村井優
夢小説設定
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春の終わり。
高校3年の修学旅行。
いつもより少しだけ浮かれた空気の中で、ゆうはクラスメイトと一緒に観光地を歩いていた。
ゆう(……人多いなあ)
少しだけ人混みを避けて、ひとり歩く速度を落とす。
そのとき――
「……ゆう?」
聞き慣れた声。
振り返ると、そこにいたのは。
ゆめ「やっぱりゆうだ」
少し驚いた顔で、笑う。
ゆう「……え」
一瞬、思考が止まる。
ゆう「なんで……?」
ゆめ「修学旅行」
肩をすくめる。
ゆめ「そっちも?」
ゆう「……うん」
同じだ。
同じタイミングで、同じ場所に来てる。
ゆう(……そんなことある?)
心臓が、一気に速くなる。
――ゆめは、他校の生徒。
前に大会で一度だけ会って、それから何度か話すようになって。
気づけば、好きになっていた人。
ゆう(……なんで、ここで会うの)
頭が追いつかない。
ゆめ「ちょっと奇跡じゃない?」
笑いながら言う。
ゆう「……奇跡すぎる」
小さく呟く。
ゆめ「今、ひとり?」
ゆう「うん、ちょっと抜けてきた」
ゆめ「同じ」
少しだけ距離が縮まる。
ゆめ「じゃあさ、少し一緒に回らない?」
その一言に、胸が大きく鳴る。
ゆう「……いいの?」
ゆめ「せっかく会えたし」
自然な笑顔。
ゆう「……うん」
小さく頷く。
――そこからの時間は、あっという間だった。
食べ歩きして、写真を撮って、どうでもいい話をして。
でも――
ゆう(……全部、特別)
隣にいるのが、ゆめだから。
ゆめ「あ、これ食べる?」
ゆう「一口だけ」
差し出されたものを食べる。
距離が近い。
少しだけ、意識してしまう。
ゆう(……やばい)
顔が熱い。
ゆめ「顔赤いけど、大丈夫?」
ゆう「……大丈夫」
目を逸らす。
ゆめ「ほんとに?」
少し覗き込まれる。
ゆう「……近いって」
小さく抗議する。
ゆめ「ごめん」
でも、どこか楽しそう。
その空気が、余計にドキドキする。
――夕方。
そろそろ、戻らないといけない時間。
ゆう「……帰らなきゃ」
少しだけ寂しい声。
ゆめ「うん」
同じ気持ちみたいで。
少し沈黙が流れる。
ゆう(……このまま終わるの、やだ)
勇気を出す。
ゆう「ねえ」
ゆめ「ん?」
ゆう「また、会える?」
少しだけ不安な声。
ゆめは、少しだけ笑って。
ゆめ「会えるでしょ」
ゆう「でも……こうやって偶然じゃないと」
言いかけたところで。
ゆめ「偶然じゃなくする」
はっきり言う。
ゆう「……え?」
ゆめ「ちゃんと約束する」
少しだけ真剣な目。
ゆめ「帰ったら、会おう」
その言葉に、胸がいっぱいになる。
ゆう「……うん」
小さく頷く。
でも、それだけじゃ足りない。
ゆう「……あと」
一歩、近づく。
ゆう「言いたいことある」
心臓がうるさい。
でも、逃げない。
ゆう「……好き」
短く、でもはっきりと。
ゆめは、一瞬驚いて――
少しだけ、笑う。
ゆめ「……やっと言った」
ゆう「……え?」
ゆめ「気づいてたよ」
優しい声。
ゆめ「わたしも、好き」
その一言で、世界が変わる。
ゆう「……ほんとに?」
ゆめ「うん」
頷く。
ゆめ「だから、会いに来て」
その言葉に、思わず笑ってしまう。
ゆう「……行く絶対」
夕焼けの中で、少しだけ近づく距離。
触れそうで、触れないまま。
ゆめ「……またね」
ゆう「……またね」
手を振って、それぞれの場所へ戻る。
でも――
もう“偶然”じゃない。
次は、ちゃんと約束した未来で会う。
高校3年の修学旅行。
いつもより少しだけ浮かれた空気の中で、ゆうはクラスメイトと一緒に観光地を歩いていた。
ゆう(……人多いなあ)
少しだけ人混みを避けて、ひとり歩く速度を落とす。
そのとき――
「……ゆう?」
聞き慣れた声。
振り返ると、そこにいたのは。
ゆめ「やっぱりゆうだ」
少し驚いた顔で、笑う。
ゆう「……え」
一瞬、思考が止まる。
ゆう「なんで……?」
ゆめ「修学旅行」
肩をすくめる。
ゆめ「そっちも?」
ゆう「……うん」
同じだ。
同じタイミングで、同じ場所に来てる。
ゆう(……そんなことある?)
