村山美羽
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大学でいつも一緒に過ごしている6人グループ。
講義を受ける時も、食堂で昼食を食べる時もずっと一緒だ。
そのグループの中に、村山美羽がいる。
整った容姿に冷たそうにも見えるクールな雰囲気。
だけど、この6人でいる時だけは見せる表情がある。
不意に見せる柔らかい笑顔や、素のちょっと抜け感のあるリアクション。
ゆめ(ホント、ずるいくらい可愛いな……)
普段のクールな姿と、仲間内でしか見せない無邪気なギャップ。
知れば知るほど惹かれていき、私はいつの間にか美羽のことが好きになっていた。
そんなある日の大学終わり、みんなで居酒屋へ飲みに行くことになった。
お酒も進み、盛り上がったテンションのまま「この後クラブ行こうよ!」という流れに。
でも、私は重低音が響く賑やかなクラブがあまり得意ではない。
グラスを片手に、フロアの端っこにあるソファで静かにドリンクを飲んでいた。
すると、フロアで少し音楽に乗っていた美羽が、疲れたのか私の方へと歩いてきた。
店内は大音量の重低音が響き渡っていて、普通に喋っても声が聞こえない。
美羽は私のすぐ隣に腰掛け、顔を寄せて耳元で話しかけてきた。
耳に触れそうな距離、美羽の甘い体温と息づかい。
心臓が跳ね上がるのを感じながら、必死に話を聞く。
みう「ゆめはクラブ苦手?」
ゆめ「あまり得意ではないかな」
みう「私もなんだよね笑」
少し困ったようにふはっと笑う美羽。
その顔を見た瞬間、私の中で小さな欲が出た。
……これって、今チャンスなのかな?
ゆめ「抜け出す?笑」
みう「あり!笑」
二人で目を合わせ、他のメンバーに気づかれないようにそっとお店を抜け出した。
夜の冷たい空気が、少し火照った顔に心地いい。
お酒が入ってほろ酔い気分の私たちは、何をやっても楽しくて夜中にやっているゲーセンに行ってクレーンゲームで盛り上がったり、2軒目の居酒屋でまた乾杯したり。
二人だけの特別な時間に胸が踊っていた。
ふと時計を見ると、針はもう良い時間を示している。
ゆめ「あ、そういえばみう終電大丈夫?」
みう「調べてみるね」
スマホを取り出し、画面をスクロールする美羽。
数秒後、美羽がぴたっと手を止めた。
みう「……あ、終電ない」
困ったように首をかしげる美羽。
どうしようか、と一瞬焦ったけれどお酒の勢いと美羽とまだ一緒にいたいという気持ちが背中を押した。
ゆめ「…うち来る?」
みう「え、いいの? 行く!」
途中、コンビニで追加のお酒とおつまみを買い込み、二人で私の家へと向かった。
ガチャリと鍵を開ける。
みう「おじゃましま〜す。」
ゆめ「ゆっくりしてって〜」
部屋に入ると、美羽は興味津々に室内を見渡した。
みう「めっちゃ綺麗にしてる、ってかいい匂いする。」
ゆめ「そんなこと言われるとなんか恥ずかしいんだけど笑笑」
みう「ほんとだよ、なんかゆめの匂いして落ち着く」
リビングのソファに座り、買ってきたお酒を開ける。
たわいもない大学の話やサークルの話をして笑い合っていたけれど、会話が途切れた瞬間、ふっと静寂が訪れた。
シーン……と静まり返る部屋。
聞こえるのは、時計の針が刻む音とわずかなお互いの呼吸音だけ。
いつもなら気にならないはずの沈黙が、今の距離感と二人きりの状況のせいで妙に重たく甘く感じられる。
美羽の濡れたような瞳が、じっと私を見つめていた。
胸がうるさいくらいに脈打つ。
気まずさと、溢れそうな愛おしさに耐えきれなくなった私は、吸い寄せられるように美羽へと顔を近づけた。
ゆめ「……みう」
みう「ん……?」
重なる唇。
衝動的に重ねてしまった触れ合うだけの短いキス。
ハッと我に返り、勢いでやってしまったことに血の気が引いた。
ゆめ「あっ……ごめ、私……っ」
焦って体を引こうとした瞬間、腕を強い力で掴まれた。
美羽の手だった。
見上げると、さっきまでクールだった美羽の顔が真っ赤に染まっている。
でも、その目は逃がさないと言わんばかりに私を捉えていた。
みう「……逃げるの?」
ゆめ「え……」
みう「自分からしてきたのに……ずるい」
美羽は掴んだ腕を引いて私を引き寄せると、今度は美羽の方から、さっきよりも深く息が詰まるようなキスを返してきた。
みう「……ずっと、こうなるの待ってたんだけど」
