石森璃花×的野美青
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私と璃花は、誰にも言えない秘密の関係だ。
櫻坂46のメンバーとして一緒に過ごす時間の中で、いつの間にか心の距離が近づいて気づけば密かに付き合っている。
もちろん、他のメンバーには絶対に内緒。
付き合う前から璃花とはよくカフェに行ったり、旅行に行ったりしていた。
璃花はその思い出を嬉しそうに公式ブログに上げていて、私もそれを密かにチェックするのが日常になっている。
オフが重なった日は、決まって2人でお出かけをする。
私自身は絶対にここへ行きたい!というこだわりがあまりないから、行きたい場所がたくさんある璃花のリクエストについて行くのが好きだ。
最近はたまたまお休みが重なることも多くて、頻繁にデートに出かけていた。
璃花の楽しそうな笑顔を自分のスマホで写真に収めるのが私のマイブームだ。
みお「あ、りか。ちょっとそのまま動かないで」
りか「ん? こう? ふふ、みおちゃん、また撮ってるの?」
みお「うん。今の笑顔すごく良かったから」
りか「もう~、恥ずかしいなぁ。でも後でその写真、私にも送ってね?」
そう言って照れる璃花が愛おしくてたまらない。
後日、私が撮った写真を璃花がブログに載せているのを見るたび、胸の奥がキュッとくすぐったくなって本当にかわいいなってひとり満面の笑みを浮かべてしまう。
だけど、そんな穏やかな日常に小さな波風が立った。
ある日の夜、SNSを眺めているとどうやらネット上で怪しい噂が囁かれているらしいことに気づいた。
きっかけは、璃花がブログに上げた数枚の写真だった。
「いつもより女の子の顔してない?」
「石森璃花っぽい人と男の人が歩いてるとこ見たかも」
「そんなの絶対ありえないから!!」
ファンの間でそんな書き込みが飛び交い、不毛な口論に発展していた。
中には尾ひれがついて、事実とは全く違う「男との熱愛疑惑」なんて盛られた話まで出回る始末。
もちろん、そんな事実はない。
相手は男どころか、ずっと隣にいた私なのだから。
当然事務所から怒られるようなスキャンドルでも何でもないけれど、スマホの画面を見つめる私の胸の中にはフツフツと黒い感情が湧き上がっていた。
みお「……何これ。男なんてどこにもいないのに。私が撮ったりかなのに」
璃花のあの柔らかくて愛くるしい表情を引き出したのは、紛れもなく私だ。
それなのに男の影だなんて言われるのが、どうしてもたまらなくムカついた。
いてもたってもいられなくなった私は、すぐにスマホを操作してブログの執筆画面を開いた。
タイトルはシンプルに。
文章も少し控えめを装って。
『遅れての投稿になりましたが』
『最近、璃花とたくさんお出かけしました! 行きたかったカフェに行ったり、美味しいものを食べたり、すごく楽しかったです。私が撮った璃花も載せますね~』
本文と一緒に、撮り溜めていた璃花とのツーショット写真を何枚も貼り付けた。
もちろん、あの噂の日に一緒に食べたスイーツの写真も添えて。
璃花を隣で独占して、その可愛い顔を引き出しているのは私なんですけどという、ささやかなでも精一杯の主張を込めて送信ボタンを押した。
更新されたブログは、すぐにファンの間で大きな反響を呼んだ。
さっきまでの不穏な空気は一変し、SNSのタイムラインには全く違う言葉が溢れ返る。
「尊い!!」
「変な噂たてたやつ許さん」
「りかみおやっぱ最高すぎる」
「美青ちゃんが撮る璃花ちゃん、愛に溢れてて納得した笑」
画面をスクロールしながらよしと小さくガッツポーズをしていると、ラインの通知が鳴った。
璃花からだった。
りか:みおちゃんブログ見たよ! もしかして……あの噂、気にして更新してくれたの?
