遠藤理子
夢小説設定
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夜。
スマホの画面越しに映る顔。
りこ「ねえ、今日も遅いの?」
ゆめ『うん、ちょっとバタバタしてて』
少し疲れた声。
りこ「……そっか」
笑ってるけど、少しだけ寂しそう。
ゆめ『りこは?』
りこ「りーは大丈夫」
嘘。
本当は――
りこ「会いたいけど」
ぽつりとこぼれる。
画面の向こうで、ゆめが少しだけ黙る。
ゆめ『……ごめん』
りこ「違うよ」
すぐに首を振る。
りこ「忙しいの分かってるし」
りこ「でも……」
少しだけ視線を落とす。
りこ「ちょっとだけ……寂しいだけ」
正直な気持ち。
ゆめ『……りこ』
優しい声。
ゆめ『もうちょっと落ち着いたら、会いに行く』
りこ「ほんと?」
ぱっと顔を上げる。
ゆめ『うん、約束』
りこ「……待ってる」
少しだけ嬉しそうに笑う。
でも――
ゆめ(待たせてばっかりだ)
通話が終わったあと、スマホを見つめながら思う。
ゆめ(会いに行くって言ったけど)
“もうちょっと”って、
いつだろう。
りこの顔が、頭に浮かぶ。
寂しそうに笑ってた顔。
ゆめ「……だめだな」
小さく呟く。
そのまま、スマホで新幹線の時間を調べる。
ゆめ(今からなら、明日には――)
指が止まらない。
気づいたら、予約していた。
ゆめ「……よし」
少しだけ、笑う。
――翌日。
りこは、いつも通りの一日を終えて、帰り道を歩いていた。
りこ(……会いたいな)
スマホを見ても、特に新しい連絡はない。
りこ「……忙しいもんね」
自分に言い聞かせる。
そのとき。
「りこ!」
後ろから、声。
りこ「……え?」
聞き間違いかと思う。
振り返ると――
ゆめ「やっと会えた」
そこにいた。
りこ「……え、え、え?」
一瞬、理解が追いつかない。
りこ「なんで……?」
ゆめ「会いに来た」
当たり前みたいに言う。
りこ「……昨日、忙しいって」
ゆめ「うん」
頷く。
ゆめ「でも、りこの顔見たら」
少しだけ笑う。
ゆめ「すぐ会いたくなった」
その言葉に、胸が一気に熱くなる。
りこ「……なにそれ」
少しだけ涙が滲む。
りこ「ずるい」
でも、嬉しくて。
りこ「ほんとに来るなんて思わないじゃん」
ゆめ「サプライズ」
少し得意げに笑う。
りこ「……ばか」
小さく言いながら、一歩近づく。
そして――
ぎゅっと抱きつく。
ゆめ「……りこ?」
りこ「会いたかった」
声が少し震える。
りこ「めっちゃ会いたかった」
そのまま、ぎゅっと力を込める。
ゆめ「うん」
優しく抱き返す。
ゆめ「わたしも」
静かな声。
ゆめ「思ってたより、ずっと」
その言葉が、ちゃんと届く。
りこ「……ほんとに来てくれた」
少しだけ顔を上げる。
ゆめ「約束したでしょ」
りこ「“もうちょっと”って言ってたじゃん」
ゆめ「我慢できなかった」
即答。
りこ「……それ、ずるい」
でも、嬉しい。
りこ「好きになるじゃん、もっと」
ゆめ「なっていいよ」
さらっと言う。
りこ「……もうなってる」
小さく笑う。
ゆめ「じゃあ、もっと」
少しだけ顔を近づける。
りこ「……ここ外」
慌てて言う。
ゆめ「あ、ごめん」
少し離れるけど、手は離さない。
りこ「……今日は帰らないの?」
ゆめ「帰らない」
りこ「え」
ゆめ「せっかく来たし」
にこっと笑う。
ゆめ「りこと一緒にいる」
その言葉に、また心臓が跳ねる。
りこ「……じゃあ」
少しだけ照れながら。
りこ「いっぱい一緒にいようね!」
ゆめ「うん」
しっかり頷く。
離れてる時間があるからこそ、この瞬間が特別になる。
りこ「……次は、りーが行く」
ゆめ「楽しみにしてる」
繋いだ手が、少しだけ強くなる。
距離なんて、簡単には埋まらないけど。
