長編
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スタジオ。
リハーサルの音楽が止まる。
スタッフ「はい、一回休憩!」
メンバーたちが床に座り込む。
まつり「疲れた〜」
いとは「まだ半分ですよ」
まつり「うそでしょ」
ひかるは床に座りながら水を飲む。
まだ完全には体が戻っていない。
でも、踊れることが少し嬉しかった。
ひかる「ふぅ…」
その時。
タオルが差し出される。
ほの「はい」
ひかる「…あ」
ひかるは少し驚く。
ひかる「ありがと」
ほの「汗すごい」
ひかる「久しぶりやし」
ほのは軽く笑う。
ほの「無理したらあかんよ」
ひかる「分かってる」
短い会話。
それだけ。
でも。
ひかるはタオルを受け取ったあと、少しだけ考え込む。
ひかる(なんやろこの感じ)
胸の奥に、小さな違和感。
嫌な感じじゃない。
むしろ。
落ち着く。
まつり「ひかる」
ひかる「ん?」
まつり「ぼーっとしてる」
ひかる「してない」
まつり「してる」
まつりはひかるの視線を追う。
その先には、ほの。
まつり「……」
まつりは何も言わない。
ただ少しだけ笑う。
まつり「ねぇひかる」
ひかる「なに」
まつり「田村のことどう思う?」
ひかる「急に?」
まつり「いいから」
ひかるは少し考える。
ひかる「優しい」
まつり「うん」
ひかる「気使う人」
まつり「うん」
ひかる「あと…」
ひかるは少し首を傾ける。
ひかる「なんか」
まつり「?」
ひかる「変」
まつり「変?」
ひかる「うん」
ひかるは正直に言う。
ひかる「近くにいると落ち着く。でもなんでか分からん」
まつりは小さく笑う。
まつり「そっか」
ひかる「なにその顔」
まつり「別に~」
その時。
スタッフ「再開しまーす!」
メンバーが立ち上がる。
フォーメーションに入る。
曲が流れる。
踊り始める。
ひかるは鏡越しに前を見る。
そして。
その少し横。
視界の端に、ほのがいる。
その瞬間。
ひかるの胸が、ほんの少しだけ高鳴った。
ひかる(……?)
理由は分からない。
でも。
目が離せない。
曲が終わる。
メンバーたちが息を整える。
その時。
ほのがひかるの方を見る。
ほの「大丈夫?」
ひかる「うん」
ほの「顔赤い」
ひかる「運動したからやろ」
ほの「そっか」
ほのは少し安心したように笑う。
その笑顔を見て、ひかるの胸がまた少しざわつく。
ひかる(なんなんやろ)
この感じ。
どこか懐かしい。
でも。
思い出せない。
その日の帰り道。
ひかるはスマホを見ていた。
グループの写真。
ライブの写真。
楽屋の写真。
そこに、一枚の写真があった。
ひかるとほの。
すごく近い距離で笑っている。
肩が触れている。
まるで――
恋人みたいな距離。
ひかる「……」
ひかるはその写真をじっと見る。
ひかる(こんな近かったっけ)
記憶にはない。
でも。
その写真を見た瞬間。
胸が少しだけ痛くなった。
ひかる「……」
ひかるはスマホを閉じる。
そして、小さく呟く。
ひかる「田村…」
その名前を言った時。
理由もなく、胸が少しだけ温かくなった。
リハーサルの音楽が止まる。
スタッフ「はい、一回休憩!」
メンバーたちが床に座り込む。
まつり「疲れた〜」
いとは「まだ半分ですよ」
まつり「うそでしょ」
ひかるは床に座りながら水を飲む。
まだ完全には体が戻っていない。
でも、踊れることが少し嬉しかった。
ひかる「ふぅ…」
その時。
タオルが差し出される。
ほの「はい」
ひかる「…あ」
ひかるは少し驚く。
ひかる「ありがと」
ほの「汗すごい」
ひかる「久しぶりやし」
ほのは軽く笑う。
ほの「無理したらあかんよ」
ひかる「分かってる」
短い会話。
それだけ。
でも。
ひかるはタオルを受け取ったあと、少しだけ考え込む。
ひかる(なんやろこの感じ)
胸の奥に、小さな違和感。
嫌な感じじゃない。
むしろ。
落ち着く。
まつり「ひかる」
ひかる「ん?」
まつり「ぼーっとしてる」
ひかる「してない」
まつり「してる」
まつりはひかるの視線を追う。
その先には、ほの。
まつり「……」
まつりは何も言わない。
ただ少しだけ笑う。
まつり「ねぇひかる」
ひかる「なに」
まつり「田村のことどう思う?」
ひかる「急に?」
まつり「いいから」
ひかるは少し考える。
ひかる「優しい」
まつり「うん」
ひかる「気使う人」
まつり「うん」
ひかる「あと…」
ひかるは少し首を傾ける。
ひかる「なんか」
まつり「?」
ひかる「変」
まつり「変?」
ひかる「うん」
ひかるは正直に言う。
ひかる「近くにいると落ち着く。でもなんでか分からん」
まつりは小さく笑う。
まつり「そっか」
ひかる「なにその顔」
まつり「別に~」
その時。
スタッフ「再開しまーす!」
メンバーが立ち上がる。
フォーメーションに入る。
曲が流れる。
踊り始める。
ひかるは鏡越しに前を見る。
そして。
その少し横。
視界の端に、ほのがいる。
その瞬間。
ひかるの胸が、ほんの少しだけ高鳴った。
ひかる(……?)
理由は分からない。
でも。
目が離せない。
曲が終わる。
メンバーたちが息を整える。
その時。
ほのがひかるの方を見る。
ほの「大丈夫?」
ひかる「うん」
ほの「顔赤い」
ひかる「運動したからやろ」
ほの「そっか」
ほのは少し安心したように笑う。
その笑顔を見て、ひかるの胸がまた少しざわつく。
ひかる(なんなんやろ)
この感じ。
どこか懐かしい。
でも。
思い出せない。
その日の帰り道。
ひかるはスマホを見ていた。
グループの写真。
ライブの写真。
楽屋の写真。
そこに、一枚の写真があった。
ひかるとほの。
すごく近い距離で笑っている。
肩が触れている。
まるで――
恋人みたいな距離。
ひかる「……」
ひかるはその写真をじっと見る。
ひかる(こんな近かったっけ)
記憶にはない。
でも。
その写真を見た瞬間。
胸が少しだけ痛くなった。
ひかる「……」
ひかるはスマホを閉じる。
そして、小さく呟く。
ひかる「田村…」
その名前を言った時。
理由もなく、胸が少しだけ温かくなった。