藤吉夏鈴
夢小説設定
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あの日から。
かりんの中で、何かが変わっていた。
教室。
何気なくスマホを見ていても、廊下を歩いていても、ふとした瞬間に思い浮かぶのは——
ゆめ「かりんせんぱーい!」
あの声。
あの笑顔。
かりん(……めんどくさ)
小さくため息をつく。
でも、否定できない。
かりん(好き、かも)
その自覚は、思っていたよりずっと重かった。
昼休み。
ゆめが誰かと楽しそうに話している。
ゆめ「それでさ〜!」
距離も近い。
笑顔も、変わらない。
胸の奥が、ざわつく。
かりん(やっぱ無理)
そのまま、足が動く。
かりん「ゆめ」
ゆめ「あ、かりんせんぱい!」
いつも通りの笑顔。
でも——
今日は、それで終わらせない。
かりん「ちょっと来て」
ゆめ「え?」
有無を言わせず、手を引く。
人気のない階段の踊り場。
ゆめ「どうしたんですか?」
かりん「……あのさ」
少しだけ、言葉を探す。
かりん「もう無理なんだけど」
ゆめ「え?」
かりん「さっきのやつ」
ゆめ「ああ…」
かりん「見てるとイライラする」
ストレートな言葉。
ゆめ「……嫉妬ですか?」
かりん「うん」
即答。
もう、隠さない。
かりん「普通に、嫌」
一歩近づく。
かりん「他のやつとあんな距離で話してんの」
ゆめ「……」
かりん「前はどうでもよかったのに」
小さく息を吐く。
かりん「今は、全部気になる」
その言葉に、ゆめの目が少し揺れる。
ゆめ「……それって」
かりん「分かってる」
遮る。
かりん「言われなくても」
少しだけ視線を逸らして、
かりん「私はゆめがすき」
空気が止まる。
ゆめ「……ほんとですか」
小さな声。
かりん「ほんと」
間違いなく、そうだった。
かりん「だから」
もう一度、目を合わせる。
かりん「他のやつに取られたくない」
その一言が、全部だった。
ゆめ「……じゃあ」
一歩、近づく。
ゆめ「付き合ってくれますか?」
かりん「……」
少しだけ、間を置いて。
かりん「それ、今聞く?」
ゆめ「今しかなくないですか」
かりん「……」
小さくため息。
かりん「いいよ」
その一言で、空気が変わる。
ゆめ「……え」
かりん「付き合う」
ちゃんと、はっきり。
ゆめ「ほんとですか?」
かりん「嘘つかない」
少しだけ、近づく。
かりん「その代わり」
ゆめ「はい」
かりん「もうちょい、私優先して」
ゆめ「……もちろん」
かりん「あと」
ゆめ「まだあるんですか笑」
かりん「ある」
少しだけ意地悪な目。
かりん「さっきみたいな距離、減らして」
ゆめ「努力します」
かりん「絶対ね」
ゆめ「はい」
少しの沈黙。
かりん「……ほんとにさ」
ゆめ「なんですか」
かりん「ここまでなると思ってなかった」
ゆめ「私もです」
少し笑い合う。
かりん「でも」
一歩、距離を詰める。
かりん「嫌じゃない」
そのまま、そっと額を合わせる。
かりん「むしろ、ちょっと楽しい」
ゆめ「それは良かったです」
かりん「……調子乗るな」
でも、その声は優しかった。
最初は、一方通行だった恋。
でも今は——
ちゃんと、同じ方向を向いている。
かりん「ね」
ゆめ「はい」
かりん「もう“先輩”いらないかも」
ゆめ「え」
かりん「名前で呼んでよ」
その一言で、心臓が跳ねる。
ゆめ「……かりん」
かりん「うん」
少しだけ、照れた顔。
その表情を見て、やっと実感する。