それでも――
会いに行く理由は、いつだってひとつだった。
スマホの画面越しに映る顔。
りこ「ねえ、今日も遅いの?」
ゆめ『うん、ちょっとバタバタしてて』
少し疲れた声。
りこ「……そっか」
笑ってるけど、少しだけ寂しそう。
ゆめ『りこは?』
りこ「りーは大丈夫」
嘘。
本当は――
りこ「会いたいけど」
ぽつりとこぼれる。
画面の向こうで、ゆめが少しだけ黙る。
ゆめ『……ごめん』
りこ「違うよ」
すぐに首を振る。
りこ「忙しいの分かってるし」
りこ「でも……」
少しだけ視線を落とす。
りこ「ちょっとだけ……寂しいだけ」
正直な気持ち。
ゆめ『……りこ』
優しい声。
ゆめ『もうちょっと落ち着いたら、会いに行く』
りこ「ほんと?」
ぱっと顔を上げる。
ゆめ『うん、約束』
りこ「……待ってる」
少しだけ嬉しそうに笑う。
でも――
ゆめ(待たせてばっかりだ)
通話が終わったあと、スマホを見つめながら思う。
ゆめ(会いに行くって言ったけど)
“もうちょっと”って、
いつだろう。
りこの顔が、頭に浮かぶ。
寂しそうに笑ってた顔。
ゆめ「……だめだな」
小さく呟く。
そのまま、スマホで新幹線の時間を調べる。
ゆめ(今からなら、明日には――)
指が止まらない。
気づいたら、予約していた。
ゆめ「……よし」
少しだけ、笑う。
――翌日。
りこは、いつも通りの一日を終えて、帰り道を歩いていた。
りこ(……会いたいな)
スマホを見ても、特に新しい連絡はない。
りこ「……忙しいもんね」
自分に言い聞かせる。
そのとき。
「りこ!」
後ろから、声。
りこ「……え?」
聞き間違いかと思う。
振り返ると――
ゆめ「やっと会えた」
そこにいた。
りこ「……え、え、え?」
一瞬、理解が追いつかない。
りこ「なんで……?」
ゆめ「会いに来た」
当たり前みたいに言う。
りこ「……昨日、忙しいって」
ゆめ「うん」
頷く。
ゆめ「でも、りこの顔見たら」
少しだけ笑う。
ゆめ「すぐ会いたくなった」
その言葉に、胸が一気に熱くなる。
りこ「……なにそれ」
少しだけ涙が滲む。
りこ「ずるい」
でも、嬉しくて。
りこ「ほんとに来るなんて思わないじゃん」
ゆめ「サプライズ」
少し得意げに笑う。
りこ「……ばか」
小さく言いながら、一歩近づく。
そして――
ぎゅっと抱きつく。
ゆめ「……りこ?」
りこ「会いたかった」
声が少し震える。
りこ「めっちゃ会いたかった」
そのまま、ぎゅっと力を込める。
ゆめ「うん」
優しく抱き返す。
ゆめ「わたしも」
静かな声。
ゆめ「思ってたより、ずっと」
その言葉が、ちゃんと届く。
りこ「……ほんとに来てくれた」
少しだけ顔を上げる。
ゆめ「約束したでしょ」
りこ「“もうちょっと”って言ってたじゃん」
ゆめ「我慢できなかった」
即答。
りこ「……それ、ずるい」
でも、嬉しい。
りこ「好きになるじゃん、もっと」
ゆめ「なっていいよ」
さらっと言う。
りこ「……もうなってる」
小さく笑う。
ゆめ「じゃあ、もっと」
少しだけ顔を近づける。
りこ「……ここ外」
慌てて言う。
ゆめ「あ、ごめん」
少し離れるけど、手は離さない。
りこ「……今日は帰らないの?」
ゆめ「帰らない」
りこ「え」
ゆめ「せっかく来たし」
にこっと笑う。
ゆめ「りこと一緒にいる」
その言葉に、また心臓が跳ねる。
りこ「……じゃあ」
少しだけ照れながら。
りこ「いっぱい一緒にいようね!」
ゆめ「うん」
しっかり頷く。
離れてる時間があるからこそ、この瞬間が特別になる。
りこ「……次は、りーが行く」
ゆめ「楽しみにしてる」
繋いだ手が、少しだけ強くなる。
距離なんて、簡単には埋まらないけど。
それでも――
会いに行く理由は、いつだってひとつだった。