りかみお
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放課後。
窓の外は、朝からずっと降り続いている雨。
教室には、帰り支度をする生徒のざわめきと、遠くで鳴る雷の音。
みおは、窓際の席でぼんやりと雨を見ていた。
りかは、その背中をずっと見ている。
声をかけたいのに、かけられない距離。
傘は一本しか持っていない。
りか「……みおちゃん、帰らないの?」
みお「雨、強いから」
短い返事。
それだけで胸が締め付けられる。
りかは知っている。
みおが雨の日を好きじゃないこと。
りか「一緒に帰ろ?」
みおは少しだけ振り向いて、困ったように笑う。
みお「傘、一本でしょ」
りか「いいじゃん、近づけるし」
冗談っぽく言ったのに、みおは真面目な顔をする。
みお「……りかは、風邪ひいちゃうよ」
その優しさが、つらい。
りか「それでもいいよ」
一瞬、空気が止まる。
外の雨音だけが大きくなる。
みお「……なんで、そんなに優しいの」
りかは笑わない。
りか「優しくないよ。好きなだけ」
その言葉は、雨よりも静かに落ちた。
みおは目を逸らす。
みお「わたし、りかにちゃんと返せないかもしれない」
りか「うん」
みお「それでも?」
りかは少しだけ近づく。
りか「それでも。みおちゃんが隣にいる時間がなくなる方が嫌」
雨がさらに強くなる。
教室にはもう二人だけ。
みおは小さく息を吐く。
みお「……ずるいよ」
りか「知ってる」
みおが立ち上がる。
りかも立ち上がる。
傘を開く。
ぎゅっと距離が縮まる。
肩が触れる。
みお「近い」
りか「うん」
みお「……離れないで」
りかは、少し驚いてから、強く握る。
りか「離れない」
みお「ほんと?」
りか「うん」
りか「雨がやんでも」
みおは、少しだけ笑った。
雨音の中で、ふたりの呼吸だけが重なる。
まだ「好き」と言い合える関係じゃない。
でも、雨が降るたびに思い出すのは
きっと、今日の帰り道。
濡れないようにって言いながら本当は、離れたくなかった。
そんな、ふたりのはなし。
窓の外は、朝からずっと降り続いている雨。
教室には、帰り支度をする生徒のざわめきと、遠くで鳴る雷の音。
みおは、窓際の席でぼんやりと雨を見ていた。
りかは、その背中をずっと見ている。
声をかけたいのに、かけられない距離。
傘は一本しか持っていない。
りか「……みおちゃん、帰らないの?」
みお「雨、強いから」
短い返事。
それだけで胸が締め付けられる。
りかは知っている。
みおが雨の日を好きじゃないこと。
りか「一緒に帰ろ?」
みおは少しだけ振り向いて、困ったように笑う。
みお「傘、一本でしょ」
りか「いいじゃん、近づけるし」
冗談っぽく言ったのに、みおは真面目な顔をする。
みお「……りかは、風邪ひいちゃうよ」
その優しさが、つらい。
りか「それでもいいよ」
一瞬、空気が止まる。
外の雨音だけが大きくなる。
みお「……なんで、そんなに優しいの」
りかは笑わない。
りか「優しくないよ。好きなだけ」
その言葉は、雨よりも静かに落ちた。
みおは目を逸らす。
みお「わたし、りかにちゃんと返せないかもしれない」
りか「うん」
みお「それでも?」
りかは少しだけ近づく。
りか「それでも。みおちゃんが隣にいる時間がなくなる方が嫌」
雨がさらに強くなる。
教室にはもう二人だけ。
みおは小さく息を吐く。
みお「……ずるいよ」
りか「知ってる」
みおが立ち上がる。
りかも立ち上がる。
傘を開く。
ぎゅっと距離が縮まる。
肩が触れる。
みお「近い」
りか「うん」
みお「……離れないで」
りかは、少し驚いてから、強く握る。
りか「離れない」
みお「ほんと?」
りか「うん」
りか「雨がやんでも」
みおは、少しだけ笑った。
雨音の中で、ふたりの呼吸だけが重なる。
まだ「好き」と言い合える関係じゃない。
でも、雨が降るたびに思い出すのは
きっと、今日の帰り道。
濡れないようにって言いながら本当は、離れたくなかった。
そんな、ふたりのはなし。