心臓が、一気に速くなる。
――ゆめは、他校の生徒。
前に大会で一度だけ会って、それから何度か話すようになって。
気づけば、好きになっていた人。
ゆう(……なんで、ここで会うの)
頭が追いつかない。
ゆめ「ちょっと奇跡じゃない?」
笑いながら言う。
ゆう「……奇跡すぎる」
小さく呟く。
ゆめ「今、ひとり?」
ゆう「うん、ちょっと抜けてきた」
ゆめ「同じ」
少しだけ距離が縮まる。
ゆめ「じゃあさ、少し一緒に回らない?」
その一言に、胸が大きく鳴る。
ゆう「……いいの?」
ゆめ「せっかく会えたし」
自然な笑顔。
ゆう「……うん」
小さく頷く。
――そこからの時間は、あっという間だった。
食べ歩きして、写真を撮って、どうでもいい話をして。
でも――
ゆう(……全部、特別)
隣にいるのが、ゆめだから。
ゆめ「あ、これ食べる?」
ゆう「一口だけ」
差し出されたものを食べる。
距離が近い。
少しだけ、意識してしまう。
ゆう(……やばい)
顔が熱い。
ゆめ「顔赤いけど、大丈夫?」
ゆう「……大丈夫」
目を逸らす。
ゆめ「ほんとに?」
少し覗き込まれる。
ゆう「……近いって」
小さく抗議する。
ゆめ「ごめん」
でも、どこか楽しそう。
その空気が、余計にドキドキする。
――夕方。
そろそろ、戻らないといけない時間。
ゆう「……帰らなきゃ」
少しだけ寂しい声。
ゆめ「うん」
同じ気持ちみたいで。
少し沈黙が流れる。
ゆう(……このまま終わるの、やだ)
勇気を出す。
ゆう「ねえ」
ゆめ「ん?」
ゆう「また、会える?」
少しだけ不安な声。
ゆめは、少しだけ笑って。
ゆめ「会えるでしょ」
ゆう「でも……こうやって偶然じゃないと」
言いかけたところで。
ゆめ「偶然じゃなくする」
はっきり言う。
ゆう「……え?」
ゆめ「ちゃんと約束する」
少しだけ真剣な目。
ゆめ「帰ったら、会おう」
その言葉に、胸がいっぱいになる。
ゆう「……うん」
小さく頷く。
でも、それだけじゃ足りない。
ゆう「……あと」
一歩、近づく。
ゆう「言いたいことある」
心臓がうるさい。
でも、逃げない。
ゆう「……好き」
短く、でもはっきりと。
ゆめは、一瞬驚いて――
少しだけ、笑う。
ゆめ「……やっと言った」
ゆう「……え?」
ゆめ「気づいてたよ」
優しい声。
ゆめ「わたしも、好き」
その一言で、世界が変わる。
ゆう「……ほんとに?」
ゆめ「うん」
頷く。
ゆめ「だから、会いに来て」
その言葉に、思わず笑ってしまう。
ゆう「……行く絶対」
夕焼けの中で、少しだけ近づく距離。
触れそうで、触れないまま。
ゆめ「……またね」
ゆう「……またね」
手を振って、それぞれの場所へ戻る。
でも――
もう“偶然”じゃない。
次は、ちゃんと約束した未来で会う。