的野美青
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
部屋に流れる映画の音。
ソファに並んで座る、みおとゆめ。
その横に、みおの友達。
ポップコーンをつまみながら、何気ない時間。
みお「ちょっとコンビニ行ってくる」
ゆめ「え、今?」
みお「飲み物なくなりそうだし」
立ち上がって、軽く手を振る。
みお「すぐ戻る」
ドアが閉まる音。
部屋に残るのは、映画の音と——
微妙な沈黙。
友達「……仲良いよね、2人」
ゆめ「え、まぁ…」
少しだけ気まずい空気。
友達「付き合ってるんだもんね」
ゆめ「うん」
当たり前の事実。
でも、その言い方に少し引っかかる。
友達「いいなぁ」
ぽつりと呟く。
ゆめ「……?」
次の瞬間。
距離が、一気に近づいた。
ゆめ「え——」
柔らかい感触。
一瞬、何が起きたか分からなかった。
唇に触れたそれが、“キス”だと理解するまで、少し時間がかかる。
すぐに体を引く。
ゆめ「なにして…」
声が震える。
友達は、少しだけ寂しそうに笑った。
友達「ごめん」
ゆめ「いや、ごめんじゃなくて」
友達「でも、ずっと好きだったから」
時間が止まる。
ドアの音。
みおが帰ってきた。
みお「ただいま〜」
いつも通りの声。
でも、空気はもう戻らない。
それから。
映画の内容なんて、何も入ってこなかった。
みおは隣にいるのに、さっきのことが頭から離れない。
ゆめ(言わなきゃ)
そう思うのに、言葉が出てこない。
次の日。
大学。
廊下でみおとすれ違う。
みお「ゆめ」
名前を呼ばれる。
でも——
ゆめ「…ごめん、急いでる」
目も合わせず、通り過ぎる。
自分でも分かるくらい、不自然だった。
それが、何日も続いた。
連絡も減って、会っても距離を取る。
みお「……なんで避けてるの」
放課後、呼び止められる。
逃げられない距離。
みお「私、なんかした?」
ゆめ「してない」
みお「じゃあなんで」
まっすぐな目。
逃げ場がない。
ゆめ「……」
言えない。
言ったら、全部壊れる気がする。
みお「ゆめ」
少しだけ声が低くなる。
みお「私のこと、見て」
その一言で、視線が上がる。
みおは、ちゃんとこっちを見ていた。
みお「何があったか知らないけど」
ゆっくり、近づく。
みお「避けられるほうが、しんどい」
胸が痛む。
ゆめ「……ごめん」
また、その言葉。
みお「それじゃ分かんない」
一歩、さらに近い距離。
みお「隠されるほうが、嫌」
静かな声。
でも、ちゃんと刺さる。
逃げ続けるのは、もう無理だった。
ゆめ「……あの日」
声が震える。
みおの表情が、少し変わる。
ゆめ「みおがコンビニ行ってる間に」
喉が詰まる。
でも、止められない。
ゆめ「……キスされた」
空気が、凍る。
みお「……誰に」
ゆめ「……あの子に」
短い答え。
みおは、少しだけ目を閉じた。
みお「……で?」
静かな声。
ゆめ「え…?」
みお「それだけ?」
ゆめ「……」
みお「拒否したんでしょ」
ゆめ「した」
みお「じゃあ、なんで避けるの」
ゆめ「……後ろめたくて」
やっと出た本音。
ゆめ「みおの彼女なのに、そんなことされて……ちゃんと止められなかった気がして」
みおは、少しだけ眉をひそめた。
みお「……バカ」
ぽつりと。
ゆめ「……」
みお「それ、ゆめのせいじゃない」
まっすぐ言い切る。
みお「むしろ、なんで一人で抱えてんの」
胸が締め付けられる。
みお「私は?」
一歩近づく。
みお「頼られる側じゃないの?」
ゆめ「……」
みお「彼女でしょ」
その言葉が、優しくて痛い。
ゆめ「……ごめん」
少しだけ、ため息。
みお「その代わり」
そっと手を掴まれる。
みお「次はちゃんと、言って」
ゆめ「……うん」
みお「隠されるほうが嫌だから」
ゆめ「うん」
少しの沈黙のあと。
みおが、少しだけ顔を近づける。
みお「……で」
ゆめ「え」
みお「消さないとでしょ」
ゆめ「なにを…?」
みお「上書き」
その一言。
次の瞬間、そっと唇が触れる。
優しくて、でも確かに“自分のもの”って分かるキス。
みお「……これでいい」
少しだけ照れたように目を逸らす。
ゆめ「……ずるい」
みお「なにが」
ゆめ「全部」
少し笑う。
みお「もう避けないで」
ゆめ「避けない」
