人質、ガチ勢。
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片足を失った二階堂に散弾が撃てる特製の義足が送られ、第七師団はお祝いムード一色になっていた。
二階堂も義足のおかげでご機嫌になっていた。
バンッッ!!!!!!
散弾が撃ち込まれた扉が勢いよく開く。
「お父様!!!!!!ここにいらしたのね!!!!!!!」
「誰?」
有坂に負けず劣らずの声量に驚き、二階堂は思わず月島の後ろに隠れる。
有坂、鶴見、月島の三人は、一斉に扉の方へ視線を向けた。
入口に立っていたのは、なぜか煤 けている行灯袴 の女学生だった。
「アゲハじゃないか!!!!帝都にいたんじゃなかったのかい!!!!!!」
なんと、その女学生は有坂の娘だった。
有坂は持っていた義足をベッドに放り投げ、転がるように娘に駆け寄る。
全体的にくたびれているが、幸い怪我はなさそうだ。
「有坂閣下、そちらはご息女で?」
鶴見の問いに、有坂は鼻高々に頷く。
「ああ!!!アゲハ、みなさんにご挨拶なさい!!!!」
「有坂の娘のアゲハと申します!!!!!!
こちらには身代金目的の不届き者や変態共に攫われたり、逃げ出したりしているうちに来てしまいましたの!!!!!!
ここまで遠くに来るのは、流石にわたくしも初めてですわ!!!!!」
「大変だったね!!!!痛いことや辛いことはなかったかい!!!!!!」
「ございませんわ!!!!!!最終的にはけちょんけちょんにして衛兵に突き出してやりましてよ!!!!!」
どうやら有坂の娘は、なかなか豪胆かつお転婆なようで、何度も攫われているようだがピンピンしている。
普通の令嬢ではこうはいかないだろう。
有坂はアゲハの周りを一周し本当に怪我が無いことを確かめる。
「痛むところは本当にないのかい!!!!」
「ございませんわ、お父様!!むしろ不届き者たちを衛兵につきだして胸がすっきりしていますわ!!!!」
アゲハの頼もしい返事に有坂は安堵したが、ふと我に返り背後に控える鶴見たちに視線を向けた。
現在、彼は第七師団の新型兵器を中央には内密に開発している最中なのだ。
「…だがアゲハ、困ったことになった!!!私はこれから鶴見くんと仕事の話があるんだ!!!!すぐは帝都に連れて帰ってあげられない!!!!!」
帝都から北海道まで来てしまった愛娘を一人で帰すのは不安だが、仕事を放り出す訳にもいかない。
有坂は恐る恐るアゲハの様子を伺った。
「アゲハ!!お前一人で無事に帝都まで戻れるかい?!!!また、途中で変な輩に絡まれはしないかと、心配で夜しか眠れそうにない!!!!」
すると、それまで父のことをまっすぐ見ていたアゲハが、急に視線を泳がせた。
彼女は手元の巾着や、煤けた袴の懐をごそごそ探りはじめる。
「…お父様。私、帝都で拐われた時にはある程度金子を持っていましたのですけれど、なにぶん、こんな北まで来てしまいましたから……」
アゲハは頬を少し赤らめ、申し訳なさそうに人差し指同士をつんつん、と合わせた
「………ほんの少し、あとほんの少しだけ、路銀が足りないかもしれませんわ」
不届き者を衛兵につきだしたとは思えない、そのいじらしい様子に、有坂と鶴見は顔を見合せると北海道の青空に響くほど大きな笑い声をあげた。
二階堂も義足のおかげでご機嫌になっていた。
バンッッ!!!!!!
散弾が撃ち込まれた扉が勢いよく開く。
「お父様!!!!!!ここにいらしたのね!!!!!!!」
「誰?」
有坂に負けず劣らずの声量に驚き、二階堂は思わず月島の後ろに隠れる。
有坂、鶴見、月島の三人は、一斉に扉の方へ視線を向けた。
入口に立っていたのは、なぜか
「アゲハじゃないか!!!!帝都にいたんじゃなかったのかい!!!!!!」
なんと、その女学生は有坂の娘だった。
有坂は持っていた義足をベッドに放り投げ、転がるように娘に駆け寄る。
全体的にくたびれているが、幸い怪我はなさそうだ。
「有坂閣下、そちらはご息女で?」
鶴見の問いに、有坂は鼻高々に頷く。
「ああ!!!アゲハ、みなさんにご挨拶なさい!!!!」
「有坂の娘のアゲハと申します!!!!!!
こちらには身代金目的の不届き者や変態共に攫われたり、逃げ出したりしているうちに来てしまいましたの!!!!!!
ここまで遠くに来るのは、流石にわたくしも初めてですわ!!!!!」
「大変だったね!!!!痛いことや辛いことはなかったかい!!!!!!」
「ございませんわ!!!!!!最終的にはけちょんけちょんにして衛兵に突き出してやりましてよ!!!!!」
どうやら有坂の娘は、なかなか豪胆かつお転婆なようで、何度も攫われているようだがピンピンしている。
普通の令嬢ではこうはいかないだろう。
有坂はアゲハの周りを一周し本当に怪我が無いことを確かめる。
「痛むところは本当にないのかい!!!!」
「ございませんわ、お父様!!むしろ不届き者たちを衛兵につきだして胸がすっきりしていますわ!!!!」
アゲハの頼もしい返事に有坂は安堵したが、ふと我に返り背後に控える鶴見たちに視線を向けた。
現在、彼は第七師団の新型兵器を中央には内密に開発している最中なのだ。
「…だがアゲハ、困ったことになった!!!私はこれから鶴見くんと仕事の話があるんだ!!!!すぐは帝都に連れて帰ってあげられない!!!!!」
帝都から北海道まで来てしまった愛娘を一人で帰すのは不安だが、仕事を放り出す訳にもいかない。
有坂は恐る恐るアゲハの様子を伺った。
「アゲハ!!お前一人で無事に帝都まで戻れるかい?!!!また、途中で変な輩に絡まれはしないかと、心配で夜しか眠れそうにない!!!!」
すると、それまで父のことをまっすぐ見ていたアゲハが、急に視線を泳がせた。
彼女は手元の巾着や、煤けた袴の懐をごそごそ探りはじめる。
「…お父様。私、帝都で拐われた時にはある程度金子を持っていましたのですけれど、なにぶん、こんな北まで来てしまいましたから……」
アゲハは頬を少し赤らめ、申し訳なさそうに人差し指同士をつんつん、と合わせた
「………ほんの少し、あとほんの少しだけ、路銀が足りないかもしれませんわ」
不届き者を衛兵につきだしたとは思えない、そのいじらしい様子に、有坂と鶴見は顔を見合せると北海道の青空に響くほど大きな笑い声をあげた。
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