大園玲×村山美羽
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大園玲は有名だった。
サークルでも、学部でも。
誰とでも仲良くて、ノリがよくて、噂もそれなりに多い。
——遊んでる、って。
美羽は、そんな玲を最初から信用していなかった。
玲「美羽ちゃん、おつかれ〜」
美羽「……おつかれさまです」
玲「今日もクールだねぇ〜」
美羽「先輩が軽いだけです」
玲「はは、手厳しい!笑」
そう言いながらも、玲は楽しそうだった。
美羽は知っている。
玲がいろんな人と遊んでいること。
飲み会、ドライブ、深夜の通話。
美羽(どうせ、私もその中の一人)
そう思っていた。
ある日、帰りが遅くなったキャンパス。
美羽が一人で歩いていると、後ろから声がした。
玲「危ないから送るよ」
美羽「大丈夫です」
玲「それ、何回目?」
美羽「……先輩は誰にでも言ってそう」
玲は一瞬だけ黙って、でも笑った。
玲「うん、言ってた」
美羽「……」
玲「でも、美羽ちゃんには“ちゃんと”言ってる」
その言葉が、少しだけ引っかかった。
それから玲は、前みたいに距離を詰めなくなった。
軽口も減った。
代わりに、
玲「今日、寒いね」
玲「レポート大丈夫?」
玲「無理してない?」
そんな、どうでもいい会話が増えた。
美羽(……なんで)
警戒しているはずなのに、一緒にいる時間が、心地よかった。
決定的だったのは、サークルの飲み会。
誰かが玲に言った。
A「れい、また可愛い子連れてるじゃん」
玲は、はっきり言った。
玲「違う。俺が一緒にいたい人」
その視線が、美羽に向く。
美羽「……やめてください」
玲「本気だから」
帰り道。
美羽は歩きながら、ぽつりと聞いた。
美羽「……先輩、どうせすぐ飽きるんでしょ」
玲「そう思われてるの、知ってる」
美羽「じゃあ——」
玲「それでも、好きになっちゃったんだよ」
軽い声じゃなかった。
玲「信じなくていい。でも、他の人と同じにしないでほしい」
美羽は立ち止まった。
美羽「……ずるいです」
玲「うん」
美羽「そんな言い方」
沈黙。
玲は無理に距離を詰めなかった。
玲「美羽ちゃんが、俺を選ぶまで待つ
逃げないよ」
しばらくして、美羽は小さく息を吐いた。
美羽「……チャラいのに」
玲「否定しない」
美羽「……でも」
視線を逸らして、続ける。
美羽「私の前では、ちゃんとしてる」
玲「それ、本命ムーブ」
美羽は、ほんの少しだけ笑った。
美羽「……信用は、これからです」
玲「了解」
それは、恋の始まりだった。
簡単じゃない。
でも、軽くもない。
大園は初めて、
“遊び”じゃなく、“待つ”恋を知った。
end.
サークルでも、学部でも。
誰とでも仲良くて、ノリがよくて、噂もそれなりに多い。
——遊んでる、って。
美羽は、そんな玲を最初から信用していなかった。
玲「美羽ちゃん、おつかれ〜」
美羽「……おつかれさまです」
玲「今日もクールだねぇ〜」
美羽「先輩が軽いだけです」
玲「はは、手厳しい!笑」
そう言いながらも、玲は楽しそうだった。
美羽は知っている。
玲がいろんな人と遊んでいること。
飲み会、ドライブ、深夜の通話。
美羽(どうせ、私もその中の一人)
そう思っていた。
ある日、帰りが遅くなったキャンパス。
美羽が一人で歩いていると、後ろから声がした。
玲「危ないから送るよ」
美羽「大丈夫です」
玲「それ、何回目?」
美羽「……先輩は誰にでも言ってそう」
玲は一瞬だけ黙って、でも笑った。
玲「うん、言ってた」
美羽「……」
玲「でも、美羽ちゃんには“ちゃんと”言ってる」
その言葉が、少しだけ引っかかった。
それから玲は、前みたいに距離を詰めなくなった。
軽口も減った。
代わりに、
玲「今日、寒いね」
玲「レポート大丈夫?」
玲「無理してない?」
そんな、どうでもいい会話が増えた。
美羽(……なんで)
警戒しているはずなのに、一緒にいる時間が、心地よかった。
決定的だったのは、サークルの飲み会。
誰かが玲に言った。
A「れい、また可愛い子連れてるじゃん」
玲は、はっきり言った。
玲「違う。俺が一緒にいたい人」
その視線が、美羽に向く。
美羽「……やめてください」
玲「本気だから」
帰り道。
美羽は歩きながら、ぽつりと聞いた。
美羽「……先輩、どうせすぐ飽きるんでしょ」
玲「そう思われてるの、知ってる」
美羽「じゃあ——」
玲「それでも、好きになっちゃったんだよ」
軽い声じゃなかった。
玲「信じなくていい。でも、他の人と同じにしないでほしい」
美羽は立ち止まった。
美羽「……ずるいです」
玲「うん」
美羽「そんな言い方」
沈黙。
玲は無理に距離を詰めなかった。
玲「美羽ちゃんが、俺を選ぶまで待つ
逃げないよ」
しばらくして、美羽は小さく息を吐いた。
美羽「……チャラいのに」
玲「否定しない」
美羽「……でも」
視線を逸らして、続ける。
美羽「私の前では、ちゃんとしてる」
玲「それ、本命ムーブ」
美羽は、ほんの少しだけ笑った。
美羽「……信用は、これからです」
玲「了解」
それは、恋の始まりだった。
簡単じゃない。
でも、軽くもない。
大園は初めて、
“遊び”じゃなく、“待つ”恋を知った。
end.