耳元で小さく囁かれた声に、私はもう抗うことなんてできなかった。
講義を受ける時も、食堂で昼食を食べる時もずっと一緒だ。
そのグループの中に、村山美羽がいる。
整った容姿に冷たそうにも見えるクールな雰囲気。
だけど、この6人でいる時だけは見せる表情がある。
不意に見せる柔らかい笑顔や、素のちょっと抜け感のあるリアクション。
ゆめ(ホント、ずるいくらい可愛いな……)
普段のクールな姿と、仲間内でしか見せない無邪気なギャップ。
知れば知るほど惹かれていき、私はいつの間にか美羽のことが好きになっていた。
そんなある日の大学終わり、みんなで居酒屋へ飲みに行くことになった。
お酒も進み、盛り上がったテンションのまま「この後クラブ行こうよ!」という流れに。
でも、私は重低音が響く賑やかなクラブがあまり得意ではない。
グラスを片手に、フロアの端っこにあるソファで静かにドリンクを飲んでいた。
すると、フロアで少し音楽に乗っていた美羽が、疲れたのか私の方へと歩いてきた。
店内は大音量の重低音が響き渡っていて、普通に喋っても声が聞こえない。
美羽は私のすぐ隣に腰掛け、顔を寄せて耳元で話しかけてきた。
耳に触れそうな距離、美羽の甘い体温と息づかい。
心臓が跳ね上がるのを感じながら、必死に話を聞く。
みう「ゆめはクラブ苦手?」
ゆめ「あまり得意ではないかな」
みう「私もなんだよね笑」
少し困ったようにふはっと笑う美羽。
その顔を見た瞬間、私の中で小さな欲が出た。
……これって、今チャンスなのかな?
ゆめ「抜け出す?笑」
みう「あり!笑」
二人で目を合わせ、他のメンバーに気づかれないようにそっとお店を抜け出した。
夜の冷たい空気が、少し火照った顔に心地いい。
お酒が入ってほろ酔い気分の私たちは、何をやっても楽しくて夜中にやっているゲーセンに行ってクレーンゲームで盛り上がったり、2軒目の居酒屋でまた乾杯したり。
二人だけの特別な時間に胸が踊っていた。
ふと時計を見ると、針はもう良い時間を示している。
ゆめ「あ、そういえばみう終電大丈夫?」
みう「調べてみるね」
スマホを取り出し、画面をスクロールする美羽。
数秒後、美羽がぴたっと手を止めた。
みう「……あ、終電ない」
困ったように首をかしげる美羽。
どうしようか、と一瞬焦ったけれどお酒の勢いと美羽とまだ一緒にいたいという気持ちが背中を押した。
ゆめ「…うち来る?」
みう「え、いいの? 行く!」
途中、コンビニで追加のお酒とおつまみを買い込み、二人で私の家へと向かった。
ガチャリと鍵を開ける。
みう「おじゃましま〜す。」
ゆめ「ゆっくりしてって〜」
部屋に入ると、美羽は興味津々に室内を見渡した。
みう「めっちゃ綺麗にしてる、ってかいい匂いする。」
ゆめ「そんなこと言われるとなんか恥ずかしいんだけど笑笑」
みう「ほんとだよ、なんかゆめの匂いして落ち着く」
リビングのソファに座り、買ってきたお酒を開ける。
たわいもない大学の話やサークルの話をして笑い合っていたけれど、会話が途切れた瞬間、ふっと静寂が訪れた。
シーン……と静まり返る部屋。
聞こえるのは、時計の針が刻む音とわずかなお互いの呼吸音だけ。
いつもなら気にならないはずの沈黙が、今の距離感と二人きりの状況のせいで妙に重たく甘く感じられる。
美羽の濡れたような瞳が、じっと私を見つめていた。
胸がうるさいくらいに脈打つ。
気まずさと、溢れそうな愛おしさに耐えきれなくなった私は、吸い寄せられるように美羽へと顔を近づけた。
ゆめ「……みう」
みう「ん……?」
重なる唇。
衝動的に重ねてしまった触れ合うだけの短いキス。
ハッと我に返り、勢いでやってしまったことに血の気が引いた。
ゆめ「あっ……ごめ、私……っ」
焦って体を引こうとした瞬間、腕を強い力で掴まれた。
美羽の手だった。
見上げると、さっきまでクールだった美羽の顔が真っ赤に染まっている。
でも、その目は逃がさないと言わんばかりに私を捉えていた。
みう「……逃げるの?」
ゆめ「え……」
みう「自分からしてきたのに……ずるい」
美羽は掴んだ腕を引いて私を引き寄せると、今度は美羽の方から、さっきよりも深く息が詰まるようなキスを返してきた。
みう「……ずっと、こうなるの待ってたんだけど」
耳元で小さく囁かれた声に、私はもう抗うことなんてできなかった。