私は少し照れくさくなりながら、すぐに電話をかけた。
みお「……うん。だって、りかの可愛い顔を男の人のせいにするのが許せなかったんだもん。りかを可愛く撮れるのは私だけだし」
電話越しに、璃花が一瞬息をのむ気配がした。
それから、クスクスと嬉しそうな笑い声が聞こえてくる。
りか「ふふ、みおちゃんってば……もしかして嫉妬してくれたの?」
みお「……嫉妬っていうか、独占欲? りかは私の彼女なんだから、変な噂立てられるのも他の誰かのものみたいに言われるのも嫌」
少し強気にそう言うと、電話の向こうで璃花が愛おしそうに声を和らげた。
りか「ありがと、みおちゃん。私もね、みおちゃんが撮ってくれる自分が一番好きなの。……今度のオフも、また私のお気に入りのカフェ、一緒に行ってくれる?」
みお「もちろん。りかが行きたいところなら、どこでもついて行くよ。……また、いっぱい写真撮らせてね」
りか「うん! 楽しみに決まってるじゃん。……大好きだよ、みおちゃん」
甘い璃声に胸が温かくなる。
ネットの噂なんて、もうどうでもよかった。
次のデートではどんな璃花をカメラに収めようか、私は今から楽しみに思いを馳せていた。
櫻坂46のメンバーとして一緒に過ごす時間の中で、いつの間にか心の距離が近づいて気づけば密かに付き合っている。
もちろん、他のメンバーには絶対に内緒。
付き合う前から璃花とはよくカフェに行ったり、旅行に行ったりしていた。
璃花はその思い出を嬉しそうに公式ブログに上げていて、私もそれを密かにチェックするのが日常になっている。
オフが重なった日は、決まって2人でお出かけをする。
私自身は絶対にここへ行きたい!というこだわりがあまりないから、行きたい場所がたくさんある璃花のリクエストについて行くのが好きだ。
最近はたまたまお休みが重なることも多くて、頻繁にデートに出かけていた。
璃花の楽しそうな笑顔を自分のスマホで写真に収めるのが私のマイブームだ。
みお「あ、りか。ちょっとそのまま動かないで」
りか「ん? こう? ふふ、みおちゃん、また撮ってるの?」
みお「うん。今の笑顔すごく良かったから」
りか「もう~、恥ずかしいなぁ。でも後でその写真、私にも送ってね?」
そう言って照れる璃花が愛おしくてたまらない。
後日、私が撮った写真を璃花がブログに載せているのを見るたび、胸の奥がキュッとくすぐったくなって本当にかわいいなってひとり満面の笑みを浮かべてしまう。
だけど、そんな穏やかな日常に小さな波風が立った。
ある日の夜、SNSを眺めているとどうやらネット上で怪しい噂が囁かれているらしいことに気づいた。
きっかけは、璃花がブログに上げた数枚の写真だった。
「いつもより女の子の顔してない?」
「石森璃花っぽい人と男の人が歩いてるとこ見たかも」
「そんなの絶対ありえないから!!」
ファンの間でそんな書き込みが飛び交い、不毛な口論に発展していた。
中には尾ひれがついて、事実とは全く違う「男との熱愛疑惑」なんて盛られた話まで出回る始末。
もちろん、そんな事実はない。
相手は男どころか、ずっと隣にいた私なのだから。
当然事務所から怒られるようなスキャンドルでも何でもないけれど、スマホの画面を見つめる私の胸の中にはフツフツと黒い感情が湧き上がっていた。
みお「……何これ。男なんてどこにもいないのに。私が撮ったりかなのに」
璃花のあの柔らかくて愛くるしい表情を引き出したのは、紛れもなく私だ。
それなのに男の影だなんて言われるのが、どうしてもたまらなくムカついた。
いてもたってもいられなくなった私は、すぐにスマホを操作してブログの執筆画面を開いた。
タイトルはシンプルに。
文章も少し控えめを装って。
『遅れての投稿になりましたが』
『最近、璃花とたくさんお出かけしました! 行きたかったカフェに行ったり、美味しいものを食べたり、すごく楽しかったです。私が撮った璃花も載せますね~』
本文と一緒に、撮り溜めていた璃花とのツーショット写真を何枚も貼り付けた。
もちろん、あの噂の日に一緒に食べたスイーツの写真も添えて。
璃花を隣で独占して、その可愛い顔を引き出しているのは私なんですけどという、ささやかなでも精一杯の主張を込めて送信ボタンを押した。
更新されたブログは、すぐにファンの間で大きな反響を呼んだ。
さっきまでの不穏な空気は一変し、SNSのタイムラインには全く違う言葉が溢れ返る。
「尊い!!」
「変な噂たてたやつ許さん」
「りかみおやっぱ最高すぎる」
「美青ちゃんが撮る璃花ちゃん、愛に溢れてて納得した笑」
画面をスクロールしながらよしと小さくガッツポーズをしていると、ラインの通知が鳴った。
璃花からだった。
りか:みおちゃんブログ見たよ! もしかして……あの噂、気にして更新してくれたの?
私は少し照れくさくなりながら、すぐに電話をかけた。
みお「……うん。だって、りかの可愛い顔を男の人のせいにするのが許せなかったんだもん。りかを可愛く撮れるのは私だけだし」
電話越しに、璃花が一瞬息をのむ気配がした。
それから、クスクスと嬉しそうな笑い声が聞こえてくる。
りか「ふふ、みおちゃんってば……もしかして嫉妬してくれたの?」
みお「……嫉妬っていうか、独占欲? りかは私の彼女なんだから、変な噂立てられるのも他の誰かのものみたいに言われるのも嫌」
少し強気にそう言うと、電話の向こうで璃花が愛おしそうに声を和らげた。
りか「ありがと、みおちゃん。私もね、みおちゃんが撮ってくれる自分が一番好きなの。……今度のオフも、また私のお気に入りのカフェ、一緒に行ってくれる?」
みお「もちろん。りかが行きたいところなら、どこでもついて行くよ。……また、いっぱい写真撮らせてね」
りか「うん! 楽しみに決まってるじゃん。……大好きだよ、みおちゃん」
甘い璃声に胸が温かくなる。
ネットの噂なんて、もうどうでもよかった。
次のデートではどんな璃花をカメラに収めようか、私は今から楽しみに思いを馳せていた。