村山美羽
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大学の中庭は、夕方になると少しだけ静かになる。
美羽はベンチに座って、スマホを眺めていた。
向かいでは、ゆめが友達と談笑している。
……その隣に、知らない女の子がいた。
美羽(……ふーん)
表情は変えない。
声も出さない。
でも、視線だけがほんの一瞬、強くなる。
ゆめ「美羽、待たせた?」
美羽「別に。勝手に座ってただけ」
素っ気ない声。
いつも通りのはずなのに、ゆめは少し違和感を覚えた。
ゆめ「なんか機嫌悪い?」
美羽「は?別に?」
即答。
しかも目を合わせない。
歩き出しても、距離が少し遠い。
美羽はほんの少しだけ歩くスピードを上げた。
キャンパスの端、人の少ない場所。
急に美羽が立ち止まる。
美羽「……ねえ」
ゆめ「ん?」
美羽「さっき、楽しそうだった」
ゆめ「ああ、あの子?ゼミ一緒なだけだよ」
美羽「……ふーん」
納得してない声。
沈黙。
美羽は腕を組んで、視線を逸らしたまま言う。
美羽「……ああいう人、好きそう」
ゆめ「どんな人?」
美羽「愛想良くて、誰にでも話しかけるタイプ」
ゆめ「それ、私のこと?笑」
美羽「……違うし」
少しだけ風が吹く。
ゆめが、美羽の顔を覗き込む。
ゆめ「美羽、嫉妬してる?」
美羽「……は?」
一拍置いて。
美羽「してない。全然」
でも耳が、少し赤い。
ゆめ「私がが一緒にいたいのは、美羽だけだよ?」
美羽「……そんなの、知らない」
小さな声。
ゆめ「知ってほしい」
しばらくして、美羽は小さくため息をついた。
美羽「…………ああいうの見るのちょっと、やだから」
ゆめ「それって」
美羽「……言わせないで」
そのまま、美羽はゆめの服の袖をつまんだ。
周りに人がいないのを確認して、少しだけ近づく。
美羽「……私のこと、ちゃんと見てて」
ゆめ「うん」
美羽「……他の人に、あんな顔しないで」
ゆめ「努力する」
美羽「……約束」
一瞬だけ、美羽はゆめの肩にもたれた。
すぐ離れて、いつものクールな顔に戻る。
美羽「……帰るよ」
ゆめ「はいはい笑」
歩き出した背中は、少しだけ近い。
美羽(……嫉妬とか、柄じゃないのに)
でも。
美羽は小さく、微笑んだ。
end.
美羽はベンチに座って、スマホを眺めていた。
向かいでは、ゆめが友達と談笑している。
……その隣に、知らない女の子がいた。
美羽(……ふーん)
表情は変えない。
声も出さない。
でも、視線だけがほんの一瞬、強くなる。
ゆめ「美羽、待たせた?」
美羽「別に。勝手に座ってただけ」
素っ気ない声。
いつも通りのはずなのに、ゆめは少し違和感を覚えた。
ゆめ「なんか機嫌悪い?」
美羽「は?別に?」
即答。
しかも目を合わせない。
歩き出しても、距離が少し遠い。
美羽はほんの少しだけ歩くスピードを上げた。
キャンパスの端、人の少ない場所。
急に美羽が立ち止まる。
美羽「……ねえ」
ゆめ「ん?」
美羽「さっき、楽しそうだった」
ゆめ「ああ、あの子?ゼミ一緒なだけだよ」
美羽「……ふーん」
納得してない声。
沈黙。
美羽は腕を組んで、視線を逸らしたまま言う。
美羽「……ああいう人、好きそう」
ゆめ「どんな人?」
美羽「愛想良くて、誰にでも話しかけるタイプ」
ゆめ「それ、私のこと?笑」
美羽「……違うし」
少しだけ風が吹く。
ゆめが、美羽の顔を覗き込む。
ゆめ「美羽、嫉妬してる?」
美羽「……は?」
一拍置いて。
美羽「してない。全然」
でも耳が、少し赤い。
ゆめ「私がが一緒にいたいのは、美羽だけだよ?」
美羽「……そんなの、知らない」
小さな声。
ゆめ「知ってほしい」
しばらくして、美羽は小さくため息をついた。
美羽「…………ああいうの見るのちょっと、やだから」
ゆめ「それって」
美羽「……言わせないで」
そのまま、美羽はゆめの服の袖をつまんだ。
周りに人がいないのを確認して、少しだけ近づく。
美羽「……私のこと、ちゃんと見てて」
ゆめ「うん」
美羽「……他の人に、あんな顔しないで」
ゆめ「努力する」
美羽「……約束」
一瞬だけ、美羽はゆめの肩にもたれた。
すぐ離れて、いつものクールな顔に戻る。
美羽「……帰るよ」
ゆめ「はいはい笑」
歩き出した背中は、少しだけ近い。
美羽(……嫉妬とか、柄じゃないのに)
でも。
美羽は小さく、微笑んだ。
end.