっ、つまんねぇな」
「はいはい続き聞かせてよ、いつ好きになったのとかさ」
「ああ。思えばもうその時には紫乃に堕ちてたんだろうって思うよ」
「早いねー」
ディーヴァのところのダンテも人のことは言えない。
なにせ一目ぼれである。
「これでも、初めは家政婦として雇ってたんだぜ」
「雇ってた…じゃあ給料制??いいなぁ…」
ダンテが提示したその額にディーヴァは驚いて椅子から転げ落ちそうになった。
かなりの額である。
「えええー!あたしなんか無償なのに。あ、別にお金欲しいわけじゃないけどさ」
「ああ、あの頃は無一文同然だったからな。そっちの俺がお前と会えてよかったぜ」
「紫乃さんにお給料渡してるってことは借金ゼロってことなんだよね」
「いや、実は…」
「え゛…まだあるの?」
悪魔はきっちり退治してくるのだが、その度にどこか破壊してしまうことが多いらしい。
公共物を破損させたりすると報酬金もマイナスになることがあるとのことだ。
紫乃に家計簿をつけることを提案しようと心に決めた。
「あと紫乃がスラム街のゴロツキに襲われて撃たれたことがあってな、そのあとはあんまり覚えてない」
とにかく紫乃が大切でたまらないんだ、とダンテは語った。
「相手が悪魔だったら遠慮なんかしないでぶっ飛ばしてたのにな、人間が相手じゃどうしようもないぜ」
「手討ちにしただけなんだね」
「半殺しであとは忠告してやっただけさ」
「うちのダンテだったら、半殺しじゃすまないかもしれない。あ、別に自意識過剰とかじゃなくて…」
わたわたわた。
そんな擬音がつきそうなくらい慌てて訂正するディーヴァにおかしそうにダンテは笑った。
「ハハハッそうならないように、スラム街を歩く時は気をつけとけよ」
「うん」
「それと…いつも紫乃はひざ下丈の服ばっかだったんだが、ひざ上の服を着た紫乃を見た時は思わず襲いそうになった」
「襲っ!?」
「スカートからのびる生足ってやっぱイイよな…」
「やらしい…」
軽蔑するような冷たい目を受けてもダンテは平然と続けた。
「男なんてみんなそんなもんだろ?でもそん時が初キスだ」
「へー、早くキス出来てよかったね」
「お前は?初キスはいつだ」
突然話をふられてあわてる。
ディーヴァの中に勝手にキスされたらしいとの記憶が甦った。
「あたしのことは気にしないでいいの!」
「娘の初キスくらい親だったら知っておかないとな」
「ダンテはあたしの父親なんかじゃなぁい!!それに娘の初キスまで知りたいってどんだけ過保護な親なの?」
爆発するようにディーヴァは言いきった。
少し息切れもしている。
ディーヴァは紫乃との出会いを聞いた。
実は紫乃本人から聞こうとは思っていたのだが、詳しく聞いていなかったのだ。
いい機会なのでこうなったらダンテさんから聞いちゃおう。
「そんなコミュニティあったら嬉しいけど、ないぞ。最初、紫乃は日本からマンモンって悪魔を探してアメリカにきたんだ、あの便利な力でな」
「うん、ほんと便利だよね。あたしなんかスラム街通らないで学校行けたらいいのにっていつも思うもん」
「そこで俺達は出会った。初めて紫乃を見た時は俺ってロリコンなのかと思った」
「うわぁホントだ、ロリコン!」
ディーヴァが顔を引きつらせながら言った。
ダンテとの距離を空けるのも忘れない。
「まぁ聞けよ。でも23歳と聞いて自分が正常だったから安心した」
じゅうぶんロリコンの気はあると思ったがこれ以上言ってはかわいそうだと思い、ディーヴァは心の中にしまっておくことにした。
「風呂上がりのあいつを見た時なんかはネグリジェ姿が色っぽいのなんのって、思わず勃ちそうになっちまった。恥ずかしがる紫乃、かわいかったなぁ。あ、今もすんげぇかわいいぞ」
「それは知ってる。ダンテさんの話する時の紫乃さん、すっごくかわいいもん。ね、さっきからたまに出てくる『勃つ』ってなぁに?」
「………知りたいのか」
ディーヴァの言葉に話どころか体すらぴたりと静止した。
「え、なになに?知りたい」
「帰ったら若い俺に聞いてみるといい。きっと喜んで教えてくれるぞ」
真顔だったが、その直後ニヤニヤした表情になる。
その顔はダンテがいつも良からぬことを考えている時にするものと同じだった。
「…そのニヤニヤフェイスでなんとなくわかったからいいや」
「ちっ、つまんねぇな」
「はいはい続き聞かせてよ、いつ好きになったのとかさ」
「ああ。思えばもうその時には紫乃に堕ちてたんだろうって思うよ」
「早いねー」
ディーヴァのところのダンテも人のことは言えない。
なにせ一目ぼれである。
「これでも、初めは家政婦として雇ってたんだぜ」
「雇ってた…じゃあ給料制??いいなぁ…」
ダンテが提示したその額にディーヴァは驚いて椅子から転げ落ちそうになった。
かなりの額である。
「えええー!あたしなんか無償なのに。あ、別にお金欲しいわけじゃないけどさ」
「ああ、あの頃は無一文同然だったからな。そっちの俺がお前と会えてよかったぜ」
「紫乃さんにお給料渡してるってことは借金ゼロってことなんだよね」
「いや、実は…」
「え゛…まだあるの?」
悪魔はきっちり退治してくるのだが、その度にどこか破壊してしまうことが多いらしい。
公共物を破損させたりすると報酬金もマイナスになることがあるとのことだ。
紫乃に家計簿をつけることを提案しようと心に決めた。
「あと紫乃がスラム街のゴロツキに襲われて撃たれたことがあってな、そのあとはあんまり覚えてない」
とにかく紫乃が大切でたまらないんだ、とダンテは語った。
「相手が悪魔だったら遠慮なんかしないでぶっ飛ばしてたのにな、人間が相手じゃどうしようもないぜ」
「手討ちにしただけなんだね」
「半殺しであとは忠告してやっただけさ」
「うちのダンテだったら、半殺しじゃすまないかもしれない。あ、別に自意識過剰とかじゃなくて…」
わたわたわた。
そんな擬音がつきそうなくらい慌てて訂正するディーヴァにおかしそうにダンテは笑った。
「ハハハッそうならないように、スラム街を歩く時は気をつけとけよ」
「うん」
「それと…いつも紫乃はひざ下丈の服ばっかだったんだが、ひざ上の服を着た紫乃を見た時は思わず襲いそうになった」
「襲っ!?」
「スカートからのびる生足ってやっぱイイよな…」
「やらしい…」
軽蔑するような冷たい目を受けてもダンテは平然と続けた。
「男なんてみんなそんなもんだろ?でもそん時が初キスだ」
「へー、早くキス出来てよかったね」
「お前は?初キスはいつだ」
突然話をふられてあわてる。
ディーヴァの中に勝手にキスされたらしいとの記憶が甦った。
「あたしのことは気にしないでいいの!」
「娘の初キスくらい親だったら知っておかないとな」
「ダンテはあたしの父親なんかじゃなぁい!!それに娘の初キスまで知りたいってどんだけ過保護な親なの?」
爆発するようにディーヴァは言いきった。
少し息切れもしている。