大園玲
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放課後の教室。
オレンジ色の光が差し込む中で、れいは机に肘をつきながら、前の席をじっと見ていた。
――視線の先には、ゆめ。
ゆめ「……れい、また見てる」
れい「見てるよ」
ゆめ「隠す気ないの?」
れい「ない」
さらっと言い切る。
その余裕そうな顔に、少しだけむっとする。
ゆめ「……なんで見てるの」
れい「頑張ってるから」
ゆめ「え?」
れい「ノートまとめてるでしょ。真剣な顔」
じっと見つめたまま、くすっと笑う。
れい「好きだなって思って」
ゆめ「……そういうの、急に言わないで」
れい「なんで?」
ゆめ「……恥ずかしい」
顔を背けると、れいは少しだけ満足そうに目を細める。
れい(やっぱりかわいい)
――それが、れいの本音だった。
両思い。
ちゃんと気持ちは通じている。
でも――だからこそ。
れい(もうちょっと、見てたいな)
照れる顔も、頑張る姿も、ちょっといじわるしたときの反応も。
全部が、愛おしいから。
――翌日、昼休み。
ゆめ「れい、お弁当一緒に食べよ」
れい「いいよ」
屋上に向かう階段で、自然と隣を歩く。
ゆめ「今日さ、テスト返ってくるらしいよ」
れい「うん」
ゆめ「自信ある?」
れい「そこそこ」
ゆめ「……余裕そうで腹立つ」
れい「なんで」
くすっと笑いながら、わざと少しだけ前を歩く。
ゆめ「ちょ、待って」
れい「早く来ればいいじゃん」
ゆめ「足長いからずるい」
その言葉に、また小さく笑う。
屋上でお弁当を広げる。
ゆめ「はい、これ」
れい「なに?」
ゆめ「卵焼き」
差し出されるそれを、れいは少しだけ見つめてから――
れい「……いらない」
ゆめ「え」
一瞬で、空気が変わる。
ゆめ「……そう」
分かりやすく、しゅんとする。
れい(……やりすぎた?)
でも、その顔が見たくて、つい。
れい「……うそ」
ゆめ「え?」
れい「食べる」
ぱくっと一口。
れい「おいしい」
ゆめ「……ほんと?」
れい「うん」
顔を上げたとき、まだ少し不安そうな目をしている。
れい「ごめんね、さっきの」
ゆめ「……ちょっとびっくりした」
れい「ちょっといじわるしたくなった」
ゆめ「なんで」
れい「その顔、見たかったから」
正直に言うと、ゆめは少しだけ頬を膨らませる。
ゆめ「……性格悪い」
れい「知ってる」
でも、その後。
れい「でもさ」
少しだけ声のトーンを落とす。
れい「そうやって落ち込むの、かわいいと思っちゃう」
真っ直ぐな言葉。
ゆめ「……もう」
れい「なに」
ゆめ「好きなのに、ずるい」
その一言に、れいの胸が少しだけきゅっとなる。
れい(……それは、こっちのセリフ)
――放課後。
教室に残っているのはふたりだけ。
ゆめ「ねえ、れい」
れい「なに?」
ゆめ「今日、ちょっといじわるだった」
れい「そう?」
ゆめ「そうだよ」
机に頬杖をついて、じっと見てくる。
ゆめ「楽しい?」
れい「……うん」
素直に答える。
れい「だってさ」
ゆめ「うん」
れい「ゆめのこと、ちゃんと見れるから」
静かな教室。
言葉が、少しだけ重なる。
れい「頑張ってるときも」
れい「照れてるときも」
れい「ちょっと落ち込んでるときも」
一つずつ、ゆっくりと言う。
れい「全部、好きだから」
息を呑む音が聞こえる。
ゆめ「……それ、反則」
小さく笑う。
ゆめ「じゃあさ」
れい「なに?」
ゆめ「ちゃんと見ててよ」
少しだけ近づく。
ゆめ「わたしも、れいのこと見たいから」
その距離に、ほんの少しだけ心臓が跳ねる。
れい「……見てるよ、ずっと」
ゆめ「じゃあ」
少しだけ拗ねた顔で、言う。
ゆめ「たまには、振り向いて」
その言葉に、れいは一瞬だけ目を細めて――
ゆっくりと、顔を近づける。
れい「今、振り向いてるよ」
目が合う。
逃げられない距離。
れい「ちゃんと見て」
小さく、でも確かに伝える。
れい「ゆめのこと、ほんとに好きだから」
その言葉に、ゆめの頬が一気に赤くなる。
ゆめ「……もう、無理」
顔を隠す仕草に、思わず笑ってしまう。
れい「ほら、またそうやって」
ゆめ「なに」
れい「かわいい」
夕焼けの中、ふたりの距離は、少しずつ近づいていく。
いじわるも、照れも、全部ひっくるめて。