みお「絶対?」
ゆめ「絶対」
握った手は、そのまま離れなかった。
ソファに並んで座る、みおとゆめ。
その横に、みおの友達。
ポップコーンをつまみながら、何気ない時間。
みお「ちょっとコンビニ行ってくる」
ゆめ「え、今?」
みお「飲み物なくなりそうだし」
立ち上がって、軽く手を振る。
みお「すぐ戻る」
ドアが閉まる音。
部屋に残るのは、映画の音と——
微妙な沈黙。
友達「……仲良いよね、2人」
ゆめ「え、まぁ…」
少しだけ気まずい空気。
友達「付き合ってるんだもんね」
ゆめ「うん」
当たり前の事実。
でも、その言い方に少し引っかかる。
友達「いいなぁ」
ぽつりと呟く。
ゆめ「……?」
次の瞬間。
距離が、一気に近づいた。
ゆめ「え——」
柔らかい感触。
一瞬、何が起きたか分からなかった。
唇に触れたそれが、“キス”だと理解するまで、少し時間がかかる。
すぐに体を引く。
ゆめ「なにして…」
声が震える。
友達は、少しだけ寂しそうに笑った。
友達「ごめん」
ゆめ「いや、ごめんじゃなくて」
友達「でも、ずっと好きだったから」
時間が止まる。
ドアの音。
みおが帰ってきた。
みお「ただいま〜」
いつも通りの声。
でも、空気はもう戻らない。
それから。
映画の内容なんて、何も入ってこなかった。
みおは隣にいるのに、さっきのことが頭から離れない。
ゆめ(言わなきゃ)
そう思うのに、言葉が出てこない。
次の日。
大学。
廊下でみおとすれ違う。
みお「ゆめ」
名前を呼ばれる。
でも——
ゆめ「…ごめん、急いでる」
目も合わせず、通り過ぎる。
自分でも分かるくらい、不自然だった。
それが、何日も続いた。
連絡も減って、会っても距離を取る。
みお「……なんで避けてるの」
放課後、呼び止められる。
逃げられない距離。
みお「私、なんかした?」
ゆめ「してない」
みお「じゃあなんで」
まっすぐな目。
逃げ場がない。
ゆめ「……」
言えない。
言ったら、全部壊れる気がする。
みお「ゆめ」
少しだけ声が低くなる。
みお「私のこと、見て」
その一言で、視線が上がる。
みおは、ちゃんとこっちを見ていた。
みお「何があったか知らないけど」
ゆっくり、近づく。
みお「避けられるほうが、しんどい」
胸が痛む。
ゆめ「……ごめん」
また、その言葉。
みお「それじゃ分かんない」
一歩、さらに近い距離。
みお「隠されるほうが、嫌」
静かな声。
でも、ちゃんと刺さる。
逃げ続けるのは、もう無理だった。
ゆめ「……あの日」
声が震える。
みおの表情が、少し変わる。
ゆめ「みおがコンビニ行ってる間に」
喉が詰まる。
でも、止められない。
ゆめ「……キスされた」
空気が、凍る。
みお「……誰に」
ゆめ「……あの子に」
短い答え。
みおは、少しだけ目を閉じた。
みお「……で?」
静かな声。
ゆめ「え…?」
みお「それだけ?」
ゆめ「……」
みお「拒否したんでしょ」
ゆめ「した」
みお「じゃあ、なんで避けるの」
ゆめ「……後ろめたくて」
やっと出た本音。
ゆめ「みおの彼女なのに、そんなことされて……ちゃんと止められなかった気がして」
みおは、少しだけ眉をひそめた。
みお「……バカ」
ぽつりと。
ゆめ「……」
みお「それ、ゆめのせいじゃない」
まっすぐ言い切る。
みお「むしろ、なんで一人で抱えてんの」
胸が締め付けられる。
みお「私は?」
一歩近づく。
みお「頼られる側じゃないの?」
ゆめ「……」
みお「彼女でしょ」
その言葉が、優しくて痛い。
ゆめ「……ごめん」
少しだけ、ため息。
みお「その代わり」
そっと手を掴まれる。
みお「次はちゃんと、言って」
ゆめ「……うん」
みお「隠されるほうが嫌だから」
ゆめ「うん」
少しの沈黙のあと。
みおが、少しだけ顔を近づける。
みお「……で」
ゆめ「え」
みお「消さないとでしょ」
ゆめ「なにを…?」
みお「上書き」
その一言。
次の瞬間、そっと唇が触れる。
優しくて、でも確かに“自分のもの”って分かるキス。
みお「……これでいい」
少しだけ照れたように目を逸らす。
ゆめ「……ずるい」
みお「なにが」
ゆめ「全部」
少し笑う。
みお「もう避けないで」
ゆめ「避けない」
みお「絶対?」
ゆめ「絶対」
握った手は、そのまま離れなかった。