小田倉麗奈
夢小説設定
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静かなバー。
低く流れる音楽と、グラスの触れ合う小さな音。
仕事終わりのゆめは、少しだけ疲れた体を引きずるようにカウンターに座った。
マスター「何にされますか?」
適当にカクテルを頼んで、ぼーっとグラスを見つめる。
そのとき、隣に誰かが座る気配。
ふと視線を向けて——止まった。
ゆめ「……れいな?」
隣にいたのは、少し大人びた、それでも変わらない面影の彼女。
れいな「……ゆめ?」
数秒の沈黙。
それから、ふっと笑う。
れいな「こんなとこで会うなんて、びっくりだね」
ゆめ「ほんとにね…」
どこかぎこちない空気。
でも、それすら懐かしい。
軽くグラスを合わせる。
れいな「社会人、どう?」
ゆめ「まぁ…ぼちぼちかな。れいなは?」
れいな「それなりにやってるよ」
当たり障りのない会話。
でも、その奥には言葉にしてない時間がある。
れいな「…ほんとうに久しぶりやね」
少しだけ柔らかい声。
ゆめ「うん」
れいな「高校のときぶりだもんね」
記憶がよみがえる。
楽しかった日々と、ちゃんと終わらせられなかった恋。
れいな「…あのさ」
グラスをゆらしながら、ぽつり。
れいな「急にいなくなったよね」
ゆめ「……」
れいな「理由も、ちゃんと聞けへんままやったし」
責めてるわけじゃない。
でも、ずっと残ってた言葉。
ゆめ「…ごめん」
れいな「またそれ」
少し笑う。
れいな「謝ってほしいわけじゃないよ」
視線を落とす。
れいな「どう思ってたのか、知りたかっただけ」
少し酔いが回って、心がゆるむ。
ゆめ「…好きだったよ」
れいなの手が止まる。
ゆめ「ちゃんと、好きだった」
れいな「…過去形なんや」
ゆめ「……今も、だよ」
空気が変わる。
れいな「…ずるいなぁ」
少し笑って、でも真剣な目。
れいな「そんなこと、今言う?」
ゆめ「言うつもりなかったけど」
れいな「じゃあなんで言ったの?」
ゆめ「…目の前に、れいながいるから」
れいな「私もね」
ぽつりと。
れいな「忘れられなかったよ」
胸が強く鳴る。
れいな「他の人といても、どこか違うなって思ってた」
ゆめ「……」
れいな「ほんま、厄介やわ」
小さく笑う。
気づけば、距離が近い。
れいな「ねぇ」
ゆめ「ん?」
れいな「今は、逃げない?」
まっすぐな目。
ゆめ「…逃げない」
今度は迷わない。
れいな「じゃあさ」
そっと手に触れる。
れいな「もう一回、やり直してみる?」
ゆめ「…うん」
れいな「ほんとに?」
ゆめ「今度はちゃんと、隣にいる」
れいなは少し照れたように笑って、
れいな「約束だよ?」
指を絡める。
バーを出たあと。
夜風が少し冷たい。
でも、手は離れない。
れいな「なんかさ」
ゆめ「うん?」
れいな「高校の続き、始まったみたいだね」
ゆめ「今度は、大人版」
れいな「ふふ、ちょっと難しくなってるやつ」
それでも——
今度は、ちゃんと繋いでいく。
低く流れる音楽と、グラスの触れ合う小さな音。
仕事終わりのゆめは、少しだけ疲れた体を引きずるようにカウンターに座った。
マスター「何にされますか?」
適当にカクテルを頼んで、ぼーっとグラスを見つめる。
そのとき、隣に誰かが座る気配。
ふと視線を向けて——止まった。
ゆめ「……れいな?」
隣にいたのは、少し大人びた、それでも変わらない面影の彼女。
れいな「……ゆめ?」
数秒の沈黙。
それから、ふっと笑う。
れいな「こんなとこで会うなんて、びっくりだね」
ゆめ「ほんとにね…」
どこかぎこちない空気。
でも、それすら懐かしい。
軽くグラスを合わせる。
れいな「社会人、どう?」
ゆめ「まぁ…ぼちぼちかな。れいなは?」
れいな「それなりにやってるよ」
当たり障りのない会話。
でも、その奥には言葉にしてない時間がある。
れいな「…ほんとうに久しぶりやね」
少しだけ柔らかい声。
ゆめ「うん」
れいな「高校のときぶりだもんね」
記憶がよみがえる。
楽しかった日々と、ちゃんと終わらせられなかった恋。
れいな「…あのさ」
グラスをゆらしながら、ぽつり。
れいな「急にいなくなったよね」
ゆめ「……」
れいな「理由も、ちゃんと聞けへんままやったし」
責めてるわけじゃない。
でも、ずっと残ってた言葉。
ゆめ「…ごめん」
れいな「またそれ」
少し笑う。
れいな「謝ってほしいわけじゃないよ」
視線を落とす。
れいな「どう思ってたのか、知りたかっただけ」
少し酔いが回って、心がゆるむ。
ゆめ「…好きだったよ」
れいなの手が止まる。
ゆめ「ちゃんと、好きだった」
れいな「…過去形なんや」
ゆめ「……今も、だよ」
空気が変わる。
れいな「…ずるいなぁ」
少し笑って、でも真剣な目。
れいな「そんなこと、今言う?」
ゆめ「言うつもりなかったけど」
れいな「じゃあなんで言ったの?」
ゆめ「…目の前に、れいながいるから」
れいな「私もね」
ぽつりと。
れいな「忘れられなかったよ」
胸が強く鳴る。
れいな「他の人といても、どこか違うなって思ってた」
ゆめ「……」
れいな「ほんま、厄介やわ」
小さく笑う。
気づけば、距離が近い。
れいな「ねぇ」
ゆめ「ん?」
れいな「今は、逃げない?」
まっすぐな目。
ゆめ「…逃げない」
今度は迷わない。
れいな「じゃあさ」
そっと手に触れる。
れいな「もう一回、やり直してみる?」
ゆめ「…うん」
れいな「ほんとに?」
ゆめ「今度はちゃんと、隣にいる」
れいなは少し照れたように笑って、
れいな「約束だよ?」
指を絡める。
バーを出たあと。
夜風が少し冷たい。
でも、手は離れない。
れいな「なんかさ」
ゆめ「うん?」
れいな「高校の続き、始まったみたいだね」
ゆめ「今度は、大人版」
れいな「ふふ、ちょっと難しくなってるやつ」
それでも——
今度は、ちゃんと繋いでいく。