森田ひかる
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休日。
人の多い街中。
隣には、森田ひかる。
ゆめ「今日どこ行く?」
ひかる「んー、適当にぶらぶら」
自然に手を繋ぐ。
その時——
「あれ?」
聞き覚えのある声。
二人同時に振り向く。
そこにいたのは。
大園玲。
ゆめ「……え」
固まる。
ひかる「……うわ」
まさかの遭遇。
玲「え、ひかちゃんじゃん」
ひかる「れいちゃん…」
玲の視線が、ゆっくりゆめへ。
玲「あれ?」
数秒の沈黙。
玲「……もしかして」
ゆめ「……」
玲「昨日の子?」
ゆめ「……はい」
ひかる「は?」
思わず声が漏れる。
ひかる「昨日の子って何」
玲「あ、えっと」
玲、ちょっと楽しそうに笑う。
玲「リアミ来てくれてたよね?」
ゆめ「……来てました」
ひかる「……へぇ」
じわっと圧が増す。
ひかる「覚えてるんだ」
玲「覚えるよ、あんなに分かりやすい反応されたら」
ゆめ「……すみません」
玲「なんで謝るの(笑)」
玲、ふとひかるを見る。
玲「てかさどういう関係?」
一瞬の静寂。
ゆめ「……」
ひかる「……恋人」
即答。
玲「え」
ゆめ「……はい」
玲「え、ほんとに?」
ひかる「ほんと」
玲「……マジか」
少し驚いたあとふっと笑う。
玲「それは知らなかった〜」
玲、ゆめを見る。
玲「じゃあさ……」
玲「昨日の“好きです”ってなかなか攻めてるね」
ゆめ「……っ」
顔が一気に赤くなる。
ひかる「言ったんだ」
低い声。
ゆめ「言いましたけど!!」
玲「かわいかったよ」
ひかる「……」
ピクッと反応。
ひかる「へぇ〜」
玲「素直でいいファンだなって思った」
ひかる「……ファン、ね」
その言い方。
明らかに引っかかってる。
玲は少し察して。
玲「でも今は違うんでしょ?」
ひかる「……」
玲「その顔」
玲「ちゃんと恋人の顔してる」
ゆめ「……」
ひかる、少しだけ目を細める。
玲「大事にしなよ〜ひかちゃんのこと」
ゆめ「……はい」
玲、軽く手を振る。
玲「じゃ、私はこの辺で」
ひかる「ん」
玲「またね」
去っていく背中。
少しの沈黙。
ひかる「……ねぇ」
ゆめ「はい」
ひかる「“かわいかった”って言われてたね」
ゆめ「やめて」
ひかる「“好きです”って言ったんだ」
ゆめ「もう許して」
ひかる「しかも覚えられてるし」
ゆめ「……」
ひかる、じっと見る。
ひかる「すごいじゃん」
ゆめ「怒ってる?」
ひかる「……半分」
ゆめ「半分?」
ひかる「半分は」
少し近づく。
ひかる「嬉しい」
ゆめ「え」
ひかる「ちゃんと恋人の顔してる人が私の隣にいる」
ゆめ「……」
ひかる「でももう半分は」
ひかる「悔しい」
そのまま手を引く。
ひかる「だから」
ゆめ「うん」
ひかる「今日、もっと好きにさせる」
ゆめ「……もう十分好きだけど」
ひかる「足りない。れいちゃんに言った“好き”より重いの、ちょうだい」
ゆめ「……」
少し笑って。
ゆめ「じゃあ、今日一日で証明する」
ひかる「期待してる」
再び繋ぐ手。
さっきより、少し強く。
さっきより、少し近く。
人の多い街中。
隣には、森田ひかる。
ゆめ「今日どこ行く?」
ひかる「んー、適当にぶらぶら」
自然に手を繋ぐ。
その時——
「あれ?」
聞き覚えのある声。
二人同時に振り向く。
そこにいたのは。
大園玲。
ゆめ「……え」
固まる。
ひかる「……うわ」
まさかの遭遇。
玲「え、ひかちゃんじゃん」
ひかる「れいちゃん…」
玲の視線が、ゆっくりゆめへ。
玲「あれ?」
数秒の沈黙。
玲「……もしかして」
ゆめ「……」
玲「昨日の子?」
ゆめ「……はい」
ひかる「は?」
思わず声が漏れる。
ひかる「昨日の子って何」
玲「あ、えっと」
玲、ちょっと楽しそうに笑う。
玲「リアミ来てくれてたよね?」
ゆめ「……来てました」
ひかる「……へぇ」
じわっと圧が増す。
ひかる「覚えてるんだ」
玲「覚えるよ、あんなに分かりやすい反応されたら」
ゆめ「……すみません」
玲「なんで謝るの(笑)」
玲、ふとひかるを見る。
玲「てかさどういう関係?」
一瞬の静寂。
ゆめ「……」
ひかる「……恋人」
即答。
玲「え」
ゆめ「……はい」
玲「え、ほんとに?」
ひかる「ほんと」
玲「……マジか」
少し驚いたあとふっと笑う。
玲「それは知らなかった〜」
玲、ゆめを見る。
玲「じゃあさ……」
玲「昨日の“好きです”ってなかなか攻めてるね」
ゆめ「……っ」
顔が一気に赤くなる。
ひかる「言ったんだ」
低い声。
ゆめ「言いましたけど!!」
玲「かわいかったよ」
ひかる「……」
ピクッと反応。
ひかる「へぇ〜」
玲「素直でいいファンだなって思った」
ひかる「……ファン、ね」
その言い方。
明らかに引っかかってる。
玲は少し察して。
玲「でも今は違うんでしょ?」
ひかる「……」
玲「その顔」
玲「ちゃんと恋人の顔してる」
ゆめ「……」
ひかる、少しだけ目を細める。
玲「大事にしなよ〜ひかちゃんのこと」
ゆめ「……はい」
玲、軽く手を振る。
玲「じゃ、私はこの辺で」
ひかる「ん」
玲「またね」
去っていく背中。
少しの沈黙。
ひかる「……ねぇ」
ゆめ「はい」
ひかる「“かわいかった”って言われてたね」
ゆめ「やめて」
ひかる「“好きです”って言ったんだ」
ゆめ「もう許して」
ひかる「しかも覚えられてるし」
ゆめ「……」
ひかる、じっと見る。
ひかる「すごいじゃん」
ゆめ「怒ってる?」
ひかる「……半分」
ゆめ「半分?」
ひかる「半分は」
少し近づく。
ひかる「嬉しい」
ゆめ「え」
ひかる「ちゃんと恋人の顔してる人が私の隣にいる」
ゆめ「……」
ひかる「でももう半分は」
ひかる「悔しい」
そのまま手を引く。
ひかる「だから」
ゆめ「うん」
ひかる「今日、もっと好きにさせる」
ゆめ「……もう十分好きだけど」
ひかる「足りない。れいちゃんに言った“好き”より重いの、ちょうだい」
ゆめ「……」
少し笑って。
ゆめ「じゃあ、今日一日で証明する」
ひかる「期待してる」
再び繋ぐ手。
さっきより、少し強く。
さっきより、少し近く。