ゆめ(ああ、ちゃんと振り向いてくれたんだ)
この恋、ここからが本番。
かりんの中で、何かが変わっていた。
教室。
何気なくスマホを見ていても、廊下を歩いていても、ふとした瞬間に思い浮かぶのは——
ゆめ「かりんせんぱーい!」
あの声。
あの笑顔。
かりん(……めんどくさ)
小さくため息をつく。
でも、否定できない。
かりん(好き、かも)
その自覚は、思っていたよりずっと重かった。
昼休み。
ゆめが誰かと楽しそうに話している。
ゆめ「それでさ〜!」
距離も近い。
笑顔も、変わらない。
胸の奥が、ざわつく。
かりん(やっぱ無理)
そのまま、足が動く。
かりん「ゆめ」
ゆめ「あ、かりんせんぱい!」
いつも通りの笑顔。
でも——
今日は、それで終わらせない。
かりん「ちょっと来て」
ゆめ「え?」
有無を言わせず、手を引く。
人気のない階段の踊り場。
ゆめ「どうしたんですか?」
かりん「……あのさ」
少しだけ、言葉を探す。
かりん「もう無理なんだけど」
ゆめ「え?」
かりん「さっきのやつ」
ゆめ「ああ…」
かりん「見てるとイライラする」
ストレートな言葉。
ゆめ「……嫉妬ですか?」
かりん「うん」
即答。
もう、隠さない。
かりん「普通に、嫌」
一歩近づく。
かりん「他のやつとあんな距離で話してんの」
ゆめ「……」
かりん「前はどうでもよかったのに」
小さく息を吐く。
かりん「今は、全部気になる」
その言葉に、ゆめの目が少し揺れる。
ゆめ「……それって」
かりん「分かってる」
遮る。
かりん「言われなくても」
少しだけ視線を逸らして、
かりん「私はゆめがすき」
空気が止まる。
ゆめ「……ほんとですか」
小さな声。
かりん「ほんと」
間違いなく、そうだった。
かりん「だから」
もう一度、目を合わせる。
かりん「他のやつに取られたくない」
その一言が、全部だった。
ゆめ「……じゃあ」
一歩、近づく。
ゆめ「付き合ってくれますか?」
かりん「……」
少しだけ、間を置いて。
かりん「それ、今聞く?」
ゆめ「今しかなくないですか」
かりん「……」
小さくため息。
かりん「いいよ」
その一言で、空気が変わる。
ゆめ「……え」
かりん「付き合う」
ちゃんと、はっきり。
ゆめ「ほんとですか?」
かりん「嘘つかない」
少しだけ、近づく。
かりん「その代わり」
ゆめ「はい」
かりん「もうちょい、私優先して」
ゆめ「……もちろん」
かりん「あと」
ゆめ「まだあるんですか笑」
かりん「ある」
少しだけ意地悪な目。
かりん「さっきみたいな距離、減らして」
ゆめ「努力します」
かりん「絶対ね」
ゆめ「はい」
少しの沈黙。
かりん「……ほんとにさ」
ゆめ「なんですか」
かりん「ここまでなると思ってなかった」
ゆめ「私もです」
少し笑い合う。
かりん「でも」
一歩、距離を詰める。
かりん「嫌じゃない」
そのまま、そっと額を合わせる。
かりん「むしろ、ちょっと楽しい」
ゆめ「それは良かったです」
かりん「……調子乗るな」
でも、その声は優しかった。
最初は、一方通行だった恋。
でも今は——
ちゃんと、同じ方向を向いている。
かりん「ね」
ゆめ「はい」
かりん「もう“先輩”いらないかも」
ゆめ「え」
かりん「名前で呼んでよ」
その一言で、心臓が跳ねる。
ゆめ「……かりん」
かりん「うん」
少しだけ、照れた顔。
その表情を見て、やっと実感する。
ゆめ(ああ、ちゃんと振り向いてくれたんだ)
この恋、ここからが本番。