長編
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
あの夜から、数日が経った。
楽屋。
メンバーたちはいつものように集まっていた。
まつり「今日眠い」
いとは「朝早かったですもんね」
れな「コーヒー飲もうかな」
そんな会話が続く中。
ひかるは少し落ち着かない様子だった。
ひかる「……」
まつりが気づく。
まつり「どうしたの」
ひかる「いや」
まつり「元気ない」
ひかる「そんなことない」
でも、明らかに様子が違う。
理由は一つ。
ほの。
ひかるは楽屋の中を見回す。
ひかる「田村まだ?」
まつり「……」
まつりは一瞬黙る。
ひかる「今日仕事やんな?」
まつり「うん」
ひかる「じゃあなんで来てないん」
まつりは少し考えてから言う。
まつり「先にスタジオ行った」
ひかる「珍しいな」
まつり「そう?」
ひかるは少し首を傾ける。
その日からだった。
ほのが、ひかると距離を取るようになったのは。
スタジオ。
収録中。
ほのはいつも通り笑っている。
話している。
でも。
ひかるとはほとんど目を合わせない。
ひかる「……」
ひかるはそれに気づいていた。
収録が終わる。
楽屋に戻る。
ひかる「田村」
ひかるが呼ぶ。
ほの「ん?」
ほのは振り向く。
ひかる「今日さ」
ほの「うん」
ひかる「なんか避けてる?」
ほのは少し驚いた顔をする。
ほの「え」
ひかる「気のせい?」
ほのは小さく笑う。
ほの「気のせい」
ひかる「ほんま?」
ほの「うん」
でも。
その笑顔は少しだけ遠かった。
ほのはバッグを持つ。
ほの「じゃあ先帰るね」
ひかる「もう?」
ほの「うん」
ひかる「……」
ほのはドアへ向かう。
その時。
ひかるが言う。
ひかる「田村」
ほの「?」
ひかる「また公園行こうや」
ほのの足が止まる。
あの場所。
2人が偶然会った公園。
ほのは少しだけ俯く。
ほの「……」
そして、静かに言う。
ほの「やめとこ」
ひかる「え」
ひかるは驚く。
ひかる「なんで」
ほのは振り向く。
そして、優しく笑う。
ほの「ひーちゃん……」
ひかる「うん」
ほの「メンバーやから」
ひかるの胸がざわつく。
ひかる「それは…」
ほのは続ける。
ほの「近すぎるのもよくない」
ひかる「……」
ほの「私」
ほのは少しだけ目を伏せる。
ほの「ちょっと距離置くね」
その言葉。
ひかるの胸がぎゅっと締め付けられる。
ひかる「なんで」
ほの「なんとなく」
ひかる「意味分からん」
ほのは小さく笑う。
ほの「大丈夫。同じグループやし」
ひかる「……」
ひかるは言葉が出ない。
ほのはドアを開ける。
そして、小さく言った。
ほの「ひーちゃん」
ひかる「?」
ほの「無理に思い出さなくていいから」
その言葉を残して、ほのは楽屋を出ていった。
ドアが閉まる。
静かな空間。
ひかるはその場に立ったままだった。
まつりが近づく。
まつり「ひかる」
ひかる「……」
ひかるはぽつりと言う。
ひかる「なんでや」
まつり「……」
ひかる「なんで離れるん」
ひかるは頭を抱える。
ひかる「意味分からん」
まつりは少しだけため息をつく。
まつり「ひかる」
ひかる「なに」
まつりは真剣な顔で言う。
まつり「気づいてないだけだよ」
ひかる「?」
まつり「ほの、ずっとつらかったんだよ」
ひかるは黙る。
まつりは続ける。
まつり「それでもひかるのそばにいた」
ひかるの胸が痛む。
まつり「でも限界なんだと思う」
静かな楽屋。
ひかるは何も言えなかった。
その夜。
家に帰ったあと。
ひかるはベッドに座っていた。
スマホを見る。
グループの写真。
ライブ。
楽屋。
そして。
ほの。
ひかる「……」
ひかるは小さく呟く。
ひかる「なんでこんな苦しいんやろ」
