田村保乃
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大学生になってから、みんなで集まって飲む機会が増えた。
その日も、いつものメンバーで――
ゆめの家に集まっていた。
「かんぱーい!」
グラスがぶつかる音と、笑い声が部屋に広がる。
ほの(……今日も、隣だ)
自然と隣に座っているのは、ゆめ。
それだけで、ちょっと嬉しい。
ゆめ「ほの、飲みすぎないでね」
ほの「だいじょーぶ」
にこっと笑って見せるけど、正直、もう少し回っている。
ゆめ「絶対だいじょーぶじゃない顔してる」
ほの「してないもん」
頬を軽くつつかれる。
ほの「……なにそれ」
ゆめ「赤いから」
その距離が、近い。
ほの(……ずるい)
いつも優しくて誰にでも同じように接するくせにこういうときだけ、やけに近い。
――時間が経つにつれて、部屋の空気はどんどんゆるくなっていく。
誰かはソファで寝始めて、誰かはゲームをして笑ってる。
そして、気づけば――
ほのとゆめは、少しだけ離れた場所で並んでいた。
ほの「ねえ」
ゆめ「ん?」
ほの「なんでそんな優しいの」
ゆめ「急にどうしたの」
ほの「だって、みんなに優しいやん」
じっと見つめる。
ほの「勘違いするよ」
ゆめ「……誰が?」
ほの「……うちとか」
ぽつり、とこぼす。
ゆめ「……ほの」
名前を呼ばれるだけで、胸がぎゅっとなる。
ほの「だってさ」
少しだけ身体を寄せる。
ほの「隣いるときもこうやって近いときも特別なんかなって、思ってまうやん」
言葉が止まらない。
お酒のせい。
でも、本音。
ゆめ「……特別だよ」
一瞬、思考が止まる。
ほの「え」
ゆめ「ほのは、特別」
真っ直ぐな声。
ほの「……ほんまに?」
ゆめ「うん」
それだけで、胸の奥が一気に熱くなる。
ほの「……じゃあ」
少しだけ顔を近づける。
ほの「これ、してもいい?」
ゆめ「なに――」
言い終わる前に。
――ちゅ。
頬に、軽くキス。
ゆめ「……っ!?」
驚いた顔。
ほの「……えへ」
少し照れたように笑う。
ゆめ「なにしてんの!?」
ほの「だって、特別やもん」
ゆめ「そういう問題じゃないでしょ」
でも、顔が少し赤い。
ほの(……かわいい)
その反応が嬉しくて。
ほの「もう一回していい?」
ゆめ「だめ!」
即答。
ほの「なんでー」
ゆめ「ここ、みんなおるから!」
確かに、周りには人がいる。
でも、ほとんど酔ってて気にしてない。
ほの「じゃあ、こっそり」
そっと、袖を引く。
ゆめ「ちょ、待って――」
そのまま、少し人の少ない廊下へ。
ドアが閉まると、一気に静かになる。
ほの「ねえ」
ゆめ「……なに」
少しだけ警戒してる顔。
ほの「さっきの、ほんま?」
真っ直ぐ見つめる。
ほの「うち、特別なん?」
ゆめ「……うん」
小さく、でも確かに頷く。
ゆめ「ずっと前から」
胸が、ぎゅっと締め付けられる。
ほの「……そっか」
嬉しくて、でもそれ以上に――
ほの「じゃあさ」
一歩、近づく。
ほの「ちゃんと責任とって?」
ゆめ「責任って――」
――ちゅ。
今度は、さっきより少しだけ長いキス。
ゆめ「……っ!」
目を見開いたまま固まる。
ほの「……これで、逃げられへんよ」
少しだけ意地悪に笑う。
ゆめ「ほの……酔ってるでしょ」
ほの「うん」
素直に頷く。
ほの「でも、好きなんはほんま」
そのまま、額をこつんと当てる。
ほの「ずっと好きやった」
静かな空間に、言葉だけが残る。
ゆめ「……ずるい」
小さく呟く。
ゆめ「そんな状態で言うの」
ほの「じゃあ、シラフでも言うよ?」
少しだけ笑う。
ほの「何回でも」
そして――
ほの「好き」
今度は、キスじゃなくて、ちゃんとした言葉。
ゆめ「……わたしも」
その返事に、胸がいっぱいになる。
ゆめ「だから、その……」
少し照れながら。
ゆめ「キス、するなら……ちゃんと」
言い終わる前に、顔が赤くなる。
ほの「……なにそれ」
くすっと笑う。
ほの「かわいい」
そっと、頬に触れる。
ほの「じゃあ、ちゃんとする」
今度は、ゆっくりと。
さっきよりも優しく、大事にするみたいに。
ほの「……これで、ほんまにうちのもんやな」
少しだけ強気に言うと、ゆめは困ったように笑って――
ゆめ「……キス魔」
ぽつりと呟く。
ほの「嫌?」
ゆめ「……ちょっとだけ」
間を置いて。
ゆめ「でも、嫌じゃない」
その言葉に、また少しだけ近づきたくなる。
ほの「じゃあ、もう一回」
ゆめ「もうだめ!」