れいは今日も大好きなその姿から、目を離せなかった。
オレンジ色の光が差し込む中で、れいは机に肘をつきながら、前の席をじっと見ていた。
――視線の先には、ゆめ。
ゆめ「……れい、また見てる」
れい「見てるよ」
ゆめ「隠す気ないの?」
れい「ない」
さらっと言い切る。
その余裕そうな顔に、少しだけむっとする。
ゆめ「……なんで見てるの」
れい「頑張ってるから」
ゆめ「え?」
れい「ノートまとめてるでしょ。真剣な顔」
じっと見つめたまま、くすっと笑う。
れい「好きだなって思って」
ゆめ「……そういうの、急に言わないで」
れい「なんで?」
ゆめ「……恥ずかしい」
顔を背けると、れいは少しだけ満足そうに目を細める。
れい(やっぱりかわいい)
――それが、れいの本音だった。
両思い。
ちゃんと気持ちは通じている。
でも――だからこそ。
れい(もうちょっと、見てたいな)
照れる顔も、頑張る姿も、ちょっといじわるしたときの反応も。
全部が、愛おしいから。
――翌日、昼休み。
ゆめ「れい、お弁当一緒に食べよ」
れい「いいよ」
屋上に向かう階段で、自然と隣を歩く。
ゆめ「今日さ、テスト返ってくるらしいよ」
れい「うん」
ゆめ「自信ある?」
れい「そこそこ」
ゆめ「……余裕そうで腹立つ」
れい「なんで」
くすっと笑いながら、わざと少しだけ前を歩く。
ゆめ「ちょ、待って」
れい「早く来ればいいじゃん」
ゆめ「足長いからずるい」
その言葉に、また小さく笑う。
屋上でお弁当を広げる。
ゆめ「はい、これ」
れい「なに?」
ゆめ「卵焼き」
差し出されるそれを、れいは少しだけ見つめてから――
れい「……いらない」
ゆめ「え」
一瞬で、空気が変わる。
ゆめ「……そう」
分かりやすく、しゅんとする。
れい(……やりすぎた?)
でも、その顔が見たくて、つい。
れい「……うそ」
ゆめ「え?」
れい「食べる」
ぱくっと一口。
れい「おいしい」
ゆめ「……ほんと?」
れい「うん」
顔を上げたとき、まだ少し不安そうな目をしている。
れい「ごめんね、さっきの」
ゆめ「……ちょっとびっくりした」
れい「ちょっといじわるしたくなった」
ゆめ「なんで」
れい「その顔、見たかったから」
正直に言うと、ゆめは少しだけ頬を膨らませる。
ゆめ「……性格悪い」
れい「知ってる」
でも、その後。
れい「でもさ」
少しだけ声のトーンを落とす。
れい「そうやって落ち込むの、かわいいと思っちゃう」
真っ直ぐな言葉。
ゆめ「……もう」
れい「なに」
ゆめ「好きなのに、ずるい」
その一言に、れいの胸が少しだけきゅっとなる。
れい(……それは、こっちのセリフ)
――放課後。
教室に残っているのはふたりだけ。
ゆめ「ねえ、れい」
れい「なに?」
ゆめ「今日、ちょっといじわるだった」
れい「そう?」
ゆめ「そうだよ」
机に頬杖をついて、じっと見てくる。
ゆめ「楽しい?」
れい「……うん」
素直に答える。
れい「だってさ」
ゆめ「うん」
れい「ゆめのこと、ちゃんと見れるから」
静かな教室。
言葉が、少しだけ重なる。
れい「頑張ってるときも」
れい「照れてるときも」
れい「ちょっと落ち込んでるときも」
一つずつ、ゆっくりと言う。
れい「全部、好きだから」
息を呑む音が聞こえる。
ゆめ「……それ、反則」
小さく笑う。
ゆめ「じゃあさ」
れい「なに?」
ゆめ「ちゃんと見ててよ」
少しだけ近づく。
ゆめ「わたしも、れいのこと見たいから」
その距離に、ほんの少しだけ心臓が跳ねる。
れい「……見てるよ、ずっと」
ゆめ「じゃあ」
少しだけ拗ねた顔で、言う。
ゆめ「たまには、振り向いて」
その言葉に、れいは一瞬だけ目を細めて――
ゆっくりと、顔を近づける。
れい「今、振り向いてるよ」
目が合う。
逃げられない距離。
れい「ちゃんと見て」
小さく、でも確かに伝える。
れい「ゆめのこと、ほんとに好きだから」
その言葉に、ゆめの頬が一気に赤くなる。
ゆめ「……もう、無理」
顔を隠す仕草に、思わず笑ってしまう。
れい「ほら、またそうやって」
ゆめ「なに」
れい「かわいい」
夕焼けの中、ふたりの距離は、少しずつ近づいていく。
いじわるも、照れも、全部ひっくるめて。
れいは今日も大好きなその姿から、目を離せなかった。