記憶はない。
でも。
胸の奥が、どうしようもなく痛かった。
楽屋。
メンバーたちはいつものように集まっていた。
まつり「今日眠い」
いとは「朝早かったですもんね」
れな「コーヒー飲もうかな」
そんな会話が続く中。
ひかるは少し落ち着かない様子だった。
ひかる「……」
まつりが気づく。
まつり「どうしたの」
ひかる「いや」
まつり「元気ない」
ひかる「そんなことない」
でも、明らかに様子が違う。
理由は一つ。
ほの。
ひかるは楽屋の中を見回す。
ひかる「田村まだ?」
まつり「……」
まつりは一瞬黙る。
ひかる「今日仕事やんな?」
まつり「うん」
ひかる「じゃあなんで来てないん」
まつりは少し考えてから言う。
まつり「先にスタジオ行った」
ひかる「珍しいな」
まつり「そう?」
ひかるは少し首を傾ける。
その日からだった。
ほのが、ひかると距離を取るようになったのは。
スタジオ。
収録中。
ほのはいつも通り笑っている。
話している。
でも。
ひかるとはほとんど目を合わせない。
ひかる「……」
ひかるはそれに気づいていた。
収録が終わる。
楽屋に戻る。
ひかる「田村」
ひかるが呼ぶ。
ほの「ん?」
ほのは振り向く。
ひかる「今日さ」
ほの「うん」
ひかる「なんか避けてる?」
ほのは少し驚いた顔をする。
ほの「え」
ひかる「気のせい?」
ほのは小さく笑う。
ほの「気のせい」
ひかる「ほんま?」
ほの「うん」
でも。
その笑顔は少しだけ遠かった。
ほのはバッグを持つ。
ほの「じゃあ先帰るね」
ひかる「もう?」
ほの「うん」
ひかる「……」
ほのはドアへ向かう。
その時。
ひかるが言う。
ひかる「田村」
ほの「?」
ひかる「また公園行こうや」
ほのの足が止まる。
あの場所。
2人が偶然会った公園。
ほのは少しだけ俯く。
ほの「……」
そして、静かに言う。
ほの「やめとこ」
ひかる「え」
ひかるは驚く。
ひかる「なんで」
ほのは振り向く。
そして、優しく笑う。
ほの「ひーちゃん……」
ひかる「うん」
ほの「メンバーやから」
ひかるの胸がざわつく。
ひかる「それは…」
ほのは続ける。
ほの「近すぎるのもよくない」
ひかる「……」
ほの「私」
ほのは少しだけ目を伏せる。
ほの「ちょっと距離置くね」
その言葉。
ひかるの胸がぎゅっと締め付けられる。
ひかる「なんで」
ほの「なんとなく」
ひかる「意味分からん」
ほのは小さく笑う。
ほの「大丈夫。同じグループやし」
ひかる「……」
ひかるは言葉が出ない。
ほのはドアを開ける。
そして、小さく言った。
ほの「ひーちゃん」
ひかる「?」
ほの「無理に思い出さなくていいから」
その言葉を残して、ほのは楽屋を出ていった。
ドアが閉まる。
静かな空間。
ひかるはその場に立ったままだった。
まつりが近づく。
まつり「ひかる」
ひかる「……」
ひかるはぽつりと言う。
ひかる「なんでや」
まつり「……」
ひかる「なんで離れるん」
ひかるは頭を抱える。
ひかる「意味分からん」
まつりは少しだけため息をつく。
まつり「ひかる」
ひかる「なに」
まつりは真剣な顔で言う。
まつり「気づいてないだけだよ」
ひかる「?」
まつり「ほの、ずっとつらかったんだよ」
ひかるは黙る。
まつりは続ける。
まつり「それでもひかるのそばにいた」
ひかるの胸が痛む。
まつり「でも限界なんだと思う」
静かな楽屋。
ひかるは何も言えなかった。
その夜。
家に帰ったあと。
ひかるはベッドに座っていた。
スマホを見る。
グループの写真。
ライブ。
楽屋。
そして。
ほの。
ひかる「……」
ひかるは小さく呟く。
ひかる「なんでこんな苦しいんやろ」
記憶はない。
でも。
胸の奥が、どうしようもなく痛かった。