長編
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それから数日。
ほのは本当に距離を取るようになった。
楽屋。
メンバーたちが集まっている。
まつり「おはよ」
れな「おはよう」
みお「寒いね」
その会話の中に、ひかるはいた。
でも。
ひかるの視線は、何度も楽屋の入り口に向く。
ひかる「……」
まつりが気づく。
まつり「ほの、まだ来てないよ」
ひかる「聞いてない」
まつり「顔に書いてある」
ひかる「書いてない」
まつりは少し笑う。
まつり「今日別の部屋だよ」
ひかる「え」
まつり「ほの、メイク先にやってる」
ひかるは少し黙る。
ひかる「そっか」
その一言。
でも、どこか寂しそうだった。
スタジオ。
収録が始まる。
ほのはいつも通り笑っている。
話している。
でも。
ひかるの方は見ない。
ひかる「……」
ひかるは気づいていた。
目が合わない。
話しかけてこない。
距離がある。
収録が終わる。
メンバーたちは楽屋に戻る。
でも。
ほのはすぐ帰った。
ひかる「……」
ひかるはその背中を見送る。
まつりが近づく。
まつり「寂しい?」
ひかる「違う」
まつり「ほんとに?」
ひかる「……」
ひかるは何も言えない。
その日の夜。
ひかるは家にいた。
ソファに座りながら、スマホを見る。
グループの写真。
ライブ。
イベント。
その中に、何枚もある。
ほのとの写真。
肩を寄せて笑っている。
顔が近い。
距離が近い。
ひかる「……」
ひかるはその写真を拡大する。
そして、ぽつりと言う。
ひかる「なんで……」
ひかる「こんな近いん」
記憶にはない。
でも。
胸が苦しくなる。
その時。
スマホが震える。
まつりからメッセージ。
まつり「まだ起きてる?」
ひかる「起きてる」
まつり「ちょっと聞いていい?」
ひかる「なに」
少し間が空く。
そしてメッセージが届く。
まつり「ひかるさ」
まつり「ほののことどう思う?」
ひかるはしばらく画面を見る。
そして打つ。
ひかる「メンバー」
すぐ返信が来る。
まつり「それだけ?」
ひかるは手を止める。
考える。
ほのの顔。
笑った顔。
泣いた顔。
公園。
涙。
全部浮かぶ。
ひかるはゆっくり打つ。
ひかる「分からん」
まつり「分からん?」
ひかる「でも」
ひかる「最近さ」
ひかる「田村おらんと変」
送信する。
しばらくして返信が来る。
まつり「それさ」
まつり「好きなんじゃない?」
ひかるの手が止まる。
ひかる「は?」
まつり「気づくの遅すぎ」
ひかるはスマホを見つめる。
頭の中に、ほのの顔が浮かぶ。
ひかる「……」
胸がドクンと鳴る。
ひかるは小さく呟く。
ひかる「私…」
そして、初めて口にした。
ひかる「田村のこと………」
ひかる「好きなんかもしれん」
その瞬間。
胸の奥にあった違和感の正体が、
少しだけ分かった気がした。
ほのは本当に距離を取るようになった。
楽屋。
メンバーたちが集まっている。
まつり「おはよ」
れな「おはよう」
みお「寒いね」
その会話の中に、ひかるはいた。
でも。
ひかるの視線は、何度も楽屋の入り口に向く。
ひかる「……」
まつりが気づく。
まつり「ほの、まだ来てないよ」
ひかる「聞いてない」
まつり「顔に書いてある」
ひかる「書いてない」
まつりは少し笑う。
まつり「今日別の部屋だよ」
ひかる「え」
まつり「ほの、メイク先にやってる」
ひかるは少し黙る。
ひかる「そっか」
その一言。
でも、どこか寂しそうだった。
スタジオ。
収録が始まる。
ほのはいつも通り笑っている。
話している。
でも。
ひかるの方は見ない。
ひかる「……」
ひかるは気づいていた。
目が合わない。
話しかけてこない。
距離がある。
収録が終わる。
メンバーたちは楽屋に戻る。
でも。
ほのはすぐ帰った。
ひかる「……」
ひかるはその背中を見送る。
まつりが近づく。
まつり「寂しい?」
ひかる「違う」
まつり「ほんとに?」
ひかる「……」
ひかるは何も言えない。
その日の夜。
ひかるは家にいた。
ソファに座りながら、スマホを見る。
グループの写真。
ライブ。
イベント。
その中に、何枚もある。
ほのとの写真。
肩を寄せて笑っている。
顔が近い。
距離が近い。
ひかる「……」
ひかるはその写真を拡大する。
そして、ぽつりと言う。
ひかる「なんで……」
ひかる「こんな近いん」
記憶にはない。
でも。
胸が苦しくなる。
その時。
スマホが震える。
まつりからメッセージ。
まつり「まだ起きてる?」
ひかる「起きてる」
まつり「ちょっと聞いていい?」
ひかる「なに」
少し間が空く。
そしてメッセージが届く。
まつり「ひかるさ」
まつり「ほののことどう思う?」
ひかるはしばらく画面を見る。
そして打つ。
ひかる「メンバー」
すぐ返信が来る。
まつり「それだけ?」
ひかるは手を止める。
考える。
ほのの顔。
笑った顔。
泣いた顔。
公園。
涙。
全部浮かぶ。
ひかるはゆっくり打つ。
ひかる「分からん」
まつり「分からん?」
ひかる「でも」
ひかる「最近さ」
ひかる「田村おらんと変」
送信する。
しばらくして返信が来る。
まつり「それさ」
まつり「好きなんじゃない?」
ひかるの手が止まる。
ひかる「は?」
まつり「気づくの遅すぎ」
ひかるはスマホを見つめる。
頭の中に、ほのの顔が浮かぶ。
ひかる「……」
胸がドクンと鳴る。
ひかるは小さく呟く。
ひかる「私…」
そして、初めて口にした。
ひかる「田村のこと………」
ひかる「好きなんかもしれん」
その瞬間。
胸の奥にあった違和感の正体が、
少しだけ分かった気がした。