小田倉麗奈
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楽屋の隅。
メイクを落としたばかりのれいなは、鏡越しにゆめを見る。
いつもと変わらない距離。
でも今日は、なぜか目が合う。
れいな「……なに」
ゆめ「見てただけ」
れいな「見ないで」
そう言うくせに、視線は逸らさない。
それが、ずるい。
最初はほんの好奇心だった。
透明みたいに笑うところ。
ふとした瞬間に見せる強さ。
れいなに惹かれる理由なんて、いくらでもあった。
恋に落ちるのは、簡単だった。
でも。
抜け出せないって気づいたのは、れいなが他のメンバーと楽しそうにしているのを見た日。
胸の奥がざわつく。
独占したいなんて思う自分に、戸惑う。
れいな「ゆめ、今日元気ないね」
ゆめ「普通だよ」
れいな「うそ」
近づく距離。
れいなの指が、ゆめの袖をつまむ。
れいな「わたしのこと、避けてる?」
ゆめ「避けてない」
れいな「目、合わせない」
痛いところをついてくる。
ゆめ「……れいなが、他の人と楽しそうだから」
言ってしまった。
れいなは一瞬だけ驚いた顔をして、それからゆっくり笑う。
れいな「やきもち?」
ゆめ「違う」
れいな「かわいい」
その一言で、全部崩れる。
れいなは距離を詰めるのが上手い。
でも、決定的な一歩は踏み込まない。
期待させて、触れない。
れいな「恋に落ちるのって、簡単だよね」
ゆめ「……なに急に」
れいな「でもさ」
れいな「抜け出すのは、難しい」
視線が絡む。
息が近い。
れいな「ゆめは、わたしから抜け出せる?」
答えられない。
れいなは知っている。
答えなんて、もう決まってること。
ゆめ「……無理」
小さく呟くと、れいなは満足そうに微笑む。
れいな「でしょ?」
そっと手が重なる。
れいな「わたしもね……ゆめから抜け出せないの」
その言葉が本当かどうかなんて、わからない。
でも今は、それでいい。
恋に落ちるのは簡単で。
抜け出せないほど好きになるのは、きっともっと簡単だった。
メイクを落としたばかりのれいなは、鏡越しにゆめを見る。
いつもと変わらない距離。
でも今日は、なぜか目が合う。
れいな「……なに」
ゆめ「見てただけ」
れいな「見ないで」
そう言うくせに、視線は逸らさない。
それが、ずるい。
最初はほんの好奇心だった。
透明みたいに笑うところ。
ふとした瞬間に見せる強さ。
れいなに惹かれる理由なんて、いくらでもあった。
恋に落ちるのは、簡単だった。
でも。
抜け出せないって気づいたのは、れいなが他のメンバーと楽しそうにしているのを見た日。
胸の奥がざわつく。
独占したいなんて思う自分に、戸惑う。
れいな「ゆめ、今日元気ないね」
ゆめ「普通だよ」
れいな「うそ」
近づく距離。
れいなの指が、ゆめの袖をつまむ。
れいな「わたしのこと、避けてる?」
ゆめ「避けてない」
れいな「目、合わせない」
痛いところをついてくる。
ゆめ「……れいなが、他の人と楽しそうだから」
言ってしまった。
れいなは一瞬だけ驚いた顔をして、それからゆっくり笑う。
れいな「やきもち?」
ゆめ「違う」
れいな「かわいい」
その一言で、全部崩れる。
れいなは距離を詰めるのが上手い。
でも、決定的な一歩は踏み込まない。
期待させて、触れない。
れいな「恋に落ちるのって、簡単だよね」
ゆめ「……なに急に」
れいな「でもさ」
れいな「抜け出すのは、難しい」
視線が絡む。
息が近い。
れいな「ゆめは、わたしから抜け出せる?」
答えられない。
れいなは知っている。
答えなんて、もう決まってること。
ゆめ「……無理」
小さく呟くと、れいなは満足そうに微笑む。
れいな「でしょ?」
そっと手が重なる。
れいな「わたしもね……ゆめから抜け出せないの」
その言葉が本当かどうかなんて、わからない。
でも今は、それでいい。
恋に落ちるのは簡単で。
抜け出せないほど好きになるのは、きっともっと簡単だった。