中嶋優月
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楽屋のソファに、少し距離を空けて座るふたり。
いつもなら、隣に座ることすら拒否するくらいツンツンなゆめが――
今日はなぜか、ぴったりと中嶋優月にくっついていた。
ゆづき「……え、なに?近くない?」
ゆめ「別に。寒いだけ」
ゆづき「いや今日あったかいよ?」
ゆめ「……うるさい」
そう言いながらも、腕はしっかり絡めて離さない。
違和感しかない。
ゆづき「え、ほんとにどうしたの?体調悪い?」
ゆめ「悪くない」
ゆづき「じゃあなにこれ」
ゆめ「……たまにはいいでしょ」
小さく呟いて、さらに肩に頭を乗せてくる。
その仕草に、ゆづきの心臓が跳ねた。
ゆづき「いや、“たまに”のレベルじゃないんだけど…?」
ゆめ「……嫌なの?」
ゆづき「いや、嫌じゃないけど…むしろ嬉しいけど…!」
ゆめ「なら黙って」
そう言って、ぎゅっと手を握る。
普段なら絶対にしない行動。
ゆづきは思わず顔を覗き込んだ。
ゆづき「ねえ、ほんとに何かあった?」
ゆめ「……別に」
ゆづき「絶対嘘」
ゆめ「……」
少しの沈黙。
そして、ぽつりと本音がこぼれる。
ゆめ「……昨日、夢見た」
ゆづき「夢?」
ゆめ「ゆづきがいなくなる夢」
ゆづき「え……」
ゆめ「……起きたらさ、なんか、無理だった」
ゆづき「……」
ゆめ「だから、今日くらいは……いいかなって」
顔を見られないように、さらに強くしがみつく。
その不器用な甘え方に、ゆづきはふっと笑った。
ゆづき「なにそれ、かわいすぎるんだけど」
ゆめ「かわいくない」
ゆづき「かわいいよ」
ゆめ「うるさい」
ゆづき「じゃあもっとくっつく?」
ゆめ「……それはいい」
ゆづき「え、いいんだ」
ゆめ「……今日だけだから」
ゆづき「ほんとに?」
ゆめ「……たぶん」
ゆづき「“たぶん”ってなに」
ゆめ「……また夢見たら」
ゆづき「じゃあ毎日見て?」
ゆめ「それは嫌」
ゆづき「え〜」
ゆめ「……でも」
ゆづき「でも?」
ゆめ「……こういうの、たまには悪くない」
そう言って、そっと指を絡める。
ゆづきは優しく握り返した。
ゆづき「ねぇ、今日だけじゃなくてさ」
ゆめ「なに」
ゆづき「たまにはじゃなくて、たまにじゃなくて」
ゆめ「……めんどくさい言い方」
ゆづき「もっと素直でもいいんじゃない?」
ゆめ「……無理」
ゆづき「え〜」
ゆめ「……でも、ゆづきの前なら」
ゆづき「!」
ゆめ「……少しくらいは」
そう言って、ほんの少しだけ笑った。
そのレアすぎる笑顔に、ゆづきは一瞬固まる。
ゆづき「……やば、今の反則」
ゆめ「知らない」
ゆづき「もっと見せてよ」
ゆめ「やだ」
ゆづき「え〜ケチ」
ゆめ「……また今度」
ゆづき「約束ね?」
ゆめ「……約束」
ツンツンで、たまにデレ。
でもその“たまに”が、とびきり特別で。
だからこそ、離れられない。
そんなふたりの、少し不器用で甘い関係だった。
いつもなら、隣に座ることすら拒否するくらいツンツンなゆめが――
今日はなぜか、ぴったりと中嶋優月にくっついていた。
ゆづき「……え、なに?近くない?」
ゆめ「別に。寒いだけ」
ゆづき「いや今日あったかいよ?」
ゆめ「……うるさい」
そう言いながらも、腕はしっかり絡めて離さない。
違和感しかない。
ゆづき「え、ほんとにどうしたの?体調悪い?」
ゆめ「悪くない」
ゆづき「じゃあなにこれ」
ゆめ「……たまにはいいでしょ」
小さく呟いて、さらに肩に頭を乗せてくる。
その仕草に、ゆづきの心臓が跳ねた。
ゆづき「いや、“たまに”のレベルじゃないんだけど…?」
ゆめ「……嫌なの?」
ゆづき「いや、嫌じゃないけど…むしろ嬉しいけど…!」
ゆめ「なら黙って」
そう言って、ぎゅっと手を握る。
普段なら絶対にしない行動。
ゆづきは思わず顔を覗き込んだ。
ゆづき「ねえ、ほんとに何かあった?」
ゆめ「……別に」
ゆづき「絶対嘘」
ゆめ「……」
少しの沈黙。
そして、ぽつりと本音がこぼれる。
ゆめ「……昨日、夢見た」
ゆづき「夢?」
ゆめ「ゆづきがいなくなる夢」
ゆづき「え……」
ゆめ「……起きたらさ、なんか、無理だった」
ゆづき「……」
ゆめ「だから、今日くらいは……いいかなって」
顔を見られないように、さらに強くしがみつく。
その不器用な甘え方に、ゆづきはふっと笑った。
ゆづき「なにそれ、かわいすぎるんだけど」
ゆめ「かわいくない」
ゆづき「かわいいよ」
ゆめ「うるさい」
ゆづき「じゃあもっとくっつく?」
ゆめ「……それはいい」
ゆづき「え、いいんだ」
ゆめ「……今日だけだから」
ゆづき「ほんとに?」
ゆめ「……たぶん」
ゆづき「“たぶん”ってなに」
ゆめ「……また夢見たら」
ゆづき「じゃあ毎日見て?」
ゆめ「それは嫌」
ゆづき「え〜」
ゆめ「……でも」
ゆづき「でも?」
ゆめ「……こういうの、たまには悪くない」
そう言って、そっと指を絡める。
ゆづきは優しく握り返した。
ゆづき「ねぇ、今日だけじゃなくてさ」
ゆめ「なに」
ゆづき「たまにはじゃなくて、たまにじゃなくて」
ゆめ「……めんどくさい言い方」
ゆづき「もっと素直でもいいんじゃない?」
ゆめ「……無理」
ゆづき「え〜」
ゆめ「……でも、ゆづきの前なら」
ゆづき「!」
ゆめ「……少しくらいは」
そう言って、ほんの少しだけ笑った。
そのレアすぎる笑顔に、ゆづきは一瞬固まる。
ゆづき「……やば、今の反則」
ゆめ「知らない」
ゆづき「もっと見せてよ」
ゆめ「やだ」
ゆづき「え〜ケチ」
ゆめ「……また今度」
ゆづき「約束ね?」
ゆめ「……約束」
ツンツンで、たまにデレ。
でもその“たまに”が、とびきり特別で。
だからこそ、離れられない。
そんなふたりの、少し不器用で甘い関係だった。