長編
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夕焼けの公園。
ベンチに並んで座る二人。
少し冷たい風が吹く。
ひかる「……」
ほの「……」
沈黙が続く。
さっき言った言葉。
「また好きになってる」
その言葉が、まだ空気の中に残っている。
ほのはゆっくり下を向いた。
ほの「……ひーちゃん」
ひかる「ん?」
ほの「それ優しさ?」
ひかるは驚く。
ひかる「え?」
ほのは笑おうとする。
でも笑えない。
ほの「だってさ、ひーちゃん覚えてないやん」
その言葉。
静かだけど重い。
ひかるは何も言えない。
ほのは続ける。
ほの「うちら付き合ってたんよ」
ひかる「……うん」
ほの「いっぱい思い出があって、いっぱい喧嘩して、いっぱい笑って」
ほのの声が少し震える。
ほの「でも、ひかるは全部忘れてる」
ほのは拳を握る。
ほの「それめっちゃ怖かった」
ひかるは静かに聞いている。
ほの「事故のあと病院でひーちゃんが“田村?”って言った時」
その時のことを思い出す。
ほのの目に涙が溜まる。
ほの「分かったんよ。全部なくなったんやって」
涙がこぼれる。
ほの「だから決めた。もう無理に戻そうって思わんって」
ひかるの胸が痛む。
ほの「だってひーちゃんが辛いやろ」
ほのは涙を拭く。
ほの「だからメンバーでいいって思った。」
ほの「それでいいって」
ひかる「……」
ほのは顔を上げる。
ほの「なのになんで今」
涙がまた溢れる。
ほの「そんなこと言うん」
ひかるは静かに言う。
ひかる「ほんとやけん」
ほの「嘘や」
ひかる「嘘じゃない」
ほの「だって!」
ほのは声を上げる。
ほの「ひーちゃんは!うちのこと覚えてないやん!」
涙が止まらない。
ほの「好きだったひかるはもういないやん!」
その言葉。
空気が止まる。
ひかるは少しだけ目を閉じる。
そして言う。
ひかる「おるよ」
ほの「……え?」
ひかる「ここに」
ほのは戸惑う。
ひかるは続ける。
ひかる「確かに思い出はない。でも田村とおると変なんよ」
ほの「変?」
ひかる「安心する」
ほのの目が揺れる。
ひかる「田村が笑うと嬉しい」
ひかる「田村が離れると寂しい」
ひかるはまっすぐ見る。
ひかる「それって好きやろ」
ほのの涙が止まらない。
ひかる「思い出はない。でも今の私は田村が好き」
夕焼けの光が二人を照らす。
ひかる「昔の私が好きやった田村をもう一回……私も好きになりたい」
ほのの涙がぽろぽろ落ちる。
ほの「……ずるい」
ひかる「え」
ほの「そんな言い方……嬉しいやん」
ほのは泣きながら笑う。
ほの「ほんまにまた好きなん?」
ひかるは少し照れる。
ひかる「たぶん」
ほの「たぶん?」
ひかる「かなり」
ほのは笑う。
涙でぐちゃぐちゃの顔で。
止まっていた時間が、少しずつ動き出していた。
ベンチに並んで座る二人。
少し冷たい風が吹く。
ひかる「……」
ほの「……」
沈黙が続く。
さっき言った言葉。
「また好きになってる」
その言葉が、まだ空気の中に残っている。
ほのはゆっくり下を向いた。
ほの「……ひーちゃん」
ひかる「ん?」
ほの「それ優しさ?」
ひかるは驚く。
ひかる「え?」
ほのは笑おうとする。
でも笑えない。
ほの「だってさ、ひーちゃん覚えてないやん」
その言葉。
静かだけど重い。
ひかるは何も言えない。
ほのは続ける。
ほの「うちら付き合ってたんよ」
ひかる「……うん」
ほの「いっぱい思い出があって、いっぱい喧嘩して、いっぱい笑って」
ほのの声が少し震える。
ほの「でも、ひかるは全部忘れてる」
ほのは拳を握る。
ほの「それめっちゃ怖かった」
ひかるは静かに聞いている。
ほの「事故のあと病院でひーちゃんが“田村?”って言った時」
その時のことを思い出す。
ほのの目に涙が溜まる。
ほの「分かったんよ。全部なくなったんやって」
涙がこぼれる。
ほの「だから決めた。もう無理に戻そうって思わんって」
ひかるの胸が痛む。
ほの「だってひーちゃんが辛いやろ」
ほのは涙を拭く。
ほの「だからメンバーでいいって思った。」
ほの「それでいいって」
ひかる「……」
ほのは顔を上げる。
ほの「なのになんで今」
涙がまた溢れる。
ほの「そんなこと言うん」
ひかるは静かに言う。
ひかる「ほんとやけん」
ほの「嘘や」
ひかる「嘘じゃない」
ほの「だって!」
ほのは声を上げる。
ほの「ひーちゃんは!うちのこと覚えてないやん!」
涙が止まらない。
ほの「好きだったひかるはもういないやん!」
その言葉。
空気が止まる。
ひかるは少しだけ目を閉じる。
そして言う。
ひかる「おるよ」
ほの「……え?」
ひかる「ここに」
ほのは戸惑う。
ひかるは続ける。
ひかる「確かに思い出はない。でも田村とおると変なんよ」
ほの「変?」
ひかる「安心する」
ほのの目が揺れる。
ひかる「田村が笑うと嬉しい」
ひかる「田村が離れると寂しい」
ひかるはまっすぐ見る。
ひかる「それって好きやろ」
ほのの涙が止まらない。
ひかる「思い出はない。でも今の私は田村が好き」
夕焼けの光が二人を照らす。
ひかる「昔の私が好きやった田村をもう一回……私も好きになりたい」
ほのの涙がぽろぽろ落ちる。
ほの「……ずるい」
ひかる「え」
ほの「そんな言い方……嬉しいやん」
ほのは泣きながら笑う。
ほの「ほんまにまた好きなん?」
ひかるは少し照れる。
ひかる「たぶん」
ほの「たぶん?」
ひかる「かなり」
ほのは笑う。
涙でぐちゃぐちゃの顔で。
止まっていた時間が、少しずつ動き出していた。