守屋麗奈×的野美青
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落ち着いた照明のバー。
カウンターに並ぶボトルはきらきらしているけれど、グラスの中身は――ノンアルコール。
れな「大丈夫?緊張してる?」
みお「……ちょっと。こういうとこ、初めてで」
れな「ふふ、顔に出てる」
みお「出てます?」
れな「うん。でも、かわいい」
バーテンダーが、色のきれいなノンアルコールカクテルを差し出す。
れな「今日はね、飲まない“大人の時間”」
みお「……それ、どういう意味ですか?」
れなはグラスを軽く持ち上げる。
れな「大人って、お酒飲むことじゃないの。“選べる”こと」
みおは、グラスをじっと見る。
みお「選べる……雰囲気に流されないとか?」
れな「無理しないって言えるとか」
みお「……私、そういうの苦手かも」
れな「知ってる」
みお「え」
れな「だから連れてきた」
少しだけ、間が空く。
みお「……れなさんって、いつも余裕ある感じします」
れな「そう見えるだけ。余裕がない時ほど、静かになるの」
みおは、そっとノンアルコールを一口飲む。
みお「……甘い」
れな「でしょ」
れな「大人の世界もね、苦そうに見えて案外甘い」
みお「でも、甘いだけじゃないですよね」
れなが、少しだけ驚いた顔をする。
れな「……いいとこ突く」
れな「だから覚えてて“知らないまま背伸びしない”。それが一番、大人」
みおは、小さくうなずく。
みお「……今日のこと。ちょっと誇らしいです」
れな「それでいい。今日は経験しただけ、無理に早くならなくていい」
バーを出ると、夜風がやさしい。
みお「……また来てもいいですか」
れな「もちろん!次も、ノンアルでね」
みお「ふふ」
二人は並んで歩く。
大人と子どもの境界線を、急がず、踏み越えず。
守屋麗奈は教えた。
大人になることじゃなく、大人を“待つ”という選択を
カウンターに並ぶボトルはきらきらしているけれど、グラスの中身は――ノンアルコール。
れな「大丈夫?緊張してる?」
みお「……ちょっと。こういうとこ、初めてで」
れな「ふふ、顔に出てる」
みお「出てます?」
れな「うん。でも、かわいい」
バーテンダーが、色のきれいなノンアルコールカクテルを差し出す。
れな「今日はね、飲まない“大人の時間”」
みお「……それ、どういう意味ですか?」
れなはグラスを軽く持ち上げる。
れな「大人って、お酒飲むことじゃないの。“選べる”こと」
みおは、グラスをじっと見る。
みお「選べる……雰囲気に流されないとか?」
れな「無理しないって言えるとか」
みお「……私、そういうの苦手かも」
れな「知ってる」
みお「え」
れな「だから連れてきた」
少しだけ、間が空く。
みお「……れなさんって、いつも余裕ある感じします」
れな「そう見えるだけ。余裕がない時ほど、静かになるの」
みおは、そっとノンアルコールを一口飲む。
みお「……甘い」
れな「でしょ」
れな「大人の世界もね、苦そうに見えて案外甘い」
みお「でも、甘いだけじゃないですよね」
れなが、少しだけ驚いた顔をする。
れな「……いいとこ突く」
れな「だから覚えてて“知らないまま背伸びしない”。それが一番、大人」
みおは、小さくうなずく。
みお「……今日のこと。ちょっと誇らしいです」
れな「それでいい。今日は経験しただけ、無理に早くならなくていい」
バーを出ると、夜風がやさしい。
みお「……また来てもいいですか」
れな「もちろん!次も、ノンアルでね」
みお「ふふ」
二人は並んで歩く。
大人と子どもの境界線を、急がず、踏み越えず。
守屋麗奈は教えた。
大人になることじゃなく、大人を“待つ”という選択を
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