そう言いながらも、少しだけ離れない距離。
その夜、ほのの“キス魔”はきっともう少しだけ続く。
その日も、いつものメンバーで――
ゆめの家に集まっていた。
「かんぱーい!」
グラスがぶつかる音と、笑い声が部屋に広がる。
ほの(……今日も、隣だ)
自然と隣に座っているのは、ゆめ。
それだけで、ちょっと嬉しい。
ゆめ「ほの、飲みすぎないでね」
ほの「だいじょーぶ」
にこっと笑って見せるけど、正直、もう少し回っている。
ゆめ「絶対だいじょーぶじゃない顔してる」
ほの「してないもん」
頬を軽くつつかれる。
ほの「……なにそれ」
ゆめ「赤いから」
その距離が、近い。
ほの(……ずるい)
いつも優しくて誰にでも同じように接するくせにこういうときだけ、やけに近い。
――時間が経つにつれて、部屋の空気はどんどんゆるくなっていく。
誰かはソファで寝始めて、誰かはゲームをして笑ってる。
そして、気づけば――
ほのとゆめは、少しだけ離れた場所で並んでいた。
ほの「ねえ」
ゆめ「ん?」
ほの「なんでそんな優しいの」
ゆめ「急にどうしたの」
ほの「だって、みんなに優しいやん」
じっと見つめる。
ほの「勘違いするよ」
ゆめ「……誰が?」
ほの「……うちとか」
ぽつり、とこぼす。
ゆめ「……ほの」
名前を呼ばれるだけで、胸がぎゅっとなる。
ほの「だってさ」
少しだけ身体を寄せる。
ほの「隣いるときもこうやって近いときも特別なんかなって、思ってまうやん」
言葉が止まらない。
お酒のせい。
でも、本音。
ゆめ「……特別だよ」
一瞬、思考が止まる。
ほの「え」
ゆめ「ほのは、特別」
真っ直ぐな声。
ほの「……ほんまに?」
ゆめ「うん」
それだけで、胸の奥が一気に熱くなる。
ほの「……じゃあ」
少しだけ顔を近づける。
ほの「これ、してもいい?」
ゆめ「なに――」
言い終わる前に。
――ちゅ。
頬に、軽くキス。
ゆめ「……っ!?」
驚いた顔。
ほの「……えへ」
少し照れたように笑う。
ゆめ「なにしてんの!?」
ほの「だって、特別やもん」
ゆめ「そういう問題じゃないでしょ」
でも、顔が少し赤い。
ほの(……かわいい)
その反応が嬉しくて。
ほの「もう一回していい?」
ゆめ「だめ!」
即答。
ほの「なんでー」
ゆめ「ここ、みんなおるから!」
確かに、周りには人がいる。
でも、ほとんど酔ってて気にしてない。
ほの「じゃあ、こっそり」
そっと、袖を引く。
ゆめ「ちょ、待って――」
そのまま、少し人の少ない廊下へ。
ドアが閉まると、一気に静かになる。
ほの「ねえ」
ゆめ「……なに」
少しだけ警戒してる顔。
ほの「さっきの、ほんま?」
真っ直ぐ見つめる。
ほの「うち、特別なん?」
ゆめ「……うん」
小さく、でも確かに頷く。
ゆめ「ずっと前から」
胸が、ぎゅっと締め付けられる。
ほの「……そっか」
嬉しくて、でもそれ以上に――
ほの「じゃあさ」
一歩、近づく。
ほの「ちゃんと責任とって?」
ゆめ「責任って――」
――ちゅ。
今度は、さっきより少しだけ長いキス。
ゆめ「……っ!」
目を見開いたまま固まる。
ほの「……これで、逃げられへんよ」
少しだけ意地悪に笑う。
ゆめ「ほの……酔ってるでしょ」
ほの「うん」
素直に頷く。
ほの「でも、好きなんはほんま」
そのまま、額をこつんと当てる。
ほの「ずっと好きやった」
静かな空間に、言葉だけが残る。
ゆめ「……ずるい」
小さく呟く。
ゆめ「そんな状態で言うの」
ほの「じゃあ、シラフでも言うよ?」
少しだけ笑う。
ほの「何回でも」
そして――
ほの「好き」
今度は、キスじゃなくて、ちゃんとした言葉。
ゆめ「……わたしも」
その返事に、胸がいっぱいになる。
ゆめ「だから、その……」
少し照れながら。
ゆめ「キス、するなら……ちゃんと」
言い終わる前に、顔が赤くなる。
ほの「……なにそれ」
くすっと笑う。
ほの「かわいい」
そっと、頬に触れる。
ほの「じゃあ、ちゃんとする」
今度は、ゆっくりと。
さっきよりも優しく、大事にするみたいに。
ほの「……これで、ほんまにうちのもんやな」
少しだけ強気に言うと、ゆめは困ったように笑って――
ゆめ「……キス魔」
ぽつりと呟く。
ほの「嫌?」
ゆめ「……ちょっとだけ」
間を置いて。
ゆめ「でも、嫌じゃない」
その言葉に、また少しだけ近づきたくなる。
ほの「じゃあ、もう一回」
ゆめ「もうだめ!」
そう言いながらも、少しだけ離れない距離。
その夜、ほのの“キス魔”はきっともう少しだけ続く。